2007年09月14日

映画 「セプテンバー11」

原題:11’09”01
2002年/フランス/134分

911事件の一年後に、11カ国の11人の監督が、≪1フレーム11分9秒≫の中にそれぞれのメッセージを込めて撮りあげたオムニバス映画。

1 サミラ・マフマルバフ(イラン)
 イランのアフガン難民の女教師と子どもたちを軸に、911をイメージできないアフガンの人々の様子とその混乱を描いている。冒頭で、「アメリカが核で攻撃してくる」と大人も子どもも総出で、レンガを焼き、シェルターを作っているようすが可笑しくも悲しい。ここにすむ人たちは、いままで近代社会の恩恵を受けることなど一度もなかったのだ、摩天楼NYのことなどイメージすら沸かないのだと実感。

2 クロード・ルルーシュ(フランス)
 あるろうあのフランス女性は、NY在住の手話ガイド(健常者)と同棲しているが、すれ違いから別れる決心をし、男性が仕事に出かけたあとで別れの手紙を書こうと思い立つ。部屋のTVにはTWCの様子が映し出されているが、女性は気付かない。観客は、手紙を書きすすむ女性の心情の移り変わりと、TVに映し出された911の経過を、同時に見守ることになる。恋愛に絡めた、フランスらしい作品。

3 ユーセフ・シャヒーン(エジプト)
 9月11日にWTCで撮影を行う予定だった映画監督?は、無許可のため事件前に現場を離れ、難を逃れる。死者を感じることのできるその監督は、あるときイラクで亡くなった若いアメリカ兵士(の霊)と出会う。兵士は監督と交流しながら、アラブ?に対するいろいろな発見をし、その考え方を変えていく。エジプト人監督の、若くして亡くなった米兵士への同情と、イラクの事情=自爆テロを行った若者やその家族への共感など、やりきれない複雑な想いが描かれている。

4 ダニス・タノヴィッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
 いまなお紛争が耐えないボスニア、ある女性は自宅が危険なので、母の家に避難してきてもう6年経つが、家に帰れる見通しはない。それでも、毎月11日は、グループの仲間と街頭デモに立つ。2001年9月11日も、いつものように集合場所に出かけたら、仲間はNYの事件を伝えるラジオのニュースに聞き入っている。「今日は中止にしては」という意見も出るが、その女性は納得できずに、ひとりで街に出る。

5 イドリッサ・ウエドラロゴ(ブルキナファソ)
 少年の父は貧しく母は病気で、彼は生活費の助けにと、学校を休んで新聞売りを始める。ある日、彼が懸賞金のかかった「オサマ・ビン・ラディン」の写真の載る新聞を売っていたとき、オサマを見かけて驚く。オサマはこの街にいたのだ! 懸賞金目当てに友人と共謀、「オサマ・ビン・ラディン」を捕らえようとするが… 少年の貧しく苦しい家庭の状況を、深刻になりすぎずにコミカルに描いている。

6 ケン・ローチ(イギリス)
 ロンドンに住むチリ人男性が、911の遺族にあてて「お互いの911」についての手紙を書く。彼の国チリは、かつて民衆に支持されたアジェンダ政権が成立するが、アメリカの画策により軍部によるクーデターが起きる。その日付が、チリ人にとっての911、「1973年9月11日」である。男性は亡命を余儀なくされ、二度とチリに帰ることはできない。子どもたちは、母国を知らないまま、異国で成長していく。実映像の中で、アジェンダ大統領の立てこもるチリ大統領府の建物に、米軍戦闘機が容赦なく爆撃する様子は背筋の凍る思いがした。

7 アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ(メキシコ)
 多くの画像を使わず、音声を組み合わせて臨場感を高めている作品。当時の日本のニュースでは写されていなかったように思うが、おそらく誰もが想像していた画像=WTCから身を投げた人々が落下していく様子 がいくつも映し出されていた。何もできずに見ていることしかできなかった当時の無力感がよみがえってくる思いだった。

