2009年12月

どっこいAX300奇跡の復活

AX300が壊れた話を書いたばかりだけど、Twitterでコンデンサを交換して直ったという話を聞いた。

DSC00745bそうか、そういうこともあるのかと思って調べてみると、実は結構有名な故障らしい。じっくりマザーボードを観察してみると、確かにいろんな人が書いている箇所のコンデンサが膨れていた。

該当箇所はC95×2、C221、C254、C255の5カ所。青部分が1000μF 6.3V(ルビコン)、赤部分が1500μF 10V(ニチコン)である。ニチコンの2つはドライブの影に隠れているので、マザーを全部外してみないと確認できなかった。

さっそく忘年会ついでにアキバに立ち寄り、似たようなコンデンサを秋月の地下で探す。1000μF 6.3Vがなかったので、同じルビコンの1200μF 6.3Vで代用、1500μF 10Vはニチコンの同等品が見つかった。

DSC00743使用されている半田の融解温度が少し高いらしく、手持ちのハンダゴテではなかなか足が抜けずに難儀したが、なんとか5つのコンデンサを交換した。このとき、マザーボードのボタン電池は外してはいけない。BIOSの設定値が飛んで、かなりめんどくさいことになる。

載せ替えたあとおそるおそる電源を入れてみると、これまで通り無事立ち上がった。HDDは特にダメージを受けたようすもないようだ。

さあこれでアナログ停波のその日を、AX300と一緒に迎えたいと思う。

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さらば永遠の名機 AX300

アナログのレコーダで重宝していたNECのAX300が、ついに起動しなくなった。

思えば発売が2004年だから、5年間まさに回しっぱなしといったぐらいに使い込んだ。中のプロセッサ用のファンは2回交換したし、電源のファンも1回交換した。昨年だったか、HDDが心配になってきたので、思い切って載せ替えも行なった。

このレコーダの何がいいかというと、PCとの親和性が非常に高いことである。PCからキーワード予約を投げて、関連キーワードでざらっと録画し、めぼしい番組だけPCにMPEG-2のままで転送できる。転送した番組は携帯動画変換君を使って、ウォークマンやPSP、ケータイなどにエンコードして、電車の中で見ていた。

先日から、ちらっと見るたびにずっと録画モードだったので、あれそんなに録ってるのかなと思いつつそのまま放置していたのだが、どうもその状態でハングアップしてしまっていたようだ。

DSC00739電源を切って再起動してみると、一応ファンなどは回るのだが、いつまで待っても起動しない。HDDを交換したときに、消費電力の違いから電源に負担がかかっているような気がしたので、PC用の別の電源ユニットを繋いでみたが、やっぱりだめ。

ソフトウェアはHDDから起動するのだが、どうもどこか別のハードウェアが死んだようである。アナログ停波まであと1年半、なんとか頑張って欲しかったのだが、残念だ。NECでももうレコーダ部門は解散しているはずだし、もう直す術もないだろう。しかしよく5年間頑張ってくれた。これに変わるレコーダを何か用意しないといけないのだが、正直デジタル放送の使いづらさに辟易としているので、これを機会に何かに転送してテレビをみるのはもう辞めちゃおうかとも考えてしまう。

なんかこう、オンデマンドで録画したテレビ番組を見せてくれるような製品が、出ないかなぁ。

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なぜソニーは3Dに走るのか

たまには炭火以外のことも書かないと。

というわけで、プロフェッショナルの映像制作機材の話である。来年CESでは3Dの技術展示がそこそこあると思うんだけど、ベースはコンシューマのショーなので、主に受け取る側、テレビとかBDプレイヤーとかPC上の処理とか、そういう話が中心になると思う。

では映像制作ではどうかというと、今年のInterBEEではソニーが大々的にブースで3Dの映像制作デモをやってたり、スイートで具体的な技術展示を公開でやったりと、かなりかっ飛ばしている印象であった。

なぜソニーがそこまで先行できるかというと、実は映像業界は2年ほど前から技術トレンドとして、「3G」をキーワードに機材開発を行なってきたという背景がある。3Gとはすなわち3Gbpsの映像伝送のことで、光ファイバーを使わず銅線の伝送でこれをやる、そういうトレンドである。

