★ 松岡昇の毎日が英語レッスン ★

英語、英語学習、英語教育、国際コミュニケーション、異文化理解などについてテキトーに書きます。記事の下のコメント欄に、ご意見や感想、質問、リクエストなどをお書きください。     

2006年10月

今までの Weekend Guests 一覧

Hi, 松岡みーです。How was your weekend?

さて、今回も Weekend Guest、お楽しみいただけたでしょうか。今までの記事を読み過ごしてしまった方のために、記事の一覧を下に記します。

いままでの記事は   __________________

14人目 「ピースボートで世界一周」 (くしだようこちゃん)
13人目 「北京旅行」 (荒磯先生)
12人目 「中国人留学生の一生懸命」 (Panda)
11人目 「ただいま受験英語に奮闘中」 (アルくん)
10人目 「アメリカでの日本語教育」 (Etsuko さん)
9人目 「テニスコーチの豪州ワーホリ体験記」 (城谷コーチ)
8人目 「おしゃべり美奈のイギリス留学レポート」 (美奈)
7人目 「加藤くんのフィリピン・レポート」 (加藤くん)
6人目 「世界の英語にアテンション・プリーズ」 (Miss Hong Kong)
5人目 「日本語を世界の人々へ -- 新隠居主義」 (風見さん)
4人目 「英語体得体験記 -- 留学中のサバイバル英語」 (Ayaさん)
3人目 「英語の夢を追って70年」 (荒磯先生)
2人目 「英語と私 -- なぜ歯科医が英語?」 (江口さん)
1人目 「英語の授業 -- MY (Move-Yourself) Method」 (松岡)
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みーかぶり
このブログの左下、「今までの記事(カテゴリー別)」 と書いてあるところがアーカイブ (archive = 保管庫) です。一番上の 「Weekend Guests」 をクリックしてお読みください。

それじゃあ、今週も、いい1週間でありますように。Have fun!!

Weekend Guest (14人目) : ピースボートで世界一周

Hi, 松岡みーです。How are you?

さいたまは、秋晴れの beautiful day です。でも、あしたは雨だとか . . . みぽこの主人は、週末のテニスを気にしています。急に冷え込んだりしますので、風邪なんかひかないように気をつけてくださいね。

さて、お待ちかねの Weekend Guest です。今回のゲストは、みぽこの主人の 「マルタ友達」、ようこちゃんです。たっぷりありますので、おっしこに行ってから読み始めてね。

今週の Weekend Guest : ピースボートで世界一周 ____

■ 自己紹介 「9・11+2」

マルタ
名前 : くしだ ようこ
出身 : 北海道
年齢 : 25歳
彼氏 : 募集中(笑)


9・11の次の日2001年9月12日にはじめてロンドン・パリに結果的一人旅に出てから、一人旅の虜になりました。最近の一人旅 (プライベート) はお盆にカンボジア傷心旅行をしてきました。子供たちの笑顔とクメール人に対する遺跡への尊敬、そしてカンボジア人の勉強熱心さに心打たれました。なにより 「風」 が良かった。


■ みぽこのご主人との出会い 「マルタ共和国」

私とみぽこのご主人との出会いは 「マルタ共和国」 です。2002年春休みに英語を鍛えようと英語とマルタ語が公用語の 「マルタ共和国」 に4週間ホームステイをしながら語学学校に通いました。そこで英語がペラペラのみぽこご主人と出会い、飲んだり騒いだり遊んだり、いろいろ英語を鍛えながらマルタ生活を楽しみました。

マルタに来て良かったなと思った点は、一つはヨーロッパや中南米などバラエティにとんだ国から来ていたこと。もう一つは、同じ国同士で固まらず、声を掛け合い、出かけたり、飲んだり、出来たことです。メンバーが良かったということもありますが、暖かい開放的なマルタの雰囲気もあったかもしれません。

マルタでの大切な出会いは、チリから来たダニエラです。彼女はルームメイトで、私はマルタで20歳だったのですが、ダニエラは15歳でした。チリから兄・姉と共に3人でマルタに来ていました。ダニエラの方が私より英語がうまく、勉強を教えてもらったり、自分の国について語ったり、夢について、家族のこと、いろんなことを語り合い、いつかまた会おうねと約束して彼女は先にチリに帰っていきました。それから3年経ち、その約束を果たすため、私はピースボートに乗りました。


