先月末、近所にあったお気に入りの一つのラーメン屋さんが閉店した。一時期は市内に4店舗を構え、早くからお土産用袋麵も製造し、ファンも多かったと思う。しかし、今回の閉店で当社から少し離れたところにある1店舗のみとなってしまった様子で、何とも残念だ。

月に数回お邪魔していた中では、いつも混んでいて、決して儲かっていないような感じではなかった。どうして閉店なんだろうなと不思議に思っていたら、どうやら店を任せる後継者が居ないようだという話が、どこからか聞こえてきた。

会社や事業の継続には必ず後継者問題が付きまとう。社長の息子が跡継ぎとなることが、おそらく中小企業や個人事業主でも多いとは思うが、すんなりとそうは行かない場合も多いだろう。周りの会社を見ていても後継者が見つからず、M&Aをしたり、場合によっては廃業してしまう事業者もいる。

以前、ある経営者と「私たちは、何のために経営しているんだろうね?」という話になり、私は「社員やその家族、お客様、関係している全ての人の幸せですかね」と、ある意味教科書通りの答えをした。するとその経営者は「私は今の事業を続けるためかな」と答えた。

どっちが先かみたいな話だが、彼は事業を続けることを第一優先に考えると、携わるみんなが幸せになれるという考え方だ。これはそれぞれ経営者の考え方なので、どれが正解ではないが、彼はそう考えると、経営とは何かと考えた時に、スッと腑に落ちたんだそうだ。

後継者の問題も、事業を続けることを第一優先に考えることで、早期解決が出来るのかもしれない。そんな簡単なことではないかもしれないが、ふとそんなことを思い出した。経営者は何を一番に思うのか。単純だが複雑だ。。。少し遠くなったが、お気に入りのラーメンを食べながら、考えてみたいと思う。




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