災害直後は大騒ぎするが,その状態が定常になると報道が無くなり,他所の地域からは忘れられてしまう.新燃岳の噴火も,はや災害報道のありがちなパターンになっている気がする.

だが,群馬大学 早川先生のブログやツイッターを読むと,事はそう簡単でないのに気がつく.「噴石」と気象庁が呼び,マスコミが報道していることが実は「軽石」であること.軽石噴火が,雲仙普賢岳とは異なるタイプの火砕流に繋がる可能性があることが指摘されている.(私の読みが不正確かも知れないので,早川先生の発信を読むのをお薦めする).

自然の力には勝てない.言葉をいくら飾っても,人々にどんな思惑があってもなくても,日々の生活の都合がどうであっても,そんなことは無関係だ.

科学は現象を説明するのが仕事,未来は予測できない.せいぜいこれから起こる可能性を提示できるだけである.可能性の全てを提示することも出来ない(科学一般の説明のつもり).

行政の首長の判断は重要だろう.また,判断は容易ではないだろう.適切な判断の元で,死傷者を出す様な大きな人的被害が無いことを祈る.そして何より,新燃岳の噴火がこれ以上大きくならずに収まることを願う.

早川由紀夫 (ツイッターのログ)
早川由紀夫の火山ブログ
軽石をあえて噴石と言う気象庁の思惑

早川先生が調査された1/26-27の噴火の軽石噴出量マップ