■ 世界一周の旅 「ピースボート」

2004年10月23日〜2005年1月31日まで第47回 「ピースボート」 という船に乗って南半球を一周する船旅に参加しました。ピースボートに参加したきっかけも、マルタで知り合ったモモ姉さんの薦めでした。モモ姉さんはマルタに来る前に会社を辞めてピースボートに参加し、世界一周した後はイギリスやマルタで留学していたという経緯があります。モモ姉さんから世界一周の話をたくさん聞き、いつか私も乗ってみたいと思うようになりました。

ピースボート航路
きっかけはモモ姉さんですが、参加した理由は、47回クルーズの寄港地 の中に 「バルパライソ(チリ)」 と 「ラバウル(パプアニューギニア)」 が入っていたためでした。チリは、もちろんマルタで出会ったダニエラに会うためです。ラバウルは、私の祖父が赴いた戦地でした。祖父は無事ラバウルから帰還し、幸せな余生を過ごし数年前に他界しています。前から行きたいと思ってはいましたが、何かのきっかけがないと行けないと思っていた場所でした。その2つの寄港地に加え、南半球周りのクルーズと言うことも私の背中を後押ししました。北半球に住んでいる私にとって南半球は未知であり、ケニア・南アフリカ・ナミビア・ブラジル・アルゼンチン・イースター島(チリ)など魅力的な寄港地が盛りだくさんでした。もちろん、学生にとっては莫大な旅行代金です。105日も海外に行くために不安はありました。でも、3年生で履修を全て終えていたことと、両親の理解があったことにより、47回ピースボートクルーズに参加することができました。

ピースボートではたくさんのことがありました。ダニエラとダニエラのお姉さんナディアとの感動の再会物語もありました。他にもあまりに出来事が多すぎて、ここには書ききれませんが、一ついえることは、飛行機の旅と船の旅は全く別物であるということです。飛行機は1〜2日乗っていればすぐにその目的地に着くことができますし、飛行機に乗っている間にガイドブックを少し読む程度でその国のことを理解しようとします。そして、綺麗な所や観光地を見て回り、満足して帰ります。そのような旅行ももちろん時間がない人にとっては、必要です。またその旅行で十分いろんなものが見られるでしょう。

しかし、船は違います。寄港地から寄港地まで平均5〜6日かかります。船の航行計画からそのような時間を計画的にかけているのかもしれませんが、次の寄港地に着くまでにその寄港地の歴史や政治、文化、言語を学ぶことができます。ピースボートのいいところは、寄港地から寄港地のある一定区間の間だけ乗船する水先案内人というゲストスピーカーが乗ることです。政治、文化、環境、人権、多種多様なことに携わっている世界各国の人の話を聞く機会があり、ディスカッションの機会も設けることができます。

ピースボート南ア
第47回ピースボートはアパルトヘイト崩壊10周年という節目の年でもあり、「人権」 を大きなテーマにしていました。私もフィリピンでは子供の人権(人身売買や暴力が絶えないそうです)、南アフリカではアパルトヘイト後の問題、ブラジルでは船で主催したサンバカーニバルを通して人種を越えた一体感を味わい、ニュージーランド、オーストラリアではマオリとアボリジニーの人権、そして、日本に帰ってくる頃には日本の中の人種差別を考えました。

最初は重いテーマに対し、すごく戸惑っていました。しかし、差別されている人や、差別問題に正面から取り組んでいる人と知り合いになり、親しくなっていくと、最初は自分の身の回りに起こっていないことだから考えなくてもいい、敢えて近づかなくてもいいと思っていたことが、無知なことも相手を傷つけていることがある、知るということは悪いことではないし、むしろ相手を理解することにつながると思いました。

この旅で確信を持ったことがあります。たくさんの人と友達になれば少しでも相手のことを考え、気遣い、争いなど起こらなくなるのではないかということです。あまりに単純な図式で、世界はそんなに甘くないと一喝されそうですが、世界各地に友達がいて、いろんなことに悩んだり苦しんだりしている。反対に毎日に幸せを見いだし、一生懸命生きることに感謝して生活している。毎日考えているわけではないけれど、ニュースを見て友達の国が出てきたら、ふっと心配になって、メールで 「元気?」 と聞くことはできます。一個人の行動が世界平和までつながるとは到底思えませんが、そういった小さなことが積み重なっていくと希望を持って世界を考えることは必要なことではないかと思います。