8 アモス・ギタイ(イスラエル)
 911当日、イスラエルで自爆テロがあった。偶然、現場近くにいた取材クルーが中継しようとするが、報道局に連絡すると「NYで大事件が起こったので取材しなくていい」といわれる。現場を管理し取材陣を締め出そうとする警察ともみ合いながら、特ダネを取ろうとする女性キャスターは、上司の指示を聞き、「NYがなんなの?ここはイスラエルよ!」と憤っている様子がリアルで考えさせられた。

9 ミラ・ナイール(インド)
 イスラム系信者に対する偏見に巻き込まれた、NYに住む一家の、実話に基づく物語。一家は幸せに暮らしていたが、911事件後、看護士の息子は帰って来なかった。一家や近所の人も彼を心配し、母親は彼の無事を祈り、尋ね人の張り紙をして回る。ところが、息子がテロリストの疑いをかけられたことをきっかけに、一家の環境や、周辺の人々の様子は一変する。最後には息子の疑いは晴れ、英雄扱いされることとなるのだが… 母親の悲しみとともに、当時のアメリカの混乱が見て取れる作品である。

10 ショーン・ペン(アメリカ)
 911当事国の作品でありながら事件を直接的には描かず、都会に住む老人の生活を静かに捉えた、抽象的な作品。老人の動きにあわせて展開する毎日、妻を亡くしてひとりで生きる寂しさ、都会の中の孤独を、カメラはゆっくりと追っていく。計算されつくした構図や光の捉え方、暗闇から光のある世界への移行。 ≪何かを亡くしたとき、それが良いことであれ悪いことであれ、必ず新しい何かが始まるのだ…≫ そんなことを考えた。
 
11 今村昌平(日本)
 この作品だけが、911という要素を使っていない。精神を病んで故郷に帰ってきた復員軍人の若者は、家族さえわからず、自分を「蛇」だと思っている。お国のために戦ってきた若者は、戦場で何を見たのだろうか? 彼が人間であることを拒絶するほどの深い出来事、それが戦争だったのか。 画面からは、日本の「村社会」の息苦しさも感じられる。 監督は、この作品によって、「戦争は人間のすることではない」ということを言いたかったのだろうか。 日本以外の国に住む人々は、これを見てどんなふうに思うのだろうか?とても気になった。

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映画 『ダーウィンの悪夢』

原題 DARWIN'S NIGHTMARE
製作年度 2004年/ 112分
製作国 オーストリア/ベルギー/フランス
監督・脚本 フーベルト・ザウパー

オーストリア出身フーベルト・ザウパー監督のドキュメンタリー映画。

ドキュメンタリーというのは、実際の出来事を映しているので客観的だというイメージがあるが、その底には撮る側の信念がしっかりと存在している。 この映画には、静かに控えめにではあるが、ザウパー監督の目の前の現実に対する憤りや悲しみが映し出されている。

多様な生態系から「ダーウィンの箱庭」といわれていたヴィクトリア湖に、外来魚ナイルパーチが出現したことにより、その生態系が壊れ、その周辺に住む人々の生活が変化していった。 ナイルパーチが、白身魚として欧米や日本に輸出されていき、一部の人々には利益が降りてくるが、多くの人々は、かつての仕事や生活基盤を失い、貧困の悪循環から抜け出すことができない。 

ナイルパーチは、タンザニアの工場で加工され輸出されるが、飢えの深刻なアフリカの人々が口にすることはない。 白身の部分は輸出され、魚の「あら」の部分のみが現地に残されるが、その処理場の様子がすさまじい。 山と積まれたあらを干す仕事をしている人々… 腐った魚から出るアンモニア臭は人々の健康を害し、片目が落ちてしまった女性もいるが、彼らが生活の糧を得る手段はそれしかないので、続けるしかない。 もくもくと作業するはだしの女性の足元の土壌には、うじがわいているようすが静かに映しだされる…

この映画をきっかけに、フランスではナイルバーチのボイコット運動が起こったらしい。 あるインタビューによると、ザウパー監督は、そんな動きに対して、こうコメントしている…

