楕円系萬週報

フルタイム・ラグビー・ウォッチャーの眠れない日々

カテゴリ: 大学ラグビー

月曜日、
たっぷり寝たが、未だ足腰のあちこちが痛い。

<大学選手権>決勝
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『明治大学×早稲田大学』35対45(@新・国立競技場 57,345人)。
HT「0対31」。

いやあ、掛け値なしの満員。
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この場に立ち会えたのはホンマ幸せです。

元日サッカーの入場者記録を更新出来なかったのは、
地上層メイン・スタンド中央席付近の不可解な座席なし空間。

今更念押しするまでもないけれど、
「早明戦」(本当は選手権での対戦は早明戦とは言わないけど)は、
列島ラグビーの超優良資産かつ生き続けるレガシーです。

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ところで、我が座席は、ゴール・ポスト斜め裏、
三層スタンドの最前列。

ハーフウェイ・ラインの向こう側でのプレイは、
大型スクリーンで見るしかない。

ところが、映像と実像がほぼ同じ大きさ。
うう〜む、陸上トラックのせい。

あいにく座席左裏のスクリーンは斜めで見づらい。
たぶん、正面ではなくピッチ角に置けば少しは改善するかも。

座席の傾斜はなかなかいいと思うが、
前後の幅が十分じゃないので、
後から来た観客は非常に通りにくい。

まあ、ビッグ・スタディアムの上層部分に、
観戦に必要最低限の傾斜をつけるとこんなもんか。

と、半ばあきらめているが、
解決策はないもんか?
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構造、設備、仕様などは専門家に任せるが、
土木と建築の一級資格を持つ同行者の話では、

外部の垂木(垂れていないが)とか十年で取替必至、
座席前手すりパイプの粗雑な繋ぎ、
鉄柵の錆止めメッキにムラとか、
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促成建築ミエミエのかなりチープな仕上がりで、
メンテナンスに膨大なお金がかかるそうです。

で、我輩が言いたいのは、
二つの特大スクリーンにスパイダーカムのインフラ化。

ラグビーW杯において、
にわかファンが退屈さを感じずスクラム戦を楽しめた(我々コア・ファンも同様)のは、

上から目線で、スクラムのメカニズムを理解し、
コラプシングの実態を目にしたからです。

むろん、フットボール(サッカーでも使用)だけじゃなく、
コンサートでも、
スパイダーカムによる新たな視点は、
観客の楽しみを倍化するはず。

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▲お遊びカットです。


さて、ワセダの奇跡的勝利については、
もうすでに言い尽くされている感じ。

この時点での感想を言うのは気が引けますが、
我輩の感想は、古典的な構図についてです。

「ワセダの横メイジの縦」
それぞれのスタイルの図式はよく知られています。

ところが、早明戦に勝利するには、
「ワセダの縦メイジの横」という図式が鍵となる。

遥か昔からの見立てですが、
久々の大一番で、その構図が復活したようです。

ワセダCTBの縦くさび、
メイジFB(逆サイドWTB)の横ズラし

そこに、ワセダのこの試合に準備した、
セットからのショート・サイド攻撃。

前半のワセダ、ハンドリング・エラーなし、
DFもズラされてもカヴァーリング出来た。

そして後半のメイジ、
俊足バック・スリーの横走り、斜め走り。

ワセダBKが追いつけなくなったのは、
前半に出し切ったせい。

しかし、一番の勝因は、
FWが接点で頑張ったことでしょう。

スクラムで押されても駆け引きで優り、
モールやブレイクダウン勝負で互角以上に戦った。

やはり、十二月第一日曜「早明戦」の後、
完敗したワセダの伸びが、メイジを凌駕した。

圧勝したメイジは、そこから停滞。
選手権の勝ち上がり方(苦戦の様を見よ)で歴然。

まあ、細かいこと判りきったことを、
これ以上つべこべ言っても仕方ないでしょう。


近年の我が予想、
W杯から年を明けてまで、すべて大外れ。

また、外れたことで、大いなる楽しみを享受。
終わり良ければ全てよしってことです。

<大学選手権>
『明治大学×東海大学』29対10(21,513人=第2試合)。
HT「17対3」。

第1試合の感想をアップしていたせいで、
前半途中までは、主として音声でのゲーム把握。

FW戦で抵抗する東海だが、
昨季からのメイジは、FW、BKに偏りのない戦法。

で、この試合では、
前半30分までに2チャンス差にしたメイジ。

時間とともに消耗戦になったが、
徐々に東海が圧力的に上回ると、メイジにシンビン(61分)。

ここから、メイジ陣ゴール前での東海ボール・スクラム。
P→スクラムを4回繰り返すが、
ボールがこぼれ出て、東海のトライ成らず。

このとき、何故か判らないが、
相手ボールのスクラムを7人FWで組続けたメイジ。

で、偶然に助けられたピンチ挽回。
(ピンチ脱出後のスクラムでは23番を入れて8人で組んだ。)

