★ 松岡昇の毎日が英語レッスン ★

英語、英語学習、英語教育、国際コミュニケーション、異文化理解などについてテキトーに書きます。記事の下のコメント欄に、ご意見や感想、質問、リクエストなどをお書きください。     

■ ことば (情報) と社会

面白いTEDの話:「上手な会話とはミニスカートのよう」

こんにちは、松岡昇です。またまた TBIR です。

えっ、TBIR って何?もともとは、週明けを嘆いて、 "Too bad. It's Monday!" を TBIM と略語にして、メールなどで使われているもの。この中の Monday を raining に変えて、私がかってに使っているだけです。

ちょっと面白い話を見つけました。紹介します。
「上手な会話とは」 の定義です。
A good conversation is like a miniskirt; short enough to retain interest, but long enough to cover the subject.(和訳は下)

うまいっ!It's fantastic! 座布団3枚!

セレステ・ヘッドリーさん(米国のラジオ局、National Public Radio の司会者)が TEDxCreativeCoast に登壇し、 「上手に会話する10の方法」について話しています。その中で 「上手な会話とは」 に彼女の sister の定義を紹介したのが、上記の英文です。

ヘッドリーさんの 「上手に会話する10の方法」 から、私たち日本人が学ぶものはあまりありません。私たちが既に実行していることばかりだからです。しかし、この 「上手に会話する10の方法」 を聞いていると、アメリカ人がいかに会話下手 (話を聞かないアメリカ人) かがよく分かります。私たちがアメリカ人と話すときの注意すべきポイントも見えてきます。ビジネスでアメリカ人と話す機会のある人は、是非、ご覧ください。

【上記英文の和訳】
上手な会話はミニスカートのようなもの。興味を引き続けられるくらいに短く、しかし肝心な所をカバーできる長さであること。
retain: 保持する(= keep)
cover: 覆う / 言及する (= include)

Don't say "TBIM!" Have a nice new week! (マッツ)

アルク主催のイベント 「第12回 ALC Learners' Club」
7月21日(日)
ゲスト:松岡昇

トランプの虚偽発言など1万件:ことばの価値を奪う

こんにちは、松岡昇です。ご機嫌いかがですか。この季節の空気はとてもいい匂いがしますね。欅の花の匂いでしょうか。他にも日替わりでいろいろな匂いが風に運ばれて、心を和ませてくれます。

それとは対照的に、トランプ大統領の発言には不快感だけが残ります。政治的な意味を除外しても不快に感じます。3日前の朝日新聞(5月12日)に、「トランプ大統領が就任以来発してきた虚偽の発言や誤解を招く主張の回数がこの4月下旬には1万件を超えた」という記事がありました。これは、ファクトチェックを続けてきた米国ワシントン・ポスト紙の報じたデータに基づいた記事だそうです。

当然、虚偽の発言は政治家として許されるものではありません。1回や2回ならまだしも、1万回とは驚きです。しかし、私にとってそれ以上に不快なのは、トランプのことばの使い方です。相手を誹謗中傷する暴言、歯の浮くようなお世辞、連発する大げさな表現、ころころ変わる主義・主張 ー これらが彼のことばから「誠意」を完全に奪い取っています。トランプ個人の信頼に関わる問題だから、本人のかってかも知れませんが。

しかし、何十億人もの人に影響を及ぼす立場にある人物が、反省の色もなくこうしたことばの使い方を続ければ、言語的にも社会に与える影響は甚大でしょう。実際、トランプが就任して以来2年数カ月で、多くの人たちが彼の「でたらめなことば遣い」に相当慣れてきています。「所詮、人間の発することばなんてこんなものである」といった考えさえ人々の心のどこかで芽生えつつあるのでは、と懸念されます。

トランプさん、もう少し自分のことばを大切にしてはどうですか。我々人類が授かってきた貴重なことば ー その価値を奪うようなことはしないでほしい。

追記:トランプ大統領の Twitter のリンクです。
https://twitter.com/realdonaldtrump
ほとんどがアメリカ国内向けのメッセージなので、分かりにくいものが多いですが、たまにのぞいてみてください。

(マッツ)

ハザードマップってどんな地図?

こんにちは、松岡昇です。How are you doing?

朝日小学生新聞(10月17日の8面)に 「災害や防災の用語 意味を理解し役立てて」 という記事がありました。いい記事ですが、ひとつ残念だったのは 「ハザードマップ」 の説明。「ハザード(危険)マップ(地図)」 とひとことカタカナに説明を入れてくれるとよかったかなあと思います。

こうした公共で使うカタカナは、使う側(メディアや行政)の 「常識」 ではなく、受け手側の事情を十分に考える必要があります。「ハザード」 が英語の hazard から来たもので、その意味は 「危険」、 といった認識が全国民的にあるわけではありません。ましてや、この用語は 「危険な場所」 を知らせるものですから、「ハザード」 を使う限りは、誰にでもわかるように配慮してほしいものです。

701A44D7C9C90B0CCE4492142F893B75あ、英語学習者で hazard を知らなかったひとは、この機会に覚えましょう。
hazard map: 災害予測地図
hazard area: 危険地区
natural hazard: 自然災害
moral hazard: 倫理の崩壊
degree of hazard: 危険度

hazard lamps / hazard lights: (自動車の)ハザードランプ
(これは日本では thak-you lamps としても使われていますね。)

それでは、I'll see you soon. (マッツ)

「まじっすか?」(Seriously?)

