2011年03月25日

今年のデザインレビューで

今年のデザインレビューは寒かった。いろいろな難題を乗り越えなければならなかった。未曾有の災害となった東日本大震災。それを少しでも考えようと、シンポジウムが開かれた。なかなか短い時間で自分の考えを整理することは難しい。ただ、私を含めたみんなが少しでも考えをまとめる機会になっただろうと思う。
「生きる」ことを最優先に考えなければならない中で、デザインに何ができるのか。こんなときだからこそ、どんな分野でもデザインの力が発揮されるべきだと思う。あたりまえの話であるが、植物も、動物も、そして人間も、よりよい暮らしをするためにアイデアを出して進化してきたのだ。根源は、生きていくために知恵をしぼること、がデザインなのだと思う。何かをつくるときに、どんなに急いでいても、いろいろな方面から考えること、は忘れられてはならない。それが全うされることを願いたいし、加勢したいと思っている。
  
Posted by nks_architects at 00:13Comments(1)TrackBack(0)徒然 | 末廣宣子

2011年03月15日

新規一転?

いいことがないと愚痴ばかりになってしまうので、自分の中である程度消化できるまで書かないようにしていた。ここで遠吠えをしても仕方ががないからだ。なんて言っていたら、ひどいものでずいぶんとさぼってしまった。今年になったら、少し心を入れ替えて・・・・と思っていたがすでに3月も終わり。
ただ、いやな思いや悲しい結果ばかりでもない。うれしいこともたくさんあった。
昨年1件のクリニックの内装設計を頼まれた。我々にとっては久しぶりの内装設計である。何となく新鮮な気持ちで進め、11月に無事竣工しオープンした。暮れに先生がお礼のメールを下さった。ありがとう、と言われると本当にうれしい。また、中津の家が春に竣工したが、今度はそこのお兄さんが住宅の設計をお願いしますと言われた。できあがったものや経緯をご存知の方から、依頼がくるというのは本当にうれしいことだ。他に、昨年は年明け早々に1軒、進むと思って楽しみにしていた住宅の設計が完全にストップしてしまった。施主側のやんごとなき事情であったので、もちろん仕方がないことであったが、「いいですよ。スタートが切れる時が来たらまたお声掛け下さい」とお返事したものの、実はさい先が悪いかな、などと思ったものだ。だけど、何ヶ月か経った後に、「はじめようと思います」とお電話を頂いた。いろいろ難しい課題はあるが、うれしくてがんばれそうだ。
  
Posted by nks_architects at 00:09Comments(0)TrackBack(0)NKSアーキテクツ | 末廣宣子

2010年11月28日

くまもとアートポリス建築塾「宇土市立宇土小学校・網津小学校現場見学会」

久しぶりの情報更新です。

くまもとアートポリスにて「宇土市立宇土小学校・網津小学校現場見学会」が開催されます。

日時:平成22年12月12日(日曜日) 13時〜16時

会場:
 宇土市立宇土小学校
 宇土市立網津小学校

詳しくは以下のホームページをご参照下さい。

http://www.pref.kumamoto.jp/site/artpolis/genbakengaku.html
  
Posted by kaorusuehiro at 19:43Comments(0)TrackBack(0)末廣香織 | NKSアーキテクツ

2010年08月31日

ハトとの攻防 続々編

今年は、本当にこれでおしまい。になるといいなあ。と思っていた。そうしたら、何と今度は自宅ではなく、事務所の湯沸かし器置き場?に巣をつくられていた。そればかりか、気がついた時はすでにヒナになっていた。今度ばかりは、捨てるわけにも行かず、巣立つのを待つしかなかった。フン害再燃。来年、帰ってこないように対策をねらないといけないなあ。
  
Posted by nks_architects at 00:06Comments(0)TrackBack(0)徒然 | 末廣宣子

2010年07月31日

塞翁が馬

うれしいことのあとには、だいたい、不幸の言い渡しがある・・・。福岡市のプロポーザルでがんばってとれた保育園の設計。私の先生は、保育園の権威であった。
なのに、監理は出なかった。一緒にプロポーザルを行った、公民館2館の設計はきちんと設計者に監理業務が発注されたのに、である。同じ福岡市、同じプロポーザル。どうしてこんなことになるんだろうか。その上、市の建築担当者は総入れ替わりである。市の担当者がつぶやいた。「最後までやりたかった」少しでも、良いものをつくろうという、論理も思想も意志も見いだせない。
  
Posted by nks_architects at 00:08Comments(0)TrackBack(0)公共建築を考える | 末廣宣子

2010年07月21日

MATfukuoka申込み受付中!!