勝負を決めたのは、残り時間5分余り、
2チャンス差の東海が自陣深くからパス&ラン。

しかし、DFの圧力でノックオン・ターンオーヴァー。

この試合、相手DFに結構止められていた5番が、
最後の最後に仕事をした(76分)。


第1試合と比べると、
地味地味のゲームながら、

シンビンなど結構劇的な展開もあって、
退屈はしなかった。

さて、早明再戦、十一日の新国立、
観客数何人になるか、楽しみですね。

木曜、十一時二十分起床。
快晴、強風。

<大学選手権>準決勝@秩父宮
『早稲田大学×天理大学』52対14(第1試合 18,232人)。
HT「21対7」。

ワセダ想定外の圧勝、大勝。
不思議だがホントだ。

まあ、ムーヴから簡単にトライするパターンは、
黄金BKなので当然にしても、
縦に強い12番が復帰したのが極めて大きい。

前半25分までに3トライ3コンヴァージョン。
出来すぎから少々緩み、流れを相手に与え1本返される。

しかし後半、
双方の修正能力の差がはっきりと出る。

前半見事に押されたスクラムを、逆に押し返す。
ワセダFWが存在感を強烈にアピール。

でも、反則だけは減らない。
ファイナルへの最大の弱点か。

一方、天理側の修正は目には見えず、
ラインアウトは悲惨なまま、劣化していくばかり。
(ラインアウトは、ワセダの分析を称える方がポジティヴですが。)

同じくパス攻撃における数々のエラー、
DFのプレッシャーと言うより、自らのミス。

どんどん自信を失っていく、
天理フィフティーン。

ワセダの修正能力は素晴らしいが、
近年の経験値から、天理の心理状態が平常だったならば、
ワセダの反則負けとなって不思議ではない。

天理のかくも見事な崩れっぷり、
にわかには理解できない。

選手権、残り三試合、いずれの試合も、
チャレンジャー側の対敵分析対応が実に鮮やかに嵌って、
前半は大接戦で、面白かった。

花園と秩父宮を行ったり来たりザッピング、
しかしどちらも摘み食いではもったいない大熱戦。

<大学選手権>F /4
『天理大学×流通経済大学』58対28(@花園)。
HT「17対21」。

後半50分頃まで取り合いでもつれたが、
56分から天理がスクラム・トライを含めた3連続トライ。
勝負が決まった。

お蔭で、秩父宮の試合、ラスト20分に集中出来た。


『明治大学×関西学院大学』21対14(@秩父宮 13,070人=第2試合)。
HT「12対7」。

関学がめちゃ頑張って、
タジタジのメイジ。

今季つけ込む隙きなしのメイジ、
と思っていたので意外性抜群。

最初は相手を甘く見ての苦戦。

具体的には、スクラムがコントロール出来ないだけで、
ちぐはぐになってしまう。

で、後半に本気モードを出して、
これなら早い内に勝負を決めるだろうと思わせた。

ところが、どっこい関学は一歩も引かず、
得点は「12対7」のまま動かない。

それで勝負は69分までもつれ(「19対7」)、
76分にPGを加えて「22対7」としてやっと確定。

ホーン後にP→敵陣ゴール前5mラインアウト、
さらにゴール前P→スクラムからトライを決めた関学の意地。

相手が近年最強メイジなので、
感動的なシーンでした。


こちら第1試合、花園のワセダ戦と丸々かぶって、
殆ど見ること叶わず。

『東海大学×筑波大学』21対3(@秩父宮 11,813人)。
HT「7対3」。
まあ、リーグ戦グループの王者が、
ここで(対抗戦四位相手に)負けるわけにはいかない。

