特別委員会
2024年03月08日
2024年03月06日
2024年03月05日
2024年02月27日
2023年11月28日
DX・行財政対策特別委員会県外調査二日目。
県外調査二日目はまず愛知県庁へ。こちらでは行政DXの取組及び生成AI活用の検討状況について調査しました。生成AIの活用については名古屋市と連携してガイドラインを作成している点に注目しました。次にバスで碧南市まで移動して、旭鉄工(株)/ iSmart Technomogies(株)を訪問し、「IoT活用による中小企業の生産性向上とカーボンニュートラルの実現につい」て調査しました。トヨタ自動車の一次サプライヤーとなる部品メーカーですが、IoTシステム「iXacs(アイザックス)」を構築して徹底的な改善活動で生産性の向上を実現、カーボンニュートラルも推進しています。強面で迫力ある社長で、改革を実行し成果を上げるにはこうしたリーダーシップが必要なんだ、と感じました。昼食後は名古屋駅に移動、私は離団して東京方面に。明日出発するインド訪問団に合流します。この日は羽田泊。
2023年11月27日
DX・行財政対策特別委員会。
今日から1泊2日で特別委員会の県外調査に参加します。
まずは名古屋市に移動して豊田市にあるトヨタ自動車株式会社貞宝工場を訪問、「トヨタ流デジタルのものづくり」について調査しました。トヨタのものづくりの原点である「自分以外の誰かのために、人中心のものづくりの現場」という考え方のもと、貞宝工場にはスタートアップスタジオが開設されています。生産設備の設計に際して3Dモデルをつくってこうりつかを図ったり、デジタルツインにより既存設備の生産性向上にも取り組んでいます。
1時間半余りの調査でしたが、説明もスマートで効率よくこなされ、さすがトヨタ!と感じる調査でした。この日は名古屋泊。
まずは名古屋市に移動して豊田市にあるトヨタ自動車株式会社貞宝工場を訪問、「トヨタ流デジタルのものづくり」について調査しました。トヨタのものづくりの原点である「自分以外の誰かのために、人中心のものづくりの現場」という考え方のもと、貞宝工場にはスタートアップスタジオが開設されています。生産設備の設計に際して3Dモデルをつくってこうりつかを図ったり、デジタルツインにより既存設備の生産性向上にも取り組んでいます。
1時間半余りの調査でしたが、説明もスマートで効率よくこなされ、さすがトヨタ!と感じる調査でした。この日は名古屋泊。
2023年09月08日
2023年03月02日
2023年03月01日
2023年02月28日
2023年02月27日
2023年02月24日
予算特別委員会参考人意見聴取。
今日は昨日お会いした(株)ビジョナリーの丹羽社長を迎えての参考人意見聴取です。ポイントは人材確保、介護業界が特にこの人材確保が大きな課題です。丹羽社長はマッチョをまず多く雇うことでPRし、とにかく楽しそうな会社、3Kとも言われる介護の仕事を、その人の人生を支えるという大きな視点からやりがいや自己肯定感を高めることにより、若者を夢中にさせるということに成功している、と感じました。50人の採用枠に300人が応募するという驚くべき結果を出しています。発信は全てSNS。今時の感覚ですが、全国展開も考えているそうです。宇品で介護事業を展開している鹿見社長も紹介し、今後の展開に活かせればと思っています。写真は左から私、鹿見社長、丹羽社長、柿本県議です。
2022年11月21日
2022年03月07日
広島県議会予算特別委員会 参考人意見聴取。
今日は参考人意見聴取でした。「労働移動の実態と納涼開発の課題」株式会社日本総合研究所 山田副理事長(リモート)、「少子化対策の要諦〜女性の家庭育児の負担軽減と将来世代への投資」認定NPO法人フローレンス 前田代表室長、「企業立地動向と今後の企業誘致のあり方」一般財団法人日本立地センター産業立地部 藤田統括主幹、「災害時の命を救うために〜基幹災害拠点病院の役割及び雑賀氏救急医療情報システムの活用」兵庫県災害医療センター 中山センター長、の4名の方々です。私の所属する民主県政会の推薦は四番目の中山先生で、すでに3月3日に災害医学会でお会いしていました。いずれも非常に参考になるご意見でした。
2022年01月14日
地域魅力向上・適散敵集社会づくり対策特別委員会。
今日は10時半から特別委員会でした。株式会社あわえ代表取締役 吉田基晴氏の「にぎやかな過疎 にぎやかそをつくる〜人口減少社会のコロナを経た後の地域振興のあり方」についてご意見をお聞きしました。
