その直後、誰かが、殺し屋と用心棒の殺し合いだ!、と叫ぶのが聞こえた。それで、危ないと思いながらも、取材したいという本能から、その一団のすぐ後を、用心しながら付いて行ったのだった。
現場に着いた時、ちょうど殺し合いが収まったばかりで、男が二人が倒れていた。既に死んでる。殺し屋側は、逃げた後か?
警察官が既に10人くらい到着していた。検視官や救急隊員も続いて到着。殺害された用心棒の男に、シーツが被された。我が取材班のすぐ隣に、TV局のカメラが入ってきた。それに負けじと、我が取材班もカメラを頭上高くに掲げての必死の撮影だ。
ここで註:ショッキングな光景に遭遇すると、取材班のボスは通常今までなら、血圧が急上昇⇒脊髄圧の急上昇 によって持病の腰椎分離症の部位と、かって鞭打ちで痛めた頚椎部位に、
≪立っていられなくなる程の、拍動性の激痛が走る≫
のが決まりだったのになぜか今回は奇跡みたいに無痛!だ
その原因は、ボス(=医者で、昔、熱心な研究者だった)が最近発見して実行しているCO2を使った成長ホルモン高分泌法のお陰としか言えないなぁ、と この時初めてコッソリ告白した。
相手のも自分の命をも、まるで博打のように非常に粗末にする蒙昧なるアンタッチァブル極貧層。1万バーツで簡単に殺しを請け負うのが極貧層なら、それを受けて立つ用心棒も極貧層。焼け糞で、覚せい剤も常習、これが”命の博打、安売り”に拍車をかける。生まれて死ぬまで碌な教育も躾けもなく、まともな仕事に就ける手段も奪われたアンタッチァブル。哀れとしか・・
イサーンなどの貧農も含めた これらの人たちが、このタ イ王国を支える仕組みは、シャムの国の時代とほとんど変わっていない(?)
ただ、異なるのは、シャムのその昔は、その人たちがラオやクメール、ミャンマー、ベトナムなどとの戦争で得た”戦利品”とか、他国から買い取った奴隷階級だった、ってことくらいか(?)
・・それらは、いずれも分からない。
今は最下層階級がその役割を担っております。外人なのに恩恵を受けさせて貰い、ただ、感謝あるのみ、か!
お亡くなりになった方たちに合掌し、冥福を祈ります。
写真説明
■たった1万で殺しを請け負った殺し屋に殺されたと用心棒の顔・・・これは酷い。
手には極貧層の無鉄砲な連中がよくやる種類の刺青があった。
■各写真を、たまたま拡大してみたら、これら用心棒や殺し屋の予備軍があっちに一人、こっちに一人という風に沢山いるように見えてきたのは、こちらの錯覚の所為?
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