土曜、十一時起床。薄曇り、強風。
風が唸りをあげて吹きまくった、
昨日ほどではないが、籠もるしかない。

<大学選手権>準々決勝
『早稲田大学×日本大学』57対14(@花園)。
HT「24対7」。

ワセダの弱点が日大の強みという組み合わせ。

しかし、その大筋を活かすゲーム・メイクにおいて、
日大はあまりにも拙く(ボックス・キックだけ)単調。

ワセダが悠々キャッチ(クリアミスは1回だけ)してカウンター、
黄金BKに餌を撒く結果に。

それにしても、
前半15分までに2トライして「14対0」。

すると、やはり集中力が緩んで、
ミスを重ね流れを失ってしまう。

日大助っ人留学生をキチンと止めるしつこいDFと、
相手がミスしてくれたので、深刻なピンチにはならなかったが、

しかし、ちょっとリードすると緩む体質と、
このFWじゃあ、この先通用しそうもない。

まあ、なんとか正月越えをしたので、
ファンとしては上を見ずにお屠蘇気分に浸るしかない。

久方のラグビー三昧の日曜日だが、
一挙四試合は老体にはキツイです。

「日大×京産」戦のハーフタイム、
屋外の風が治まった感じ。

屋外徘徊しようかと思ったが、
あと一時間半で日没なの、で、思いとどまる。

<大学選手権>3回戦
『日本大学×京都産業大学』24対19(@熊谷 4,003人=第2試合)。
HT「17対12」。

5点差で、ラスト数分。
リードする日大は自陣ハーフウェイ近くで、時間消費。

FWのワン・パス・クラッシュとピック&ドライヴ、
一試合目の流通経済大(4点差で、自陣深く)と同じ状況。

で、こちらも、スクラム劣勢、
なおかつリードする側が逃げ切った。

何か不思議な符合だが、
トライの取り合いだった第1試合の面白さには負けている。

日曜、起床。晴れ、強風。
十一時起床で、やっと通常の自堕落モードに戻る。

コーヒーを淹れて、モーニング&ランチしながら、
メモなしで選手権のんびり鑑賞。

<大学選手権>3回戦
『帝京大学×流通経済大学』39対43(@熊谷 3,296人)。
HT「25対19」。

今節の熊谷、二試合とも。
決して人気があると言えない大学同士の対戦、

少ない観客と強風、いつもの景色の熊谷。
W杯の余燼、新しいスタンドだけ。

風上に立つRK大が先制2Tするが、
事があまりにも上手く行き過ぎてか、

風上の利点を活かすことを忘れ、
気持ちよくボールを動かす快感に負ける(後半になってそうではなく、確信犯と判明)。

で、展開勝負になると、帝京の決定力が断然。
それ以上に、抗するRK 大のDF がお粗末。

「1対1」のタックルで止められないが、
ダブル・タックルが決まるのは数回だけ。

相変わらず、フェイク・スタッツ(ミスト・タックル「8対4」)。
なんとかして欲しい。

対抗戦の不調が続いているかと思わせた帝京だが、
徐々に選手権での勝利経験値を発揮して、前半の後半に逆転。

しかし、得意の形に持ち込めたのは、
RK 大がお膳立てしてくれたから(インタセプト・トライなど)。

さて後半になって、
風上に立った帝京がやや保守的な姿勢に。

風下に回ったRK 大は、
開き直りとも見えるパス&ラン。

しかし、解説者が指摘しているが、
こうすれば帝京に勝てると準備して来たことを信じての戦術。

なんとまあ、「1対1」タックルが通用せず、
スクラムで押され、球際の反応で遅れ、
何度も何度もインタセプトされた挙げ句、劇的な勝利。

助っ人留学生の活躍が目立つ、
大味な試合だったが、決してそれだけじゃない。

なんで帝京が負けたのか、合理的な説明に困る、
これぞ学生ラグビーってゲームでした。

月曜、十時過ぎ起床。雨、微風。

途中頻尿もなく熟睡・爆睡したが、
五時四十五分にちゃんと目覚めた。

出稼ぎモードが体内に残っているのを、
褒めてあげたい。

そのまま二度寝して、この時間。
雨は一日中本格的に降り続くので、買い物徘徊出来ず。


昨夜は、早明戦の感想をアップして、すぐダウン。
急いだので、満足出来ない記述が多いが、仕方ない。

明大のパワー・ランナーが、強引に突破も出来るのに、
ズラし交わしてライン・ブレイクするさま、

これを表現するのに、言葉足りずだったのを反省している。
(『ラグリバ』向氏のレポートが的確に描写している。)