■ スポーツ界の消防署 「日本スポーツ仲裁機構」

さて、話がガラリと変わって、私の仕事についてお話しします。私がいま働いているところは、日本スポーツ仲裁機構(JSAA) というところです。何をするところかというと、スポーツの裁判所になります。

スポーツ界では、代表選手選考、ドーピング検査による出場停止処分などをめぐって、アスリートと競技団体の間には様々な紛争が発生することがあります。しかし、スポーツ紛争の多くは法律上の争いではないので、裁判所の判断は得られない可能性は高く、仮に裁判が行われても時間がかかってしまい、有効な解決にはなりません。そこで、日本スポーツ仲裁機構はスポーツをめぐる様々な争いを公平・適正かつ、迅速に解決する場を提供する目的で2003年4月に設立されました。

仲裁手続は、どちらの当事者からも中立的な仲裁人(仲裁パネル)が選任され、双方の意見を聞く機会(審問)を経た後に仲裁判断が示されるという流れで進みます。現在8件の事案があり、6件の仲裁判断が出ております。もちろん、すぐに仲裁を申し立てるわけではなく、最初は相談という形が多いです。まだ知名度が低いので、毎日たくさんの相談があるわけではありませんが、スポーツ界での消防署的存在だと思い、毎日一生懸命取り組んでおります。

英語に関係するブログですので、世界的視点から考えると、スイスのローザンヌに 国際スポーツ裁判所(CAS/TAS) という機関があります。2000年のシドニーオリンピックの競泳選手選考で、千葉すず選手が国際スポーツ裁判所に申立てを行ったことがあり、日本でも有名になりました。スポーツ紛争を取り扱う裁判所として、世界的な働きをしています。オリンピック開催期間中に紛争が生じた場合などにも対応します。

10月初めにニュージーランドのオークランドに出張があり、ANZSLA (Australia and New Zealand Sports Law Association Inc.) が主催する会議・シンポジウムに出席しました。日本国内でスポーツについて研究することはもちろん重要ですが、スポーツ仲裁は日本国内で初めての試みで、他に比較するところがありません。そのため、時々海外と情報交換をして研究、発展に努力しています。ニュージーランドとオーストラリアは日本のスポーツ界と異なった点(ラグビーやネットボールが盛ん)がありますが、直面しているドーピングの問題やスポーツ団体のガバナンスの問題は同じところがあります。ただ、ビジネス的な側面や、プロスポーツ市場の活発さなど日本もこれから追随していく、もしくは未発達な部分も多く、とても勉強になりました。

■ それでは、最後にシンポジウムの宣伝をさせていただきます。

【第3回スポーツ仲裁シンポジウムのご案内】

第3回スポーツ仲裁シンポジウムの開催について
「日本のスポーツ界に今何が求められているか」

スポーツ仲裁シンポジウム
大阪市と日本スポーツ仲裁機構は共催で、第3回スポーツ仲裁シンポジウムを平成18年11月25日(土)午後1時30分より大阪市中央体育館大会議室(大阪市港区田中3-1-40)で開催し、その聴講者を募集します。定員は200名で、無料です。

このシンポジウムは、「日本スポーツ界に今何が求められている」 をテーマに、(財)日本体操協会北京オリンピック男子強化本部長の具志堅幸司氏(ロサンゼルスオリンピック金メダル)、スポーツ・アナリストの西田善雄氏、立教大学教授の沼澤秀雄氏、山梨学院大学研究員の萩原智子氏(シドニーオリンピック代表)、林弓枝氏(ソルトレークシティー、トリノオリンピック代表)をパネラーにお迎えし、立教大学教授の早川吉尚氏の司会進行により行われます。

現在、注目を集めているスポーツ界の問題点や改善点をハード・ソフト両方の面から多角的に議論し、市民に開かれ、世界につながるスポーツ界を考察します。

聴講を希望される方は、往復はがきに住所・氏名・年齢・電話番号を明記し、また、返信用のはがきの宛名もご記入のうえ、下記申し込み先へお送りください。申込締切は11月15日(水)で当日消印有効です。応募者多数の場合は抽選とします。

