2007年01月28日

歯医者さん

昨日から近所の歯医者さんに通うことにしました。
実は年末の投稿で「健康第一」と書いたのは「歯医者さんに行かなきゃな〜」という気持ちを暗示してのこと。
もう半年くらい育てていた虫歯があって、1カ月くらい前から冷たいものがしみ出したので・・・でも自分だけでは積極的に行く気にならず、最近になって家族に白状。案の定「歯医者さんに行かないの〜」という後押しをもらい、やっと行く気になりました。
最近の歯医者さんは痛くないと聞いていましたが、本当に痛くないんですね。
しみた虫歯以外にも虫歯があったりで、もう全部治してもらいます。   

2007年01月27日

クロッシュ探訪

25日、楽器を調整してもらいに、初めて「ヤナギサワ・クロッシュ」に行ってきました。

いやー、カルチャーショックです。なんでしょう・・・例えるなら、都会の雑居ビルの一室にある役所か郵便局風。カウンターをはさんで、我々ユーザーが待つエリアとクロッシュの方が作業するエリアがあるんですが・・・。いや、クロッシュのHP掲載画像の洗脳をまず解くのが先決ですね。HPに掲載された2枚の写真は、我々ユーザーが待つエリア(細長い12畳程)を手前(入口側)と奥(窓側)から撮った写真です。写真の見切れている横にカウンター、そして作業場(20畳程)があります。

我々が待っている場所の壁(背中側)には写真の通り、商品(サックス)の展示があります。保護ガラスとかもなく剥き出しなんで少々緊張します(ちなみに俺の後頭部は100万以上のバリサク)。あと壁側にはセルフサービスのコーヒーとか、ジャズ系CDがいっぱいあったり(CDプレイヤーもあったんで、たぶん聴いていい気がする)、雑誌があったり。その日お客さんは俺以外に4人(想定外に多かった)。皆さん若そう、そして(試奏音を聴くと)上手い。マッピを調整してもらってた方やヤナギサワ以外の楽器もあったんで、プロの方もいたのかもしれません。

一方作業場は、奥の壁が木製だったり、天井からサックスの管の一部がいくつもぶら下がってたりして工房っぽい。(俺がいった日)スタッフは、事務系スタッフ1人(女性)、修理調整スタッフ5人(女性2人、男性3人)でした。皆さんご自分の席で黙々と作業・・・かと思うと、楽器(その時はマッピ)の調整加減なんかを持ち主に話しかけたりします。お互い席にいながらなんで、これがまた妙な感じ。そういやマッピの調整に中華包丁みたいなのも使っていて、これまたびっくり。あとユーザー側の奥(窓側)右に試奏室(2畳程)やショーケースに入った(特別な?)サックス展示がありました。入口付近のドアはトイレかな。

さて俺自信や楽器のことですが、ちゃんと名前を名乗って入店、楽器ケースも横に置いたお陰もあってか、特ににらまれることもなく・・・ほっ。事務スタッフの方に言われるまま、楽器をケースから慎重に取り出しカウンターへ。調整待ちの他のサックスが全てフックの方を上にして置いていたので「そうだっけかー?」と思いつつ、俺もそれに習ってカウンターに並べた後、椅子に戻る。事務スタッフの方が(たぶん名前等書かれた)用紙を俺の楽器の上にのっける。その際「(10年前の楽器にしては)綺麗・・・」と小声で言ってくれた気がして・・・V(でも使っていない証拠)。しばらく待っていると1人の修理調整スタッフ(男性)の方がカウンターの前まできて、楽器の使用状況や調整履歴なんかを質問。俺もカウンター前まで歩みよって、約2年前に近所の楽器屋さんに調整してもらったことなど伝える。案の定というか「そこいらの楽器屋さんじゃあ大した調整はやれない」といった趣旨のお言葉。「最近吹くようになった」と言ったら心なしか微笑まれたような気がして少々嬉しくなる。で、「今日は立て込んでいるので、とりあえず楽器の状態を先に見ます」というようなことを言われ、それぞれ席に。またしばらく待ってると名前を呼ばれ、再びカウンターへ。「タンポは大丈夫。プロは3年くらいで交換、アマなら使用状況によっては5、6年以上はもつ」「キーを押しても(音孔に)隙間が開いている箇所がいくつかある」「キーからタンポへの連動部分のクッションが1箇所消失している」など言われました。想定外に修理調整箇所が多かった・・・。「最初なんで時間をかけた調整が必要。一度ちゃんと調整すれば、以降の(定期調整は)短時間で済む」といった具合に言われ、さらに修理調整に時間がかかるので、「一度持って帰って、あたらめて予約をとるか(それなら当日で終わるが、ただ連日結構予約がうまっている)。今日からしばらく(約2週間)楽器を預けてもらえば、予約している人の作業の合間を見つけて、残業なんかもして直してあげる。」といった感じに言われた。ガ〜ン。できれば毎日吹きたいくらい(やれないし、やってないけど)なんで、預けてしばらく吹けないのは、かなりショック。でも不完全な楽器でしばらく練習するのもやだし・・・。このまま楽器持って帰って、また来るのも大変なんで・・・。預ける決断をしました。そうそう「ヤナギサワの楽器なんで優先してあげたい」とも数回言われました。ちなみに費用はまだ不確定ですが、それなりにかかりそう。でも良心的な費用が望めそうな感じです。一応「なるべく早くお願いします!」気持ちを伝え、「お願いします〜失礼します」と最後まで、ちゃんと言って店を後にしました。・・・でも、まだ終わらない。店を出た後しばらく歩いてから、ハタと思い返しました。「そーだ!このまま2週間も練習できないのはよろしくない。マウス(とリガチャー)は持って帰ろう!」と。もう一度店に戻って、少々ハテナな顔されましたが、わけを言って、ケースから必要なものを取り出し、再び「失礼します」と言って、今度こそ店を後にしました。ふい〜。

