12月22日、札幌釧路間が高速道路で全線繋がる。距離にして約300km。所要時間4時間12分で移動出来るようになるとニュースが伝えた。当社は旭川にしか拠点がないので、私の頭の中は出発地の旭川を中心に北海道内の距離を考えている。そのため今回、札幌から釧路の距離や所要時間を改めて知ることになった。

何となく、今まで札幌釧路間の方が時間が掛かると思っていた。実際に距離もある。だが、今は高速道路を使うことが多いので、その感覚はどうやら当てはまらないようだ。まさか旭川釧路間より札幌釧路間の方が早いとは。

私が20代の頃、札幌で会社員として働いていた当時、帯広や釧路まで出張の際、車を運転して行くことがよくあった。記憶が正しければ、目的地には日勝峠を越えて行かなければならなかったのだが、道路整備がそれほど進んでおらず、片側は断崖絶壁のクネクネした砂利道を走らなければならなかった。毎回やっとの思いで峠を越えていた記憶が蘇る。そんな記憶があるからか、札幌釧路間は遠いという印象が残ってしまっているのかもしれない。

2000年に旭川に戻り、当社に入社した当時は私もハンドルを握っていた。旭川から釧路も遠かった印象がある。おそらく6時間ぐらい掛かっていただろう。しかし、今では高規格道路や高速道路などが整備され、4時間30分ぐらいで行けるようになった。

他にも道内主要都市間の移動時間は短縮されてきている。そのため、我々運送会社にとってはとても良くなったのだが、新しく出来た地方の道路は、行楽シーズン以外はどこもガラガラな状況だと聞く。ましてやここは北海道。冬の道路維持には費用が掛かる。

まだまだ道内の高規格道路・高速道路の整備は各地域で続いている。全ての整備が終わるまでにあとどれぐらい掛かるのか分からないが、全てが終わった時、いったいどれだけの利用者がいるのだろうか。便利な反面、そんな不安が過る。。。




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