Hi, 松岡みーです。 How are you?

タイに行っていた1週間のしわ寄せを取り戻して、今日から通常スケジュールでやっていけたらと思います。

さて、タイの話の続きです。タイまで行って、カレーにやられ、ホテルで寝込んでいたみぽこの主人ですが、やや体調が良くなってきた4日目に、ホテルの図書室に行きました。そこで読んだタイの英字新聞 (? もうろうとしていて紙名を忘れる) の第一面に Sushi Police (寿司警察) という記事がありました。

寿司この Sushi Police というのは、日本ではあまり話題になっていませんが、海外ではすでに先月、多くのメディアが取り上げ、それぞれの国の外食産業に警戒心を呼び起こしています (日本では、みぽこの知る限り、朝日新聞が2月18日に 「天声人語」で取り上げています)。

ああ、そうそう。で、この Sushi Police (海外のメディアが作った用語?)というのは何かというと、あのお騒がせ松岡農林水産大臣 (松岡みーとは関係ありません) の発案で、海外の 「正しい」 日本料理店に日本政府がお墨付きを与える制度 (海外日本食レストラン推奨制度) のことです。現在、2007年度からの実施に向けてその準備を進めています。

みぽこの主人がタイのホテルでその記事を読んだのは、日本で3月16日に第3回目の有識者会議が行われた2日後のことです。おそらく会議の内容がプレスリリースされたためでしょう。海外の関心事は Sushi Police が海外の日本料理店をどう審査するかでした。結局、お墨付きを 「希望するレストランからの申請が原則」 という有識者会議の結論に安堵していたようです。

みなさんは、こうした日本政府の考え方にどう思いますか。日本食が世界各地に広がっている。しかし、質的に日本食と言えないものが少なくない。日本の正しい食文化を伝えるために、日本政府が海外の 「正しい」 日本食レストランに対してお墨付きを与える、という考え方です。

みぽこに言わせれば、「余計なお世話」 です。いいじゃないですか、その国で、その国の人たちが 「日本食レストラン」 でやっているのですから。たまに行った日本人が、「これは日本料理ではない」 と目くじらを立てるなら、日本で日本料理を食えばいい。「正しい」 かどうかは現地の判断であり、日本政府の判断ではないはずです。

てんぷら私たち日本人は、ポルトガル伝来の 「テンプラ」 を和風にアレンジして 「天ぷら」 を作りました。パスタの店では和風スパゲティーを食べ、ハンバーガーショップには照り焼きバーガーどころかライスバーガーだってあります。

そもそも器用な日本人は、古くから、外国の知恵を拝借して、上手に自分たちの文化に取り入れてきました。応用は日本のお家芸で、今日の日本の文化や産業を作ってきました。そんな日本が海外の日本食レストランにお墨付きを与えるとは、一体どういうことなんでしょう。

あきれたみー「正しい」 「正しくない」 という考え方は異文化理解の大敵です。政府が印籠をちらつかせながら 「日本の正しい食文化を伝える」 、そのために2億7千万円の予算を付けるなどという愚行に、松岡みーはあきれるばかりです。松岡農水相、「何とか水」 も問題ですが、Sushi Police もかなりヘンですよ。代わりに Water Police でも作ってはいかが。

予告:今週の Weekend Guest は、イギリスからの「留学体験」レポートです。お楽しみに。