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2012年01月25日

毎日映画コンクール

音楽を担当した平林勇監督「663114」が
第66回毎日映画コンクールの「大藤信朗賞」を受賞しました
恐縮です

話は変わりますが
ホームページを全面的に作り直さないとなと思っています
今のデザインになってから随分たちますので
デザインは村上健さんにお願いしたいな
忙しそうだけど、大丈夫かな

話は変わりますが
作曲というものでどこまでいけるか試したいです
そこはやはり勝ち負けの世界なので
勝つことに拘りたいんですね
感動させるとか曖昧なものではなく
音楽の歴史に挑みたいです
夢を語って悦に入ってもしょうがないですが

音楽や映画やTVや広告という業界の
様々な人と仕事を通して交流します
そこには
良いものをたくさん知っていて
頭の回転も速くて、センスも優れている上に
もの凄く勉強家でもある人がたくさんいます
尊敬しつつ、びびりつつ
そういう類の人にはなれないなと
じゃあ、どうするかなと
考えながら観察しています

びびってる時の自分の中には
卒なくこなそうとする自分がいます
そういう時に出てくる曲はつまらんです
卒なくこなして、のりきった時の自分を想像すると
卒なくこなす気がなくなって
いい音が出てくるから不思議です

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2012年01月08日

締めくくり

twitterやfacebookには書いているけれど
ここには書いてなかった

実は震災後、少し経ってから
概ね週に一度、水とか服とか色々な物資を
復興市場というサイトを通して
被災地に送り続けている
復興市場が5月にスタートしたということだから
それ以降、7月ぐらいからかな
ちょっと憶えてないですが

昨晩の報道によると被災地には
震災失業者が12万人いるそうだ
自殺を考える人も多数いるようで
「終わりよければ全て良し」と昔から言いまして
締めくくりが大事です
人生のそういう締めくくりは嫌です

まあ、元気な人が増えないと
作曲家という商売もままならないので

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2012年01月04日

ドラマ

正月も終わってしまいましたが
ああ、お雑煮食べたいなとか思いながら
年末年始、ずっと作曲してました
お雑煮より作曲が好きです
大好物の鮨、蕎麦ですら、作曲の前では影が薄れます
ほとんど酒も飲まずにやってましたので
これはもう作曲は、酒すら遠ざける

正月は3月にwowowで放送されるドラマの曲を書いたり
ベトナムとか日本の広告音楽創ったり

wowowのドラマは
第4回WOWOWシナリオ大賞受賞作 
ドラマW 「エンドロール〜伝説の父〜 」
<スタッフ・キャスト>
監督/石井裕也(『川の底からこんにちは』、『ハラがコレなんで』)
脚本/福島カツシゲ、石井裕也
音楽/渡邊崇
出演/中村獅童、萩原聖人、板谷由夏、池松壮亮、村川絵梨、梶原善、稲川実代子、田島令子、螢雪次朗、六平直政 ほか

です。
詳しくはこちら

最近はしっかり考える事の出来る仕事が増えた
いつもしっかり考えているのだけれども
相手の顔色について、しっかり考えるとかじゃなくて
作曲依頼に対して
どういう音楽であるべきなのか
自分のやり方で音楽の事だけを
じっくり考えさせてもらえるようになった

それはまあ、僕がしないだけで
他の誰かが、真面目に難しい事に
気をきかせて、手をまわしてくれているからなんですよね
そのお陰で僕は音楽だけに集中出来ている訳だ
感謝


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2011年12月16日

サンダンス、クレルモンフェランとベルリンにノミネートされました

663114
音楽を担当しベネチア国際映画祭でも上映された
平林勇監督「663114」が
来年1月のサンダンス国際映画祭と
同じく1月のクレルモンフェラン国際短編映画祭と
来年2月のベルリン国際映画にノミネートされました

それからイギリスの映画評論家の
トニー・レインズさんが
2011年の長編と短編を合わせた全ての映画の中で
上位5本に「663114」を選んで下さいました
その記事はこちら

「663114」は震災後の未来の日本を描いた映画です

話、変わりますが
大学の先生に聞いたところ
今の20歳前後の学生は
家族を大切にするのと
自分を飾らない印象があるとのこと
16年前に阪神淡路大震災があり
10年前に同時多発テロがあり
今年は東北で地震があった

