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中国の国営通信・新華社の元記者がこのほど、極左路線の「大躍進」1958~60年による飢饉の実態を調べた本を香港で出版し、3年間の餓死者は約3600万人だったことを明らかにした。
註:大躍進は中国共産党の歴史上、最大級の失政であるため、死者数など詳しい実態は今も秘密にさ れている)
香港やシドニーなどで医者をした後、毛沢東の募集に応募して気に入られ、個人的な主侍医を22年間も務めた西洋医の医師=李志綏(イ・チスイ)が、毛の死後アメリカに亡命してから書いた 『毛沢東の私生活』全二巻 によれば・・・・・
毛は、或る日、思案顔にずーっと耽っていた。部下がご機嫌を伺いに来ても、心ここに在らずと言った感で、受け答えするだけ・・。その毛が、その日の最後に、突然ポンと膝を叩いて、そうだこれだ!これこそが中国を救うと叫んだ!
多少の脚色はしたが、まあ、大体はそのような状況で独裁者の頭の中に、1958年から数年続いた恐るべき被害をもたらした『大躍進』が産まれたわけだ。
大躍進には一大イベントとして世界に追いつけ『鉄鋼大生産』があった。毛は10億国民から農耕に欠かせない鋤鍬(すき、くわ)はもとより家庭の食事に欠かせない鍋釜包丁などあらゆる鉄製の生活必需品の強制供出を命令して、
裏庭ないしは家庭レベルでの溶鉱炉で鉄鋼生産をはじめた。
恐ろしく幼稚な思いつきで恐るべき甚大な被害をもたらしたのが毛沢東という独裁政権の恐ろしさ。ヒットラーのユダヤ人抹殺のアイデアと同じように・・・。
この男こそが その後の中国の生きる道 共産党独裁!と言う諸悪の根源!を決めたのだった。
その結果、農業生産が立ち行かなくなり、日々の生活も困難になったため、食糧生産が急激に低下して、約3000万人の餓死者をだしたと、記述している。しかも、裏庭ないしは家庭レベルで作られた”鉄鋼”なるものは、含有酸素量が多すぎて酸化鉄(鉄は酸化したら酸化鉄となって錆となる)の成分が多い為、非常にもろくて全く使いものにならなかった、と証言している。
独裁者・毛の独り善がりな”卓抜した”アイデア(=馬鹿げた奇策)は経済対策に限らない。毛は女なしには居られないほどの女狂い。結婚していても(4度も結婚)他に女を作るのは当たり前であった。従って、権力者になってからは、自分の遊興の分野でも類稀(たぐいまれ)な独創性を発揮した。すなわち、他の共産党の国から来た外交使節団を歓迎する舞踏、演劇団を創設した(喜び組)。口実抜きにいえば、これは毛の性欲を満たすためにつくたのである。
李志綏によると、毛は毎日のように、中南海の”迎賓館”で、毛の発案による 全国から集められた美女集団の舞踏団を結局は自分の凄まじい性欲のために利用し、舞踏や演劇を堪能した後、毎夜、毎週のように、観劇中に目を付けてた美女二、三人を選んでは何室もある自室に夫々引き込んでいたという。
毛の妻(江青)は妻で、それで、耐えられないストレスから 毛の権力を利用して文革を起こしたのではないか。ただし女優時代から、この人物は破天荒で目立ちたがり屋で、嫉妬心から大きなことをしでかす所があったが・・。毛の死後、彼女は逮捕投獄され死刑判決の後、無期懲役となり獄中で自殺した。夥しい数の無実の民衆を 嫉妬心などの恨みから死に追いやった文革の責任者として、当然の報いである。
凄まじい性欲の虜となった毛沢東。3600万もの民衆を自分の失敗で死に追いやった悪魔(大躍進の失敗で死んだ人々のことを なんと言ったか。『餓死が国家を救ったのだ、1,2億くらい死んでも世界を救うには丁度良い』
その生き様は 悪魔に匹敵する。
ヒットラーでさえ(決してヒットラーを賛美するのではない、人類の敵ヒットラーでさえ・・と言う比較の意味で使うのだが)、連日美人女優をトッカエひっかえ性交しまくる、と言う破廉恥極まりない畜生以下の邪道は決してしなかった。
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李は「もし私が殺されてもこの本は生きつづける」の言語を残し、
3カ月後、シカゴの自宅浴室で遺体となって発見された。死因は心臓麻痺、との事だったが、トリカブトなどの毒殺では心臓麻痺が直接の死因となるが、トリカブトが検出されるのでまずい。それより、電気ショックで暗殺したほうが何も検出されない。要するに工作員の手にかかれば 心臓麻痺を起こしたように偽装して 暗殺されてしまうのだ。
中国共産党は「事実無根の書」として発禁扱いにした。このことは中国共産党が、今も同じ穴の狢(むじな)と等しいと言うことである。中国のエリート層では、この書は今でも密かに ひろく読まれている。
新華社の元記者の今回の発表は、李の『毛沢東の私生活』の中の記述を統計的に立証したものに過ぎない。
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