October 03, 2006

"Comment Te Dire Adieu" Francoise Hardy

Comment Te Dire Adieu早いものでもう10月に突入したのですが、昨日まで雨だったせいか湿気が多くてあまり10月らしいカラッとした陽気に恵まれてないこともあって、あまり秋らしさを感じられないような気がします。ところで話は変わりますが、先日の休みに床屋へ行ったんですよ。自分は坊主頭なんで長さだけ指定すればその長さのバリカンで刈ってもらえるので今回はいつもより短めに刈ってもらったのですが、それで頭を刈り終えてから「モミアゲの長さは普通でよろしいですか?」と聞かれまして、何も考えずにこちらも「はい」と返事しましたところ、かなり短く切られてしまいまして(昔でいうところの「テクノ・カット」に近いところまで)。。。それで今はモミアゲを伸ばしてる最中なんですが、先日の出来物の件に続いてまた笑われてしまいまして。。。また痛い笑われネタを書いてしまいましたが、今回は秋らしく久々にフレンチ・ポップスをエントリしようと思いまして、セルジュ・ゲンスブールがプロデュースした大ヒット曲「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」を収録したフランソワーズ・アルディの8枚目のアルバム『Comment Te Dire Adieu』をご紹介したいと思います。

今回ご紹介するフランソワーズ・アルディは、1944年はパリで生まれ、幼少時代から学生時代の彼女は恵まれた家庭環境ではなかったそうですが、16歳の時に母親から大学入学資格試験に合格のお祝いにギターを買ってもらってから音楽に目覚めます。そして、彼女はプロのシンガーを目指すようになり、18歳になった1962年にパテ・マルコーニ・レコードのオーディションを受けて不合格となりますが、ヴォーグ・レコードのプロデューサーに認められて1962年4月に彼女の自作曲「Tous Les Garcons Et Les Filles(男の子女の子)」でデビューします。そして、1962年10月にフランスでは大統領を国民による直接選挙で選出するという憲法改正案の国民投票が行われ、その国民投票の結果がテレビで流されたのですが、その直後にたまたまテレビで歌うことになっていた彼女は、デビュー曲である「Tous Les Garcons Et Les Filles(男の子女の子)」を選挙直後で高視聴率になっていた番組内で歌い、その番組出演がフランス中で評判を呼び、大ヒットを記録することになります。そして、彼女とデビュー時期が前後しますが、以前ご紹介したシルヴィ・バルタンフランス・ギャルシャンタル・ゴヤらとともに"イエイエ・シンガー"と呼ばれるようなり、モデルとしても活躍するようになります。今回は彼女のこの"イエイエ"時代の詳しいバイオグラフィがなかったので、デビュー曲の「Tous Les Garcons Et Les Filles(男の子女の子)」以外の曲でどの曲がヒットしたのか全然わからなかったのですが、他の"イエイエ・シンガー"と呼ばれるシンガーのほとんどがソングライターが書いた楽曲や英米のポップスなどのカヴァーを歌っていたのに対し、彼女は英米のロック、ポップス、フォーク、カントリーなどの影響を受けながらもオリジナリティ溢れる魅力ある自作曲を当時から歌っていました。そして、1967年頃になるとイエイエ・ブームの衰退が始まるのですが、そういったイエイエ・ブームの衰退も彼女には関係なく、同1967年には「Ma Jeunesse Fout Le Camp(もう森へなんか行かない)」(この曲は自作曲ではないのですが、日本では後にドラマに使用されてヒット)を含んだ7枚目のアルバム『Ma Jeunesse Fout Le Camp』(ジョン・ポール・ジョーンズがプロデュースした曲も収録されているので、その筋のファンは要チェック)を発表し、評判を呼びます。そして、1968年にはフランス音楽界の巨匠セルジュ・ゲンスブールがプロデュースした元々はアーノルド・ゴーランド&ジャック・ゴールド作でヴェラ・リンが1954年に歌った「It Hurts To Say Goodbye」のカヴァーでセルジュ・ゲンスブールがフランス語に歌詞を書き換えた「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」が大ヒットを記録します。しかし、その後突然長期休養宣言をし、1970年に自ら設立したレーベル"イポポタン"でマイペースに活動しますが、1973年にカムバックします。そして、同じく1973年には日本でも「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」が遅ればせながらヒットし、日本でも彼女の代表曲になっています。その後1970年代の間は毎年のようにアルバムをリリースし、1980年代にも数枚のアルバムを発表しますが、1988年に歌手引退宣言をしてしまいます。しかし、1990年代初頭には早くも引退宣言を撤回して復帰し、1994年にはブラーのデーモン・アルバーンからの熱烈なこのラブコールに応えて「To The End」をデュエットし、その後もコンスタントにアルバムをリリースし、現在も活動しているようです。そして、今回ご紹介するのは「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」を収録した彼女の8枚目のアルバム『Comment Te Dire Adieu』なんですが、彼女のアルバムにしては自作曲が2曲と少なく、ほとんどがソングライターの作品やカヴァーで、楽曲ごとにプロデューサーも違うのですが、全曲フランス語で歌われていて、先述した「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」をプロデュースしたセルジュ・ゲンスブールが書き下ろした「L'anamour(はかない恋)」(プロデュースは元マンフレッド・マンのマイク・ヴィッカーズ)も素晴らしい出来ですし、レナード・コーエンがオリジナルでジュディ・コリンズのヴァージョンでもおなじみの「Suzanne」やフィル・オクスの「There But For Fortune」のフランス語によるカヴァー「Ou Va La Chance?(幸運はどこに?)」、リッキー・ネルソンの「Lonesome Town」のフランス語によるカヴァー「La Rue Des Coeurs Perdus(失恋通り)」といったカヴァー曲もアンニュイな彼女らしいものに仕上がってますし(特に「Suzanne」の透き通るような美しさは最高!)、「A Quoi Ca Sert?(何になるの?)」や「La Mer, Les Etoiles Et Le Vent(海と星と風)」といった彼女の自作曲も先述した楽曲群に負けないだけの素晴らしい出来で、正に名盤と呼ぶに相応しい内容となっております。自分がフレンチ・ポップスを本格的に聴き始めたのは昨年末からで、フランソワーズ・アルディを聴き始めたのも今年になってからなんですが、あれこれとフレンチ・ポップスのCDを検索しているとAmazonのオススメ商品に彼女の初期のベスト盤『ベスト・セレクション』がよく表示されるようになりまして、彼女のことを何も知らずにジャケットのデザインが良かったというだけで購入しましたところ、デビュー曲の「Tous Les Garcons Et Les Filles(男の子女の子)」を含めてほとんど彼女の自作曲であるのにも驚きましたが、どの曲も非常に出来がいい(特にポップな「Et Meme(そして、たとえ...)」が個人的にお気に入りです)ので聴く機会が増えます。しかし、ライナー・ノーツに書いてあった彼女の代表曲「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」が収録されてないので、曲がダブらない中期以降のベスト盤を買おうと意気込んでAmazonなどで検索したらCCCDでガッカリしまして、どうしようかと考えた結果、思い切ってオリジナル・アルバムであるこのCDを購入したところ、「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」は曲のタイトルを知らなかっただけで聴いたことのある曲だったのに感激し、他の収録曲も素晴らしかったことから一気に彼女への熱が高まりまして、ただいまコツコツとアルバムを買ってる次第であります。最後になりますが、これからフランソワーズ・アルディを聴いてみようという方にはこのアルバムから聴かれることをオススメします。