−生命にとって、最も大きな危険は 「無知」 だと思います。

−私は、ボイコットするならば、魚や映画ではなく、「武器のボイコット」 を、 「愚かな行為」 のボイコットをしていただきたいと願っています

さらに、ちょっと長いですが、ザウパー監督のコメントをパンフから一部抜粋します。。 

−私は、『ダーウィンの悪夢』 で、ある魚の奇怪なサクセスストーリーと、この最強の ”適者” である生き物をめぐる一時的なブームを、 「新世界秩序」 と呼ばれる皮肉で恐ろしい寓話に変換しようと試みた。 だから同じ内容の映画を シエラレオネ でもつくることができる。 魚 を ダイヤ に変えるだけだ。 ホンジュラス なら バナナ に、リビア・ナイジェリア・アンゴラ だったら、原油 にすればいい。 ほとんどの人は現代のこの破壊的なメカニズムについて知っているだろう。 しかし、それを完全に描き出すことができないでいる。 それは、知ってはいても本当には信じることができないからだ。

豊かな大地と豊富な資源を持つ土地アフリカ。
そこに住む人の背負っている過酷な現実に、自分たちの生活が及ぼしている影響。 映画を見終わったあとも、まだ私は信じることが出来ないのかもしれない。

アフリカの輸出品を運ぶ飛行機で、ヨーロッパからは武器が運ばれてくる… そんな現実を、この映画は控えめに描いているが、武器商人の実態を強烈に描いたフィクション映画 『ロード・オブ・ウォー』 DVDも出てますので、是非あわせてごらんください!

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映画 『愛されるために、ここにいる』

原題:"Je ne suis pas là pour être aimé."
2005年/フランス/93分
監督 ステファヌ・ブリゼ
脚本 ステファヌ・ブリゼ 、ジュリエット・サレ
音楽 エドゥアルド・マカロフ 、クリストフ・H・ミュラー
出演 パトリック・シェネ 、アンヌ・コンシニ 、ジョルジュ・ウィルソン 、リオネル・アベランスキ 、シリル・クトン 、ジュヌヴィエーヴ・ムニシュ
http://www.cetera.co.jp/tango/index.html

主人公は、50歳過ぎの離婚歴のある執行官の男性、ジャン=クロード。 

執行官の仕事とは、裁判所の裁定に則り、借金の取立てや差し押さえ、立ち退きを執行することであり、個人的感情を押し殺し、淡々と業務を遂行することを求められる。

彼は、頑固で高圧的な父の仕事を継いだが、いま離婚した妻とのあいだの息子にその仕事を継がせようとしている。 父は、いま施設に入っていて、兄姉とも疎遠になっている様子、毎週末に訪ねるのはジャン=クロードただひとりである。 そんな彼にも、父は優しさを見せず、気難く高圧的に接する。

自分を押し殺して、表情を変えないジャン=クロード、最初から最後まで口数少なく笑わない彼に、なぜか観客は引き込まれていく。 愚直なまでの誠実さ、真面目さ。 そんな彼が、健康のためにはじめたタンゴ教室で、昔の知人の若い女性=フランソワーズに出会う。

結婚を間近に控えたフランソワーズは、学校の進路指導員の女性で、結婚式で恋人とタンゴを踊りたいと思い教室に通い始めたが、作家である恋人は、原稿の遅筆を理由に一緒に来てくれない。 家族は、それぞれ思い思いのことを彼女に求める。 そんななかで、彼女は 『みんなの意見を優先』 してしまい、『自分の不満を飲み込んで』 しまう性質を持っている。

ジャン=クロードとフランソワーズ・・・
実は、似た者同士のふたりが出会って始まった話。 エンディングはいろんな捉え方ができると思うが、それが幸せなのか、幻想なのか? 私にはわからないが、でも彼らは出会ってよかったのだと思いたい。 『ある犬』でも感じたが、フランス映画の映像には独特の湿り気?を感じる・・・ 実は見る前、 『愛されるために、ここにいる』 このタイトルにちょっと引き気味だったが、たまには、フランス映画もいいもんです。

