国は、ガソリンなどの燃料に対する補助金を、段階的に減らして行く方針を変えないようだ。これでさらに様々な物が値上がりするのは間違いないだろう。国の施策は本当にこれで良いのか。これが正解なのか。トリガー条項はそのまま。補助金は無くす。寒い冬に、益々寒くなるような愚策。大丈夫なのかこの国はと言いたくなる。

これではいくら企業努力をしても利益が吹っ飛んでしまう。今月、来月と計10円/1ℓの補助金が無くなるそうなので、単純にそのまま負担することになれば、当社では年間3百万円の利益が無くなることになる。この利益を出すために、どれだけの売上げを上げなければならないか。めまいがしてきた。

値上げ値上げにちょっと慣れすぎてやしないか。会社の利益も上がり、給料も上がっているのなら慣れてきても良いのだが、会社も個人も利益がドンドン減っている中で、麻痺してきているのではないだろうかと思う。

業界団体も動きが何だか鈍いような気がする。これだけ燃料費が高騰している中、トリガー条項についての抗議や、補助金延長などの要望も薄い。今まで、業界団体は色々と政治的な大人の話をしていたはずで、もっと突っ込めないものなのかと歯痒い気持ちになる。

そもそも原油はもう下がらないのか。いつまで円安は続くのか。次期アメリカ大統領、トランプ氏の影響はどれぐらいあるのか。円高になる。いや、円安は続き、超円安になるとかならないとか。何とも先行き不透明な情勢に、不安は募ばかりだ。

当社はインタンク(自社の地下燃料タンク)を持っていないので、安いうちにたくさん買っておくことは出来ない。ニュースを見ていると、個人宅などでポリ容器に灯油を買いだめする様子が映しだされる。冬は簡単に火が点くことはあまりないが、条件が重なると着火の恐れもある。個数(自治体で制限が違う)や保管状況にはくれぐれもご注意を!




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