道内でも南の方から順次桜の便りが届きだした。今年はコロナの制限がなく、花見が出来るとあって各地からその様子が伝えられている。以前にもこのブログで紹介したが、花見シーズンになると、いつも自身の新入社員1年目の花見が思い出される。

18歳から33歳まで札幌で暮らしていた。札幌で花見の名所と言えば円山公園が有名だ。当時、私も毎年友人たちとそちらで花見を行っていたのだが、広い園内は花見客びっしり。それぞれ場所を陣取り、花見というよりは大焼肉大会の様相だった。

初めて社会人になった新入社員の春、昼すぎから行う会社の花見のため、早朝からブルーシートを花が拝めるベストポジションに敷き、同期入社した男性と二人で、仕事として、ただただ座っているという場所取りをしていた。

すると午前中から花見客がどんどん押し寄せ、我々以外の場所では宴会が始まってしまった。何とも居心地が悪かったが仕方がない。場所取りをしていないと、午後から開催する我々の花見が出来なくなる。そう言い聞かせ、場所探しをしている人たちの「そこどけろよ!」的な鋭い視線に、目を合わせない様にして時が経つの待った。

しかし、そこに可愛い女性グループが通りかかり、鋭い視線ではなく、「場所が無くて困ってます〜」みたいな優しくウルウルした視線に、私の目が合ってしまった。会社の花見が始まるまでの間、その場所を貸すことがトントン拍子で決まり、我々もいっしょに参加することで話はまとまった(笑)。

そんなことを思い出す花見シーズン。旭川は来週の27日に開花するようだ。ビールを片手に、どこかで花見を楽しみたいと思う。。。




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