『衣服』とは、古来より外部から身体を保護する役割を持ち、現代においては富や権力の誇示および己自身の存在を象徴するものとして扱われている。手軽に手に入る衣服は誰も彼もが普段何気なく着ているものの、そこに秘められた力を知る者は少ない。世界には、身に着けているものの本当の力を引き出し、武器として具現化し、戦いの道具として扱う人間がいるという。この世界はそうした裏世界にすむ一人の哀れな人間の戦いの生き様である。