MATfukuoka(福岡近現代建築ツアー)のご案内
MATfukuokaは、福岡市内にある優れた建築物を建築の学生と専門家がガイドするもので、建築と都市の魅力を多くの人々に知っていただき、街の資産を再発見しようという試みです。各建物内部の見学会や建築やまちづくりに関するレクチャー、郊外を巡るバスツアー、クルーズが行われます。普段見ることのできない建物内部を見学したり、施工や技術や歴史といった建物にまつわる様々な物語を知ることができます。昨年に引き続き2回目の開催となる今年は、バスツアーとクルーズも追加し、さらにバージョンアップしました。老若男女を問わず、できるだけ多くの市民に参加いただきたいと考えています。お子様連れ、外国人も大歓迎、英語や韓国語の解説にも対応します。関心のある方は、是非ご参加下さい。

日程:8月6日、7日、8日
場所:
a1.スポットツアー:福岡銀行本店、西日本シティ銀行本店、博多小学校、大濠公園能楽堂、福岡市赤煉瓦文化館+旧福岡県公会堂貴賓館、キャナルシティ博多
a2.レクチャー:西日本シティ銀行本店
b.バスツアー:九州大学箱崎キャンパス、ネクサスワールド、アイランドシティ中央公園
c.クルーズ:博多湾マリエラ船上

参加費用:
a.選べるコース(a1.スポットツアーおよびa2.レクチャーのうち3回分):
大人1000円、小学生以下500円、未就学児無料。
b.バスツアー:大人3,000円、小学生以下2,000円、未就学児無料。
c.クルーズ:小学生以上一律4,500円。

詳しい情報とお申し込みは、以下のホームページから。
http://www.matfukuoka.com/


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Posted by kaorusuehiro at 23:28Comments(0)TrackBack(0)末廣香織 | 九州大学

2010年06月10日

ハトとの攻防 続編

終わったと思っっていた。ところが、2週間と経たないうちにまたやってきた。羽に白い附がある同じカップルだ。どうしてここがそんなにいいの???あんなに意地悪して、巣を作る妨害をしたのに。ふん害が再発である。
なんでもハトは1年に何度も卵を産むらしい。窓の内側から脅かしたところでどこ吹く風・・・。また同じ場所に枝の固まりが、すっかりまあるくできている。人の家をつくっている私が、人(いやハトだけど)のいえを壊すのは心が痛いが・・・と思いながら、掃きだしてゴミ箱に。
どうも「巣を作らせないぞ」という私の本気が伝わったらしい・・・・。それで、どこかへ引っ越してしまった。今年は、本当にこれでおしまいにしたいな。
  
Posted by nks_architects at 23:57Comments(0)TrackBack(0)徒然 | 末廣宣子

2010年06月05日

建築学会作品選奨

思いがけず、2010年度建築学会の作品選奨を「志井のクリニック」で頂いた。これも施主の岡田先生のご協力あってこそ、当事務所のスタッフのがんばりあってこそ、そして、施工に関わってくださった高藤建設をはじめ多くの業者さんの力があってこそである。自分たちもうれしいが、周りの人たちが良かったねとか、喜んでくださったりすると、なおさらうれしいものだ。
東京の建築学会の総会で受賞式があった。他にも知った名前が何人もあったので、久しぶりの友達にも会えて、ラッキーぐらいに思っていた。そこで、実は私にはもう1つものすごくうれしいことがあった。大学の恩師である小川信子先生が、建築学会教育賞(教育業績)を受賞されてたのだいたのだ。「建築分野における女性の研究者・建築家をはじめ広く実務者の育成に携わった長年の貢献」 私も含めた数人の卒業生がその場所にいた。43年間母校で教鞭をとられた。私が先生の研究室に在籍したのは、ほんの4年ほどであるが、色々な事を教えていただいた他に、一緒に旅行に行ったり、ご飯を食べたり、もちろん叱られたり、励まされたり・・・色々な思い出がある。それは卒業した後も、同様である。東京を離れてからは、お目にかかれることも減ってしまったのだが、2年半住んだアムステルダムに立ち寄ってくださったこともあった。何の巡り合わせか、先生の賞に少しでも華を添えられたのだとしたら、この上もなく幸せである。またいつか、先生との接点がどこかで合わさることがあるといいなあと、それを楽しみに、またつぎに進もう。
  