東京での人材確保に苦戦するIT企業が、人口6000人の徳島県美波町に移転して、「半X半IT」という新しい生活スタイルを確立する成功ストーリーです。都会か田舎か、キャリアか結婚子育てか、という二者択一を迫られる日本社会において、複数・同時選択可能な社会をつくっていくというコンセプトで、新たな地域振興策を提案されています。このストーリーは、「波乗りオフィスへようこそ」という映画になっています。地域振興の可能性を感じさせるお話だったと思います。
東京での人材確保に苦戦するIT企業が、人口6000人の徳島県美波町に移転して、「半X半IT」という新しい生活スタイルを確立する成功ストーリーです。都会か田舎か、キャリアか結婚子育てか、という二者択一を迫られる日本社会において、複数・同時選択可能な社会をつくっていくというコンセプトで、新たな地域振興策を提案されています。このストーリーは、「波乗りオフィスへようこそ」という映画になっています。地域振興の可能性を感じさせるお話だったと思います。
2021年11月26日
地域魅力向上・適散適集社会づくり対策特別委員会県外調査二日目。
県外調査二日目は(一社)別府市産業連携・協働プラットフォームB-bizLINK及びa-side満寿屋を訪問しました。調査目的は「別府をフィールドとした魅力ある都市づくりの取組について」です。別府市は立命館アジア太平洋大学訪問以来2度目ですが、南北15キロー東西5キロ余りの扇状地に人口が集中しており、温泉の湧出量は8.3万リットル/㎥で日本最大(伊東温泉3.4)、訪問観光客は800万人(外国人1割)で300余りの旅館・ホテルがあるそうです。訪問した満寿屋は鉄輪(かんなわ)温泉の中心部にあるコワーキングスペースです。かつての湯治宿をリノベーションしていました。風情のある温泉街で、もともと長期滞在の湯治客目的の小さな宿が点在する地域です。静かな環境、いい温泉、情緒ある風情、参考の環境です。星野リゾートやANAインターコンチといった豪華ホテル、杉の井ホテルなどの老舗が好調な中、こうした地域密着型の温泉街の活性化を図る若者たちの活動には感動しました。昨日の竹田市もそうでしたが、ここも若い女性が中心に動いていました。可能性を感じる調査でした。
ここで団を早めに抜けて広島へ。3時からの三菱重工グループ労連広島地区本部の委員研修会に出席しました。
ここで団を早めに抜けて広島へ。3時からの三菱重工グループ労連広島地区本部の委員研修会に出席しました。
2021年11月25日
地域魅力向上・適散適集社会づくり対策特別委員会県外調査。
今日明日と特別委員会の県外調査です。
最初の調査は大分県野津原にある「Nスポランド」です。調査項目は「総合型地域スポーツクラブの取り組み」です。野津原地区は人口が1万人から半減しており、2004年に設立されたこのスポーツクラブは、スポーツによる交流人口を2万人にすること、中学校の部活に頼らないジュニア層の育成を目指しています。ご説明をいただいた代表は、54歳で中学校教師を退職し、その退職金を2000万円クラブに注ぎ込んで、助成金8000万円(スポーツ振興くじ)と集めた2000万円でスタートしています。その意気込みには驚きましたが、令和5年度からは中学校の土日の部活動を学校教員が行わないことが決まっており、日本全国で約200万人の中学生が月3000円の負担で地域スポーツを進めれば、年間720億円の市場が生まれる、と夢が広がっていきます。「今までのジュニアスポーツは先生という犠牲の上に成り立ってきた」とご自身の経験から考えておられ、地域を主体にスポーツ産業を起こしていけると考えておられます(大分市では7億円規模)。そのためには指導者育成(1000人)、地域団体で統括団体の設立、学校施設の開放と計画的に考えておられました。現在のクラブは月会費が1700万円、指定管理収入が3500万円となっていますが、今後はこの月会費が増えていくということです。学校部活動の指導者不足と負担増からスポーツ指導は地域でという理念には私も賛成です。広島市でこのことが実行可能なのか、テーマとして追いかけてみたいと思います。
次に竹田市に移動し、「まちづくりたけた(株)(アグル)」を訪問しました。「城下町の価値の再生に向けた交流拠点を通じた取組について」調査しました。竹田市は荒城の月の舞台となる岡城址が有名ですが、人口2万人あまり高齢化率は48%と過疎が進んでいます。起業・創業支援、中心市街地の交流イベント、コワーキングスペースとメニューはどこの一緒のような気がしますが、今後は知恵と熱意の勝負だと感じました。この日は大分市泊。
