2005年10月31日

いよいよ11月、不惑の歳へ

 実は、ワタクシ、訳あって、お酒を飲まないようにしています。今年のお正月から飲まないようにしました。

 急にやめたので、何故?って、良く聞かれます。

 それは何故か。


 リアルの私を知っている人がブログを見てくれていることも多くなってきています。そんな方と酒席が一緒のときにお酒を注がれようとすると、必ずゴメンナサイって言わなければならなく、本当に心苦しく申し訳なく思っています。やめる以前は、どちらかというと、【好きな方】だったので、皆さん、不思議がるんですよ・・・。

 ぁ。その原因というのは、決して、昨年6月のナオキさんの結婚披露宴での出来事にあるのではありませんヨ。

 事件・事故を起こしたわけでもありません。へへへ。

 さて、それでは、不惑の四十歳♪になる来月を前に、私がお酒を飲まない理由を書きます(・・・前説が長いですネ。)。

*****

 それは、約10年くらい前に遡ります。

 今から、10年くらい前、健康診断の結果、ピンクの紙が私に届きました。ピンクの紙には、『【要再検査】すぐに医療機関で検査を受けること』という指導文が書かれていました。

 世間一般の社会人に比べ、身体を動かす機会も多く、外見的にも健康ソノモノの私のいったいドコが悪いというのか。

 それは、なんと血。血液だったのです。血液中の、主成分の三血球、白血球・赤血球・血小板すべての数値が『少ない』ということだったのです。

 思い起こせば、それ以前に、献血で比重が少なく断られたとか、献血したけれども成分的に薄いので使えないという通知をもらったりとかは、確かにありました。でも、自覚症状もなく、健康体だったので、気にすることなく過ごしていたのでした。

*****

 最初は、個人病院へ行きました。何故かっていうと、簡単に診断書を書いてくれそうだったからです。本人に自覚症状がナイので、早く済ませたい、面倒なことにはなりたくない、という気持ちだけしかありませんでした。

 個人病院に行くと、健康診断結果を見た先生が、

『とりあえず、病理へ送ってみます。』

ということで、採血が検査機関に送られ、その結果を待つことになりました。

 検査結果が出るまで1週間くらいだったかな。

 1週間後、結果を聞きに、個人病院へ行きました。

 そうしたら、先生、

『紹介状を書くから、大学病院へ行ってください。私の大学同期のヤツが血液専門にいるから、そこへ行って診てもらってください。』

って言うんです。

 はぁ・・・?

 ダイガクビョウイン?

*****

 ダイガクビョウイン。

 それは、ちょっと懐かしい青春の匂い。。。

 過去に大学病院とのお付き合いは、一回だけありました。

 さらに約10年遡って、20歳のとき(ココは敢えて病名を伏せさせてください。毒。)、通っていた大学の健康センターへ熱っぽいので診断を受けに行ったところ(当時、健康センターで診断を受けると、薬がタダだった!)、

『すぐに医学部へ行きなさい。』

と言われ、そのとおりに診察を受けに行くと、

『これからすぐに、入院しなさい。』

と言われ、主治医がすぐに決まり、

『ぉ。これは、凄い。全身を記録に残そう。』

と、その主治医(♀)と二人きり、四畳半の畳の部屋(ナースの休憩室だったかな?)で、ノーカット&前貼り無しの裏モノの全裸写真(あくまでも医学的資料です、きっと。)を撮られたことがあるのです。

 そんな、我が青春の医学部付属病院。

 そこへ、また行くのか・・・。

(性病じゃありませんので念のため。)

*****

 話を戻します。

 大学病院の第一内科・血液外来への通院が始まりました。

 血液外来での検査は、CT、MRI、血液検査、そしてイタイイタイ骨髄検査と一通りやりました。

 その結果、私の汎血球減少の原因は、再生不良性貧血という病気から来るものという診断があり、現在に至っています。再生不良性貧血という病気、ググってみると何万件もヒットするような病気です。要は、骨髄の造血幹細胞に障害があり、血球の供給能力が弱くなってしまう病気で、骨髄バンクのポスターの『あの子』の病気だということなのでした。

