こんにちは、松岡昇です。大学の授業の1週目が終わり、ひと息ついています。

実は今、TOEIC S/W の本を書いています。TOEIC S/W ... ?
最近、「大学入試改革」の関連で、新聞などでも目にする機会は増えてきましたが、まだ、よく知る人は少ないですね。今日は「大学入試改革」の問題とは全く切り離して、純粋に英語の試験としての TOEIC S/W についてちょっとお話をします。

【TOEIC】 経済政策の一環?
英語を勉強している人なら、どなたも TOEIC (Test of English for International Communication) はご存じですね。1950年代半ばからの高度経済成長が終焉(1973年石油危機)を迎えていたころ、今から40年前 (1979年) に世に出た試験です。生みの親は、日本経済の先行きを心配した当時の経団連と通産省(この要請を受けて米国のETSが開発)。今や国内で年間250万人もの人が受験する試験となり、日本社会にすっかり定着した検定試験です。

【TOEIC L/R】 Listening & Reading
2時間、英語を聞いて読んで200問に答えるという 「拷問」 のようなこの試験、みなさんも1度や2度は受けたことがあるのでは。TOEIC と言えば、いつもこの試験のことを意味してきました。この試験は、今は (2007年以降) TOEIC Listening & Reading (略称:TOEIC L/R) と正式には呼ばれます。英語力を、 Listening 力と Reading 力を測定することで評価するからです。

【TOEIC S/W】 Speaking & Writing
12年前(2007年)に、新たに TOEIC Speaking & Writing (略称:TOEIC S/W)が導入されました。その名の通り、英語の Speaking 力と Writing 力を測るテストです。導入の背景には、従来のマークシート方式では Speaking 力や Writing 力が十分に測れないという難点があったからです。みなさんの中にも、TOEIC は700点台だけれども話すとなるとてんでダメなんです、という方いませんか。

【iBTという試験方法】 パソコン、ヘッドセット、キーボード
Speaking テストというと、英検2次試験でお馴染みの「面接試験」があります。しかし、 TOEIC S/W では面接ではなく iBT (Internet-based test)というシステムを使って行われます。受験者は試験会場に行き、そこに設営されたパソコンを使い、この iBT システムを介して試験を受けます。Speaking はヘッドセット(マイク付きヘッドフォーン)をつけてパソコンの画面を見ながら、Writing はパソコンの画面とキーボードを使って解答します。

【4技能を総合的に審査】 理想的な方向
TOEIC S/W は、改善の余地はあるものの、英語力を審査する試験としては今までにない「理想的」なものと言えます。パソコン、ヘッドセット、キーボードという用具からもわかるように、Speaking と Writing だけでなく、 Listening の要素も Reading の要素も含まれているからです。実質的に 「4技能を総合的に審査する試験」 と言えるでしょう。

【サンプル問題】 やってみよう
TOEIC 公式ウェブサイトに S/W の「サンプル問題」のコーナーがあります。時間のある時にやってみてください。なるほど、こういう問題に耐える英語力をつける必要があるんだ、とちょっとした発見と新たな目標が見つかるかもしれません。私が TOEIC S/W の本を書く理由はここにあります。

それじゃあ、また。Have a great weekend!(マッツ)