最初の調査は大分県野津原にある「Nスポランド」です。調査項目は「総合型地域スポーツクラブの取り組み」です。野津原地区は人口が1万人から半減しており、2004年に設立されたこのスポーツクラブは、スポーツによる交流人口を2万人にすること、中学校の部活に頼らないジュニア層の育成を目指しています。ご説明をいただいた代表は、54歳で中学校教師を退職し、その退職金を2000万円クラブに注ぎ込んで、助成金8000万円(スポーツ振興くじ)と集めた2000万円でスタートしています。その意気込みには驚きましたが、令和5年度からは中学校の土日の部活動を学校教員が行わないことが決まっており、日本全国で約200万人の中学生が月3000円の負担で地域スポーツを進めれば、年間720億円の市場が生まれる、と夢が広がっていきます。「今までのジュニアスポーツは先生という犠牲の上に成り立ってきた」とご自身の経験から考えておられ、地域を主体にスポーツ産業を起こしていけると考えておられます(大分市では7億円規模)。そのためには指導者育成(1000人)、地域団体で統括団体の設立、学校施設の開放と計画的に考えておられました。現在のクラブは月会費が1700万円、指定管理収入が3500万円となっていますが、今後はこの月会費が増えていくということです。学校部活動の指導者不足と負担増からスポーツ指導は地域でという理念には私も賛成です。広島市でこのことが実行可能なのか、テーマとして追いかけてみたいと思います。
次に竹田市に移動し、「まちづくりたけた(株)(アグル)」を訪問しました。「城下町の価値の再生に向けた交流拠点を通じた取組について」調査しました。竹田市は荒城の月の舞台となる岡城址が有名ですが、人口2万人あまり高齢化率は48%と過疎が進んでいます。起業・創業支援、中心市街地の交流イベント、コワーキングスペースとメニューはどこの一緒のような気がしますが、今後は知恵と熱意の勝負だと感じました。この日は大分市泊。
2021年11月22日
2021年11月12日
2021年11月05日
2021年11月04日
2021年11月02日
決算特別委員会(危機管理監・環境県民局・病院事業局・健康福祉局)。
今日は決算特別委員会です。今日はコロナ対策に関連して、令和2年度の医療体制はどうだったのかを検証するため、県立広島病院の対応状況について質問しました。県病院では中等症以上の患者の3割(123人)、重症者については6割の治療を行っていました。県東部もあることを考えると、コロナ対応のかなりの部分を担ったといえます。ただその分一般診療が減少し、決算上は6億円の黒字となっていますが、これは約20億円になるコロナの補助金の上乗せがあったからです。県病院が感染症の治療で基幹的な役割を果たすことは大事です。この経験値を生かして、今後も県民生活の安全安心につなげていただきたいと思っています。
2021年10月22日
決算特別委員会(商工労働局)。
今日は決算特別委員会です。商工関係ですが、私は預託融資制度と信用保証協会について質問しました。コロナ対応の無利子無担保融資の残高は約6000億円に上っています。すでに返済は始まっているそうですが、代位弁済率次第では協会や広島県にそのリスクがのしかかってきます。政府が想定する10%の場合600億円となり、うち8割は政府がカバーしますが、約2割にあたる120億円は協会のリスクになります。ここで問題なのは融資を進める銀行にはリスクがない、という点です。本来地域密着での経営指導、目利きで銀行の腕の見せどころのはずですが、ノーリスクでどこまでやるのか、当局のさらなる対応を求めました。
2021年09月14日
地域魅力・適散適集社会づくり対策特別委員会。
先の6月定例県議会で新たに設置された特別委員会ですが、私はこの2年間「地域魅力・適散適集社会づくり対策特別委員会」に所属することとなりました。「地域魅力」を冠する委員会はこれで三度目です。適散適集社会というのは理想を表現する言葉であって、政策でも何でもないわけですが、この言葉だけが先行しているように思われます。密を避けるコロナ対策、デジタル技術によるリモートワークと東京一極集中是正への追い風が吹いています。総裁選で岸田さんが掲げた「デジタル田園都市構想」の方が、よっぽど理念が示された政策だと指摘しました。今こそ広島県として積極果敢に動くべき時だと思っています。パソナ本社の淡路島移転は、南部代表の生まれ故郷だから実現したわけですが、こうしたダイナミックな動きも広島県が先導できないか、さらにはITベンチャー企業を広島県の田園都市に誘導してく施策も有効だと思います。こうしたことをプロジェクトとして部局横断型の組織を作って進めていく、このことが大事ではないかと主張してまいりました。県の部局だと地域政策局が主体の特別委員会になりますが、ミクロな議論が馴染まないテーマで、活発な議論が出にくい委員会になりそうです。