ということで、しばらく楽器練習はできません。口がなまらないようマッピを吹くだけです。泣き。

まとめ。今回の訪問を終えて「ヤナギサワ・クロッシュ」の方々の楽器への愛情を直接感じることができました。少々たいそうですが「俺の持っている楽器は俺のものだけではない」という気持ちになりました。作った人、調整してくれる人がいて、鳴らす俺がいる。おそらく今後は調整履歴なんかが書かれる「チェックカード」が作られ、定期調整をしないと怒られるのかな〜と思いつつ、クロッシュの方の愛情に応えるべく、定期調整に通うのも悪くないか〜と思いました。

最後に、この探訪記はあくまで主観なんで事実とは異なる場合がございます。また今回の訪問は、ソプ同副部長キンケードさんの「クロッシュの歩き方」を大いに参考にしております。感謝。   

2007年01月25日

ドーナツに1時間

今日は午後から学生さんの制作発表会見学のため新大久保へ。おっとその前に、前から話題にしている新宿「ヤナギサワ・クロッシュ」に行ってきました。でもその話はまた後日。「クロッシュ」を後にして新大久保到着。そして昼食。前から「とりあえず食っとくでしょー!」と思ってたビーフ天国「メガマック」を食う。飲み物とポテトのセットで腹一杯。たまに食うのはいいけど、さすがにこんなのばっかり食べてたら・・・・・だ。でもって、まだ時間があったので前回行かなかった管楽器専門店「DAC(ダク)」へ。珍しいカーブドソプラノ含め、ソプラノサックスも結構置いていた。そういやマッピとかは見なかった。で、少々早いが制作発表会の会場へ。

げっ!マック臭が・・・

一応ガムは噛んだけど、会場の皆様、申し訳ありませんでした。見学終了。再び新宿に移動し、奥さんに頼まれていた「クリスピー・クリーム・ドーナツ」へ。

げっ!並んどる・・・

「並んでるよ」とは聞いていたが並んでます。そして俺も小一時間並ぶ。でもサプライズ!入店直前にこの店メインのドーナツ「オリジナルグレーズド」の出来立てほやほやのが1人に1個ずつ配られる。ちと甘いけど、めちゃめちゃフワフワで美味しかった。全14種類からいろいろ12個買いました。買いすぎ!ちなみに店の外から「オリジナルグレーズド」が出来上がっていく様子が見れて楽しいです。   

2007年01月24日

サブトーン練習

明日、楽器を調整してもらいに「ヤナギサワ・クロッシュ」に行きます。万が一しばらく預けることになったら練習できないので、今夜練習しときました。「ロングトーン」少々、「12キースケール練習」そこそこ。あとは適当に気持ちいい曲を適当に吹いて吹けたつもり・・・いつものパターン。調子よければ高音域F#も出せることが判明・・・あくまで調子良ければ。今日は初めて「サブトーン」の練習をしてみた。普通の奏法がマッピに近いところから響いているのに対して、「サブトーン」は管の中程から響いている感じがしたけど、そんなもんなのかな〜。魅力的な音にはなってる気はしたけど・・・ネットで紹介されているのを参考にしているだけの自己流なので心配。  