こんにちは、松岡昇です。

朝日新聞(5月24日)に川柳の上位10作品が紹介されていました。そのひとつが ...
「まじですか」 上司に使う 丁寧語

これを見て、私も一句 ...
「まじっすか」 教師に使う 丁寧語

毎日のように聞いています。特に、きつい宿題を出した時にはよく言われます。

ちなみに、 「まじっすか」 を英語で表現すると ...
"Seriously? "
"Are you serious?"
"Are you kidding?"

これ、まじっす。Have a nice weekend. (マッツ)

日米開戦 伝えぬメディア

こんにちは、松岡昇です。昨日のこと。12月8日 ... えーっと、何かの日だったよね、っと思いながら新聞(朝日新聞朝刊)をめくる。1面、2面とめくっていくうちに、「声」 の欄。読者からの投稿でわっかた。76年前の今日は、日本が真珠湾(Pearl Harbor)を攻撃し日米開戦となった日(ハワイ時間では12月7日)だ。紙面をさらにめくるが日米開戦の特集記事は見当たらない。35面になって初めて 「真珠湾 繰り返さぬ」 という見出しが目に入る。紙面の3分の1程度を割いた記事だが、これがすべてだった。

76年前の12月8日の出来事はその程度のものだったのだろうか。日本が宣戦布告して、太平洋戦争に突入した12月8日に日本人が改めて考えることはないのだろうか。戦争を経験した人が少なくなってきた今、メディアは戦争を知らない人々に伝えるものを持たないのだろうか。海の向こうでは Remember Pearl Harbor だ。こちら側は忘れてしまってもいいのか。日本が二度と戦争をしないために、76年前の開戦に向かった歴史から学ぶものはたくさんあるはずだ。

新聞のテレビ欄をチェックしてみた。調べているうちに、今日(12月8日)が本当に日米開戦の日だったのか疑いたくなる気持ちになった。日本が経験した史上最悪の惨劇の始まりを扱った番組がまったくない。ひとつもない。NHKもだ。テレビが、新聞が伝えなくて一体だれが伝えるのか。メディアの果たすべき最も重要な役割を忘れていないか。ジャーナリストのプライドは広告や視聴率の陰に消えてしまったのか。

このブログを書きながら、そう言えば以前にも同じようなことを書いたことがあることを思い出した。「朝日新聞、なぜ 『原爆の日』 が39面?」 という5年前に書いたもの。(マッツ)

「ファビング」という態度;日馬富士に同情

こんにちは、松岡昇です。

横綱日馬富士の暴行事件が報道されています。もちろん暴力は許されることではないですが、私は若干、日馬富士に同情する部分があります。相手力士の取った 「ファビング」 という態度です。「ファビング」 (phubbing) とは phone (電話)と snub (= insult by ignoring:人を鼻であしらう) を合成した最近の英語の造語です。「ファビング」 とは、The act of snubbing someone by looking at your phone instead of paying attention といった行為です。皆さんも経験ありませんか。自分が真剣な話をしているときに phub されると、思わずムカッとなりますね。

(マッツ)

Jアラート、エムネット?? ちょー意味ふなんだけど!

お早うございます、松岡昇です。早朝から Jアラート で騒がされました。テレビの画面には 「Jアラート」 と 「エムネット」 という文字が忙しく点滅して注意を喚起しているようでした。

ところで 「アラート(alert)」 という語を知っている国民はどれほどいるでしょうか。「エムネット(← emergency net)」 からどういうネットか理解した国民はどれほどいるでしょうか。先月(8月29日のブログ)にも書いたことですが、こうした重要性と緊急性の高い情報を国民に伝えるのに 「Jアラート」 だとか 「エムネット」 のような用語を使う政府の無神経さには閉口します。

ちなみに、『ジーニアス英和辞典』(大修館)では、alert(警戒警報)は 「Cランクの語彙(大学生、社会人に必要な語)約5,300語」 に属し、全体では4,300語以上9,600語未満の語彙レベルに位置します。同様に emergency(非常事態)は「Bランク(高校学習語)約3,150語」に属し、全体では1,150語以上4,300語未満の語彙レベルです。

官僚が難解な語彙、表現を使うのは日本に限ったことではなく、古代ローマ帝国(ラテン語)時代から行われてきたことです。アメリカでは40年ほど前に、官僚にplain English(平易な英語)を使うようにとジミー・カータ―が大統領令を発令しています。これを機に、日本政府も国民向けの用語を見直すと同時に、今後についてもて 「伝わりやすい日本語」 を軸にその方法を真剣に考えてもらいたい。(マッツ)

「Jアラート」、「エムネット」:なぜカタカナ?