これだけのビットレートを何に使うかというと、当初は1080/60Pの伝送を想定していた。特に映像システムの心臓部となるルータや分配器は、早いこと次のトレンドに乗って先行投資していかないとつぶしがきかないシステムになっちゃうので、ルータの3G化を業界全体で推進していたわけである。

ソニーは放送機器の頭からシッポまで全部を作っている、数少ないメーカーなので、3Gに対しての回答として、従来の1080i用チャンネルの2つシンクロさせて1080Pで使えるスイッチャーを作ったり、1080Pから4Kぐらいまでをテープ記録できる拡張ボードをこさえたりしていたわけである。

1080/60Pで映像制作するメリットは何かというと、これで完パケを作っておくと、1080/60iにも720/60Pにもできますよ、という事である。日本では720の制作自体がぴんと来ないが、欧米ではHD放送は1080/60iと720/60Pが混在しており、1ソースマルチユースをやりたいなら、それなりにメリットはある。

ただ、3Gの先行投資は、あまりうまくいかなかった。もともと1080Pでの制作は、コストが大幅にかかるわけだが、それに見合うほどの先進性がなかったのである。今お金払っとけばのちのちラクできますから、という、どっちかというと、後ろ向きの投資なのである。

例えばクリエイターの類は、決して大型お徳用シャンプーとか買わない。新しいのが出れば、毎回毎回新しいシャンプーを試す。そういう人種なのである。つまり何か新しいことができて新ビジネスが生まれるのなら投資するが、既存インフラに対して「お徳」というだけでは投資しないのである。だから1080/60Pはうまくいかなかった。

ところが突然の3Dブームで、この1080/60Pが一躍脚光を浴びることとなった。というのも、60Pならば60iが2回線通せるからである。つまり3D映像に必要な左右別々の映像がHDで通せる環境を、今の時点で全部持ってるのは、ソニーしかないのである。

あとはカメラだけだ。そこで急遽普通のカメラを2つ並べたリグなどを開発し、半ばむりやりといった感じで3Dの間口をこじ開けてきたわけである。

カメラだっていつまでも、右左を無理矢理ギヤでつないだようなものでいいわけはない。そのうち3D専用のカメラも登場するだろう。

来年のNABでは、3D撮影用のカメラがかなりホットな話題になるだろう。そういう背景をふまえて、年明けのCESのレポートを眺めると、楽しいかもしれない。

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炭火ライフ11

もうね、こんなに頑張る必要全然ないんだけど。炭火ライフ。

先日駅前の100円ショップで、丸い焼き網買って来たんですよ。なんか餅でも焼いてみようかと思って。

DSC00737いやこれが最高。火鉢が小さいので、切り餅を一つずつ乗せては焼くことになるんだけど、餅の焼き目がちゃんとアミアミになってたりして、ああ、うまいなぁ。

網に餅を乗せては原稿を書き、食っては原稿を書き、また乗せては原稿を書き。もうね、餅を食う永久機関みたいなことになってますよ、オレ。

さすがにこれではアレなんで、ちょっとランニング行ってくるわ。

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炭火ライフ10

こんだけシツコク書いていると、さすがに影響されて火鉢でも買ってみようかな、という人も現われているようである。

たぶん多くの人が気にしているのが、換気の問題だ。特にマンションなど密閉度の高い部屋で使えるのか、という疑問が多いと思う。

まず答えから言えば、使えます。うちは一軒家だけど、窓は全部アルミサッシなので、密閉度としてはマンションと大して違わないと思う。もちろん、換気しなくていいわけではない。僕の場合はだいたい1時間に5分ぐらい、窓を開けて換気している。エアサーキュレータなどを持っている人は、それも併用すると短時間で換気できる。

それだと部屋の暖気が逃げてしまうんじゃないかと思われるかもしれないが、元々小規模な火鉢なんてのは、部屋全体を暖めるような火力はない。これは手元、足回りに置いて、近接で暖を取るものなのである。だから部屋の温度は元々そんなに暖かくはないんである。