今の20歳前後世代は
人が不意に大量に死ぬというのが
あらかじめ世界に用意された現象として
心に刻まれているのかもしれないなと思います

僕は野心が強いですが
人が不意に大量に死ぬという現象が
心の中に、あらかじめ用意された現象として
存在してはいません
だから野心とか勝手な事を言えるのかもしれない
とも考えます

勿論、20歳前後の世代にも
野心を持って活動している方もいらっしゃいますので
あまり勝手な事は言えませんが

まあ、どうであれ
もう少しで2011年も終わるようです
僕には音楽しか出来ないから
音楽で社会貢献します
とか眠たい事は言いません

作曲でバンバン稼いで寄付します

NikakariMart

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nkkr at 21:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!サンダンス映画祭 | ベルリン国際映画祭

2011年12月04日

制作側のお遊び

音楽を聴く側にたって
ものを考える事が出来ているかな
とよく考える

音楽理論を勉強していると
理論が面白くて、理論優先になってやしないかなとか
演奏技術に目が行き過ぎて
上手いだけの味のない演奏になってやしないかなとか

音楽制作って
理論が高度に完成されているし
楽器自体が観た目にも美しく
しかも触れば美しい音が出る
録音スタジオは特別な空間だし
ミキサーや、マイク、コンピューターやソフトウェアは
日進月歩で常に驚きやワクワクを与えてくれる

もうそれ自体が、音楽制作自体が
非常に趣味性が高く
そこを追求するのは意味もなく愉しい
だから
制作側のお遊びを
聴く人に押し付けがちに成り易いものなんじゃないかと

NikakariMart

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2011年11月28日

良い曲かけました

harakore_jacket
石井裕也監督映画
「ハラがコレなんで サウンドトラック」の販売が始まっています
iTunesは→こちら
amazon mp3は→こちら
今回はCDは創らずにデータ販売のみです

創る、創ると言って延ばし延ばしになっている3rdアルバムも
CDにはしないかもしれません
データ販売かもしれないし、もっといい形はないかなとも考えます
楽譜集でもいい訳だし
まあ、どういう販売形態になろうと
それがいい音楽でありさえすれば
聴く人にとっては関係ないものなので
先ずはいい音楽を創る事かなと

モノを創るってどういう事なんだろうなと思います
「売れるもの」というものを目指すと迷走します
個人の強い拘りが
不特定多数の誰かの拘りを凌駕する時に
凄い作品が産まれるのだと思います
その他の事はどうだっていいです

まあ、色々な事を考慮しながら
細心の注意を払いながら我儘で在り続けるみたいな
変な日本語ですけど

NikakariMart

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2011年11月26日

なんだかとても憧れます

12月10日に行われる
吉野竜城(関西フ​ィルハーモニー権限楽団チューバ・トップ奏者)さんの
チューバソロコン​サート用に1曲書き下ろしました

全曲無伴奏、チューバ一本です
表現者は守りに入った時点から
静かに衰退していくものなので
全曲無伴奏って、攻めの姿勢は
なんだかとても憧れます

▼マグノリア サロンコンサート
12月10日 13:30開場 14:00開演
Bach 無伴奏パルティータ イ短調BWV1013
Grant 3 Furys
Penderecki Capriccio
Persichetti serenade No.12
渡邊 崇 LIFE (委嘱作品、初演) ほか

大阪府池田市 逸翁美術館
入場料¥1000

当日はコンサートにお邪魔して
演奏の合間に吉野さんと
音楽について対談みたいな事をします
普段、吉野さんと話をする時は
100%互いに酔っぱらっているので
素面で真面目に音楽について話を出来るのが愉しみです

それと当日のプログラムにのせる
楽曲解説を書かなければいけません
表現をし続けるというのは
嬉しいことも多いけれど苦しいことも多いです
プラスマイナスで均等になるように出来ているのかもしれません

楽曲解説をいつも凄く真面目に丁寧に書くんですけど
曲に込めた想いみたいなものと
それがどういう形をとって楽曲に反映されているのかというのを
出来るだけ、音楽を専門としない方にも
解る言葉で書きたいなと思っています

僕の全ての曲には一貫したテーマがあって
それは「人生は哀しいものだ」というものです
「哀しいのは受け入れた、ではどうするのか?」
その答えをいつも作曲をしながら考えています
曲によってその答えが異なって来る訳です

