おんたけスカイレース2011当日の備忘録です。
完走しました!(嬉)
記録は10:54:34 順位は完走者416人中404位
チェックポイントの通過時間
スタート 07:00:00
第1 09:53:50
第2 12:18:21
第3 14:34:43
第4 15:46:44
ゴール 17:54:34
では当日をふり返りましょう。
朝7時にスタートです。スタート前の神事。
御嶽山って神の山なんですよね。
なのでスタート前に神主さんが祝詞をあげて、その後選手全員で二礼二拍手して発進です!
今までこんなスタートは経験したこと無かったですね。
で、ロードから始まり。いきなりの坂道です。
これって後になって思った事だけど、結局のところ昔のおんたけ登山を忠実に再現してるコースかなと。
昔の人は車なんてないから、最初から歩いてたわけで。
ロードを7~8キロ程度進んでここから林道に入ります。
左手に見えるのは大又山荘という宿。来年出るとしたらこの近辺に宿泊でも良いかな。
見て解るように、なんとなくトレランっぽい道ですね。
なので走れる人はどんどん走って行きます。
走れない人はどんどん遅れていきます(汗)
しばらく進むと渋滞の場所に遭遇。
事前の情報収集でこの渋滞は想定内です。
この川を渡るには濡れても構わない人は別として一列縦隊で渡って行きます。
滝とか綺麗なんでついつい何枚も写真を撮ってしまうんだなぁ。
レース後一日経ってからの反省点でもあるんだけど。
こうやって写真を撮っている時間って結構かかってんだよね。
このロスタイムを全部積算すると・・・
まぁ、写真を撮ったり景色を眺めたりするのが好きだからタイムや順位には無頓着なんだけどね。
上の写真あたりも、いかにもトレランっぽくて好きですねぇ。
スキー場のゲレンデ突入。
ここからストックの使用が認められています。
ゲレンデは都合、4っつを登ったのかな?
いつまで続くのって感じでした。
トレラン始めてから、こういう風に咲いている花に自然と目が行くようになりましたね。
この花はなんて名前なんでしょ?
エイドです!
ここは確か第一関門だったかな?
水だけでなくて、バナナとパワーバーが用意してありました。
バナナを2本分くらい食べたような。
この場所(=田の原)まで車やバスで来て鳥居をくぐって御嶽登山ってのが普通のパターンのようです。
それにしても、今回は都合何個の鳥居をくぐったんでしょうか?
なんで5円玉??
面白いのでついつい写真に収めてしまった。
ここは8合目。って言ってもここからかなり頂上までは時間が掛かるぞ!
イマイチ記憶があやふやなんだけど、この辺りですでにトップランナーが下りてきてすれ違ったような。
ここが頂上だったような気もするのですが。
似たような景色が沢山あって、すでに解らなくなっている(爆)
ここらで大雨にみまわれたんだよな。
そのうち小降りになるかと、しばしの休憩。
こりゃダメだと諦めて、シューズにスパッツを装着して再スタート。
ともかく第二関門突破!
この階段を上って、鳥居をくぐった先に御朱印を貰える場所があったんだな。
ここで出会った可愛い女の子が、御朱印だけ貰ってリタイアするって言ってた。
「それが今回の目的ですからもう良いんです」だって。
で、さらに後ろからきたお兄さんもここでリタイアとか。
なんで?って聞いたら「今からおはち巡りするんじゃ、次の関門で間違いなくアウトだよ」
と、係の人にはっきり言われちゃったとか。
マジですか~
ここまで来てリタイアなんてありえないし!
俺は行くよ!
絶対完走だからね!
と、おはち巡りの恐ろしさを知らないので自分自身にGOサインが出せた。
来年同じ感じだったら、あっさり諦めているかもね(苦笑)
それだけ、おはち巡りってきついんだよ。
おはち巡りって、この写真に見えている稜線をずっと進んでいくんだな。
今回は雨は降ってくるはガスは出るわで景色はイマイチだったのが残念。
良く見ると稜線を選手が必死で走ってるのがわかる筈!
