J1第10節、浦和レッズはアウェイで柏レイソルと対戦しました。オリヴェイラ監督の初陣です。

・・・が、負けちゃいました。

1−0だったので、どっちへ転んでもおかしくない試合・・・と言えなくもないですが、個人的感想としては完敗の印象が強いです。

前節から中3日と柏の中2日に対して体力的には有利と思われた浦和ですけど、運動量、アグレッシブさは柏の方が上回っていたと思います。柏はハイプレスを常時敢行して、試合の終盤は足が止まるんじゃないかと思ってたんだけど、結局、柏は最後まで止まらなかったですね。敵ながら素晴らしかったと思います。

とても気になったのは、浦和の攻撃が嵌らなかったこと。そりゃ、何回かチャンスはあったけれど、楔のパスがなかなか通らずに縦パスを送ってはボールロストというシーンがあまりにも多かったと思います。その原因のひとつは、柏のウィングであるクリスティアーノと伊藤純也によって、浦和の両ウィングバックがなかなか攻め上がれなかったことにもあると思います。

自らのミスも少なくなく、攻め続けられながらも、なんとか踏ん張っていた浦和でしたが、後半27分、右サイドからクロスを上げられ、ファーサイドで折り返され、するするっと中へ入ってきた中川に決められてしまいました。

この右サイドからファーサイドというのは、何度か狙われてましたねえ。浦和の右サイドにはセンターバックが本職の橋岡くんの高さがあるけど、宇賀神は高さで勝負されると厳しいですからね。明らかに狙われていただけに、なんとか対策したかったですけど・・・


さて、浦和のオリヴェイラ新監督の初陣は黒星でした。サッカー自体は、オリヴェイラさんの色はあまり見られなかったと思いますが、リードされた終盤に槙野を前線に残し、さらにマウリシオも前線に残ったりしてロングボール放り込みの所謂パワープレーを敢行したのが、オリヴェイラさんの色の一端でしょうか。

久しぶりの敗戦ですが、内容的には、今後にちょっと不安を感じさせる敗戦でした。
次は、ホームでの湘南戦。オリヴェイラ監督初のホーム戦。連敗は許されない試合となります。頑張りましょう。