(2014.10.31 追記;
 OS X Yosemite に Ruby 2.1 をインストールする記事を書きました。
 →・Ruby 2.1 を Homebrew + rbenv で OS X Yosemite にインストール )


Ruby 2.0 リリース おめでとうございます

2.0 からは文字エンコーディングが UTF-8 デフォルトになって、マジックコメントを書かなくてもよくなったのが地味に嬉しいです。

そろそろ、Ruby 2.0.0-p0 のインストール情報も出そろってきたので、チャレンジしてみました。



基本は前回の 1.9.3 のときと同じですので、細かい説明やコマンド入力などはこちらを参照してください。

→・OS X Mountain Lion に Homebrew + rbenv で Ruby 1.9.3 をインストールした


○環境
Mac OS X 10.8.3 (Mountain Lion)


○手順
1. Command Line Tools インストール
Command Line Tools も改めて、最新版をダウンロードしました。
こちらから、"Command Line Tools (OS X Mountain Lion) for Xcode" をダウンロードします。(要 Apple ID)

※Xcode 4.6.1 を入れて、そちらからインストールしてもいいのは前回と同じ。



2.Homebrew のインストール or 更新
インストール法は前回のを参照。

※インストール済みならターミナルで;($ の次からが実際の入力コマンドです。)
$ brew update (Homebrew 自体と formula を最新版に)
$ brew upgrade (更新のあるパッケージを再ビルド)
$ brew doctor ("Your system is raring to brew. "と表示されれば問題ないです。)



3.必要なものをインストール or 更新
$ brew install openssl
$ brew install readline

($ brew link openssl
 $ brew link readline はしてない人が多いので必要ない?)

※インストール済みならば
$ brew upgrade openssl
$ brew upgrade readline



4.ruby-build と rbenv のインストール or 更新
$ brew install ruby-build

※インストール済みならば
$ brew upgrade ruby-build


$ brew install rbenv

~/.bash_profile に設定を追加する。
エディタを起動して .bash_profile ファイルを編集(なければ新規作成)して、
eval "$(rbenv init -)"
という一行を追加する。
(あるいは Homebrew の指示の通りに、
if which rbenv > /dev/null; then eval "$(rbenv init -)"; fi
という一行を追加する。)
 $ open ~/.bash_profile 
(open は OS X 独自コマンドのようです)
でテキストエディットで編集してもよい。
エディタを使わないなら、ターミナルで入力;
$ echo 'eval "$(rbenv init -)"' >> ~/.bash_profile

いずれにせよ、操作の後にターミナルを再起動する。


※インストール済みならば
$ brew upgrade rbenv



5.Ruby のインストール

$ rbenv install -l

インストール可能な Ruby のリスト中に
2.0.0-p0 (あるいはパッチ pの数字がもっと大きいバージョン)があるのを確認する
いよいよ、インストール。


$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=`brew --prefix readline`" rbenv install 2.0.0-p0

※最新の ruby-build では、以下のように従来必要だった openssl の部分は必要なくなりました(→参考)。

$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=`brew --prefix readline` --with-openssl-dir=`brew --prefix openssl`" rbenv install 2.0.0-p0


※インストール時のオプション設定はネットで調べると、微妙に違うのがいくつも出てきます。
詳しくないので、参考のため列挙だけしておきます。

(別例1)
$ CONFIGURE_OPTS="--with-opt-dir=/usr/local" rbenv install 2.0.0-p0

(別例2)
$ CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=/usr/local --with-openssl-dir=/usr/local" rbenv install 2.0.0-p0

(別例3)
$ CONFIGURE_OPTS="--with-readline-dir=`brew --prefix readline` rbenv install 2.0.0-p0

(別例4)
$ RUBY_CONFIGURE_OPTS="--enable-shared --with-readline-dir=$(brew --prefix readline) --with-openssl-dir=$(brew --prefix openssl)" rbenv install 2.0.0-p0


※ CONFIGURE_OPTS とRUBY_CONFIGURE_OPTS はどう違うのか、自分には分かりません(→参考)。

※ パスの指定法も2通りあるようですが、以下のようにすると確認できます(→参考)。
$ echo dir=`brew --prefix readline`
dir=/usr/local/opt/readline

ほぼ同じことのようですね。

※ --enable-shared もよく分かりません。vim の補完機能を使うため?(→参考



6.Ruby 2.0 に設定

$ rbenv versions (インストールされている Ruby の全バージョンが表示されます。* が付いているのが現在設定されているバージョン)
  system
  1.9.3-p194
* 2.0.0-p0 (set by /Users/(ユーザー名)/.rbenv/version)
 
$ rbenv global 2.0.0-p0 (使用するバージョンを設定します)
 
$ rbenv rehash(何か変更したら、必ずこれを実行しないと、設定が有効になりません)



7.インストールした Ruby 2.0 の確認
・Ruby のバージョンを確認

$ rbenv version (rbenv で使用設定されているバージョンが表示されます)
2.0.0-p0 (set by /Users/(ユーザー名)/.rbenv/version)

$ ruby -v (実際に起動するバージョンが表示されます)
ruby 2.0.0p0 (2013-02-24 revision 39474) [x86_64-darwin12.3.0]


※ここで表示されるバージョンが食い違うときは、rbenv のコマンドが有効になっていません。

$ open ~/.bash_profile
で、.bash_profile ファイルの内容を確認できます。
eval "$(rbenv init -)" という行があるか確認します。

なければ、前述のように追加します。
そしてターミナルを再起動します。


・Ruby の動作を確認
$ irb (irb を起動します)
irb(main):001:0> "あいう" (readline で日本語が使えるか確認)
=> "あいう" 
irb(main):002:0> require 'openssl' (opensslが使えるか確認)
=> true
irb(main):003:0> require 'zlib'
=> true
irb(main):004:0> require 'psych'
=> true
irb(main):005:0> require 'open-uri' 
=> true
irb(main):006:0> open('https://www.google.com/').read (SSL利用時に証明書エラーが出ないか確認)
=> "<!doctype html><html itemscope=\"itemscope\" itemtype=\"http://schema.org/WebPage\"><head><meta content=\"\x{90A2} (略)
\n</script></body></html>" (エラーが出なければ OK。エラーが出たら下記の記事の対処法を参照)

・上下のカーソルキーを押して、 irb で今使ったコマンドの履歴が出るかも確認します。(readline が使えているか確認)


※確認法について;
→・私がRubyをインストールしたとき確認すること - 絶対R領域

 ・homebrew で入れた openssl を使って Ruby をコンパイルすると SSL 利用時に証明書エラーが発生する場合の対応 #Ruby #openssl - Qiita


以上で、無事 Ruby 2.0.0 p-0 がインストールされました!


(参考)
・ Homebrew+rbenvでRuby 2.0.0-p0インストール - 130単位

OS X で rbenv を使って ruby 1.9.3 or 2.0.0 の環境を作る #Ruby #AdventCalendar #開発環境 - Qiita 
 
・『作りながら学ぶRuby入門(第2版)
書籍では、Rubyのインストール方法についてはこの本がどの webサイトよりも詳しいです。Windows と Mac のインストール方法になんと 57ページも費やしています!
1.9.3 についてだけど、そのまま 2.0.0 に使えます。

Mac のインストール方法は Homebrew + rbenv と全く同じ。とても役立ちました。


作りながら学ぶRuby入門 第2版作りながら学ぶRuby入門 第2版 [単行本]
著者:久保秋 真
出版: ソフトバンククリエイティブ
(2012-11-26)