iQONをご存知でしょうか?

株式会社Vasilyが運営するファッションコーディネートアプリで
100万人以上のユーザーが利用しています。

ふとしたきっかけに、先日インストールし
iQONアプリいじってみたのですが、何故受けるのかが分かりました。

まずは人のコーディネートを見て楽しむ


iQONは「服を並べて楽しい」のではなく、何よりも「人が並べた服を見るのが楽しい」のです。

アプリダウンロード後の導線は

好きなブランド登録

プロフィール登録

ブランドや、他ユーザーのコーディネートをフォローさせる

です。
 
iTunesページ内のショルダーコピーも -オシャレなコーデや服を発見- となっていて
https://itunes.apple.com/jp/app/fasshonkodineto-iqon/id497264307?mt=8

「コーディネートしてね!」ではなく「まずは見てるだけでOK」と参加の敷居を下げてます。

iQONはコーディネートを身近なものに


CEOの金山さんがインタビューでも答えていますが
http://techwave.jp/archives/51781384.html
自分のセンスがイケてると思っている人は5%程度で
残りの95%はイケてないと思っている。

イケてないと思う人は、人のコーディネートは参照するものの
自分で作ってみようとは中々思いません。

iQONでは、頻繁にコーディネートのコンテストを実施しており
その審査員はファッションブランドのプレスや
ファッション業界の(たぶん)有名人が務めています。

このコンテストにより、普段は見るだけのユーザに自分のコーディネートを
作成させるきっかけを作っています。

また、コンテスト以外にも、ユーザー同士のLike!やフォローにより
継続的にコーディネートを作成させるように動機付けする仕組みが出来ています。


また、これまたiTunesでの紹介文にあるとおり
「ファッション雑誌を見るようにトレンドがわかって、見ているものが通販できる」
まるでスマホで雑誌をみているような感覚になります。

今まで雑誌に載っているコーディネートは、プロのスタイリストによって作成されてきました。
iQONはそれを民主化し、誰でも作成できるようにしたのです。

垣間見えるiQONの壮大な計画


また、マネタイズは現在アフィリエイトのみのようです。
雑誌感覚を謳っているので、雑誌のようなタイアップでのマネタイズも可能そうですが
前掲のインタビューをみて、「現時点では」敢えてまだやっていないようにも思えました。

この手のユーザー参加型サイトの強みはなんと言ってもユーザー参加型の広告。
ユーザーに特定のファッションアイテムをお題にして
コーディネートを考えてもらい、ファッションブランドからお金を取ることが可能そうです。

Cookpadのミツカン酢を使ったレシピ募集!みたいなレシピコンテストだと分かりやすいですね。

しかし、ファッションブランドでタイアップ予算を出せるのはごく一握り。

そのような一握りのトップブランドは自社のイメージを超大事にするので
ユーザーが投稿したコーディネートを見て、うちのブランドと
こんなブランドを一緒にするなんて!とお怒りになられること間違いありません。


そこで前掲のインタビューに戻りますが、CEOの金山さんは
「まずは国内のぶっちぎりのトップになりたいんです」とおっしゃっています。

これ「海賊王に 俺はなる!!!!!」と言ってるONE PIECEのルフィと同じ匂いがしますが全然違います。

ぶっちぎりのトップになったらさすがに
一握りのトップファッションブランドもiQONを無視できません。
他のブランドと組み合わせてコーディネートされても大きな声で文句は言えません。
広告予算もおります。

シンプルな理由に見えますが、ファッション業界では特に大事です。
というのも、こういったファッションブランドは他のブランドを動きをとっても気にします。
なので、1社広告掲載が始まったら、他社もなし崩し的にどんどん掲載されることが期待できます。

ぶっちぎりトップとおっしゃったことには、こんな背景が垣間見えます。

裏を返すと、ぶっちぎりトップになるまでは、中々広告費が取れません。
アフィリエイト収入だけで、一つの企業の収益を支えていくのは難しいでしょうから
今はそのタイミングまで、ぐっと我慢している状況でしょう。


さらに、(これも前掲のインタビュー内で触れられていますが)
海外展開を焦っていないことにもうなずけます。
というのも、ファッション雑誌をみれば、そこには欧米人のファッションスナップがずらり。
ファッションは国境を超えられます。

日本で圧倒的な地位を気づけば、日本で作成されたコーディネートの数々は
資産として、容易に他国展開が可能です。
世界展開して、広告予算取れるようになったら
日本のファッションメディアとしては前代未聞の展開ですね。

というわけで、iQONの今後の動きがとても楽しみです。