気温が上がったり下がったり、雪が解けたり凍ったりすると、道路はスケートリンクの様にピカピカになる。そこへ車が何度もスリップしながら走行すると、さらに磨かれてツルツル状態だ。先日、旭川市内はそんな状況だった。まっすぐ走るのも難しく、スリップしながら運転した人も多かっただろう。

そんな中、私も乗用車を運転したのだが、発進時に何度かタイヤが横滑りしてヒヤッとした。これは相当滑る路面だぞと思うのと同時に、自社のドライバーたちも、さぞヒヤヒヤしながら運転していることだろうと、事故無く無事に帰社してくれるよう祈った。

しかし、これだけ滑ると一般的に事故は起きてしまうのが現実だ。幸いその日、当社には無かったが、市内を運転している中で、事故現場に何度も出くわした。さらに道路脇や中央分離帯の雪山に、車が乗り上げた跡を何カ所も見かけた。おそらくほとんどの事故はスリップが原因だろう。

スリップする状況は、二つの物質が接触する上で、摩擦抵抗が少なくなると起きる。圧雪やアイスバーンでは、その摩擦抵抗が極端に減るため、スリップしやすくなってしまう。しかし、いつもスリップするわけではなく、ある程度の状況まではスリップをしないグリップ走行が出来るので、車は走ることが出来る。

様々な事にも、スリップすることやグリップすることが当てはまる気がする。人と人がコミュニケーションを取る時も、どちらかの言動が行き過ぎたり、相手のことを考えずに何かしようとすると、いわゆるスリップ状態となり、上手く前に進むことが出来ないのではないだろうか。

企業活動も常にグリップ走行の状態でいたい。社会環境に合ったやり方で、時代や顧客ニーズを捉える。そんな経営を目指して、スリップしないよう注意しながら、前に進みたいと思う。




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