本当に真面目にその事をばかり考えているので
人生の最期の1曲を書きあげるまでには
なんとか答えがみつかればいいなと
思っています
或いはどこかで
「人生は愉しいものだ」という方向に
テーマが変化する時が来るのかもしれません
それはとても幸せことだと思います

NikakariMart

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nkkr at 22:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0)この記事をクリップ!公演等 

2011年11月21日

京都国際学生映画祭と天使突抜六丁目

昨日は京都国際学生映画祭
映画音楽について学生さんと色々と話をしてきた
17時に始まって、19時に終わって
そこから場所を移動して新しい映画の打合せをした

打合せ場所がなんとも凄い場所で
高級なバーの奥にある座敷というシチュエーション
んー。贅沢。

で、打合せ後、22時には学生映画祭の懇親会へと戻った
みんな映画が好きなんだなあ
映画面白いよね
色々と映画の話だけを午前1時過ぎぐらいまでしたかな

ホテルを予約してなかったので
また別のバーに移動して
始発まで珈琲を飲んだり、お酒を飲んだりしながら
頂いたばかりの台本を読んだ

監督の過去作の画の雰囲気が浮かんできた
あえて音楽をイメージしないように気をつけながら
ざっと目を通した
ざぶざぶと浮かんでくる音楽のイメージを打ち消しながら
もっとじっくり台本を読んでみようと思う
実際に作曲を始めるのがたのしみ

そうそう。11月19日より音楽を担当した
山田雅史監督映画「天使突抜六丁目」が公開されています


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2011年11月06日

ハラがコレなんで サウンドトラック

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写真は映画「ハラがコレなんで」の録音風景
サントラも昨日の公開初日からは遅れますが
発売に向けて準備中です

ミュージシャン等の紹介を
スタジオ:神戸電子専門学校
録音、ミックス:豊浦雄介
指揮、クラリネット:青山映道
ギター、ベース:クスミヒデオ
歌:蔵田みどり
アコーディオン:古元美千子
フルート:久保田裕美
サックス:田端直美
バイオリン:山本綾
ヴィオラ:岡田真理子
チェロ:江口陽子
協力:飯嶋慶太郎、神戸電子専門学校の学生の皆さん


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2011年11月04日

ハードル

大阪音楽大学で作曲の仕事について話をしてきた
学生にとっては
音楽業界に入りたくても
基本的にフリー(個人事業主)が多い世界
そこへ入る為の就職活動や面接がある訳でもなく
実際にどのようなところで
どのようにその世界に入っていくのか解りにくいところ

具体例として僕の仕事の進め方や
具体的な仕事の内容や
プロの作曲家になった経緯を交えながら
学生さんからの質問に受け答えする形で
みっちり2時間程話してきた
90分でまとめるつもりだったが
30分オーバーした

色々な質問が出たのだけど
その中に「現代音楽を学ぶ事に必然性が感じられない」
というのがあった

音楽と言うと、なにやら人に感動を与えなければならないとか
愉しませるものでなければならないという意識があるけれど
そうではない音楽の形もあるだろうし
新しい技法の研究発表みたいな面もあるだろうし
時代に照らし合わせた時に必要とされるものもあるだろうし
とか、そういう現代美術の在り方と絡めた話もした

僕の特別講義を聞きに来ていた哲学の先生が
その辺りの話が面白かったようで
「再来週あいてる?」「あいてますよ」
で、再来週の哲学の授業にゲストで出る事になった

哲学の先生と、2人で色々と話をするなんて
凄くハードル高いなー
自分が現代美術や現代音楽に対して思っている事を
整理したり、勉強になった本を再読して復習しとこう
ってほど時間ないんだけど

いつのまにか大した苦労もなくどうにかなりますように
NikakariMart

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2011年10月30日

たいした作品じゃないのは

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アートってなんだよ
という写真
ベネチアで撮ってきた

この作品には充分に驚きがある
これなんだ!って驚きが
まじまじと眺める事で解って来る部分もあれば
そうする事で逆に増えてくる解らない部分
そのバランスがいい

驚きというのは
新鮮さの中にあるのだと思う
とは言え、見当もつかないものには無いのだと思う

解ると思わせる部分も多く必要だし
そうは言っても、解り切ってるものには
誰も用は無いので
解らないけれど、じっくり考えれば解るかな
という部分
その両方のミックス

