★ 松岡昇の毎日が英語レッスン ★

英語、英語学習、英語教育、国際コミュニケーション、異文化理解などについてテキトーに書きます。記事の下のコメント欄に、ご意見や感想、質問、リクエストなどをお書きください。     

■ シャドーイング

DVDで徹底シャドーイング

こんにちは、松岡昇です。

松岡はブログをやめたのでは ... と問い合わせがあったりします。済みません、更新がこのところできなくて。

現在、英語プレゼンテーションの教科書を書いています。今、第2校正の真っ最中です。なかなかいい感じで仕上がりつつあります。来週は付属DVDの撮影のリハーサルで再来週が本番の撮りです。ワクワクしてきます。大学の先生方、あるいは高校の先生方、楽しみにしていてください。

P1050358そうなんです、今日も時間がないので、今月アルクのサイトに書いた記事を紹介します。DVDで徹底シャドーインというお話です。お時間のあるときにお読みください(マッツ)。

「シャドーイング」 という練習 (その7)

Hi, 松岡みーです。How are you?

1019「シャドーイング」 についていろいろ話してきましたが、今日は2つのタイプの練習方法を紹介して、「シャドーイング」 のシリーズを締めくくろうと思います。

今までの 「シャドーイング」 に関する記事は、左下の 「今までの記事 (カテゴリー別) 」 に 「シャドーイング」 を設け、そこに保管しましたので、一気に読まれる方は、そこからどうぞ。

やさしい材料で練習する

シャドーイングの練習は、基本的には、やさしい材料で行うのがいいでしょう。下の手順の 「(6) 〜 (9)、途中に(3)を入れる」 でやってみてください。スクリプトとは音声のせりふを文字に書いたもの(台本)です。

難しいものにチャレンジする

慣れるにつれ、スピードの少しずつ速いものに材料を変えていきます。最終的にはネイティブの自然な速度 (秒速 3 - 4 words) です。下の「(1) 〜 (9)」 の手順で練習してみましょう。

(1) 聞く: 全体を1度聞いて大まかに内容をつかむ
(2) 黙読する: スクリプトを黙読する(未知の語句に印をつけながら)
(3) 未知の語句を覚える: チェックし、発音しながら覚える
(4) 音読する: 内容をかみしめながら全体を音読する
(5) スクリプトを見ながらシャドーイングする
(6) スクリプトを見ないでシャドーイングする
(7) 点検: うまくいかなかった箇所をスクリプトで点検する
(8) スクリプトを見ないでシャドーイングする
(9) スムーズにできるまで (7),(8) を繰り返す

「1日30分、週3日、3ヶ月」 で相当の手ごたえを感じるはずです。それじゃあ、Keep up the good work. がんばってね。

「シャドーイング」 という学習法 (その6)

Hi, 松岡みーです。 日がすっかり短くなりましたが、How are you
doing?

ちょっと寒い?さて、今日は「シャドーイング」のその6です ( 「シャドーイング」 の記事を初めて読まれる方は10月3日のブログからお読みください)。

10月13日に紹介した Podcast を使ってのシャドーイング練習、やってみました? もちろん、練習の材料は Podcast に限ったわけではありません。ゆっくり目のものであれば何でもかまいません。英会話の本についてきたCDでも、月刊誌の付録のCDでもかまいません。ある程度慣れてきたら、少しずつ速いものに変えていきます。

「シャドーイング」 はデータベースも増やす

「シャドーイング」 は前述したように、耳に聞こえた音声を 「認識」 し、「処理」 するスピードを上げるのに極めて効果的な練習法です。実は、反応のスピードを速くする訓練だけではなく、音声を「認識」し、「処理」するためのデータベースを同時に増やしてもくれます。

例えば、[ エポ ] という音を聞いて戸惑う。後でスクリプトを見て、それが
apple だと知ったときに、自分の中の音声認識データベースに [ エポ ] が加わる。次に [ エポ ] と聞くときには、既に自分のデータベースに [ エポ ] = apple があるため、戸惑うことなく瞬時に 「認識」 でき、理解のために 「処理」 する余裕ができる。(スクリプトを見なくても、聞いているうちにわかってくることも多いので、簡単なものならスクリプトなしでも練習は可能。)

つまり、「シャドーイング」 はスピードを上げることと、音声認識のデータベースを増やすことの2つを同時進行でやってくれるのです。(続く)

「シャドーイング」 という学習法 (その5)

Hi, 松岡みーです。 How are you?