お早うございます、松岡昇です。早朝からいやなニュースですね、北朝鮮のミサイル発射(North Korea's missile lands off Japan's east)。今のところ、被害の報告はないようですが(There are no
reports of damage.)

今朝、「Jアラート」 で目覚めた人もいるでしょう。また、テレビのニュースの画面で 「エムネット」 の情報を読んだ人もいるでしょう。ところで、これらのカタカナ語は一体何を意味しているのでしょう。ある程度英語に通じている人は別として、一般の人がその意味を直感するのは易しくないでしょう。どうして国民にとってこんな重要な語に国の行政は意味不明なカタカナ語を使うのでしょう。私には理解できませんので、このブログで静か抗議したいと思います。

「Jアラート」
「Jアラート」 の背景には JAPAN-ALERT(日本警報)という英語があるのでしょう。総務省消防庁のホームページには、こう書かれています。

「全国瞬時警報システム(J アラート):緊急地震速報等の自然災害情報や、弾道ミサイル情報等の国民保護情報といった対処に時間的余裕のない事態に関する緊急情報を、消防庁から人工衛星及び地上回線を用いて送信し、市区町村の同報系防災行政無線等を自動的に起動させることにより、住民に瞬時に伝達するシステムです。」

ポイントは alert という英語が国民的に理解されているものかどうかです。「アラート」 とカタカナを聞いた瞬間に 「警報」 と理解する人がどれほどいるでしょうか。また、「警報」 をわざわざ alert と英語を持ち出し、それをカタカナにして 「アラート」 と言う必要がどこにあるのでしょうか。瞬時に警報するのですから、瞬時の理解につながる名称でなければならないはずです。「全国瞬時警報」 では何か不都合があるのでしょうか。

「エムネット」
「エムネット」 についても同様です。正式名称は 「緊急情報ネットワークシステム」 で、これを 通称 「エムネット」 と呼んでいるようです。みなさんは 「エムネット」 と聞いて何らかの緊急性を感じますか。Em-Net でも緊急性を感じる国民は少ないでしょう。この 「エムネット」 は Emergency Net (緊急ネット) から作られたと推測できますが、いくら何でも 「エムネット」 はやりすぎでしょう。「いったいエムネットとは何を意味しているのでしょう」 とクイズ番組の問題にでもなりそうです。

国民全体に関わる情報について、行政は 「ことばの使い方」 についてもう少し常識を働かせてはどうでしょう。それとも、お役人の皆さんはそんなに英語が好きなんですか。

もうひとつ文句を:「破壊措置の実施はありません」
今朝、みなさんもエムネットのメッセージを繰り返しテレビで見たり聞いたりしたと思います。「北朝鮮から発射されたミサイルは、午前6時6分ごろ北海道地方から太平洋へ通過した模様です。なお、破壊措置の実施はありません。(後略)」 この 「破壊措置の実施はありません」 の意味が、みなさんは瞬時に理解できたでしょうか。私はNHKが30分後に 「自衛隊の迎撃システムによる破壊措置は行われませんでした」 のように言葉を加え、一部言い換えて伝えた時に初めて自分の理解を確認した次第です。政府は 「伝わりやすい日本語」 についても考える必要がありますね。普段も、そして、緊急時なら尚更のことです。

みなさんは、いかがお感じになりましたか。(マッツ)

「簡単な英語を使いなさい」という大統領令

こんにちは、松岡昇です。

トランプのおかげですっかり知名度の上がったアメリカの 「大統領令」 (Executive Order) ですが、過去には、連邦政府の役人向けに 「簡単な英語(Plain English)を使いなさい」 といったようなものもあったんですよ。1978年、当時の大統領、ジミー・カーターが発令したEO12044です。こんなことを言っています。

First, it will direct that regulations be written in plain English.
Government regulations are usually written by experts for
experts. Your clear mandate will be to translate regulations
into language a small businessman—who must be his own
expertーcan understand.

どっかのお役人にも読ませたいですね。(マッツ)

カスタマーサービスのプロフェッショナルなトーク

今日は、松岡昇です。あちこちの庭先に満開の梅が見られます。

ところで、前回の記事のプリンター故障事件ですが、一件落着かと思いきや、昨日、またプリンターが動かなくなりました。私の堪忍袋はパンパンに膨れ上がり、緒が切れる寸前です。9時を待ってすぐに電話をし .... 解決(?)したのは夕方5時でした。

つぐつく感じたのは、カスタマーサービスに当たるオペレーターの冷静で丁寧なトークです。こちら側の爆発しそうな感情を、緩衝材のように吸収し包み込む -- プロフェッショナルなトークです。いずれのオペレーターも同様です。相当に訓練されていると思われます。(マッツ)
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