それと大事なのはスケール感
驚きもあり、解る部分と解らない部分のバランスがとれていても
扱っているテーマが
誰にとってもたいした問題でなかったら
やっぱりそれは
たいした作品じゃないのではないかなと
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色々と頭で考えた結果
出てくるものは、想像の範囲内で驚きはなく
とはいえヒラメキばかりで勉強の無い人はバランスが悪い
考える程に頭が痛い

NikakariMart

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2011年10月23日

京都国際学生映画祭とインスタレーション

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写真はベネチアビエンナーレを愉しむ人達
昨日は京都国際学生映画祭の打合せ
学生が創った一つの短編映画に対して
それぞれ別のグループの学生が一つずつサウンドトラックを創って
それぞれ映像と合わせたものを見比べて
映像と音楽の関係を考えてみましょうという企画

昨日は、実際に学生監督と学生音楽家の皆さんと
実際に出来あがった映像+音楽を見ながら色々とお話

それぞれの音楽家さんは
映像に音楽をあてたのは初めてという事だったかな
どうだろう

・良かった点
音楽専攻だったのかな
作曲技術はどちらも高かった
音楽性が真逆で比較対象として最適だった
音楽によって、ここまで画が違うモノに見えるというのは
正直、かなり驚いたし、面白かった
映画も技術的なことはおいといて、面白かった

・課題点
音楽を「入れる」、「止める」、「抜く」のタイミングが難しそうだった
台詞や、映像をどうたてるのか、という部分が難しそうだった
作品の意図を捉えきれていないようだった
監督自身も作品の意図を伝えるのが難しそうだった

音楽によって、映像が全く違ったものに見える
というのは昨日の打合せで学生にも充分解ったと思う
では、どのようにすればより良くなるのか
というのを一緒に考えて行ければなあ
京都国際学生映画祭
11月20日の17時から、場所は京都シネマかな
カンヌ、ベルリン、ベネチアで解った事も含め
いま映画音楽について考えている事を
学生さんと一緒に2時間みっちり話をします
来てね

映画祭の打合せが終わったあと
室さんとあった
室さんは映像を使ったインスタレーションを創っている人で
昔から好きな作家さんの1人
ベネチアでたくさんの現代美術を観て
「キラーン!」と現代美術のツボが解ったので
一緒に創らせてとお願いしてきた
参加させてもらえる事になった

NikakariMart

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2011年10月22日

解ってる

近々、大学や学生が主催する映画祭に招かれて
話をする事になったので
学生相手にいったい何の話をすればいいのかなと
色々と考えている 

時折、こうして学生さん相手に話をする機会を頂くのですが
その度にわりと準備に時間をかけている
本職の教員さんともなれば、
ある程度準備の使いまわしなんかもきいたりして
その都度、準備をするよりは楽なんだろうけれども
それが毎日となれば話は別だろうし
それにしても人にものを教えるというのは
大変な職業だなあと、
たかだか年に1度や2度、学生さん相手に話をする度に
しきりに感心してしまう

授業中に居眠りするのは学生の特権だけど
立場が変わってみると、なんというか、居眠りされたら凄く哀しい

ところで
話をする際のこちらの姿勢だけど
聞きに来ている学生は皆
音楽や映画を生業としたいと思っている、という事でいいんだろうか

僕自身、音楽で身をたてたいと思いながら
様々な活動をしてきたけれども
思い返せば、それらの多くは
殆ど無駄だったと言える
全ての経験が今の自分を創っている
とか、そういう実態のないオールオーケー
肯定論みたいなのはどうでもよくて
大切なのは
自分の何が問題で、解決のために何をすれば良いかが解っている
ということじゃないかなと

そういうのは、人の意見を聞く事で解って来る事が多い
そういう方向を、具体的な経験を交えながら話をすればいいのかな

それでいくと映画祭のゲストの時は主旨がずれてくるか
大学で話をする時はこの方向でいいのか
難しいなあ

ちなみに僕が学生の頃は人の話を聞く気なんてさらさらなかった

NikakariMart

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2011年10月13日

ベネチアビエンナーレで観たアメリカのあれ


上の動画は今年のベネチアビエンナーレで観た
アメリカの作品というかパフォーマンス
ひっくり返した戦車の上に
エクササイズマシンを載せてジョギング
胸にはUSAの文字、パンツはNIKE
この作品大好き

