卵について

2016年03月15日

卵の旬


こんばんは

先日、テレビを見ていたら
ある養鶏場の人が
『春は卵の旬!~なので~です!』
とおっしゃっていました!

(つд⊂)ゴシゴシ

(つд⊂)ゴシゴシ

(つд⊂)ゴシゴシ

Σ(´д`;)?

よく分からないのですぐ夫に確認確認!
答えは・・・
『旬?そんなのいつもだよ。よく考えろ!』
との事・・・。

ウィキペディアさんに聞いてみると
『ある特定の食材について、他の時期よりも新鮮で美味しく食べられる時期。』
とあります。


お米とかだと・・・
やっぱり収穫した秋のお米は美味しい♪
お米は秋が『旬』となるね。

果物だと・・・
今はスーパーや〇〇パーラーに行けば
大抵の果物は食べることが出来る。
でも、やっぱり
苺は今の時期のもの。
スイカは夏の物。
柿は秋。
みかんは冬。
それぞれの時期に出来た物が美味しいし
無理して生産していないから手が出せる値段♪

そして、お魚系は・・・
やっぱり、脂がのった時期が旬となる。



じゃあ、卵は?
なんで春が旬なのか?
私、個人的な考えなので
違ったらゴメンナサイ。

世の中に飛んでいる鳥は『春』が繁殖期。
恋の季節で産卵の季節となります。
繁殖の為の『産卵』と
春夏秋冬の鶏の様な『卵』を毎日生む『産卵』は異なりますが、
世の中の鳥達は春に卵を生み温め孵化させ育てます。
その他の時期は卵を生みません(基本的にですが。)

その卵を人間が食すと仮定すれば
春にしか食せないので春が『旬』となります。
そのような事を含めて
『春は卵の旬!~』とおっしゃったのではないでしょうか?


そして、ここからが本題!
では、春夏秋冬の卵の旬はいつなのか?

答えは『いつも』です。

春夏秋冬は毎日毎日鶏が食べるゴハンの内容は変わります。
春は菜の花
夏はナスやかぼちゃ
秋はサツマイモ
冬はミカン
その時期に採れるものを鶏が食べています。
なのでその時期その時期で卵の味は異なります。
今は菜の花や大根、白菜などを沢山食べて卵を生んでいます。
緑のお野菜を沢山食べていることから
卵の黄身の色も少し濃いめ。

基本的な発酵飼料の内容は同じですが、
内容の比率は常に変化があります。
そして緑餌はその時期に採れる物となることから

春には春のものを食べて生んだ卵の味となります。
それを私達は『春たまご』と呼んでいます。

夏には夏の物を食べ 『夏たまご』
秋には秋の物を食べ 『秋たまご』
冬には冬の物を食べ 『冬たまご』

その時期その時期の味を堪能することができますよ♪

今日のコッコ達♪
白菜を食べていますよ~!
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niwatori88 at 20:17|PermalinkComments(0)

2015年10月22日

卵の黄身はどんな色?


こんにちは

今日も卵についてのおさらい♪
今日は卵の黄身の色にについて!!
これも夫が更新しているFacebook(9月20日)の記事です♪

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☆卵黄の色について☆

卵黄の色は飼料に由来します。
専門的に言うと、カロチノイド系の脂溶性色素によって、卵黄の色が決まります。
鶏は自分の体内でカロチノイドを作ることができないので、
本来であれば、どのような『緑餌』をどのくらい食べたかによって、卵黄の色が決まる。


春夏秋冬では、旬の野菜、季節に応じた緑餌を給餌しているので、
時期によって卵黄の色は変化するのが普通。
一方、工場養鶏業界における最近の流行は『卵黄の着色』。
あるものを飼料に添加し、着色しているので卵黄の色は不変…
緑餌なんて使いません…


そのあるものとは、『パプリカ粉末』。
パプリカ粉末を飼料に添加することで、
画像左側のような卵を作ることができます。

《参考》
コーキン化学株式会社☆http://www.kohkin.co.jp/seihin/colorup.html
ニッチク薬品工業株式会社☆http://www.nichiku.co.jp/original_4.php

上記2社のパプリカ粉末に共通する『エトキシキン』という添加物がありますが、
この物質は、食品添加物としての使用が禁止されています。
また、新規株式公開で話題のアリババで『パプリカ粉末』を検索すると、下記の通り。
http://japanese.alibaba.com/goods/paprika-feed.html
※どこの国で、どのような生産方法で作られたものなのか不安になります(笑)

ちなみに、パプリカ粉末の他にも、
ファフィア酵母やマリーゴルド粉末、
トウガラシ粉末といった着色剤もあります・・・


春夏秋冬の鶏たちを見ている限り、
『卵黄の色を濃くしたいから、○○を食べようかしら♡』などとは考えていなそうです。
運動場を自由に動き回り、
途中で見つけた旬の草や旬の花を欲に任せて『いただきま~す♡』と啄ばむだけ♪
鶏が自由過ぎて、個体差が卵黄の色にも出てしまっています(笑)

卵には、『鶏に対する姿勢』、『消費者に対する責任』が現れます。
春夏秋冬の卵には、それらが現れているかな?(^^♪



niwatori88 at 18:00|PermalinkComments(0)

2015年10月21日

トンガリさんは下に♪

こんにちは

昨日に引き続き
卵についてのおさらい♪
今日は卵の形状について!!
これも夫が更新しているFacebook(12月26日)の記事です♪

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《卵の形状について》

『卵はなぜ、このような形なのか?』
魚類や両生類の卵は『真ん丸』なのに、鳥類は真ん丸ではない…
どなたか答えを教えてください(笑)...
(巣から落ちないように…というのが理由っぽいけど…)


皆さんは、卵をパックに入れる際、向きがあるのをご存知ですか?
通常、先が尖った方《鋭端》を下向き、
先が丸い方《鈍端》を上向きにします。

このようにパック詰めするには理由が2つ。
①鈍端よりも鋭端の方が殻の強度があるから。
②鈍端側に気孔が多いから。

頑丈な鋭端側で衝撃に備え、卵が呼吸しやすいように鈍端側を上にするんです(^^♪

今度、卵売り場でCheck!!

