中越地震のボラ活動で知り合ったボランティアの方が亡くなったという知らせを聞いた.
僕が直接知る事になったのは,地震から既に1年経とうとする頃だった.

2年目の豪雪の年,ある古民家の雪下ろしに来て呉れた.

夜,酒盛りをしながら,以前,里山保護の活動を手作りで行なっていたこと,その山が再開発の対象になり,活動のフィールドを失ってしまったことを,訥々と語るのだった.その目にはうっすら涙が浮かんでいた.
「この人は信用出来る」
その時思った.
中越地震ボランティアの中でも,数少ない成熟した大人の男であった.

「話を聞くのは苦手だ.俺は現場が好きだ」
そういいながら,実に沢山の本を読んでおられた.
ソローの「森の生活」も読んでおられて,鋭い批評を送って来た.

未だ未だ,色々な事を教わりたかった.
未だ未だ山野で活動したかったろう.
短い付き合いではあったが,その志を大事にしていきたい.

御冥福を祈る.合掌.