マンションだと、サッシ窓でも上の方に小さい換気窓があるタイプのものがあると思うが、あそこを常時少しだけ開けておくというのでもいいと思う。昔の日本家屋で炭火を使って誰も一酸化炭素で中毒死しなかったのは、元々締め切ったとしても隙間が多いため、適当に換気されていたからだ、という説もある。いわゆるすきま風換気である。

考えてみれば江戸時代にはガラス窓などないわけだから、どんなに寒くても障子ぐらいしか外との仕切りはなかったのではないか。板戸や雨戸もあっただろうが、昼間は採光のことを考えれば、障子以外に選択肢はなかったはずである。それは寒かろう。

火鉢などの道具は、今さら新品を買うと結構なお値段なので、昔懐かしの古道具屋や骨董品店などが近くの商店街にあるようなら、そういうところをひやかしてみるのも楽しいだろう。こういう道具は、年季が入っていた方が赴きがあっていいものだ。灰まではさすがに付いてないと思うので、これは通販で買うのがいいだろう。

DSC00657炭は、室内で使うならなんといっても白炭。黒炭は煙と匂いが出るのでダメだ。オガ炭の白炭は安くて着火性もいいので、備長炭よりも使いやすいだろう。

あと最低限必要なものとしては、火ばさみ。燃えた炭を掴むのに必要である。これはダイソーなど大きな100円ショップで売っている。ゴミ拾いとかに未だに需要があるので、掃除用具コーナーを探してみるといい。

火起こし器や火箸は、それ自体は安いものだが、通販で買うと送料の方が高くなったりするので、ちょっと勿体ない。これは金物屋や東急ハンズなどに寄るヒマがある時に買うと、いいだろう。火起こし器がない場合は、適当な焼き網でも買って来て、炭を乗っけてレンジで着火してもいい。

炭の取り扱いにはある程度の知識と注意が必要だが、道具やノウハウに先人の知恵が沢山詰まっているので、思ったよりも簡単で安全なものである。なによりも、単なる暖房なのに楽しいというのが、一番大きなポイントであろう。

あ、言い忘れたが、ネコがいるお宅では、火鉢の上に何かフタできるものがあったほうがいい。あいつら使ってないときに絶対掘り掘りするから! 絶対するから!

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炭火ライフ9

このところ関東でも朝晩はきっちり冷えるようになってきて、必然的に火鉢の出番も増えてきている。

炭というのは案外融通の利くもので、消したいときには灰の中に埋めたのち、適当な厚手のアルミ板で火鉢に蓋をすると、相当燃えててもすぐ消える。出かけるときも安心である。

火を起こすときは、備長炭は結構がっつり着火する必要があったが、オガ炭は結構燃えやすいので、昨日の燃え残りの小さいのを着火して、あとはその火をデカいやつに移していく。

DSC00640その時に便利なのが、これ。正式にはバーベキューファンと言うらしいが、うちでは「火起こしぶんぶん」で通っている。横のハンドルを回すと、ファンがぶんぶん回って先端から風が出るのである。ずいぶん昔に東急ハンズのキャンプコーナーで買ったものだ。

これの威力は絶大で、小さな炭の燃え残りもあっという間にK点越えてくるというか、何かの臨界点を越えて火柱が立つほどに燃えてくる。ついカッとしてしてやった、を文字通り体現する。

ただ調子に乗ってぐりぐり回すと、灰が舞ってあたりが灰だらけになってしまうので、何事も適量が大切である。

上手い人になると、着火すら必要ないそうである。夜に燃えている炭を灰に埋めて、生かさず殺さずぎりぎり消えないようにしておき、翌朝火種に使うというテクニックがあるそうだ。残念ながらそこまではうまくできた試しがない。その域に至るまでは、もう少し修行が必要である。