2021年05月12日
地域魅力向上・健康を支える社会基盤強化対策特別委員会。
今日は午後から特別委員会に出席しました。この特委も6月定例会が期限になりますので、最後の審査になります。私からはコロナ対策に関連して、PCR検査体制の課題について、特に大規模検査について感染拡大局面での有効性について質問しました。また紙屋町の再開発計画や、中山間地域への移住促進に向けた取り組みなどタイムリーな課題についても改めて確認しました。一昨年の長崎、昨年の徳島への調査、さらには参考人の意見聴取等行なって参りました。地域魅力という点では大変学ぶことが多かったと思いますし、中山間地域振興計画にも私自身の思いも反映できたと思っています。特委は6月定例会で再編されることになりますが、さらに問題意識を持って取り組んで参りたいと思います。
2021年03月05日
予算特別委員会 参考人意見聴取。
今日は予算特別委員会の参考人意見聴取です。我が会派からの参考人は久保達彦広島大学大学院医系科学研究科教授です。久保先生は広島県のコロナ対策で、クラスター対策班本部長も務められ、昨年末の感染拡大期に大変なご苦労をされたとのことでした。昨年10月にお会いして早速参考人をお願いしました。お話では、災害時におけるカルテ等や概況報告の際活用されるJ-SPEEDというシステムを導入し、必要不可欠な情報をそれぞれの機関で共有することの重要性を強調されました。豪雨災害の時もコロナ感染拡大期にも活用されたそうですが、まだまだ不十分とのことでした。さらにDXも活用できれば健康危機管理における大事なツールになるとのことで、今後の広島県での導入をフォローしていこうと思います。
終了後は各派代表者会議。昨日の政治倫理審査会設置に向けた動きが早速ありました。またコロナ感染拡大防止の支援協力金の申し込みが想定を上回り、補正予算の議決が必要になったことで、閉会日を一日延長し16日とすることになりました。目まぐるしく動いていきます。
終了後は各派代表者会議。昨日の政治倫理審査会設置に向けた動きが早速ありました。またコロナ感染拡大防止の支援協力金の申し込みが想定を上回り、補正予算の議決が必要になったことで、閉会日を一日延長し16日とすることになりました。目まぐるしく動いていきます。
2021年02月10日
地域魅力向上・健康を支える社会基盤強化対策特別委員会。
今日は特別委員会です。コロナの感染状況が大きく改善されたことで、先週の大規模PCR検査が大幅に縮小されることになりました。質問では、大規模検査では、1日8000件のPCR検査を行うとされていたことに触れ、現在1000件あまりの実績で、年度末に県外の機関を入れても5600件の検査能力が目標で、検査会場の設営や人員、検査希望者の特定等、大変な体制整備が必要になる事業で、試行的に縮小するのであればそういった点を確認できる形にすべきだと指摘しました。また10億の予算措置がされていますが、事業者支援に回すべきとの議論もあったことを踏まえると、保留の意味についてしっかりとした説明が必要だとも指摘しました。
所管事項につきましては、素晴らしい中山間地域振興計画が完成し、UIターンの増加に向けて攻めに転じるべことや無医地区の定義や実情について質問しました。午後からは会派政調勉強会に出席しました。
所管事項につきましては、素晴らしい中山間地域振興計画が完成し、UIターンの増加に向けて攻めに転じるべことや無医地区の定義や実情について質問しました。午後からは会派政調勉強会に出席しました。
2021年02月05日
2020年11月25日
特別委員会県外調査二日目。
朝8時過ぎに徳島駅に隣接したホテルを出て9時前に名西郡神山町にある「認定NPO法人グリーンバレー」を訪問しました。調査目的は「サテライトオフィス誘致、移住支援、まちづくり、創造的過疎について」です。まず1時間強に及ぶ竹内事務局長のお話は大変熱のこもったものでした。まず創造的過疎(Creative Depopulation)とは、人口減少を受け入れ人口の中身を変える、多様な働き方が可能なビジネスの場を創出する」という概念です。「人口5000人の小さな町はなぜ進化し続けるのか」という問いに答える形で話は進みましたが、印象に残ったのはリーダーの大南氏は町の建設会社の跡取りで、スタンフォード大学留学時代にイノヴェーション精神を身につけたということです。その周辺の人たちがそれに感化され、どんどん化学反応を起こしていったのが成功のストーリーのようでした。広島にも地場大手企業の跡取りで海外留学経験のある人たちがたくさんいますが、こういった方々が地方創生の担い手になったということです。変化は国際交流から始まっています。その蓄積から、文化が経済を生むという考え方が生まれ、アドプトプログラム(清掃活動)を中心とした環境と、国際芸術村活動を中心とした芸術にターゲットを絞ったそうです。