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映画 『麦の穂をゆらす風』

原題:“The Wind That Shakes the Barley”
2006年/イギリス/アイルランド/ドイツ/イタリア/スペイン/126分
監督 ケン・ローチ
製作総指揮 アンドリュー・ロウ 、ナイジェル・トーマス 、ウルリッヒ・フェルスベルク 、ポール・トリビッツ
脚本 ポール・ラヴァーティ
音楽 ジョージ・フェントン
出演もしくは声の出演 キリアン・マーフィ 、ポードリック・ディレーニー 、リーアム・カニンガム 、オーラ・フィッツジェラルド 、メアリー・オリオーダン 、メアリー・マーフィ 、ローレンス・バリー 、ダミアン・カーニー 、マイルス・ホーガン 、マーティン・ルーシー 、ジェラルド・カーニー 、ロジャー・アラム 、ウィリアム・ルアン


ご存知、2006年のカンヌ国際映画祭パルムドール作品。

舞台は1920年ごろのアイルランド、英国からの独立戦争・そして内戦のなかでの市井の人々のようすを、南部の土地=コークに視点をおいて語っている。 それぞれ国を思う気持ちに嘘はないのに、いままで共に戦ってきたもの同志が、親友や兄弟でありながらも対立してしまうところに、やりきれなさが残る。

コークという土地は独特の文化と風土を持つ個性的なところで、言葉の訛りもあり、内戦においては激戦となった土地である。 ウェスト・コークの出身であるマイケル・コリンズが暗殺された土地でもある。

私自身としては、自分でも驚くほど冷静に映画を見ていた。 涙も流れなかった。 淡々と、いままで知識のみで認識していた歴史を追体験する感覚、とでもいうのだろうか?

印象的な場面としては、仲間とともに拘束され、ひとり拷問を受けているデミアンの兄を励ますため、別室の同胞が歌っていた歌・・・ それが現在のアイルランド国歌「Soldier's Song」であったことだ。 この歌はこんなふうに歌われてきたのだ・・・ と感慨深いものがあった。

個人的には、とてもよい作品だったとは思いますが、パルムドール受賞に関しては、審査する側の政治的なメッセージがあったのではと思いました。

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映画 『あるいは裏切りという名の犬』

原題:36 Quai des Orfèvres(オルフェーヴル河岸36番地)
2004年/フランス/110分
監督:オリヴィエ・マルシャル
脚本:オリヴィエ・マルシャル 、フランク・マンクーゾ 、ジュリアン・ラプノー
共同脚本:ドミニク・ロワゾー
出演:ダニエル・オートゥイユ 、ジェラール・ドパルデュー 、アンドレ・デュソリエ 、ヴァレリア・ゴリノ 、ロシュディ・ゼム 、ダニエル・デュヴァル 、ミレーヌ・ドモンジョ 、フランシス・ルノー 、カトリーヌ・マルシャル 、ソレーヌ・ビアシュ 、オーロル・オートゥイユ 、オリヴィエ・マルシャル 、アラン・フィグラルツ

傑作。 もう一度みようかな。

音楽が騒がしくもなく、先を急がないというか強引な展開もないのに、絡み合う背景が緻密に張り巡らされ、緊迫感に満ちている… 計算されつくした話の運びに、最後まで気が抜けません。

オトコマエがでてくるわけでも、またキレイなおねえさんが出てくるわけでもなく、若者向きではないかも知れないが、脇役にいたるまでの人間描写がとてもしっかりしていて、「人間としてカッコイイ!」 と共感できるのが嬉しい。

これから見る方は、早めに劇場を目指してください。 5分の遅刻も許されません、できれば瞬きもしないほうがいい!? そこには「何か」がありますから。。 そんな、映画です、お楽しみあれ。

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2006年05月18日

映画 「カッコーの巣の上で」

原題:ONE FLEW OVER THE CUCKOO'S NEST
1975年/アメリカ/133分
制作:ソウル・ゼインツ、マイケル・ダグラス
監督:ミロス・フォアマン
出演:ジャック・ニコルソン、ルイーズ・フレッチャー、ウィル・サンプソン、ウィリアム・レッドフォード、クリストファー・ロイド、ダニー・デビート、ブラッド・ドゥーリフ ほか