2007年01月22日

都内楽器店めぐり&マッピ購入

SelmerSS-E当初今月25日予定だった都内大久保エリアの楽器店めぐりでしたが、20日土曜、吉祥寺に行く奥さんの用事に便乗。前倒しの楽器店めぐりが実現しました。
画像を掲載してるので、先に言ってしまうと、結局「セルマー・スーパーセッション(E)」を購入しました。実は事前の候補選びでは、「Saxophone Mouthpiece Room」で最近お目見えした「ジョディHR*」が一番気になってました。試奏なしのネット買いでもいいかーと思ったくらい。もし今回、店になくて試奏できなかったら、「スーパーセッション」購入も躊躇していた可能性が大です。

大久保駅に到着。何はともあれ「石森楽器」へ。さほど大きくないお店ですが国内外の名プレイヤーが訪れるというだけあって上品というか風格があります。ちなみに前回の試奏初体験で経験値がアップしているので、結構気持ちに余裕がありました。店に入るとショーケースの中にマッピほかアクセサリーがズラり・・・例によって幸せ気分。「ジョディHR*」発見!心の中でガッツポーズ。いろいろ眺めて妄想を膨らませるのもそこそこに、購入候補の「スーパーセッション」と「ジョディHR*」の試奏をお願いする。店員さんのお勧めで「リバイユ(エボナイト)」も加わり、いざ試奏室へ。ちなみに試奏室は2部屋あるみたいです。エアコン、チューナー完備でわりと広くてGOOD!

・セルマー(スーパーセッション)
前回「E」を試奏して好印象だった「スーパーセッション」。今回は「E」「F」「G」と試奏。自分の力量不足で「F」「G」は全音域でクリアな音を出ませんでした。音は「セルマーS80C☆」より、管に良く響きボリュームアップ。派手さが増す感じ。その分ソフトさは減ります。

・ジョディHR*
上述した通り事前調査で好印象。1番の購入候補。「5*」「6」「6*」を試奏。ソフトな音色のまま管に響いてくれる感じが良い。中音域Cの開放された音からDのこもった音に移行する際の違和感が少なくて良い。ただ、やはり自分の力量不足で「5*」でも主に高音域でちゃんと音を鳴らすことができず。「5」を試奏できれば・・・とも思いましたが、もうひとつの問題、ボアが大きい。ネックコルクの奥までささる。今から思うと、そのせいで音が上手く鳴らなかった?・・・とも思えますが、今の俺はコルクにテープを巻いてまで「ジョディHR*」を欲しいとは思わない。

・リバイユ(エボナイト)
「石森楽器」のHPでも紹介されているマッピ。「6」「6*」「7」を試奏。適度なノイズ音が加わりジャージーな感じ。俺好みではないですが吹き易い。ただ、またも力量不足で、特に高音域でちゃんと音がならず。

ちなみに多少サイズの違いはありますが、今回試奏したマッピは全て、ヤナギサワやセルマーの標準サイズのリガチャーが使用できます。

「石森楽器」でマッピを購入後は、「TAO」「山野楽器ウインドクルー」「THE中古楽器屋」「クロサワウインド」を軽く視察しました。

で、日曜の晩は、購入した「セルマー・スーパーセッション(E)」でのドキドキの初練習。練習開始当初は「C☆」と吹き比べ、音の響きの違いを実感しました。でも派手さが少々気になる。これはソプラノサックス練習を復活させた当初の「音の下品さ」というか「まとまりの無さ」に近い感覚でした。でも練習後半になると、それなりに落ち着いてきました・・・よかったよかった。しかも恥ずかしながら、これまでほぼ出なかった高音域Fまでが出せるではありませんか・・・やった!この辺りの音程はまだダメですが、F#まで出せるよう頑張るぞー。

まとめ。前回今回の楽器店めぐり、そして自分の意思でのマッピ選びと購入を終えて、とりあえず今の自分の力量にあったマッピに出会えたと思います。昨年末に手放した「EWI1000セット」と「デジタルディレイ」の売却価格内で買えたしね。ただ買ったら買ったで、いろいろ思うところも・・・やっぱり「ジョディHR*」には惹かれるとか、とりあえずメタルだったか・・・とか、全く眼中にはなかった「セルマーS80」のオープニングが広いやつとか「セルマーS90」はどうだったんだろう・・・とか。でも気にしだしたらキリが無いんですよねー。まあ遠いか近いかはわかりませんが、将来また別のマッピが欲しくなった時のことを考えたら、「持っててもいい1本」を買ったのだと思います。

