地震と坐骨神経痛の日々

中越地震のその後と自身の坐骨神経痛について書き綴る.

インフルエンザ

新型インフルエンザという名の人災

新型インフルエンザは,当初は比較的高い病原性を持つ懸念があったが,現在では従来の季節性と同程度と考えられている.が,厚生労働省の初動は,高病原性について立てられた計画のままであり,その後の情報による修正が出来なかった.何より,高病原性インフルエンザに対する対策すら,実行不能であり,非科学的な側面を含んでいることが立証されたといえよう.

新型インフルエンザに厚労省がうまく対応できないわけ
新型インフルエンザの舞台裏

(日経メディカルオンライン.要登録(無料))

日々新しい情報が入り,局面が変化するのに行政が上手く対応できないのは,災害対応と同じだ.

「対応を誤ると,天災は人災に変わる」

相手は法律ではない.インフルエンザウイルスという一種の自然.科学的判断に基づいて,施策が為されるべきだ.決して政治の具になってはならない.

科学者は政治と独立しなければならない,これも重要である(政治によって判断が左右され,結果として政治に利用されてはならない).

新型インフルエンザについての専門家・現場の医師のブログ

新型インフルエンザについて,専門家や現場の医師がブログで情報発信している.科学的にどのようの捉えられており,どう対処すればよいか明確に書いてある.この2つを読めば,新型インフルエンザに対する適切な対応の仕方が分かる.

楽園はこちら側
神戸大学 岩田先生

感染症診療の原則
感染症コンサルタント 青木先生



また,
新型インフルエンザ対策の達人
では現場の保健所の医師(匿名)が,医療の現場と厚生労働省の指示の矛盾を鋭く書いている.

インフルエンザとマスク

新型インフルエンザの国内感染に伴い,「マスク」「うがい」「手洗い」が大事だと盲目的に唱えられた.マスクを買いに人々が殺到し,マスク購買パニックが生じた.オイルショックの時のトイレットペーパーパニックを思い起こさせる.

さて,マスクが本当に効果があるのなら,つける価値がある.しかし,WHOのガイドラインでは,一般の人々が予防に使う効果は学術的には認められていないと述べている.さらに,マスクの不適切な使用は,むしろ感染の可能性を拡大させるとある.

インフルンエザA(H1N1)アウトブレイクにおける市中でのマスク使用に関する助言 暫定的な手引き

同様のことは,感染症コンサルタントの青木氏も述べている.

マスクのリスク・有効性・優先順位

青木氏も述べているが,インフルエンザの予防は,
「病気の人は自宅安静(隔離)」「病気の人とは距離を置く」「咳やクシャミをするときは口と鼻を覆う」「顔や鼻・口等を触ったら必ず手を洗う」
である.

感染者を自宅で看病する場合には,マスクが必要である.
神戸大学 岩田先生のブログから
楽園はこちら側
発熱外来患者さんへ
この記事の下の方の,「自宅療養中の健康管理方法について」が非常に参考になる.

うがいもまた,日本だけの現象だという.最近の学会発表で,初めて風邪にうがいの効果があると報告されたそうだ.ただし,うがい薬は逆に効果が無い(しなかった人と差が無い)とのことだ.

日経メディカル
風邪予防にヨードうがい―水道水なら効果あるのに…


以上を整理すると,
「マスク」「うがい」「手洗い」のうち,感染していない一般の人(病院内の医療従事者を除く)に予防効果があると国際的に認められているのは,「手洗い」だけである.「気分」ではなく,科学的に対処しなければいけない.


パンデミックの緩和

インフルエンザの感染予防に何故ここまで躍起にならなければいけないのか,特に弱毒性と聞いてからは,多くの人が理解しにくいことだと思う.専門外である私もそうだった.
「感染の山を低くして,重症化する人の数を病院で治療可能な数に抑える」
ことだと自分なりに思った.

実は政府の行動計画で,既にこのことが打ち出されている.

「パンデミックの緩和」
と呼ぶそうだ.

日経メディカルオンライン
対策の主眼は「パンデミックの緩和」に
(登録無料)
この中の図が分かりやすい.

しかしながら,政治家も厚生官僚も,「何のための感染予防策か?」このポリシーを国民に分かるように説明していない.厚生労働省のWWWには,この記事の図を是非とも載せて欲しい.

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