2009年11月28日

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昨日は84円台まで円高が進んだことにより、マーケットやマスメディアでは「介入」が注目されています。
当局も、異常事態には適切な対応をとると介入を示唆するような発言をしています。

しかし、介入を考える前に、現状の日本経済の環境を見直す必要がありそうです。

現在の円高は、ドル安の裏返しということは事実でしょう。
ただし、このドル安はどこから来ているのか??

単なる、米国不安ということではありません。
米国の金利が低いということがドル安の大きな要因といえます。

米国はリーマンショック後、急速に金利を引き下げ、非伝統的といわれる領域に入っています。
とにかく実質金利を引き下げることにより、目先の経済を下支えするという意思が明確に伝わってきているわけで、この超低金利がドル売りを誘っているわけです。

一方、日本に目を戻すと、日銀はゼロ金利解除後、一段の利上げはできないものの、基本的には何もしない状況であり、デフレ化においては実質金利は明らかに高止まった状況といえます。

日米金利差は逆転しており、ドル安・円高は理屈上も納得の行くものといえるでしょう。

こうしたときに、単に介入という手段だけで円高が反転すると考えることには無理があります。
介入は一時的なパニックを沈める効果はありますが、本質的な解決にはなりません。

なた、現状の膨大な外貨準備とその為替差損を考えた場合、介入できる金額もおのずと限られてくるでしょう。

つかり効果的な介入を考えるのならば、その前に金融政策の見直しも必要だろうということです。
何よりも、今の日本のデフレを止めるための金融政策を打ち出すことが、円高をストップさせる道といえるでしょう。

ただし、トレーダーとしてはこのようなべき論を考える前に、もう一段のパニック的な円高が起きるのならば、それにうまく乗ることを考えなければならないでしょう。

さて、週末はとりあえずドルが値を戻して引けており、やや気が緩んでいる感じです。
来週、もう少し調整で値を戻すのか、再び円買いが盛り上がるのか?冷静に考えてみたいと思います。

(10:13)

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