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炭火ライフ8

なんでオレこんなに炭火の話ばっかり頑張ってんのか自分でも全然わからなくなってる炭火ライフ。

届きましたよオガ炭。オガ炭のオガとは、オガクズのオガですね。漢字で書くと大鋸屑。ノコギリで切った後に出る、細かい木くずである。

このオガクズをギューッと圧縮したのち、木材から炭を作るのと同じ行程で炭にしたのが、オガ炭である。材料は所詮廃材なので、エコなんである。

しかしこういうものにも国内産と中国産がちゃんとあって、国内産のほうが質がいいとされている。今回購入したのは三原興産さんの富士炭 10kgというもの。製法的には白炭なので、備長炭と同じである。

DSC00658はい届いたのがこれ。こんなのがガラガラと箱にびっしり10kg入ってる。

圧縮で作るから基本形は一緒なんだけど、なにかこう、適当に5cmぐらいでおりゃーっと割った感じ。断面は本当に折れた感じである。たぶんこうした方が火の付きが良かったりするのかもしれぬ。

早速点火である。

おお、なんか備長炭より全然火が付きやすい。ものの10分もレンジにかければ、十分である。しかも急に加熱しても割れない。

DSC00656そして火も消えにくいようだ。炭内部の細かい粒が次々に連鎖的に燃え広がるような感じで、全体に火が回らなくてもちゃんと燃え続ける。

実は一番心配したのが、臭いと煙であった。しかしこの炭は、備長炭のほぼ無臭なのに比べると多少臭いは出るが、それほど嫌な臭いではない。煙に関しては備長炭同様、ほとんど観測できない。

まさに備長炭の代用品である。まあ欠点と言えば、形が全部一緒なので、燃やしてて風情がないというところか。まあそのあたりは実用的な炭ということで、我慢せねばなるまい。

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炭火ライフ7

まだやってんのかよと言われれば、ええまだやってますよ炭火ライフ。ガンガン燃やしてますよ。

さて、以前購入した備長炭は5kgだったわけだが、正直ちょっとお試しだった。というのも、毎日使った場合どれぐらい炭を消費するものなのか、まったくわからなかったからである。

DSC00626この冬はまだそんなに冷え込んでないのだが、一応本番のつもりで使ってみた。だいたい仕事している間に使う分量は、昼に4個、夜に4個とかそんなぐらいである。もちろん炭はある程度のサイズであることが前提で、小さいものだともう少し、6個とか8個とか使うことになるわけだが。

そういうペースだとだいたい、3週間ぐらいで消費してしまうようだ。5kgなんてまだまだあるなと思っていたら、感覚的には割とすぐなくなっちゃった感じである。大きな炭から使っていったので、最後のほうはもう小さな炭ばかりになってしまった。

小さい炭は、燃やしにくい。備長炭というのは単体でかつ自力では、燃え続けていられないぐらい、燃えにくい炭だ。正直、冷えていくのと燃えていくののせめぎ合いである。だから複数の炭を近接させて、お互いに熱交換し合いながら、燃え続けさせる必要がある。

一個あたりの熱量が小さいと、熱交換より外側から冷えていく速度の方が速くなって、消えてしまうのである。さらに炭を配置換えしようと火ばさみなどで摘むと、その火ばさみに熱を取られて冷えてしまう。こういうものは、大きな炭の下に置くなどして、ついでに燃やすぐらいのことにしないと、大した暖も取れないあげく燃やしておく手間が忙しくて、仕事もままならない。

さらに言えばだな、ちょっと凝った焼き物に使いたいというならまだしも、デイリーに暖を取るのに3週間で3,000円ってのは、ちょっと高いんじゃないかと。

備長炭じゃなくていいからもうちょっとコストパフォーマンスのいい炭はないのかなと検索したところ、備長炭の代用品ということで「オガ炭」なるものがあるらしい。しかも10kgで3,000円程度と、コストパフォーマンスは2倍である。

あそれポチッとな。

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炭火ライフ6

ブログの契約を有料コースにしたので、結構詳しくアクセスログが見られるようになった。それで気づいたんだが、えーとみなさんあきらか勤務中に会社から見てますよねw いいんです。責めはしません。同僚に画面覗かれても恥ずかしくないブログです。

