2005年12月26日

最終回の最終日

クリスマスハウスをおしまいにする──。

もしかすると誰もが考えた事も無かったのかも知れません。クリスマスイヴにYAB放送さんがクリスマスハウスから生中継をしたおり、アナウンサーの永岡さん(とても愉快な優しい方です)が、そんな事を話していらっしゃいました。

『クリスマスが近づいて、何気なくクリスマスハウスのホームページを見たら最終回。この時期になったら、岩国のそこにあって当たり前と思っていただけに...』という感じです。

そこでプロデューサー氏と相談して、今回「クリスマスハウス17年の軌跡」のようなVTRを編集しの放送の中で紹介したい、と話されました。それはクリスマスハウスの生い立ちから過渡期の姿、ピークを迎えた時代を過ごし、ファイナル年となった今年の小倉ブランチの様子まで、とても分かり易くクリスマスハウスの足跡を辿ったものでした。

生放送の中では、私の思いの丈をカメラに向かってお話しする一齣まで作ってくださり、まったく有り難く嬉しく感じた24日の「DO-YO-DA!!」生中継でした。

放送終了の直後、番組宛てに「ふじたサン、17年間ありがとう」と書かれたFAXが入電したと聞かされ、もう感無量。放送中に聞かされたら、ホロリときていたかも知れません。

そうして迎えた、本当の最終日。この日は例年なら、とっても平和なクリスマスハウスです。

ところが今年はどうでしょう。名残を惜しんでくださる大勢の方々が引きも切らず次々と。「無くなるんなら3年分を買っておかなくちゃ」や「ここへ来た記念に」とおっしゃり、棚の品物は見る見るうちに...。

『ああ、やめてしまうなんて悪いことをしちゃったかなぁ』なんて心の中で思ったり。

そんなこんなの夕刻、クリスマスハウスの相棒、旗振りサンタ君(カイデザインを主宰)は、小倉ブランチの撤収のために彼の地へ向けてクルマで出立。クリスマスハウスの幕は私が引くことにしていました。

残すところ30分。7時の閉店後は私も小倉入りです。日も沈み、お客様も途絶えてひっそりとした時間。昼頃に届いた大きな箱を開けると、とても綺麗な花が入っていました。取引先の担当の女の子が贈ってくださったメッセージと花でした。(ひゃー!)

すると、バタバタと階段を上がってこられる音。『はて、お客様かな...』と小さな緊張を走らせ入り口を見ると、なんと花束を持ったご家族が笑顔で飛び込んで来られたではありませんか!(びっくりー!!)

続いて、上のエントランスからも花束を抱えた女性がちょっと恥ずかしそうに、けれども最高の笑顔を添えて...(ビックリ、ビックリー!!)

写真を撮ったり、ブルーサンタをいただいた事やら思い出話し、これからの未来を語ったり。それはもう、お花だらけの中で優しさに溢れたクリスマスハウスの最後でした。

そんなみなさんが帰られた本当の最後。クリスマスハウスの音を止め、少し照明を落とし、いつもの閉店の準備を完了。しかし今日という日は、私は、もう一つしなければならない仕事がありました。

私は、緑色のドアの前にハシゴを立て、「CHRISTMASHOUSE」の文字を象った看板を外して渡しました。

それを下で受け取ってくれたのは、いまから17年前──日が暮れてお客様も途絶えた閉店間際、ランドセルを背負ってちょっと恥ずかしそうに、けれども可愛らしい笑顔を添えて入って来られた小学生の女の子、その人でした。

私は、クリスマスハウスをやって良かった。999

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この記事へのコメント
『おつかれさまでした。』
羨ましいぞ。ノブさん(^.^)!
Posted by m at 2005年12月26日 11:10
 本当に本当にお疲れ様でした。
昨日はサンタさんにとって思い出深い感動のクリスマスになったようですね。「やって良かった!」と思えたことは最高の幸せですね。ご苦労を全部帳消しにしても余りある幸せを手に入れられたご心境でしょう。
これからのサンタさんの素晴らしい人生につながりますようにお祈りしております。
最高の日に私のブルーサンタのことも思い出していただけたなんて私も最高に幸せな気分です。
それにしても、「DO-YO−DA!!」は見たかったです。何とか遠くの人にもビデオか何かで見せていただく方法は無いものでしょうか・・・

