Facebookが2010年にIPOしていたらLINEはシリコンバレーで生まれていたかもしれない?ドリコム「StartupBoardingGate」の実態

2014年07月08日

StartupBoardingGateが担うエコシステム

先週、StartupBoardingGateという取り組みを発表しました。
サイトはこちら
TechChrunchさんで取材を受けた記事はこちら


一言で言えば学生向けYコンビネータです。

取材や講演とかでも話してますが、僕は発明家になりたいな、というところから起業をするに至っています。
なのでドリコムという会社から新しい発明ともいえるサービスが産まれ続けるような会社にしたいと思っています。

一方で、TechChrunchさんの取材でも書いていたのですが、3年前にギランバレー症候群という病気になって当時は現場復帰できるのか?みたいな状況になり、自分が新しい発明を主導する組織から、発明が産まれ続ける仕組みをどう作るかというところに視点が移っていったことは今回の取り組みの背景としては大きいです。


StartupBoardingの成功

さらに、今回の取り組みの前段階として昨年、StartupBoardingという新卒採用の新しい取り組みを行いました。
これは新卒採用にStartupBoarding枠というのを設けて、この枠で採用された人たちは子会社を新設することを前提とし、1年間で100万DLいく新しいアプリの開発と黒字化を目標とした新しい採用の取り組みです。

結果、1年たち、目標を大きく上回る成果をだせたことは今回の取り組みを始めるにあたり、大きく背中を押してくれました。



学生だからとか関係ない


自分が学生時代に起業し、4年ぐらいで上場した経験からも学生だからできないとかは関係ないと思っています。それは自分が特殊ということではなく、昨年のStartupBoardingの取り組みでも大学を卒業したばかりのチームが目標達成したことからも強くそう思っています。
一方で、現在の日本のファイナンス環境だとまだまだ何もない学生(=サービスが結果を出している実績がない)が資金を調達するには厳しいと思います。
そこに対して資金提供の機会が作れたらいいなと。



学生に向けた起業機会提供の永続性ある仕組みの構築


今回、賞金という形でなく、出資という形をとったのは賞金という取り組みだと永続性の面で弱いからです。出資という形をとることで、いずれ出資した会社からキャピタルゲインが発生し、また次のStartupBoardingGateの資金になっていくというサイクルがいつか回り始めていくことを目指しています。
この手の取り組みは出資金だけではなく、場所代やイベントの告知費用、運営にかかる人件費などの諸費用はかなり掛かります。これが常に持ち出し、手弁当だと永続性が弱いため、赤字にはならない程度に資金が回り続ける仕組みを構築したいと思っています。
逆説的に言えばこの取り組みは会社のPL/BSという視点でキャピタルゲインを狙ったものではありません。



共に起業する仲間との出会いの場の提供

この取り組みが回り始めることで、意欲高い学生の方々に起業の資金の一部と背中を後押しする役割を果たせるのではないかということ、そして重要なのが一緒に活動する仲間を見つける場所の提供ができるのではと考えています。プログラムの4ヵ月間の間、広く学生の方々向けに何度か先輩経営者らを招いたイベントを開催する予定です。そこに参加する学生の方々とのマッチング機会を作ることで、このプログラムに参加したチームが仲間を見つけることができます。
これはビジネスプランコンテストではないため順位を決めたいわけでもなければ、最初に参加したチームで最後までやり続ける必要がないどころか、サービスの実現のために必要な人材は常時招き入れたほうがいいと思っています。そのため、そういった仲間を見つける機会の提供は重要です。



エコシステムの一部の役割を担えることとドリコムから発明が産まれ続けるエコシステム

目指すところは学生が起業をする機会と小さいながらも資金の提供の役割を果たし、その後、良いサービスを産み出せたチームは本格的に起業する資金をVCの方々から調達することができるようになっていけば、日本の起業環境において、そのエコシステムの一部の役割を担えるようになるし、ドリコムが目指している新しい発明が産まれ続けるエコシステムができあがっていけるのではないかと期待に胸をふくらましている次第です。



no7110 at 18:17│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーを含むはてなブックマーク

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