さあて、
いよいよ大学ラグビーは選手権に向けて佳境に入るが、
みかん切りも、最終ラウンドに。

あと、階段畑が一つ(三日かかるとの想定)。
お天気次第だが、今週中には終了する。

問題は青島(晩稲)、
不作だが、一日では終わらない。

古希の爺様にはもう限界。
昨年からガクッと体力が落ちた。

傾斜畑で転んだり躓いたり、
いつ怪我してもおかしくない。

車の運転も避けたいし、
今年で止めようか、考慮中。

しかし、現場の雰囲気は癒やしに最適だし、
みかん食いはやめられないわけで、

食い気に弱い我輩には、
結構深刻な悩みなのです。

日曜、五時四十八分起床。
快晴、微風。

やはり、みかん切りで、
早明戦ライヴ観戦出来ず。

明日雨なのでみかん切りは休み。
どうしても金土日の三連チャンが必要だった。

で、無事勤め上げ帰還したら、
「ワセダ弱いね」と、開口一番家主氏。

ああ、結果を知らずに再放送を見たかったのが、オジャン。

<早明戦>
『明治大学×早稲田大学』36対7(@秩父宮、22,987人)。
HT「10対7」。

予想通りの結果と内容だが、
W杯準々決勝『南ア×ジャパン』とそっくりに見えた。

セット、ブレイクダウン、アンストラクチャー、
すべての面で実力差があって、それがそのまま点差となって現れた。

前半早くから、殆どの接点で食い込まれて、
ワセダがいつまで持つかって感じ。

なんとか前半は我慢出来たが、後半は為す術もない悲惨な戦争。
FW前五人のリクルート、目利き度で差があった。


SO同士の駆け引きは、高度で見せ場がたくさんあったが、
結局、FWで優位な側が勝った。

つまるところ単純明快に、
劣勢の側の司令塔にミスは許されない。

つまらない失敗したら、
挽回のチャンスはないってこと。


毎度変わらず、
ミスト・タックルの数値(3対7)がデタラメ(ワセダの方)。

そろそろ国産データ会社との契約は止めたほうがいいんじゃなかと、
いつものことながら、いらぬ節介をしたくなる。


ワセダのSHは、
ラックへの到達とボール捌き・リサイクルが遅い。


メイジは、かつてのお人好しイメージとは別キャラに脱皮。
縦に強いだけじゃなく、横にも強い(もちろんスクラムも強い)。

パワー・ランナーたちが、
強くて早くて(瞬間ダッシュが鋭い)、非常にスキルフル。

何より、ピッチ全面を走り回っても、
最後までスタミナが続く! メンタル的にも切れない。


土曜日、五時半起床。快晴、微風。
昨夜(金曜日)は、下半身のあちこちが攣って、
かなり悲惨な状況。

やはり、とびとびの出勤では、
身体はアジャストしない。


おやおや、慶応が帝京に勝っている。

ちょっと前までだったら、
帝京が負けていると書くところだが・・・・・・、

などと考えている内に、寝落ちしてた。

<対抗戦>
『明治大学×帝京大学』40対17(@秩父宮 12,980人)。
HT「26対3」。

タックルなど帝京のフィジカルが炸裂するが、
メイジ(ボール・キャリアー)は一歩も引かず倒れず。

そこにサポートが素早くしっかりと寄って来る。
で、帝京の一所懸命が報われない内容に。

球際の反応合戦は帝京のお家芸だったが、
すっかりメイジにお株を奪われた感じ。

しかし、端的にメイジの快勝と、
一言では言い切れない。

帝京がラインアウトなどセットのミスで自滅しなければ?

なんて仮説も成立するように、
点差の割には中味いっぱいのゲーム。

不可解なのは、何度もあった、
メイジの自陣22m内からのワイド・オープン。

半分はミス(ハンドリング・エラー)に終わったが、
致命傷にならなかったのは、セットで優位に立ったから。

そして接点周辺でも、帝京DFのプレッシャーを、
オフロード・パスの連続で交わし、あくまで仕掛けるメイジ。

この繋ぎも出来過ぎ、辛うじてって感じで、
再現性を信じられない。

しかし、ギリギリのせめぎ合いをしながら、
メイジの得点だけが着々と増えていく。

この流れは、メイジの強さが並大抵でないことと、
現代ラグビー・ゲームの攻撃側有利の構造を物語っている。


早明戦、実に心配ですね。

メイジのパフォーマンス、
この出来が続いたら、ワセダにはつけ込む隙きなし。

大学選手権も対抗戦1位にならないと、
勝ち抜けの難しい枠に入ってしまう。

ううむ、一月十一日、
新国立建築探偵団しようと思ったが・・・どうなることか。

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