精神異常を装って強制労働を逃れていた犯罪者が、それを疑われ、診断のために精神病院に入院してくるところから映画は始まります。ほとんどの舞台が病院内で、個性的な入院患者のキャラクターが、主人公のジャック・ニコルソン扮するマクマーフィとのかかわりを通して、語られていきます。一般論でいえば、絶対的に悪である「犯罪者」のマクマーフィの驚きや怒り・疑問等が、映画を見ているうちに、映画を観ているもの=自分の驚きや怒りに変わっていくのです。

「正常」であるということはどういうことか、また「正常」でない人間を「正常」にするということは、どういうことか。 何が正しくて、何が間違っているのか。 「正しくない」はずのマクマーフィの持つ人間らしさや暖かさとは対照的な、「正しい」役割を持たされている人たち(=病院で働く人たち)の残酷さ…

見終わって、解決できない重い課題を背負わされたような窒息感とともに、これはすごい映画だと確信したのでした。私が劇場で見たのは、制作から十数年後、時間が経っても決して色あせることのない映画です。

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映画 「THE 有頂天ホテル」

2006年/日本/136分
脚本と監督:三谷幸喜 美術:種田陽平
出演:役所広司、松たか子、佐藤浩市、香取慎吾、篠原涼子、戸田恵子、生瀬勝久、麻生久美子、YOU、オダギリジョー、角野卓造、寺島進、浅野和之、近藤芳正、川平慈英、堀内敬子、梶原善、石井正則、原田美枝子、唐沢寿明、津川雅彦、伊東四朗、西田敏行

軽くレビュー、あらすじは他にもたくさん書かれていると思うので、割愛。出演者を書くだけでも!?豪華な映画。しかもみんな曲者揃い、キャラは濃いものの、さすがの唐沢寿明さんも周りのすごさに少しかすんでたか!?舞台でその顔を見た人も多い。

三谷幸喜さんの緻密なストーリー展開に、途中でも気が抜けない!豪華な出演陣にすべて背景をつけ、最後にいろんな結末が「腑に落ちて」行く感じは独特、三谷さんはすごくあたまのいいひとなんだろうなあ!という印象を持つが、嫌味ではない。

もしかして、見落とした話がないかな?もう一度見てみようかな?とも思った。余談、堀内敬子さん、劇団四季の方らしいが、舞台「12人の優しい日本人」でもただならぬ雰囲気をかもしだしていたが!?なかなかできない演技?(笑:見てください)今後、個人的には要チェック。

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映画 「海辺の家」

原題:LIFE AS A HOUSE
2001年/アメリカ/126分
監督:アーウィン・ウィンクラー 脚本:マーク・アンドラス
出演:ケビン・クライン、クリスティン・スコット・トーマス、へイデン・クリステンセン、メアリー・ステインバーゲン

建築家のジョージは、10年前?離婚し、妻と息子は新しい家族を持っている。ある日ジョージは自分が癌であることを知り、反抗期で(元)妻も手を焼いている息子との絆を立て直すため、息子とともに古い家を壊し「新しい家」を建てようと思い立つ…

ちょっとエキセントリックな主人公や、登場人物のひとりひとりのキャラクターが生き生きとしていて笑える場面も多々ありますが、切なさや厳しい現実をも感じさせる暖かい映画です。

映画の最後に語られるジョージの言葉が、とても心に残りました…
「私は自分を”家”と思ってきた 住む家が私自身 小さな粗末な家でも私の家ならそれでいい 私は今の私でいいのだ 私は自分の人生を行き 自分の家を建てた…」

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映画 「夏休みのレモネード」

原題:STOLEN SUMMER
2001年/アメリカ/94分
制作:ベン・アフレック、マット・デイモン、クリス・ムーア
監督・脚本:ピート・ジョーンズ
出演:アイダン・クイン、ボニー・ハント、ケビン・ポラック、ブライアン・デネヒー、エディ・ケイ・トーマス、アディ・スタイン、マイク・ワインバーグ

舞台は1970年代のシカゴ、アイルランド系カトリックの8歳の少年ピートを中心に展開する。彼はユダヤ教徒をカトリックに改宗させるため、シナゴーグ(=ユダヤ教会)の前で無料でレモネードを配らせて欲しい、とラビ(=ユダヤ教の牧師)に話し許可を得るが、誰もやってこない。ラビは周りの反発を買いながらも、ピートの一生懸命な様子を気に掛け、温かく見守っている。ピートの父の消防士がラビのひとり息子ダニー =彼は白血病で、長く生きられないことを自身も知っている= を助けたことで、年の近いダニーとのひと夏の友情が始まる…