この「馬」だけど、なんか頻繁に見ているような・・・・
これって、やまとうまさんのjogノートの写真だ。
この景色あたりがおはち巡りの底になるのかな?
底って事は上に上がるわけで(汗)
もう登りは無いだろうと思っていても次々に登りが現れて。
いったいどうなってんだ?こりゃ?
もうダメかも・・・心がほとんど折れかける。
ここで、満を持して「ベスパハイパー」を投入!
一回のレースで一度しか使えないポパイのホウレン草!
蘇る!
無理だと言われた第三関門を突破!
やってみなきゃわかんないもんだよ。
とは言うものの、第四関門まで時間は1時間ちょっとしかない。
こりゃ急がないとヤバイぞぉ!
ここから激下り。
雨で岩が濡れていて危ない危ない。
えっ?そう言えば御嶽山って活火山だったけ?
あの煙は何ですかぁ?
もう少し様子を見ていたいけど先を急ぐ身であった。
そして第4関門到着。
エイドにはバナナとパワーバー
ここでたむろしている選手が何人もいたんだけど。
エイドを抜けて進む方向に第四関門のゲートがある。
たむろしている選手達はゲートをまだくぐっていない。
どうやらリタイアらしい。
その理由は『もうゴールに間に合わないから』だそうだ。
第四関門を残り15分というタイムでくぐって進む。
ゲレンデの下りだ。
走れない傾斜ではない。とにかく急ぐ急ぐ。
雨のせいでビショビショだったり、途中で穴があいてたりでちょっと怖い。
それでも止まってなんかいられないし。
ふと見上げた空に虹がかかっていた。
うわぁ~
『栄光の架け橋』だぁ!
と、思った瞬間から頭の中を栄光の架け橋が流れて止まらない。
頭の中で『栄光の架け橋』を聞きながら走る走る。
完全に自分に酔っている状態で涙が溢れてくる。
ゲレンデが終わってから気持ちの良いトレイルを走る。
走る走る走る。
この辺りから、時計とにらめっこだ。
写真を撮っている余裕も完全に無くなった。
ヤバイヤバイヤバイ・・・・
トレイルを抜けてロードに出る。
あと残り時間は1時間弱
行けるのか?ダメなのか?
最終エイドで水をコップ2杯補給。
あと何キロですか?の問いに7キロという答え。
こういう時の距離ってあてになんないんだよなぁ・・・
色々考えても仕方ないので走る。
トイレに行きたかったけど、そんな時間も無い。
下りのロードを必死で走って、スタート地点まで戻ってきた。
ここから松原スポーツ公園まで何キロあるんだ??
そして、登りのロード。
最後にきてまたまた登りだぁ。
身体が動かないけど、がんばって進む。
止まったら終わりだ。
止まったら終わりだ。
走れ走れ。
このくらいは夜練でいつも走っている傾斜だ。
こんなの坂道じゃない・・・・と、思いたい。
すれ違う車から窓をあけて声援してくれる。
すでにゴールした選手達だ。
『行ける!行ける!頑張れ~』 『まだ間に合うぞファイトぉ!』
って、あと15分しかないじゃん!
で、さらに登りがきつくなる。
これってありですかぁ・・・・
呼吸が苦しいので、多分すごい顔で走ってたと思う。
汗をぬぐう暇も無いから、目に汗が入ってきて痛い痛い。
何人か前にいる。
『最後はダッシュだ!』 友人のぎっぺさんの言葉を思い出す。
そうだ、ダッシュだ!
ここで前を行く2人抜く。
順位なんか全く関係ないんだけど。
で、ゴールはどこにあるんだ?
会場の屋根は見えているけど、コースがイマイチわかんない。
おお!
あれが栄光のゴールだぁ・・・
走れ!走れ!走れ!
やったぁ~
ゴール後に撮した写真。
このレース制限時間は11時間だったのだ。
残り5分ってところで、なんとかゴール。
これを完走と呼ぶ!
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