先日、日本気象協会の気象予報士による、今年の冬の天候についての講演があり聞かせてもらった。日本気象協会は、テレビやラジオの天気予報の他、皆さんもおそらくお世話になっているだろう、あのネット天気予報の「tenki.jp」を運営しているところだ。

私も冬の天気予報ではかなりお世話になっている。除雪やトラックの運行の際、降雪の情報が欠かせないからだ。週間や1日、1時間ごとなど、ここ数年精度は上がっているように感じている。しかし、時々大ハズレもあるので鵜呑みには出来ない。

すでに発表されているが、改めて書くと、今期の降雪量はラニーニャ現象の影響で、大雪になる可能性が高いそうだ。何だか毎年言われているように思うがそうらしい。生まれてからずっと北海道なのに、この大雪という言葉には、慣れないというのか溜め息が出る。

しかし、我々は運送業。対策だけはしておかなくてはいけない。毎日の天気予報、道路情報、同業他社との連携など、様々な情報を駆使し、運行ルートの決定、装備の確認、万が一への準備、天候状況での遅延や運休の連絡など、大袈裟ではなく、荷物を届けるためには安全が大前提だ。

過去に何度か、大雪で道路が通行止めになり、どのルートも寸断され、当社のトラックが配達先から帰ってこられない状況になったことがある。その際、様々な情報から判断し、走らせずにコンビニや公共施設の駐車場、お客さんの構内などをお借りして、解除まで待機させてもらった。

これは、外ならぬ過去の道内・道外などで起きた事故などからの教訓だ。むやみに走らせず、トイレや食糧調達などを考え、また、除雪車輛の妨げにならない様、道路上で立往生させないということが重要になるだからだ。

そんな状況に、出来れば遭遇したくはないが、今年も「tenki.jp」などにお世話になりながら、冬の安全運行に努めたいと思う。




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