nktk46 at 22:26│Comments(6)このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック French Pops 

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1. フランソワーズ・アルディ  [ スワンの涙 2 ]   October 06, 2006 08:37
「彼に戻って来て欲しい」 こちらにUPしたヴァーノンガールズの曲のフランス語盤。 Je Veux Qu Il Revienne.mp3
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この記事へのコメント

1. Posted by スワン   October 04, 2006 19:19
5 レナードコーエンの「スザンヌ」大好きなんですよ。「電線の鳥」が一番好きですが…ってまた本題からそれてすいません。

アルディの「さよならを教えて」は日本の歌謡曲にも多大な影響を与えましたよね。有名どころでは石川ひとみの「まちぶせ」(オリジナルは三木聖子)、小川知子の「若草の頃」なんかはまったく同じだったりします。(^^)
2. Posted by BYRD   October 04, 2006 21:33
スワンさん、こんばんは♪
自分も「Suzanne」はレナード・コーエンのオリジナル、ジュディ・コリンズのヴァージョン共々好きな曲でしたが、このアルディのヴァージョンを聴いて、またあらためてこの曲の良さに惚れ直しました。(^^)

それとスワンさんのコメントを拝見するまで全然気付きませんでしたが、石川ひとみの「まちぶせ」(小学生の時によく歌番組で聴いてました♪)はほんと「Comment Te Dire Adieu(さよならを教えて)」のまんまですね〜(完全に一本取られました・・・笑)。それと「まちぶせ」の作者のユーミンの「私のフランソワーズ」のフランソワーズがアルディのことを歌っていたことも今の今まで全然知りませんでした(ほんと恥ずかしい限りです・・・^^;)

3. Posted by スワン   October 04, 2006 22:35
「若草の頃」は「まちぶせ」以上に似てますぜ。
http://listen.jp/store/album_4988006097100.htm

ユーミンの「私のフランソワ―ズ」ってアルディのことだったんですか??
自分も知りませんでした。「ミスリム」は好きなアルバムですが、この曲は覚えてないのです。(パンチの足りない曲だったのかな)
4. Posted by kura_mo   October 04, 2006 23:38
わたし〜のふらんそわ〜ず♪
っていい曲ですよ!スワンさん。笑い

でもオイラはこの人「さよならを教えて」くらいしか知りませんでした。。確か高校の時友達んちでベスト盤を聴いた記憶があるんですが。。今に至るまでなかなか手が出ず、です。
俺もこのアルバムから聴いてみようと思います(^^)
5. Posted by BYRD   October 05, 2006 19:55
スワンさん、小川知子は聴いたことがなかったのでこの試聴は助かります♪

本当にこれは歌いだしからしてそっくりといいますか「そのまんま」ですね〜。小川知子もですが、前回コメントしていただいた中村晃子や黛ジュンあたりもいい曲がたくさんありそうですので、今後聴いていきたいなと思ってます。(^^)

それと「私のフランソワーズ」はkura_moさんのコメントとダブりますが、いい曲ですよ♪それとこの曲がアルディのことを歌っているのだと知ったのはウィキペディアに掲載されていたからなんです。(^^ゞ
6. Posted by BYRD   October 05, 2006 19:55
kura_moさん、「私のフランソワーズ」をいい曲とフォローしていただきありがとうございます♪

自分も最近になってようやく手を出したところであれなんですが、今kura_moさんが熱心に聴かれてるジャンルを考えますと、フランス・ギャルやシルヴィ・バルタンあたりよりこのフランソワーズ・アルディのほうが確実にツボだと思います。(^^)

ブリティッシュ・フォークのようなアレンジでカヴァーした「Suzanne」はほんと最高ですので是非聴いてみてください。(^^)

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