今の芸術の主流は
四の五の言わせない力強さ
という方向にあるのかな
まあ、この作品だけみて
「力強い!」
これが芸術の力強さだ!というと
そうとう誤解を招くと思うけど

「胸に秘めた大切な想い」みたいな表現もあれば
「これでいいのだ!」みたいな体当たり的表現もある

色々な表現者が一処に混在した方が面白いのだけど
やはり同じ国に居る近い世代の創るものは似ている
だから移動しないで、作品を創り続けるのは
表現が硬直してしまって良くないんじゃないかと
思い始めている

芸術祭や映画祭等には
選考基準をクリアした
様々な国、幅広い世代の作品が集められる訳で
そこでは多様な作品を観る事ができる
硬直した頭をほぐすにはもってこいなんじゃないかな
と思う

僕の印象だけれども
日本はこれからますます
「傷ついた私の魂の救い」
みたいな作品が増えるんじゃないかと思う
日本人にとってはそれも大切な芸術だとは思うけれども
世界から観れば、「ある一つの方向性」という程度でしかない
という事は知っておいた方がいいと思う

そして
芸術家は芸術に携わらない人からみれば
「実態の掴めないものにハマってしまった人」
と、「してしまった感じ」で認識されている事も知っておいた方がいいと思う

NikakariMart

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2011年10月12日

メトロノームやめます

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写真は昨日の録音の様子
合奏は全員で、せーので録るとノリがでるのでいいんだけど
ミュージシャンのスケジュールの調整が大変だったり
1人が間違えるとまた録り直しだったり
録音したものを編集しようとしても
それぞれの楽器用に個別にたてたマイクに
他の楽器の音が同時に収録されてしまっていたりと
良い面も悪い面もある

それで、メトロノームを聴きながら
それぞれの楽器を別々に録音していく録音方法もあるのだけど
メトロノームは自然なテンポの変化がないので
当然、音楽の勢いは失われてしまう
ただ、完全に楽器毎に分けて録音できるので
録音後の編集で色々な技を施す事ができる
という利点もある
ちなみにメトロノームのテンポの変化を
プログラミングしてそれを聴きながら録音している作家もいると聞き
試した事もあったけど
演奏のぎこちなさに変わりはなかった

全員で、同時に録音する場合も
各楽器毎に仕切られた小部屋を用意できればいいのだけど
そうするとスタジオの規模が大きくなり
予算的に厳しくなってくる

で、なにか上手い方法はないかとずっと考えていたんだけど
ある方法を思いついて
昨日の録音で試してみたらこれが大成功だった
メトロノームは使っていないので
音楽の自然なテンポの変化もあるし
楽器毎に別々に録音したので
録音後に編集して、曲の構成を大胆に変えることだってできる

もちろん凄くいいものが録れたし
なにより、録音していて凄く愉しかった
いきいきとした音楽が紡がれていく感じ
ミュージシャンもこの方法を気に入ってくれたようだった

凄く単純なアイデアなんだけど
もう既にやってる人も居ると思うけど
みな内緒にしてるのかな
少なくとも僕の仕事関係の中で
これをやっている人はいないようだけど

どういうアイデアだったかはもう少し内緒にしとこうかな
思いついた時に、ぱっとツイッターに書いたから
そこを遡れば確認できるけど
140字で書ける程度の単純なアイデア

たいそうに書いたけど、
みな既にやってたら恥ずかしいなあ

NikakariMart

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2011年10月10日

具体的な手立て

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僕が音楽を担当した映画が海外で上映され
それを観た人が
「音楽すごいね」とtwitterを通して感想をくれた
海外で取材を受けた監督が
「タカシワタナベの音楽」についての
質問が色々あったと知らせてくれた
嬉しいなあ

羽野さんや平林さんと出会って
色々と海外で足へ運ぶ機会が増えた
石井さんもそうだし
これから先、色々な監督と出会って
色々な経験を積ませてもらえるのだなと
愉しみに思っている

まだ、上に挙げたような
有能な監督達に出会う前
まだ、自分の世界が小さかった頃は
夢も目標も曖昧で小さく
実現のための具体的な手立ては
何も持ち合わせていなかった
世界が拡がると
視野も拡がるし、知識も増える
自分が何をしたいかも見えてくるし
世の仕組みが見えてくれば
実現のために何をすればいいのかも掴めてくる