 それが約10年前です。

*****

 幸い、私の場合、進んだ症状にはなく、通常の生活を送ることができています。

 でも、病院通いを始めたばかりの頃は、『不治の病』と宣告されたような気分になり、何もかもが嫌になり、自暴自棄になりそうでした。さらに、普段の生活が辛く感じられるようになり、すぐに寝込んでしまうこともありました。

 まさに、『病は気から』。

*****

 しかし、実際は、ほとんど自覚症状がなかったのです♪

 今でも、診察室へ行くと、

『朝晩、辛くありませんか?』
『息切れしませんか?』
『出血しやすくないですか?』

と、まるで、元気なのは嘘でしょう?と言わんばかりの質問が投げかけられますが、ノープロブレム。私は、元気なのです。

 確かに、数値が人並み半分以下の状態はずっと続いています。

 だから、主治医は同じ質問を繰り返します。

 冬になると、

『風邪引きやすくありませんか?』

なんて、質問もあります。

 風邪引きやすいとか引きにくいとか、誰と(何と)比べればいいのか分かりませんが、そんな質問に自信を持って答えられるように、絶対に風邪で寝込むようなことにならないように普段の生活には人一倍気を付けています。

*****

 で、昨年、中越地震の期間、ほとんどお酒を飲む機会がなくて、その後、病院へ行ったら、検査数値が回復傾向にあったんです!

 私は、これだ!と閃きました。

 お酒を飲まないでいれば、回復するんじゃないかと。

 主治医にこのことを話したら、

『あまり関係ないけどネ。』

なんて言われましたけれど、2005年の正月を迎えるに当たり、『断酒の誓い』を立てたのでした。

 健康一番。

 いまじゃ、お酒を飲まずとも酔っ払ったように振舞えるという技も身に付けましたヨ〜

*****

 これを見た方へ:

 どこかでご一緒する機会では、このような事情をお汲み取りいただきますよう、よろしくお願いします。

 また、症状が進んで苦しんでいる人も多いです。骨髄バンク(骨髄移植推進財団)に関心を持っていただけたら嬉しいです。→www.jmdp.or.jp

*****

【追記】

 何だか、反響が大きくなってしまったので、焦っています(V)o¥o(V)

 私は元気です。安心してください(^_-)-☆

 追記のついでといっては何ですが、再生不良性貧血に関連するサイトを紹介します。

骨髄バンク(骨髄移植推進財団)
難病情報センター ― 再生不良性貧血
再生つばさの会(再生不良性貧血の患者と家族の会)
Novartis Pharma K.K. ― 再 生 不 良 性 貧 血 「再生不良性貧血とは」
NTT東日本関東病院 ― 再生不良性貧血のATG療法

 この病気に理解を深めていただけたら、ありがたいです。

>> 経過観察

>> Mizue_FANコラム集
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nkyuya at 21:05|いよいよ11月、不惑の歳へ
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1. Posted by アルペン監督   2005年10月31日 21:41
こんばんわ。
私も今年33歳で初めて人間ドックにかかりました。特に異常もなくほっとしています。が、油断は禁物、健康には留意していきたいと思います。
私は健康のお裾分けとして献血を続けています。現在47回になりました。さらに今年の夏に骨髄バンクにも登録しました。連絡があればドナ-になるつもりです。少しでも役に立てればと思います。
話は変わって、私のブログもここ経由でのアクセスが増えました。これからもよろしくお願いします。
2. Posted by Mizue_FAN   2005年10月31日 23:09
こんばんは。
コメント、ありがとうございます。
また、骨髄バンクへの登録ありがとうございます。
私は、20代の頃、HLAを調べ、骨髄バンクに登録したんですが、こういった事情で提供することができなくなりました。
実は、成年C組で活躍中の友人も同じ病気で、数年前亡くなった須原の友人も同じ病気で…。スキー関係者に、多いのかなぁと思ったこともありました(関係ないはずですけど!)。
来月、私もドック(&誕生日)です。いよいよ180センチ(40歳)の大台達成ですよ♪

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