特にアートインレジデンス(外国のアーチストが一定期間住み着き、作品制作にあたる)は、人が人を呼ぶ形で進化し、優秀な建築家集団や起業家が集まるようになり、「日本のポートランド」、イノベイティブシティ第2位という評価が世界から送られました。当初の狙いだった「毎年子育て世代5世帯20人(子ども10人)の移住させる」という目標も順調にクリアし(3年間で76世帯113人が移住)、昨年8年ぶりの社会増に転じたそうです。サテライトオフィスも67社が進出していました。これはいち早く2004年に四国で初めて全戸に光ファイバーを整備したことによります。まさに先見の明といえます。今後は「起業するデザインエンジニア」を養成していくための高専も設立予定(地元中学校校舎を活用)で、全国から若者を呼び寄せる仕組みが整いつつあるのを感じました。私たちを案内していただいた若い女性も3年前に神山塾(高専の前身)の出身者で、神奈川県から移住していました。
スタンフォード仕込みの建設会社の跡取りが地域を刺激し、国際交流からスタートして文化にこだわり、人が人を呼ぶ化学反応が連鎖し成功した例だと感じました。いずれにしても地方創生には特効薬はなく、時間をかけて根気強く取り組むもので、いくつもの壁を乗り越えていかねければならない、「本当の価値は人と人との関係の中で生み出される」ということを実感する調査でした。終了後はバスで瀬戸大橋を渡り岡山へ。そして新幹線で広島に帰りました。
特にアートインレジデンス(外国のアーチストが一定期間住み着き、作品制作にあたる)は、人が人を呼ぶ形で進化し、優秀な建築家集団や起業家が集まるようになり、「日本のポートランド」、イノベイティブシティ第2位という評価が世界から送られました。当初の狙いだった「毎年子育て世代5世帯20人(子ども10人)の移住させる」という目標も順調にクリアし(3年間で76世帯113人が移住)、昨年8年ぶりの社会増に転じたそうです。サテライトオフィスも67社が進出していました。これはいち早く2004年に四国で初めて全戸に光ファイバーを整備したことによります。まさに先見の明といえます。今後は「起業するデザインエンジニア」を養成していくための高専も設立予定(地元中学校校舎を活用)で、全国から若者を呼び寄せる仕組みが整いつつあるのを感じました。私たちを案内していただいた若い女性も3年前に神山塾(高専の前身)の出身者で、神奈川県から移住していました。
スタンフォード仕込みの建設会社の跡取りが地域を刺激し、国際交流からスタートして文化にこだわり、人が人を呼ぶ化学反応が連鎖し成功した例だと感じました。いずれにしても地方創生には特効薬はなく、時間をかけて根気強く取り組むもので、いくつもの壁を乗り越えていかねければならない、「本当の価値は人と人との関係の中で生み出される」ということを実感する調査でした。終了後はバスで瀬戸大橋を渡り岡山へ。そして新幹線で広島に帰りました。
2020年11月24日
特別委員会県外調査。
今日から一泊二日で所属する地域魅力向上・健康を支える社会基盤強化対策特別委員会の県外調査に参加します。9時過ぎの新幹線でまず神戸へ。そこからバスで移動し、淡路島に向かいました。
こちらではパソナグループの地方創生、地域活性化、県立都市公園の活用について調査しました。パソナグループですが、南部代表とはテンポラリーセンター時代に大変おせわになりました。平成元年にシンガポール国立大学の研究員として1年間滞在した際は、支店内に席をいただき勉強させていただきました。その南部代表の地方創生にかける夢の舞台が淡路島です。「社会の問題点を解決する」という企業理念で、地方創生に取り組んだわけです。パソナグループは売上高3,250億円(連結)、従業員約2万人(連結・契約社員含む)の企業です。一方の淡路島は人口約13万人島内4市にほぼ均等に人口分布しており、食糧自給率100%の島です。