(申し込み先)
〒559-0034
大阪市住之江区南港北1-14-16 WTCビル28階
大阪市ゆとりとみどり振興局スポーツ部 仲裁機構シンポジウム係
電話:06-6615-0935                            
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さんきゅうでした
ようこちゃん、さんきゅでした。
元気に活躍しているようで安心しました。

みぽこの主人の生徒の一人がもうすぐ、やはりピースボートで世界の旅に出かけます。彼には、期間中7回レポートをしないと単位をやらないことにしています。いいレポートがありましたら、Weekend Guest で紹介しますね。

それじゃあ、みなさん、Have a GREAT weekend!! 

生きることと、学ぶこと (教育すること) の意味

Hi, 松岡みーです。How are you?

「必修漏れ 35都道県254校に 多くの科目で発覚」

これは今朝の朝日新聞、第1面の見出しです。「さらに多くの学校の多くの科目で発覚」 については、昨日のブログで予想した通りです。それよりも嘆かわしいのは、次のことです。

この記事は、こんなふうにに閉じられています。
「再発防止の検討に乗り出した県教委もある。福岡県教委は、抜き打ちの学校訪問でカリキュラムやテストが報告どおり実施されているか調べることを決めた。」

 みなさんは、どう思われますか。

みぽこには、教育者も、生徒も、父母も、教育委員会も、文科省も、頭のいかれたのがいよいよ過半数を超えてきたかなあ、なんて思えてならないのですが。

みーかご5
これを機に、もう一度、人間が生きるということと、勉強(教育)をするということの意味を考えたいですね。英語について言えば、今の時代を生きるということと、英語を学ぶ(教育する)ことの意味です。

受験の犠牲? -- 履修科目の虚偽報告

Hi, 松岡みーです。How are you?

「必修漏れ10道県63校」-- 今日の朝日新聞 (朝刊) のトップの見出しです。受験対策を優先し、必修とされている世界史を履修させていなかった問題です。

高校が履修科目に関して教育委員会に虚偽の報告をしているのは、今に始まった話ではありません。「英語によるコミュニケーション能力の一層の育成を図る」 という目的で、文部省の 『高等学校指導要領』(1989年) では、「オーラル・コミュニケーションA」(会話)、「オーラル・コミュニケーションB」(聞き取り)、「オーラル・コミュニケーションC」(発表、ディスカッション) という科目を導入しました。

受験指導で OC (オーラル・コミュニケーション) どころではない、というのが現場の声がもれてきました。こうした状況の中、当時、この OC 授業の実態調査はほとんどなされませんでした。唯一、アルクの 『英語教育事典』(1996年) が包括的な調査をしていました。高校の英語教師、各都道府県の教育委員会及び教育センターを対象にアンケート調査をしたのです。

高校の教師の回答の中に、「OCを他の授業に振り替える」 と答えたものが16%もありました。コメント欄には、「教育課程上は2単位となているが、実際には0.5単位。1.5単位はグラマーの授業を行っている。他の進学校も似たような状況にある」 といったコメントが目につく、とこの調査は報告していました。

みぽこの主人も、1997年に、東京、埼玉、神奈川の33校の高校生を対象にアンケート調査をしました。

「聞く」 授業が、
「あまり行われていない(21%)」
「ほとんど行われていない(21%)」
「全く行われていない(3%)」
これらを合計すると 45% でした。

「話す」 授業については、
「あまり行われていない(52%)」
「ほとんど行われていない(21%)」
「全く行われていない(3%)」
これらを合計すると 76% でした。

また、何人かの先生に聞き取り調査をすると、
「オーラルG というんですよ。オーラル・コミュニケーションという授業名のもとに、中身は受験対策の文法(grammar)をやっているんです」
という声が聞かれました。教育委員会には OC をやっているように報告しているわけです。

こんな先生の声もありました。
「リスニングの授業をやっても、結局、受験にリスニングがないからといって、生徒は全く興味を示してくれない」

教育を行う側も、受ける側も、「受験のせい」 にしないでほしいとみぽこの主人は言います。確かに、大学入試の内容には問題点が少なくはありません。柔軟性をもつべきことばに対して、正誤適否を問う出題が少なくありません。教育者としては、一方で、こうした入試問題の内容に改善を求めながらも、現場では、ことばの教育の本質を見失わないで指導してほしいと言う。教育を受ける側も、近視眼的な学習目標に翻弄されないで欲しいと言う。