シャドーイングの続きね掛け布団を掛けたり、足でけとばしたりで、風邪なんかひいていないですか。

さて、今日は「シャドーイング」のその5です ( 「シャドーイング」 の記事を初めて読まれる方は10月3日のブログからお読みください)。

手ごたえを感じながら、じっくり

昨日話したように、シャドーイングの初期は、内容理解までたどり着きにくいため、退屈でつらい時期です。この時期をうまく乗り切るには、かなりゆっくりな材料を選ぶことで手ごたえを感じられるように調整し、そうしながら、まずはじっくり、シャドーイングを行うことです。

Podcast を使って練習
Podcast にはシャドーイングにもってこいの無料番組がいくつもあります。まずは Podcast を入手するのに使う iTunes というソフトをダウンロードしましょう。ここから無料ダウンロードできます。

ESL Podcast という番組を iTunes で入手
iTunes がダウンロードできたら、さっそくこれで ESL Podcast という番組を入手してみましょう (無料でダウンロードできます)。
iTunes の左側にある iTunes STORE をクリック →  iTunes STORE の上から4番目の Podcasts をクリック → FEATURED BOX の上から4番目の 「教育」 をクリック → 特集のトップに ESL Pod  → ESL Pod をクリック → 無料 「登録」 をクリック

iTunes で ESL Podcast を再生
ESL Podcast の番組をクリックすると、iTunes がその音声を再生してくれます。どうですか、Jeff先生のゆっくりした声が聞こえますか。ちょっと難しい語が出てくると、すぐに簡単な英語で説明してくれますので、その意味ではスクリプトもいらない練習材料です。とりあえず、事始めに15分くらいシャドーイングをしてみてください。

(続く)

「シャドーイング」 という学習法 (その4)

Hi, 松岡みーです。 How are you?

ちょっと . . .
さて、今日は「シャドーイング」のその4です(「シャドーイング」の記事を初めて読まれる方は10月3日のブログからお読みください)。



 シャドーイングで瞬間芸

0.25秒の勝負

今までの話から、単純計算すれば、私たちが英語を聞いて理解するには、1語あたり0.25秒しか与えられていなことになります。つまり、0.25秒で音声を認識し理解のための処理をするという 「瞬間芸」 を自分の中に仕込む訓練をすればいいということです。

シャドーイングと 「音読」 と 「リピーティング」 の違い

シャドーイングは聞こえてくる英語に1、2語遅れで後をつけて発音する練習です。発音するという点では 「音読」 や 「リピーティング」 とさほど変わりません。決定的な違いは、シャドーイングでは音を瞬時に 「認識 / 処理」 する点です。つまり、シャドーイングだけが 「瞬間芸」 をやっていることになります。

初期 : ちょっと苦しい

練習の初期は、新しい経験のため、ちょっと楽しい感じがするのですが、すぐに、その新鮮な感覚は苦痛へと変わります。とにかくスピードに遅れずに何とか聞き取った音を自分の口で再生しようするだけで精一杯になり、理解のために 「処理」 をする余裕などありません。したがって、聞いている内容がさっぱりわからず、いついやになって投げ出してもおかしくない状況になります。

(続く)

「シャドーイング」 という学習法 (その3)

Hi, 松岡みーです。How are you?

今日もさいたまは爽やかな秋晴れ。運動会がやりたくなってしまうような晴天です。

さて、2日前から再アップしたシャドーイングについて、今日は話を進めます。

リスニングのメカニズム

音声 → [ 認識 / 処理 ] → 理解

私たちは耳に聞こえてくる音を、まずは、いったいその音は何なのかを最初に「認識」し、次に認識できた音を理解するために「処理」し、そして「理解」に至るというプロセスを経ます。

1) 音声: 音が聞こえてくる(フニャララ〜)
2) 認識: うん「トゥラヴゥ」という音だな。trouble ではなく travel だな。
3) 処理: はあ、夏休みとか秋とかにどこかに出かけるあれね。
4) 理解: うん、わかった。

簡単に言うとこんなことをして、耳に聞こえる音を理解しています。日本語なら0.02秒くらいで [ 認識 / 処理 ]をしていると言われています。まさに瞬間芸ですね。

0.25秒で [ 認識 / 処理 ]

昨日、平均的な英語の話される速度について触れました。「秒速4ワーズ」でしたね。単純に計算すれば、1語が0.25秒で話されていることになります。したがって、話を理解してついていくには [ 認識 / 処理 ] を1語あたり0.25秒でやらなければならないということになります。

単語は聞き取れているんだけど

こういう経験はありませんか。単語はそこそこ聞き取れているんだけど、何を言っているのかわからない、という経験。上の理解のプロセスで考えると、「認識」はできているのだが「処理」までたどり着いていないということです。つまり、許される0.25秒の時間の中で、音を「認識」するのが精一杯で「処理」の時間的余裕がないということです。

日本語を締め出す

日本語訳が間に合わない、あるいは、日本語が頭に浮かんだりして、そうこうしているうちに、話についていけなくなる。こんな経験はどうでしょう。「0.25秒で認識し処理する」 ということを考えれば、日本語を介在させる余地などありません。したがって、日本語を締め出して、しかし 「理解」 できる、という新たな処理システムを構築する必要があります。

(週明けに、続きを書きます。それじゃ、Have a great weekend. )

「シャドーイング」 という学習法 (その2)

Hi, 松岡みーです。 How are you?