また長くなってしまった・・・読んでくれた方、感謝。   

2007年01月17日

クロッシュ予約

ソプラノ同好会」のHPで知った「ヤナギサワ・クロッシュ」の存在とその価値。ヤナギサワ(S-900)ユーザーとして、「クロッシュに行かずして楽器を吹くなかれ!」と思ったか思ってないかは別にして、楽器の調整予約を入れました。今月25日、仕事で新宿近辺に行く予定があるので、クロッシュに行ってきます。楽しみ楽しみ・・・少々不安。

ちなみに楽器の調整は2年ぶり。保育園の卒園イベントでちょっとだけソプラノを演奏する機会があって、職場から程近い「セントラル楽器」で調整してもらって以来です。購入してからというもの、楽器に触れていない時間の方が遥かに長いし、そもそも「楽器を調整に出す」という知識もなかったので、10年間で調整はその1回だけです。

電話予約の際、10年前に新品を購入したことと、2年前に近所の楽器店で調整してもらったこととを伝えたら、「10年前の楽器なので、状態を見てからでないとわからないが、もしかするとお預かりするかもしれません」とのこと。素人目には状態悪くないと思うのだが・・・。数日間預けるのは、また取りのいくのが面倒だし、その間楽器吹けないのも泣きなので勘弁してもらいたい。午前中に預けるので、せめて仕事を済ませた夕方に引き取りできるくらいであること願います。   

2007年01月15日

音楽と奥さん

俺はソプラノサックスを復活させ、ブログではその話題ばかりしてますが、実はうちの奥さん、アルトサックスを持っていて、たぶん普通に吹けたりします。さらに彼女も昔ブラスバンド部で、その時はトロンボーン吹きだったようです。さらに音楽関係の学校を出ていて電子オルガンが弾けます。さらに作曲、打ち込みなどの作業をこなす音楽関係の仕事をしています。さらに絶対音感の持ち主です。

そんな環境なので、外から見れば、俺一人がソプラノサックスの練習に興じているのは、少々滑稽なのかもしれません。サックスを教えてもらうなり、一緒に演奏すれば・・・と思うかもしれません。でもたぶん彼女には、そういう能力や時間、気持ちもないと思います。また「サックスを吹ける」といっても、音楽のプロとして「必要に応じて楽器を鳴らす」というもので、「演奏を楽しむ」といった感覚ではないと思います。彼女の頭の中には音楽、演奏に関して、自分なりの完成イメージがあり、それを再現することに関しては、俺がデザインで、ある一定の見極めができるのと同様に、「楽器を演奏できる」という境地に至っていると思われます。

・・・とまあ、俺のソプラノ練習には奥さんは無関係ノータッチ風な印象を受ける内容になってますが、お願いすれば、俺が吹きたい曲を譜面に起こすことくらいはやってくれるので、恵まれた環境といえるでしょう。

ちなみにソプラノサックス好きの俺としては、奥さん所有のアルトサックスには興味がないのであった。   

2007年01月14日

赤レンガ倉庫特設リンク

赤レンガリンク昨日は赤レンガ倉庫の特設リンクでスケートしました。
けっして広くはないし、氷の状態もよくないので、そんなお勧めはできません。土曜日で人いっぱいだし。夜はライトアップされます。靴にもライトが付いていて氷上が照らされるみたいです。 今回初めてギザギザが付いていないホッケー用の靴を履いてみました。ひっかかりがないぶん、しっかりとしたフォームで滑らないといけない感じがして難しい。けど面白い。

ちなみに最近、楽器屋があると、とりあえず行きたくなる病です。昨日も「ワールドポーターズ」の「KEY横浜」という楽器屋さんに。入門用の安いケルントナーというメーカーのアルトとテナーが置いてました。リードは「青箱」少々。ソプラノ用はない。
今日はたまたま「港北あいたい」に行ったので「島村楽器」へ。こちらのサックスはヤマハ中心にイオとかジュピターとか。当然アルト、テナーのみ。リードはソプラノ用が「青箱」と「ゴンザレス」のみ。「ゴンザレス」のリードって情報ないのでわからない。どんなだろう。前から微妙に気になっている「ヤナギサワのサムの魔法使い」があった。とりあえず前から欲しかった譜面台を購入。ノーブランド980円なり。   