論文
みぽこの主人がこの調査をしたのは、 『国際コミュニケーションのための英語教育 -- 日本における英語教育の現状分析と提言:大学入学試験問題の影響を中心に』(1997年)という論文の中の一節を書くためでした。この論文の中で、みぽこの主人はたくさんの具体的な提言をしています。その内のひとつ、「センター試験は率先してリスニングを入試に導入すべき」 は、論文を書いてから9年目の今年1月に実現されました(まだ、質的量的問題はありますが)。

みーかご4
この論文に興味のある方は
nbmatsuoka@ybb.ne.jp
までメールをください。原稿(100ページ)をWORDでメールに添付してお送りします。

それじゃあ、また明日。Mya you!!

予告 : 今週の Weekend Guest は、原稿がその辺まで来ています。お楽しみに。

たまに、学園祭をのぞいてみては?

Hi, 松岡みーです。How are you? 

友人が日光の紅葉を見てきたそうです。すっかり色づいて、とてもきれいだったそうです。そういえば、大学のキャンパスのイチョウもだいぶ黄金色になってきました。この季節は、school festival (学園祭) を間近に控え、どこか活気付いているような様子がうかがわれます。

「ミス・コンテスに出ませんかー」とか、「おばけ屋敷のおばけが不足してまーす。お手伝い、やってみませんかー」とか。

この2つが隣り合っていると具合が悪いかもしれませんね。
「えっ、あたし? あたしですか?」
「はい、是非 . . . メイクなしでいけますよ」
てな具合で。

幸い、この2つは別々の大学ですので、ご安心を。

haunted house
タイミングのいいことに、テキサスの悦子さんから、State Fair of Texas でのお化け屋敷 (haunted house) の写真が送られてきました。ここでは J.F.K あたりが化けて出てくるのでしょうか。

PHANTOM'S GREAT SCARE
Haunted House

写真を拡大すると、お化け屋敷の入り口のすぐそばに first aid (救護) があります。そんなに怖いのでしょうか。

みーかご3
祭りはいいですよね。みんな、にこにこしていて幸せな気分になれます。学生でないみなさんも、近くの学園祭に足を運んでみてはいかがですか。

世界の英語 (その15) : 中国の英語

Hi, 松岡みーです。How are you?

今日はあいにくの雨。気温も下がるようですので、1枚余計に着て出かけたほうがほさそうです。

ところで、最近、仕事で中国と接触をもつひとが増えてきています。先日のセミナーでも、「中国人と英語でやり取りする機会が多いのですが、その英語がとても聞き取りにくく困っています」 といった質問がありました。今日は 「中国の英語」 について少しお話します。

中国の英語 _______________________

中国で外国語学習というと、かつては日本語やロシア語が選らばれていましたが、いまでは群を抜いて英語に人気が集中しています。人気の理由は、英語が使えればよい仕事に就け、高収入が得られるからです。その背景には、1978年に始まった改革・開放政策があります。この政策は、92年の小平以降、加速され、ここ10余年で中国の市場経済化を急速に進展させました。

中国の英語教育は地域によって差がありますが、都市部では小学3、4年生から始まります。

中国語は、英語と同じ 「S V O 型言語」 です。

中国語: 我  愛  你
英語:   I  love  you.

中国語: 我   想   那  是    好的    想法
英語:    I   think  that  is    a good   idea.

このため、日本人よりも語順の文法の負担ははるかに少ないと言えます。しかし、細かなところでは違いも多く、前置詞や接続詞、関係詞、時制、名詞の単複など、苦労の種もつきないようです。日本語と同様に、中国語にも冠詞の習慣がないため、a や the がしばしば脱落します。このため、かつては日本と同様に、文法中心の英語教育が行われていました。

発音についても苦労は少なくありません。中国語には、はっきりとした 「濁音」(有声音=voiced consonant) がありません。したがって、日本語の 「ビールならだいじょうぶ」 を中国人が発音すると、「ピールならたいちょうぷ」 のようになる傾向があります。英語を発音する際にも同様の現象 (有声音の無声化) がみられます。

beer → peer
made → mate
rise → rice
thing → think

また、長母音や二重母音が短くなる傾向もみられます。

fool → full
heat → hit
びーる → ぴる
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いくらか参考になるでしょうか。いずれにしても、3日も話せば慣れるでしょう。

みーかご2
あっ、そうそう。文法のところで言ったように、英語と中国語って語順が似ているでしょ。だから、英語を勉強した人にとっては、中国語って、結構、とっつきやすいんですよ。Give it a try.