ピートがいろいろな交流の中から感じ取り、成長していく様子が子供の視点から描かれている。そうそうたる面々の、オトナの俳優の名演技はもちろん、アディ・スタイン、マイク・ワインバーグ二人の子役の嫌味でない素朴な演技がほほえましい。日本人にはわかりづらい、アメリカの宗教や民族的?なコミュニティのあり方が、自身がカトリック・コミュニティで育ったというピート・ジョーンズの脚本・監督により生き生きと描かれている。

宗教の目的とは「より善い人として生き、人のために尽くすこと」、祈る対象が違っても、根本は同じ。そんなことを考えさせてくれる映画だった。

「グッド・ウィル・ハンティング」でオスカー脚本賞を獲ったマット・デイモンとベン・アフレックが立ち上げた、脚本コンテスト“プロジェクト・グリーンライト”で、一万本を越える脚本から選ばれた作品。さすがに力のあるストーリーだった。

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映画 「あおげば尊し」

2005年/日本/82分     
原作:重松 清  監督:市川 準  音楽:岩代太郎
出演:テリー伊藤、薬師丸ひろ子、加藤武、麻生美代子、伊藤大翔 ほか

主人公の光一は小学校の教師で、妻と息子・父母の5人家族である。父は末期ガンで入院していたが、もう医療でできることはなく、余命は3ヶ月と宣告され、最後を家族と過ごすため自宅に戻ってくることになる。医師の「最後にいい思い出を作ってあげてください」ということばとともに…

厳しい教師であった父のもとを見舞いに訪れる者はいない。献身的に看護する母と、家族との時間のなかで、光一は最後=死を迎える父にできることはないかと模索している。折りしも光一の受け持つ5年生のクラスで、ひとりの生徒から他の生徒へ「死」への異常な関心が広がるという問題が持ち上がる。光一は課外授業として、父の同意のうえで、まさにいま死にゆかんとしている父を生徒たちに引き合わせる決心をし…

とても静かな映画だが、結末が途中でみえてきても、わかっていても感動したのは、TVとはまったく違う、これが映画初主演というテリー伊藤さんの演技がとても自然に見えるからだろうか。薬師丸ひろ子さんや「サザエさんのフネさん」などの声優をされていたという麻生美代子さんの演技も、映画ではなく日常を切り取ってきたかのようだ。もちろん、ひとことも話さない父を演じているの加藤武さんも。派手ではないが、邦画もいいなあ、と思わせてくれた作品でした。

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「ふたり」 唐沢寿明 幻冬舎

いまさらながら、読みました。

この人は下積みが長かったとか、苦労してるとか、いろいろ話は聞いていた。テレビのバラエティに出ている彼も、なんどか観ていた。ただ、自身のことについての彼のことばに触れたのは、これが初めてかもしれない。

…この人、ものすごく熱いひとなんだ…
これを読んだ感想です。彼の俳優を目指すきっかけとなったひとが、ブルース・リーというのも意外だった。トレンディドラマで人気が出て、そのキャラクターと実際の自分とのギャップに悩んだり、反発したり。そして、山口智子さんとのこと。

本人が意図したかどうかは別として…
読んでさわやか、苦労してこそ得られる「平穏」を感じた作品でした。これから彼を見る目が少し変わるかも。

映画 「ヴェニスの商人」

この話を本で読んだことのない人でも「人肉裁判=借金の担保としたからだの肉を1ポンド切り取ることをめぐるヴェニス法の裁判」といえば、聞いたことがあるのではないだろうか?演劇などでシャイロックを描く際、「血も涙もない非情なユダヤ人金貸し(アントーニオから利子は取っていない)」として描かれる場合と、「差別され社会に歪められて頑固になっていく老人」として描かれる場合があるが、この映画は後者である。