今朝は爽やかな秋晴れのさいたまです。宇宙から見た地球のような青い空です(まだ宇宙には行ったことありませんが)。

昨日に引き続き、「シャドーイング」(その2)を再アップします。そして、明日、「その3」と続けます。

Shadowing ね . . . .さて、長年英語を勉強しているけど、英語のニュースを見ても映画を見てもさっぱりわからない。なぜなんだろうと悩んだ経験はありませんか。文法? それとも語彙力? それとも . . . .
みぽこの主人は、日本人が英語を聞きとるには乗り越えなければならない壁が3つあると言います。

リスニングの3つの壁

「速度」 の壁 (秒速4ワーズ)
「語順」 の壁 (基本構造、修飾構造)
「音声の語彙力」 の壁 (0.25秒の語彙力)

同時通訳者の英語力というのは、瞬時に、しかも正確に英語を理解し、そして同時に翻訳するという神業的瞬間芸をやりこなします。この技能を身につけるトレーニングのひとつにシャドーイングがあります。シャドーイングによって上記の の壁を乗り越えるわけです。

英語が話される速度について考えたことはありますか。もちろん個人差はありますが、ネイティブが自然に話す速度は平均すると1分間に240語程度です。これは言い換えれば 「秒速4ワーズ」 になります 。This is a pen. も How are you doing? も1秒で話されるということです。  Why don't you join us for a drink? (一緒に一杯やりませんか) なら2秒です。どうですか。こんなスピードで理解できるように音声処理をしなければならないのです。

言語のミラー現象 2つ目の壁は語順の問題です。ご存じの通り、日本語と英語では語順が大きく異なります。日本人の英語学習者にとってこれは大きな負担です。英文の基本的な構造は、主語を除けば、あとは鏡に映したように語順は左右に対称的です。

 went                               行った
      to see                      見に
         a movie             映画を
               yesterday  昨日

後置修飾の構造についても同じことが言えます。    

a book                               本
      written                  書かれた
           by Soseki 漱石によって

この語順の違いを超えて 「秒速4ワーズ」 のスピードで理解しなければならないのですから、これも容易なことではありません。

3つめの壁は 「音声の語彙力」 です。書かれた単語を理解するのと耳に聞こえた単語を理解するのでは大いに違います。書かれた単語はうろ覚えでも時間をかければ思い出すかもしれません。しかし音声の単語では 「秒速4ワード」 で思い出さなければならないのです。「秒速4ワード」、すなわち、単純計算をすれば処理時間は1語につき0.25秒です。たとえば 5,000語程度の語彙力を持つというひとも 「音声の語彙力」 では1,000語以下ということも大いにあり得ることです。

こうした3つの壁を日本にいながらにして乗り越えるのは容易なことではありません。いろいろなやり方はあるかもしれませんが、とりわけシャドーイングはこうした問題を解決してくれる強力な助っ人です。

明日はシャドーイングがどうやってこれらの問題を解決してくれるかについて話します。それじゃ、Mya you tomorrow.

「シャドーイング」 という学習法 (その1)

Hi, 松岡みーです。 How are you?

「シャドーイング」の話の続きをしようと思いましたが、「その1」、「その2」から、だいぶ時間があいてしまいましたので、「その1」、「その2」を再アップして、話の流れ再構築したあとで、「その3」と続けていこうと思います。

そんなわけで、今日は9月11日の「シャドーイング」(その1)を再アップします。

Shadowing ね . . .英語学習の方法として、最近、「音読」 が見直されてきています。時代の変化で、音声によるコミュニケーションの重要性が高まってきたのも理由のひとつでしょうが、やはり従来の文法、読解 (和訳) 中心のやり方に対する反省でもあるように思われます。

音読と同時に最近よく耳にすることばに 「シャドーイング」 (shadowing) があります。音読が文字を見て英語を発音するのに対して、shadowing は音声を聞いて、それを自分の口で同じように発音する練習です。テープやCDの後を1文ずつ repeating するのと違って、shadowing は人の影 (shadow) が動く人の直後につきまとうように、耳に入る音声をすぐ後につけて追いかけながら発音する練習です。したがって、テープやCDを止めるとことはしません。

この練習方法は最近考案されたものではなく、もともと同時通訳の訓練に使われていたものでした。みぽこの主人は30年ほど前にこの学習方法を初めて知り、自分の英語学習に取り入れてきました。この練習は、発音はもとより、 listening と speaking にとても効果があります。続きは明日お話します。

それじゃあ、Mya you tomorrow.
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