ジョン・レノンミュージアム

2010年02月11日

JLM閉館に

さいたまスーパーアリーナにある「ジョン・レノン ミュージアム」が今年の9月30日で閉館することが、正式に発表になりました。2年前、初めて私も行きましたが、やはり来る時が来たか、というのが正直な感想ですが、残念でもあり複雑な心境です。

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10年前にジョンレノン・ミュージアムはオープンし、オープン当時は非常に盛況で長蛇の列でなかなか入ることが出来なかったとメディアでは報道されていました。ジョンの貴重なギターや直筆の歌詞、ステージ衣装など、普段はとても目にすることが出来ないような品々が展示され、ジョンの生涯を直接肌で感じることが出来るミュージアムです。

私も遅ればせながら、2年前の6月に初めて訪れました。そして、その時の感想は半分は感動、そして正直半分は疑問でした。

まずひとつは、入場者の少なさ。確かに私は平日の昼間、それも雨の降る日だったのですが、2時間以上の滞在時間中に、館内で他の誰とも出会いませんでした。その分ゆっくり観ることが出来たのですが、正直これで続けていけるのかと思いました。

そして、これは今回の閉館についてのひとつのポイントかもしれないのですが、何か言葉で表すことの出来ない空虚感です。確かに貴重な品々を観ることが出来て、私自身は興奮状態だったのですが、ミュージアム全体からジョンが好きでたまらない、ジョンを皆に伝えたいという心の部分が希薄な感じがしたのです。2年前の時点で、すでに展示物のいくつかはレプリカに代わっており、また1時間その前から動くことが出来なかった58年リッケンバッカー325のヘッドには埃が被っていました。ジョンが大切にしていたリッケンバッカーが悲しそうに見えたんです。出口のアンケートで私はそのことを書いたところ、数日後に館長さんからお手紙を頂き、そこには契約によりオノヨーコさん以外は触れることが出来ないためご了承ください、と書かれていました。大変、丁寧なお手紙で館長さんの誠意は伝わってきましたが、何か残念な気持ちだったのを憶えています。

確かに貴重なジョンにまつわる品々が日本にあって、それを観ることが出来るというのは日本にファンにとっては嬉しいことです。でも反面、今の状態でミュージアムを存続させていくのは私には辛いこととも思えるのです。また博物館には必ずいる学芸員がいないことも問題なのかもしれません。デパートの催事場で行うような「ジョン・レノン展」の延長のようなものであれば、これ以上は続ける必要はないと思います。ジョンの伝えたかった事をゆかりの品々を通して、しっかり伝えられるような博物館でなければ意味がないのです。

次の移転地も決まっていて(海外であることは間違いないと思います)、ヨーコさんが近日中に発表する予定だそうですが、その辺をもう一度しっかり考えてジョンの想いが伝わり、何度も訪れたいと感じるような素晴らしいミュージアムを創り上げてほしいと願います。

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nksmkzts4068 at 09:20|PermalinkComments(8)TrackBack(0)