自由自治の空気溢れる16世紀のヴェニス。
そこで暮らすユダヤ人は、その享楽と恩恵を受けていない。ゲットーと呼ばれる区画に住まわされ、夜は外から鍵をかけて門番に見張られ、また昼の出入りの際には「ユダヤ人である印=赤い帽子」を身に着けさせられる。そうして出た自由区域?でも、「ユダヤ人」であることに対する、差別や迫害や暴力にさらされる。

この映画では、私が本を読んでいたときには気づかなかったことにいろいろ気づかされ、強烈な印象を受けた。過激な演説のあと、リアルト橋から運河に投げ込まれる人影と河面に浮かぶ赤い帽子。ユダヤ人金貸しシャイロックが、自由人=貿易商アントーニオにつばをかけられる場面や、放蕩三昧?のイタリア人が、地道に金貸し業を営む彼をさげすみ軽蔑しながら、金を借りに来る社会の構図。そして、アル・パチーノ、彼のどことなく深く暗く絶望的で悲劇的な瞳がその歴史を物語っているようにも見える。

多分にアル・パチーノ寄りに見てしまったこの映画、最後までシャイロックが哀れで仕方なった。美しく成長した娘も、彼の財産を持ってイタリア人と駆け落ちし、裁判により自らの信仰まで奪われ… 彼はこの先、どうやって生きていくのだろうか? ユダヤ教と職業と財産を失い、彼はゲットーで暮らして行けるのだろうか? 判決は、彼の生きていく道=生命を断つ、「慈悲」のない、非情で残酷なものではなかったか? 彼の生きていく場所はヴェニスにはない気がして、とても心配になってしまった。。

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2006年04月11日

映画 「クライング・ゲーム」

原題:THE CRYING GAME
1992年/イギリス/113分
監督・脚本:ニール・ジョーダン 主題歌:ボーイ・ジョージ(主題歌プロデュース:ペット・ショップ・ボーイズ)
主演:スティーヴン・レイ, ジェイ・デビットソン,ミランダ・リチャードソン, フォレスト・ウィテカー, エイドリアン・ダンバー

この映画が「映画の内容や結末は話さないで」という、今では見慣れたやり方の最初なのでは??ボーイ・ジョージの歌でも話題になりました。

公開当時、「NYで口コミで観客が増え続け、単館からロードショー館へ、またロングラン上映されている」という話を伝え聞き(ってラジオレベルですが(^^;)、絶対面白い、でも内容は話せない!とまったく情報のないままに日本での上映をわくわくして待ってました。

これは80年代?いや70年代?
公開前当時の新聞では、時折、イギリスでのIRAのテロや英軍との衝突が大きく伝えられていました。そんな時期に見たこの映画は、私に現代社会のなかでのIRAの様子や英軍兵士の姿を想像させ、日常の底辺にある人々の意識というか感覚を、少しではあるが感じることができたように思います。

なんて、理屈は抜きにしても、どんでん返し満載?娯楽作品として充分!楽しめる映画ではないでしょうか。主役の、当時素人?だったひとはともかく、スティーブン・レイがとても印象に残った映画でした。

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2006年03月09日

風邪から復活

天気もいいし。

こころのてんき : はれ

2006年03月07日

あたたかくなったけど

風邪をひいたので。。。

こころのてんき : 雨

2006年02月26日

北海道十勝産あずき使用 しるこサンド

マツナガのするこサンドは、独自の製法により、練ったあんをビスケットの生地でサンドして焼き上げた、ロングセラーのお菓子です。 松永製菓株式会社 〒485-0077 愛知県小牧市大字西ノ島330

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2006年02月24日

もうすぐ2月もおわり

あっというまの2月でした。。。

こころのてんき : くもり

2006年02月02日

クリック募金

小さいことからこつこつと。 ちりもつもれば。。 毎日、ガンバッテマス、これからも。

クリック募金 アフガニスタン植樹(NICCO)
http://clickbokin.ekokoro.jp/belmo.html

2006年01月24日

銘菓 舌鼓

西の京 山陰堂 山口市中市町6-15 TEL 083-923-3110

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山口銘菓 外郎

御堀堂の外郎(白、黒、抹茶) (有)御堀堂 山口県山口駅通り1-5-7 TEL 083-922-1248

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