全国各地から、路線バスの減便や路線廃止といったニュースが聞こえてくる。原因はドライバー不足によるものだそうだ。公共交通機関でもこのようなことが起きている状況に、同じドライバーを抱える業界の一員として、とても残念だし、明日は我が身というような震える気持ちになる。

この危機的ともいうべき状況は、バス、タクシー、トラック業界共通で、募集をしてもドライバーが集まらないのが現状だ。就職お祝い金、移住手当、住宅補助、資格取得費用免除等々、あの手この手で働いてもらおうと、企業も公共交通に影響のある自治体も必死だ。

それでもドライバーが集まらない。今後、ますます人口減少や少子高齢化が進む中で、何も対策を講じなければ、人や物は思うように運べなくなる。ドローンや自動運転のバスやタクシー、そしてトラックの実用化はまだ先で、現状のドライバー不足を補うにはかなりの時間が掛かりそうだ。

当社も色々と策を講じてきたが、ここ数年は採用に苦慮している。何かまだ妙案が残されているのではないかと、いつも頭から離れない。頭から湯気が出てきそうだ。おそらくこんな思いをしている経営者は私だけではないだろう。

そんな中、先月末に20代の若者から入社したいと連絡が入った。やっと来たかと胸を撫でおろし、早速面接をした。違う業界からの転身で、まだトラックを運転出来る免許も持っていなかったが、問題だと言われている運送業界を選び、そして数ある運送会社の求人の中から当社を選んでくれただけで、心の中はもう採用決定だった。

2月1日から元気に出社している。トラックの運転はまだ先だが、助手席に乗って、先輩ドライバーから運転方法、荷物の積み降ろし方など、色々と教えてもらいながら仕事を覚えている段階だ。これから大型免許を取り、助手席から運転席に移る日が楽しみだ。頑張れ若者。地域の未来は君の肩にかかっているゾ!

ーーーあさひかわ新聞2月20日号よりーーー





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