Posted by nks_architects at 00:04Comments(0)TrackBack(0)徒然 | 末廣宣子

2010年05月25日

ハトとの攻防

うちの家はマンションで、ハトが好きそうな3方を囲まれたバルコニーがある。手摺がコンクリートで立ち上がり、その上そこに大きな避難器具の大きな箱がある。そして室外機とこの箱がつくるコーナーの隙間がハトの格好の避難場所のようである。ハトが来るともれなくふん害がついてくる。これが最も問題である。とても不潔で吸い込むと呼吸障害など大変な病気の原因になる、と聞くとなおさらいやな気分になるのだ。そういえば、それで肺がんと間違って入院していた人がいた、事を思い出すのだ。
毎朝早くバルコニーに2羽で連れ立ってやってきて、くーくーとなく。黙っていれば気がつかないものをわざわざ、「来たよ」と知らせてくれるのだ。バルコニーを開けると避難器具の下からあわてて出てきて逃げていく。空調機のうしろ側には、巣をつくろうと、木の枝の固まりがある。せっかく運んできたのにね、と思いながらも、掃きだしてゴミ箱へ。これを何日続けただろうか。
実は、昨年は知らないうちに卵を抱いていた。仕方がないか、と思ってお友達に相談したら、きっと育たないわ。ヒナになってから死んじゃったらもっと面倒でかわいそうよ。と助言を受けた。それで脅かしてどかせて卵のうちに捨ててしまった。だから今年は絶対に巣を作らせまいと試みたのだ。
ある晩かえってみたら、夜もそこにいる。追い立てはしたもののどうも居座っている感じ。朝に見ると卵がコンクリートの上に1個。あーあ、巣がなくても産んじゃったのか・・・・・。仕方なく回収。何でこんなに追われてもここに巣を作ろうと決めたのか?翌日、たぶんお母さんが卵を探していた。ちょっとかわいそうなことをしたとは思うものの、今年のハトとの攻防は終わった。  
Posted by nks_architects at 14:45Comments(0)TrackBack(0)

2010年05月15日

トルコ人の気質

サラエボからの帰路でイスタンブールに立ち寄った。初めての訪問であまり時間がなく、初夏の陽気で少々暑かったが、結構一生懸命回ってみた。街や観光地の印象としては、近いだけあってアテネと同じような感じ。乾燥した空気と雑然とした街並み。そして、賑やかで活気ある雰囲気と栄光の時代のおびただしい質と量の歴史遺産。さすがに歴史上名前の出てくるいくつもの帝国の首都だけあって、その繁栄ぶりが半端ではなかったことがわかる。しかし逆に現在のこの国は、その資産にぶら下がって生きることに慣れてしまったようにも見える。潤沢な資産が社会主義国家の仕組みと同じように、人々に努力する意欲を減じさせたかのようにも思えるのだ。実際観光地やホテルでの接客態度はあまり良くないし、タクシーはメーターを倒さずに走って吹っかけようとする。まあ、ものを売るときにとりあえず吹っかけるのは北アフリカでは普通なので、その延長だろう。吹っかけ方が2倍程度なのはまだ可愛げがある方か。サラエボがほとんど観光客ズレせずに、英語も比較的通じて歩きやすかったのに比べると、印象はよくない。しかし、そんな評判を市は気にしたのか、今年はヨーロッパ観光都市として多くのイベントを仕掛け、タクシーにもナンバーを屋根やドアに大書きしてコントロールしようとしているようではある。
最後に夕食を取ろうと入ったロカンタ(定食屋)で、たまたま同席したおじさんに料理の内容について教えてもらった。おじさんは少々強面だが気のよさそうな人で、片言の英語でいろいろと説明してくれた。土木系のエンジニアをしているというので、僕は建築家ですと言ったがどうも分かってもらえなかったようだ。彼は先に席を立ったのだが、何と僕の分まで勘定を済ませてくれていた。いきなり見ず知らずの他人にである。あまりのことに驚いた。ボスニアでも客人をもてなすのはイスラムの伝統だとか何とか言って、こちらに払わせてくれなかったのだが、その流れなのか。実は結構みんな優しくて気のいい人たちなのである。古き良き時代の日本を見ているようだった。

lokanta
  
Posted by kaorusuehiro at 19:17Comments(0)TrackBack(0)末廣香織 | 九州大学