それじゃあ、また、あした。Mya you.

今までの Weekend Guests 一覧

Hi, 松岡みーです。How was your weekend?

さて、今回も Weekend Guest をお楽しみいただけたと思います。今までの記事を読み過ごしてしまった方のために、記事の一覧を下に記します。

いままでの記事は   __________________

13人目 「北京旅行」 (荒磯先生)
12人目 「中国人留学生の一生懸命」 (Panda)
11人目 「ただいま受験英語に奮闘中」 (アルくん)
10人目 「アメリカでの日本語教育」 (Etsuko さん)
9人目 「テニスコーチの豪州ワーホリ体験記」 (城谷コーチ)
8人目 「おしゃべり美奈のイギリス留学レポート」 (美奈)
7人目 「加藤くんのフィリピン・レポート」 (加藤くん)
6人目 「世界の英語にアテンション・プリーズ」 (Miss Hong Kong)
5人目 「日本語を世界の人々へ -- 新隠居主義」 (風見さん)
4人目 「英語体得体験記 -- 留学中のサバイバル英語」 (Ayaさん)
3人目 「英語の夢を追って70年」 (荒磯先生)
2人目 「英語と私 -- なぜ歯科医が英語?」 (江口さん)
1人目 「英語の授業 -- MY (Move-Yourself) Method」 (松岡)
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mi-かご耳だけ
このブログの左下、「今までの記事(カテゴリー別)」 と書いてあるところがアーカイブ (archive = 保管庫) です。一番上の 「Weekend Guests」 をクリックしてお読みください。

それじゃあ、今週も、いい1週間でありますように。Have fun!!

Weekend Guest (13人目) : 「北京旅行」

Hi, 松岡みーです。How are you?

とてもさわやかな朝です。秋晴れの週末になりそうですね。みぽこの主人は、久しぶりに自由な時間を週末に持つということで、朝からどうしようかとそわそわしています。

さて、2週間ぶりの Weekend Guest です。今日は、3人目のゲストでご登場いただいた荒磯先生に再びお願いしました。先生が最近訪れた中国(北京)の様子を報告していただきます。お楽しみ下さい。


今週の Weekend Guest : 北京旅行 ___________

荒磯先生
荒磯芳行

今年の社内旅行は9月の末であった。destination は北京で、3泊4日の旅。従業員の約4割が参加するので、いつものことながら、業務遂行上、これより長い旅行は難しい。しかし、3泊4日ということは、到着の日と帰国の日を考えれば、whole dayはたったの2日であり、大北京を知るには、まったく時間不足である。それでも、自分の目での、耳での、体全体での経験はもちろん貴重である。行く前、何をどう見、経験しようかといろいろ悩んだが、結局、万里の長城(the Great Wall)の見学、京劇 (classical Chinese opera)の鑑賞、それに北京ダック(Peking duck)の試食と決めた。

万里の長城
万里の長城の見学は到着した翌日であった。この建造物は当然ユネスコの世界遺産に登録されている。長城の建設は、古い時代に、北方異民族の侵入を阻止しようとした地方の権力者たちによって始められたが、中国全土を統一した秦の始皇帝(Shih Huangdi)(259-210 BC)が完成させたという。全長は6350kmという長大なものだ。現在は幾つかのポイントが観光客のために用意されている。われわれが訪れたのは八達嶺(はったつれい)というところ。北京市から1時間余で到着する。このポイントは人気があり、まるで原宿のような混雑ぶりである。ポイントから南北に整備された3500mの城壁の上を歩くことができる。急勾配と緩勾配のコースがあり、急勾配コースのほうが見晴らしがいい、というので、そちらを選んだ。しかし、もう若くない体にはきつく、500mほど行ったところでダウンし、give upした。それでもよい経験であった。よくこんな物を作ったものだと、中国人の根気強さに感心した。