そんなわけで今日の炭火ライフは、着火と燃焼の維持について。

DSC00654届いた備長炭は大小様々で、形も太さも揃っていない。そういうのが揃っていると高いわけで、この炭はその規格外というわけなのであろう。

いろんな形の炭を燃やしてみて、それぞれ特徴があることがわかった。一番火の維持が簡単なのは、なるべく立体的というか、太さ・厚みもあって長さが短いもの。要するに立方体に近いものですな。こういう物は全体に火が回りやすいので、燃焼の維持は楽である。というか、ほっといても燃え続ける。

一方燃えづらいものは、極端に長いものとか、極端に平べったいものである。こういう物は、端の方からすぐ冷えてしまうので、真ん中だけ燃えるようなことになり易い。

あと長いものでも、特に木目が詰まっておらずスカスカのものは要注意である。こういうのは、その隙間がヒートシンクみたいなことになって、どんどん熱を逃がしてしまう。気がつくと、そういう繊維質ぽいものばかりが燃え残ることになる。

また、着火した炭ばかり燃やしていては、その炭が燃え尽きてしまった時点で終了なので、新しい炭を追加して燃やしていかなければならない。

あとから入れた新しい炭は冷えているので、入れ方を間違うと火を消してしまう。ついつい焚き火の感覚で、新しい炭を上に乗せてしまいがちだが、こうすると火が消えてしまう。

新しい炭は、燃えている炭の下に入れるのだ。そして燃えている炭と、適度に接触させることが大事である。

筆者が編み出したのは、新しい炭を3つぐらいの燃えている炭で囲いこむ、名づけていや君がね、なんかポリシーがあって燃えないっていうんならそれはそれで認めるよ。だけどね、普通そうじゃないじゃん? 炭として生まれたんだからさ。てかそれだったらそもそもここに居ないわけじゃん? しかも俺たちこんなに熱くなっちゃってるわけじゃん? それがこんなに密着してるのに燃えないってのは、人としてどうなのかなって。どうなんですかって話してるわけなんですよ戦法である。

正直酔っぱらいのおっさんの説教か悪質なねずみ講勧誘と同じである。こうすると新人の炭は、「わかりました。僕が悪かったです。今から燃えさせていただきます!」といって燃える。

より効果的なのは、下に燃えている炭を敷きつつ、その上でこの戦法を実施するといい。

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炭火ライフ5

というわけで届いた、セラミック灰。手で触るとさらさらした感じで、灰とは違って粒がある。粒のサイズは、粗挽きのコーヒー豆ぐらい。触っても手が汚れないのがいいね。

DSC00620ただ本物の灰とは違って、ギュッと圧縮しても固まらないので、五徳とか置くと重みでどんどん沈んで行っちゃうそうである。その場合は耐熱のタイルか何かを埋めて、その上に五徳を乗せるといいらしい。

ネコ砂はネコのトイレに戻し、さっそくこのセラミック砂を投入。早速点火してみると、なかなかイイ感じ。そのまま炭をポテッと置いても、火が消える感じはない。

やはり土や砂は、空気が通らないということもあるが、どうも熱を吸い過ぎるのではないか。灰やその代用品は、空気を多く含むので断熱効果はあるものの、それ自身もある程度は一緒に熱くなるので、炭を冷やさないんじゃないかと思う。

DSC00655さて、もう一つ買ったのがこれ、「火起こし器」である。それまでは適当な金網をレンジの上に載せ、炭を直接置いて点火していたのだが、備長炭はこれでやるとバキバキに割れてものすごい勢いで周りに尖った破片が飛ぶので、危ないんである。もう点火中は家族が一斉にキッチンから非難するという、恐ろしいこと扱いになっちゃってる。いやそれは火が強すぎるからというのもあるんだけども、金網だとある程度強くしないと点火しないんだからしょうがない。

ところがこの火起こし器を使うと、上にフタがあるので飛び散っても平気である。さらにこれの底部は鋳物になっていて、熱を加えると全体が赤くなって、炭が均等に点火できる。

これを使って火起こしするときは、だいたい弱火で7分、その後中火で7分ぐらいか。結構火が弱くても点火できるので、そもそも炭もあまり割れることがなくなった。

ちょっとずつ、いろいろ分かって来ますな。

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プロフィール

小寺信良
WEBに巣食うモノカキ。
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