タイなど東南アジアの医師は日本の医師と どこが違う

私が自分の子供を、タイの邦人には有名なサミティ―ベート(各地の)とか、バンコク病院(プノンペンにもあり、私は実際に掛ったことがある)など超高額な国策病院(株式会社)などには連れて行かずに、自宅で自家診療にこだわるのは・・治療費が異常に高い、などという経済的理由では毛頭ございません。過去のブログでも書いておりますように、日本の普通の腕の臨床医からみても、これら”有名”病院は、全面的には信頼できかねることを実体験で既に知っていたからです。つまり私は医師として普通の腕であっても、ここでは自分で診断し自分で治療した方が、より安心できる!!・・そういうことであります。

素人の同胞の方々は、上記の病院など(旅行者保険などが効くという理由以外に)、超高額治療費からみても最高の治療が受けられる、と信奉しておられます。それはそれで結構でしょう。が・・・そういう理由からであれば、むしろ、欧米人が良く掛る聖パオロ病院などの欧米系の医学部を普通に入り普通に出た医師が多い国策病院の方が、もっと良いのではないでしょうか。


なるほど前者びは、東大や京大など日本の有名大卒のタイ人医師は多い。しかしながらタイでは(他の東南アジア諸国同様)医学部(外国の医学部も同じ)を出るだけで、試験もなくて医師になれます。医師国家試験は有りません(法曹試験がない弁護士資格と同じ)。日本の後進国支援の一環で設けられた入学枠に入って、別枠で卒業すると、即、医師資格がとれるわけす。私はマレーシアのジョホールにある中華系マレー人の老医師が院長のクリニックに行ったとき、『国立 福島大学 医学部 卒業』 と大きく標記された1メートル×2メートルもの超でかい看板を、受付の壁に掲げていたのを見て笑ってしまった。笑ったのは その下に掲げられた文句だ。看板曰く『福島大学医学部、同付属病院 認定病院』 と大きくウタっておった。そもそも、大学病院や医学部がそんな認定をすることはない。しかも、そこは病院ではなく、老医師一人と受付2人程度の単なるクリニックだ。正看護士は一人いたかどうか!?

私はジョホールに住む多くの日本人に有名なここへ、血液検査の目的だけで受診したので、腕はどうでも良かったので心配はしなかったが・・。

老医師に私が『日本の医師です』 と言ったので、それでなのかどうか、わからないが・・・
老医師は血液を採る注射器を持つ手が震えて、針の刺入を2度やり直した。しかも、20ccの血液を採取するのに、10cc用の筒で一回取ったあと、検査項目に不足すると看護婦らしき女性に注意され、もう一回、同じく10ccの筒でもう一本取った。最初から20ccで採血すれば一回ですんだのに・・。老医師は この認知症的なヘマをして、流石に、バツが悪そうな表情をした。

検査費用は日本より5割高かった。私が検査結果を取りに行ったのは、1か月も過ぎたころだったか?!
体が元気になったため、結果など もう、どうでも良かったからである。