京劇
次の日の夜、京劇の鑑賞に出掛けた。われわれが行った梨園劇場というのはそれほど豪華とは言えない劇場であった。劇が始まる30分ほど前に劇場に着いたが、入り口に近いところで俳優が独特の舞台化粧を観客に公開していた。有り難いサービスである。席に着くと、日本人にはイアフォーンが貸与され、日本語による解説と台詞の日本語訳が提供された。それに、舞台脇の電光掲示板には主な台詞の英訳が表示された。日本語訳をイアフォーンで聴きながら、掲示板の英訳を読んでみるのも面白かった。劇は例の孫悟空をfeatureした正味一時間ほどの喜劇で、storyが次第に盛り上がって行き、最後の場面は孫悟空とそれに敵対する勢力の大立ち回りとなる。日本のテレビで一部を見たことがあるが、実際の舞台はまさに迫力満点で、軽快な動きが実に楽しく、観客はそれに吸い込まれてしまう。大きな拍手が観客席からたびたび起こった。実にenthrallingなperformanceであった。中国人は軽業的な演技が得意なのであろう。例の有名な雑伎団(circus troupe)的な動きを思い出させた。

北京ダック
さて、最後は北京ダックである。ご承知とは思うが、この料理は、フライドチキンの鴨版ではない。高温の釜の中でこんがりと焼き上げた鴨の皮が中心である。肉は問題にならないのだ。この鴨皮の賞味の仕方が数種類紹介されたが、砂糖をまぶして食べるのには驚いた。とにかく、鴨皮を口に運んだときの皮の香ばしさとジューシーさは甚だ独特で、何とも例えようがない。と言っても小生のような味オンチにはその独特の食感があまりappreciateできなかったのは残念であった。北京ダックはグルメ向けの逸品と言うべきであろう。

オリンピック
さて、3泊4日の旅行は、嵐のように発展する中国をassessするにはあまりにも短い。ご存じのように、2008年に北京でオリンピックが開かれる。今そのための建設に大童である。市内至る所で、競技施設その他の建物の建設が進行している。それかあらぬか、市内の空気(大気)は必ずしも美味しいとは言えない。訪問したときは、一年の中でも最もよい観光シーズンと言われるときであったが、すがすがしさはあまり感じられなかった。街路樹も埃をかぶっているようだった。これには交通量の多さも一因であろう。車の走行は実にvigorousである。ガイドの話では、北京では、「歩行者優先」でもなく、「車優先」でもなく、「勇気優先」だとのこと。数年前に行った上海を思い出した。歩行者が高速道路を悠々と歩いたり、交通信号を無視して平気で道路を横断していた。北京でも、車を運転しながら、町の真ん中で、紙くずを路上に捨てる光景も目にした。ガイドに交通事故のことを聞くと、「恥ずかしいことですが、世界一です」という答えが返ってきた。車関係のマナーの改善が大きな問題であろう。

また、残念ながら、英語の普及度が甚だ低い。小生の泊まったホテルでも、若い従業員でさえなんとか英語が話せるのは甚だ少なかった。英語の普及度をもう少し高めて欲しい。ホテルのcheck-in/check-outや空港での手続きにも時間がかかりすぎる。これはことばだけの問題だけではなく、コンピュータ・システムの不完全さにもよるのであろう。check-out時に故のない飲み物の請求を受けた。 結局、 We did not eat or drink
anything in the refrigerator.と書類に書いて、無罪放免となった。オリンピックに向けての建設はなんとか間に合うであろうが、人々の意識の国際化も間に合わせて欲しいと思う。

友誼永在
嬉しかったのは、中国人の日本人対する態度である。数か月前、中国の各地で反日運動が高まった。今回の旅行中、何もなければよいが、と心配したが、それは杞憂であった。どこへ行っても、人々に明るく迎えられ、ほっとした。思いがけないところで、きれいな日本語で話しかけられた。その人たちの多くが、日本に行ったことはないが、語学学校やテレビで勉強している、という話であった。まさか一日中というわけではないと思うが、テレビで日本の番組が見られるのである。ある大きなレストランで、われわれ30人ほどが盛り上がって、かなり雑音を放出したが、周囲の中国人は、別に文句も言わずに明るく反応してくれた。宴会最後のグループ撮影では、近所のテーブルにいた一人の中国人がシャッターを押してくれた。日中友好はそれぞれの国にとって大きなプラスであるはずである。この関係をさらに発展させたいものである。
(荒磯、Oct 06)
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荒磯先生、ありがとうございました。

