昨年末の長い正月休みに入る前、同業者間でまたM&Aがあったと先輩経営者から知らせが入った。それは予期せぬ会社が予期せぬ相手とだった。当社とは何か取引があったわけではないが、これが地方では生き残れないということなのか、これが淘汰されるということなのか。寂しさと恐ろしさが入り混じった、何とも言えぬ気持ちになった。

少子高齢化、人口減少によってどんな商圏も確実に狭まっている。これはおそらく大企業も中小企業も同じだろう。他社の事業領域を奪わなければ生き残れない。そんな状況はこれから益々激化すると、こんな私でも何となく想像がつく。

自社のドメインは何なのか。しっかりとした特徴とサービスはあるのか。持続可能な「ハコブ」とは何なのか。いつも考えているつもりではいるが、まだまだ足りないと自覚している。何とも言えぬ気持ちには、そんな焦りも入っているかもしれない。

新年早々に北海道同友会の新年交礼会があり参加した。第一部の基調講演は、山形同友会代表理事でもある、同業のティスコ運輸代表取締役の菅原氏のお話だった。何とも言えぬ気持ちになっていた私には、とても刺激的な勇気の出る内容で、丁度良かった。

菅原社長は様々な取組を実践し、中でも自社を物流最適化事業と捉え、生産性の向上と顧客課題解決の双方から検討すること行っており、他にも目から鱗で感心することばかりだった。創業から24年で、グループ売上げ40億円にした話は納得だ。

これは新年から良い話を聞いた。早速自社で出来る事からやってみよう!そんな気持ちにさせてもらった。。。




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