  ◎サンタさんと上半分が同じ名前で、同じ周波数の『のぶ』より◎
     (「允」は「のぶ」と読みます。)
Posted by 赤木 允子 at 2005年12月26日 13:19
お疲れ様!まだ翌日からも、存在する店舗なんだけど・・・その寂寞、充足、空虚・・・・僕も岩国に帰省するときのお店の最終日、訪れてきてくださった方々、花、写真、記念品・・・そして誰もいなくなった店の電気を消し、鍵をかけた時・・同じ気持ちだったと思います。17年間、本当にお疲れ様・・最後にサンタの一番のプレゼントをもらったね!!!
Posted by yoshiki@岩国ユースホステル at 2005年12月26日 20:43
みなみなさん、ありがとうございます。
それが務めとは云え、せつないものですねえ・・・片付け。
いつもの年は「ああ、今年も無事に終えられた」と肩の荷を降ろしながらの作業なのですが、今年は手にするモノの一つ々々が必要以上に愛おしく思えます。
しかし小倉ブランチもありましたから、片付けに与えられた時間は例年の半分。忙しい事に違いはありません。(笑)

さて、YAB放送「DO-YO-DA!!」ですが、例によって著作権や肖像権などのお約束があり、ウェブでご覧に入れることができません。ですが私が極めて個人的にお見せする事は可能ですので、ちょっと先になるのですけれども、のぶさん、ブルーサンタさんのお礼にお送りしますね。^^
ありがとうございます。
Posted by ふじたサンタ at 2005年12月27日 08:33
 岩国と小倉の片付け、大変ですね。サンタさんは鉄人?
今年は私も何か切なくて、大掃除は殆ど終わったのにクリスマス飾りの片付けは、はかどりません。
 「DO-YO−DA!!」のビデオを送っていただけるそうですごく嬉しいです。無理なお願いをしまして申し訳ございません。本当に落ち着かれてからでいいのでご無理をされませんように。サンタさんのクリスマスへのこだわりや私の知らない時代のクリスマスハウスも出てくるようでとても楽しみです。
 思い出を心にしまいながら片付け頑張ってください。
 私も頑張っておせちを作ろうっと!
Posted by のぶ at 2005年12月27日 14:21
良いですね〜、オセチ!(笑)
今日は私の手足となってクリスマスハウスを一緒に楽しんだスタッフを労う小さなパーティです。
まったく名残は尽きねども、だから素敵な思い出にして心の片隅へ大切に仕舞って、人は新たな明日に向かうのですね。今日よりも明日は、きっと明るい。ええ、そうに違いありません!
Posted by ふじたサンタ at 2005年12月28日 05:15
 皆に愛される人の周りには愛される人達が寄って来るものなのですね。良いスタッフに恵まれた、ということも17年続いた理由の一つなのですね。クリスマスハウスでいつも親切に応対してくださった「赤いランドセル」のお嬢様にもよろしくお伝えください。
 大掃除をほぼ終えて一休みする時、サンタさんがアイルランド、ロンドン方面を旅された時の記事を読みふけっています。美しい写真が沢山、サンタさんは写真もプロ?  トランジットで「ブリュッセル」という文字が何度か出てきますが、去年行ったオランダ、ベルギーを懐かしく思い出しています。(サベナ ベルギー航空は日本人乗客の総合評価で一番なのだと旅行会社に勤務していた息子から聞いたことがあります。)今度美しいベルギーの素人写真を、1.000枚撮った中から選んでお送りしますね。
Posted by のぶ at 2005年12月28日 09:18
 ありがとうございます。
 あのエッセイは、もうずいぶん古いモノになりましたが、たぶんヨーロッパではあまり様変わりしていないのかも知れませんね。スクラップアンドビルドが好きな日本とは、対照的なお国柄です。
 そういえばサベナ航空は快適な機内でした。なるほど、そうだったのですか。
 写真を楽しみにしていますね。^^
Posted by ふじたサンタ at 2005年12月29日 07:37