ところで、最近、仕事で中国と接触をもつひとが増えてきています。先週のセミナーでも、「中国人と英語でやり取りする機会が多いのですが、その英語がとても聞き取りにくく困っています」 といった質問がありました。来週火曜日に 「中国の英語」 についてお話します。

あっ、そうそう、3日前に紹介したテレビ番組、NHK の1チャンネル、日曜日の深夜(正式には月曜日)0:40 am からの Weekend Japanology、忘れずに録画してね。テーマは、「小泉八雲と日本の心」 です。

それじゃあ、みなさん
Have a GREAT weekend!

ちょっとうれしいひと時

Hi, 松岡みーです。How are you?

この季節になると、教員のもとにはいろいろな出版社から教科書の目録や見本が送られてきます。今日、送られてきた 「金星堂図書目録2007年」 を見ていたら、先日まで、みぽこの主人がひーひー言いながら書いていた本の案内が載っていました。その紹介文を見ながら、主人はちょっと喜んでいました。

More Power for the TOEIC Test

大学、高校の先生方、よかったら使ってくださいね。

それじゃ、またあした。


予告:今週の Weekend Guest は、再び荒磯先生にご登場いただき、 最近訪れた中国のレポートをして頂きます。お楽しみに。

テレビの英語番組 : Weekend Japanology

Hi, 松岡みーです。How are you?

みなさん、お元気ですか。今朝のさいたまは、どんよりと雲って肌寒さを感じるほどです。周囲にかぜをひいている人が増えてきました。
Take care!!

みぽこの主人は、先日、出版社主催のセミナーで、テレビで見られる英語番組をいくつか紹介しました。  評判が良かったは、NHK の Weekend Japanology でした。大学でもときどきビデオで学生に見せるようです。ご存じない方のために、紹介しましょう。

Weekend Japanology (NHK総合、月 0:40 - 1:25 am) ____

この番組は、海外向けに放送している番組(NHKワールドTV)のひとつですが、国内でも、NHK総合、すなわち、1チャンネル(関西ならNHK教育)で見ることができます。主音が英語、副音が日本語の2ヶ国語放送です。番組タイトルのJapanology (日本学) が示すように、日本の文化を色々な角度から海外に伝える番組です。司会は菊地真美とピーター・バラカンの2人で、毎回ゲストを迎えて、トークを交えながらの楽しい番組です。

見所は . . .

1) ゲストの日本人は英語の教師や専門家ではないのに、自分の分野の
  話をしっかり英語で伝えています。日本人英語学習者の身近な目標
  になりますね。
2) 司会の菊地真美ちゃんがなかなかの美人。英語も軽くなくていい感
  じ。(実は、みぽこの主人と大学で一緒にジャズをやってました)
3) ピーター・バラカンさんの英語も、知的でいい感じです。
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みぽこ in 布団
すばらしい番組です。しかし、放送時間が深夜のために、あまり多くの人に知られていません。英語学習者のみなさんには是非見ていただきたい番組です。さあ、さっそくビデオ録画のセットをしてくださいね。

それじゃ、またあした。

予告:今週の Weekend Guest は、再び荒磯先生にご登場いただき、 最近訪れた中国のレポートをして頂きます。お楽しみに。
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『会話力がアップする英語雑談75』(2015年, DHC)


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初めて聞くニュース英語 入門編

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『ハリウッドスターの英語2』
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『企業・大学はグローバル人材をどう育てるかー国際コュ二ケーションマネジメントのすすめ』
(共著、2012年、アスク出版)


共生社会の異文化間コミュニケーション

『共生社会の異文化間コミュニケーション』
(一部翻訳、2009年、三修社)



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『TOEFL ITPテスト 学習スタートブック』
(共著、2013年、Jリサーチ)

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『470点入門TOEIC語彙・イディオム基礎問題集』
(1994年, アルク)



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