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見比べると個性があって面白い♪



niwatori88 at 18:00|PermalinkComments(0)

2015年10月20日

卵の殻は何色?


こんにちは

”初たまご”はまだです(>_<)
まぁ、気長に待つしかないですね・・・
待っているだけだとつまらないので
ほんの少し、卵についておさらいしましょう!!

直売所やイベントでお客様に卵をオススメしていると
お客様から「んっ?」とか「えっ!!」と思ってしまう様な返答が少しあります・・・
今日は卵の殻の色についておさらいしましょう♪
これは去年の12月19日に夫が更新しているFacebookでの記事。

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『卵殻の色について』

卵の色は大きく分けて、2種類。
『白』と『赤』があります。
※他にも、ピンク、青、翡翠などもあります。
これは、単に鶏種の違いなだけで、
親が白(赤)い卵を産む鶏なら、子も白(赤)い卵を産む。


ここで一枚目の画像を見て下さい。
春夏秋冬の鶏たちは赤色の卵を産みます。
でも、よく見ると1個1個、色が濃かったり、薄かったりしていますよね?

次に、スーパーで売っている卵を思い出してください。
見事に濃い赤というか茶色というか…同じ色をしていませんか?

それは、なぜなのか?

自分も正確な答えは分かりません(笑)

でも、鶏たちが答えのようなものを教えてくれました♪

観察を通して、鶏の世界にも、
アウトドア派とインドア派があることが判明(^^♪

《アウトドア派コッコの習性》
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・ご飯を食べたらすぐにサラダバー会場(運動場)へ、ダッシュ。
・昼寝は運動場の土派。
・鷹が上空を飛ぶと、速攻で鶏舎内に避難。
☆産む卵は、明るい『薄い赤色』。



《インドア派コッコの習性》
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・ご飯は上品にゆっくり食べる。サラダは召使いのD上が持ってくる良質な野菜を好む。
・昼寝は止まり木。または発酵風呂(床)でデトックス♪
・鷹が上空を飛ぶと、鶏舎内のより安全な場所へ避難
☆産む卵は、暗い『濃い赤』。

きっと、外敵から自分の産んだ卵を守るために、
自分が普段過ごす環境下で目立たない色の卵を産んでいるのだと思います。
カモフラージュですね♪



何が言いたいかというと、春夏秋冬の卵は安全で美味しいだけでなく、
『おっ!こいつはアウトドア派だな♪』とか
『こっちはインドア派だぁ♪』などと楽しめるということ(笑)

ではなく、卵殻の色は違っているのが自然ということ。
形・色・大きさ…鶏の個性が現れるのが自然養鶏です。



niwatori88 at 22:10|PermalinkComments(0)

2015年06月23日

皆様へ・・・


皆様へ。

現在、とても多くのご注文をいただいております。
順次、ご用意が出来次第、発送しておりますが、
毎週土曜日の湘南メルカートの出品分及び
定期購入のお客様分を確保する必要もあり、
発送まで半年程かかる状況となっております。


販売が好調であるためか、
『飼育数を増やさないの?』とか『鶏舎を増やせば?』とよく言われます。

確かに、商売としては、生産力を向上させるのが常道ですが、
春夏秋冬は飼育数について、以下の方針を採用しているため、
販売が好調であるからといって、簡単に規模拡大とはいきません。


《飼育数について》

1.鶏舎は、1羽あたり1㎡以上の広さを確保すること。

2.運動場は、緑草の生える環境を維持し、1羽あたり1㎡以上の広さを確保すること。
 ⇒ペンペン草も生えないような土の上に放し飼いすると地下水汚染に繋がる。
   水源を汚すような畜産はすべきではない。

3.小田原・足柄地域から得られる飼料のみで飼育できる羽数しか飼育しないこと。
  ⇒輸入飼料に頼らなければ継続できない畜産は、環境に負担を掛け過ぎ。
     環境への負担を軽減し、地域循環の中で継続できる畜産に努める。

4.管理・提携する田畑、1町歩あたり10羽の飼育に制限すること。
  ⇒現在、春夏秋冬が管理する田畑と提携農家の田畑合計で約30町歩。
     鶏糞を有効的かつ低負担で活用するには1町歩あたり10羽と試算。

5.春夏秋冬が鶏の生死に責任を持てる飼育数に制限すること。
  ⇒寿命を全うするまで飼育するか、春夏秋冬が自ら屠畜できる飼育数に制限する。
     廃鶏屋は利用しない。

6.鶏舎あたり100羽未満の飼育とすること。


これらの方針は、国内のJAS規格はもちろん、
諸外国の有機規格よりも、はるかに厳格なものです。
商売としては、非常に遠回りな方針であることは自覚しています。

けれども、生産量の増加や美味しさの追求よりも大切にするべきことがあります。
たとえ、お客様を長く、お待たせしてしまっても、守らなければならないことがあります。

ご不便をお掛けしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い致します。


自然養鶏場 春夏秋冬
檀上 貴史



niwatori88 at 06:00|PermalinkComments(0)