観た事のないものは観てみたい
聴いた事のない音は聴いてみたい
食べた事のないものは食べてみたい
行った事のない処へは行ってみたい
飲んだ事のないお酒は飲んでみたい
生まれ変わったら宇宙飛行士になりたい

NikakariMart

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2011年10月06日

必要なのはモノサシ

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映像と音楽の距離感
という話を僕はよくするけれど
具体的に言うと
画と音楽が良く馴染んでいれば近い
馴染んでいなければ遠い
という事になるのかな

「馴染んでいない」というのは言い方が悪い
背景に成り過ぎず
音楽としてもしっかり主張がある
という事か

音楽をどれぐらいの距離に置くかは
僕が決める訳じゃなくて、監督が決める
これは近い、これは遠いという事を
明確に言う監督は少ないけれど
打合せをしながら
そうか、この監督は距離を離すと嫌がるなとか
こちらで推察する事が多い

前にも書いたかもしれないけれど
単純に言ってしまえば
音楽と画の距離を離せばアーティスティックになるし
近付ければドラマになる
一概には言えないけれど

それは監督が決める事だ

そういえば「TAKESHIS'」を観た
狙いすぎで面白くない映画だろうと
油断して観はじめたら、面白くて驚いた

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2011年10月04日

目的や手段の違いはどうしょうもない

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自分が撮った写真を眺めていると
どこが下手なのか少しずつ解ってきた
解ってきた気がする
説明はしない
恥ずかしいし
間違ってる気がするから

新しい本を注文した
これで、大江健三郎と村上春樹の
長編小説は全て
たぶん全て読んだ事になる
1人の作家を集中して読み続けると
作品の理解度が深くなるし
作家と共に旅をしている気分になれる
新しい本を読み終えたら
次はどの作家と旅に出ようか
愉しみだ
作家は作品単体ではなく作品群だと思う

大切な音楽仲間がいじめられている
来年3月までの活動自粛を約束させられたようだ
残念だけど人の邪魔をする事に
多くのエネルギーを費やす人はいる
理由は解らないのだけど
多くの誤解や、目的、手段の違いから齟齬が生じ
そういう行動をとってしまうのだと思う

僕が半年間の活動自粛に追いやられたら
と想像するだけで恐怖に擂り潰されそうになる

どういう理由があるにせよ
音楽や仲間に対する愛を忘れてしまった人とは
0.1秒も迷うことなく手をきるべきだし
そういう者との約束を守る必要はない

ところで
僕のすぐにこうして強い態度に出る性格については
果たして良いものなのかどうか
なんて事もこの頃、思う

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2011年10月02日

わらしべ

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昨日はクラリネットの録音をした
CM用の録音で尺も30秒だし
演奏してもらうのは4小節程度
その短いフレーズにとことんこだわって
丁寧に演奏して、丁寧に記録していく
1秒あたりにかける制作の時間とお金は
映画の比じゃないところがCMのいいところだなと思う
映画の音楽もこれぐらい丁寧に
時間とお金をかけて創りたい

とはいえどんなプロジェクトも
お金と時間との勝負みたいなところはあって
どちらも潤沢にあるというのは
今の僕にとってはあり得ない
それらは勝ち取っていくものなんだろうなあ

なにやら今度、衛星放送のドラマを担当させて頂けるようで
キャストもなかなかのものなようで
詳しい事は何も聞いていないので
蓋を開けてみなければ解らないけれど
とてもいい機会だなと思っている

作家なんてのは
わらしべ長者みたいなもんだと
自作のCDRを配って歩くところから始まって
だんだん大きなプロジェクトへと結びつけていく
機会を見誤ると次の機会はなかなか巡ってこない

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2011年09月28日

「ハラがコレなんで」スピンオフ


「ハラがコレなんで」の公開記念で
短編を2本創りました
10月8日からwebでも観れるみたいなんで
観て下さいな

We LOVE 元気がでる Movies
第一部「ウチの女房がコレなんで」/第二部「娘の彼氏がコレなんで」
監督:石井裕也
脚本:石井裕也(監修:桂米紫)
出演:石橋凌/竹内都子/岡本玲/森岡龍

監修に落語家の桂米紫さんが入っています
三味線とか太鼓で曲かきました
愉しかった

詳しくはこちら
二部は11月7日からみたいです

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