地方創生の取り組みで面白かったのは、2008年年か続く取り組みですがまず最初は農業からスタートした点です。2002年ごろからパソナグループとして農業に取り組み、1年間のインターンプログラム等実施しましたが、2008年ごろから企業の農業参入が始まり、農場をかまえるという方針となって淡路島でスタートした、とのことでした。その独立就農を目指すチャレンジファームは、リーマンショックが襲う2011年に若年層の雇用創出事業を兵庫県の補助で行い、3年間で300名の半農半芸の人材を育成し(1年間、25~9歳、全国各地から、うち6~7割が島に残るということで成果を上げています。農業の6次産業化にも取り組み、小学校の廃校舎を活用した「のじまスコーラ」(直売所・レストラン)をはじめ、昼食をいただいた「青海波」、「ミエレ」、「HELLO KITTY SMILE」等のレストランをオープンしています。これらの取り組みの結果、定住人口が248人、地元雇用が376人の成果を上げていますし、さらにパソナ本社機能の移転で、「2024年までに1200人」を移住させる計画です。しっかりと成果を出している点、素晴らしいと感じました。
もう一つは県立都市公園を活用した「ニジゲンノモリ」です。こちらは従業員150名の日本初の体験型エンターテイメントアニメパークです。ちょうど「ゴジラ迎撃作戦」というアトラクションがスタートしたばかりでしたが、数十億の投資とのことでした。県との関係では、土地占用料の支払いという形式で運営しています。開業4年目で収支が均衡しているとのことですので、成功と言えます。そのバックには明石海峡大橋年間通行料1300万台、近接する道の駅「あわじオアシス」の来場者が170万人という市場を背景にしていることがあります。通行料も900円と下げられていました。
農業への挑戦からスタートし、大企業の力と関西という市場をバックにした成功事例といえるのではないでしょうか。終了後は鳴門海峡大橋を渡って徳島市へ。この日は徳島市泊。
こちらではパソナグループの地方創生、地域活性化、県立都市公園の活用について調査しました。パソナグループですが、南部代表とはテンポラリーセンター時代に大変おせわになりました。平成元年にシンガポール国立大学の研究員として1年間滞在した際は、支店内に席をいただき勉強させていただきました。その南部代表の地方創生にかける夢の舞台が淡路島です。「社会の問題点を解決する」という企業理念で、地方創生に取り組んだわけです。パソナグループは売上高3,250億円(連結)、従業員約2万人(連結・契約社員含む)の企業です。一方の淡路島は人口約13万人島内4市にほぼ均等に人口分布しており、食糧自給率100%の島です。
地方創生の取り組みで面白かったのは、2008年年か続く取り組みですがまず最初は農業からスタートした点です。2002年ごろからパソナグループとして農業に取り組み、1年間のインターンプログラム等実施しましたが、2008年ごろから企業の農業参入が始まり、農場をかまえるという方針となって淡路島でスタートした、とのことでした。その独立就農を目指すチャレンジファームは、リーマンショックが襲う2011年に若年層の雇用創出事業を兵庫県の補助で行い、3年間で300名の半農半芸の人材を育成し(1年間、25~9歳、全国各地から、うち6~7割が島に残るということで成果を上げています。農業の6次産業化にも取り組み、小学校の廃校舎を活用した「のじまスコーラ」(直売所・レストラン)をはじめ、昼食をいただいた「青海波」、「ミエレ」、「HELLO KITTY SMILE」等のレストランをオープンしています。これらの取り組みの結果、定住人口が248人、地元雇用が376人の成果を上げていますし、さらにパソナ本社機能の移転で、「2024年までに1200人」を移住させる計画です。しっかりと成果を出している点、素晴らしいと感じました。
もう一つは県立都市公園を活用した「ニジゲンノモリ」です。こちらは従業員150名の日本初の体験型エンターテイメントアニメパークです。ちょうど「ゴジラ迎撃作戦」というアトラクションがスタートしたばかりでしたが、数十億の投資とのことでした。県との関係では、土地占用料の支払いという形式で運営しています。開業4年目で収支が均衡しているとのことですので、成功と言えます。そのバックには明石海峡大橋年間通行料1300万台、近接する道の駅「あわじオアシス」の来場者が170万人という市場を背景にしていることがあります。通行料も900円と下げられていました。
農業への挑戦からスタートし、大企業の力と関西という市場をバックにした成功事例といえるのではないでしょうか。終了後は鳴門海峡大橋を渡って徳島市へ。この日は徳島市泊。