2007年01月12日

ソプラノ同好会

ソプラノサックス好きの集い「ソプラノ同好会」のお仲間になりました。経歴も年齢も様々ですが、俺より年上の方も結構いらっしゃって、よい刺激になります。また集まって演奏会など、特別な活動がないところがいいですw

さて昨晩は、この前満室で断念した「メガトン川崎店」に初めて行って吹いてきました。インターネット割引(2時間以上1時間無料)が毎回使えそうなので、1回600円程度で済みそう。家からも比較的近いし、月曜から木曜の間なら空いてそうなので、基本はこっちで決まり。今は仕事が忙しいこともあって週1ペースでしか練習できないのが少々ストレスです。   

2007年01月09日

怒濤の都内楽器屋めぐり&レビュー

マウスピース8日、都内に出る機会があったので、前から行きたかった2軒の楽器屋を視察・・・というか、前からメタルマウスピースが気になっているので、恐れ多くも試奏してみて、よかったら「買っちゃえー」くらいの気持ちで、家を出る直前まで悩みましたが、気合を入れて自分の楽器を持って出ることにしました。

渋谷に到着。ちょっと迷いましたが目的の店「池部楽器ウインドブロス」に到着。雑居ビルの3階へ。

狭い・・・でも凄い・・・そしてヤバイ

店内狭しと並べられたサックス。ショーケースにはウェブでしか見たことのないマウスピースやリガチャがいっぱい。うひょ〜。かなり幸せ。でも店内にはストリートミュージシャンっぽい兄ちゃんが2人いて試奏するなんて絶対無理。2人は連れらしく、しばらくすると一方のテナー野郎がヴィンテージらしきテナーを試奏しだす。狭い店内に響くテナーの音。手馴れた感じだ。でも曲を演奏してるわけじゃなく短いフレーズや音出しだったので、俺でもなんとか試奏できるそう?くらいに思う。別のお客さんの出入りもあったりして、今度はもう一方のバリサク兄ちゃんが、今使っているのとは別のメタルマウスピースが欲しいとのことで試奏しだす・・・こちらも手馴れた感じだ。入店してからそれなりに時間も経過し、そろそろ行動を起こさねば・・・と追い詰められる心境になったので、バリサク兄ちゃんがまだ試奏中だったが、思い切ってお店の人に、とりあえず買うならこれか?と思っていたヤナギサワのメタルマウスピースを試奏したい旨を伝えた。ふぃ〜。

●ヤナギサワ メタル7(付属リガチャ)
最初はラバーとメタルの違いから、ちゃんと音を出せるか不安だったが普通に吹けた。音階を吹いたりメロディの断片を適当に吹く。当初わからないなりにメタルらしいパワフルで派手な音を期待していたのだが、試奏してみて正直、今使っているセルマーC☆(とヤナギサワのリガチャ上止め)との違いは、そんなになかったように思った。音自体は明るくて好み。

吹いてみた正直な感想を伝え、他のマウスピースも吹きたい旨を伝えてみるも、現時点では自分が求める音もわからないので、お店の人も少々困惑気味。俺も長いことテンパリ状態が続き疲れたので、常とう句「検討します」と言って店を後にする。いやー本当に疲れた。でも貴重な体験をした。

銀座に移動。次の目的「山野楽器銀座本店」に到着。こちらは大きなお店なのですぐに見つけることができた。早速5階のウインドサロンへ。

気品漂う店内・・・品揃えは一見して多くなさそうだが・・・。試奏室あり、ホッ

こちらは「ウインドブロス」とは違って、銀座っぽい上品な楽器店。ショーケースに規則正しく新品が並べられている感じ。マウスピースもいくつかあるようだ。試奏室も使えそうなので少々気持ちに余裕がある。さっきヤナギサワのメタルを試奏しているので、今度は「ジャズ系のマウスピースを試奏したい」と言ってみた。試奏室に案内され、楽器をスタンバイして待っていると、おぼんに乗せられたマウスがやってきた。店の人に各マウスピースの説明を受ける。高級レストランのようだ。試奏開始。

●ヤナギサワ メタル7(付属リガチャ)
※写真上から3番目
リガチャがよくない。「ウインドブロス」で吹いたときと違って上手く鳴らない。さっき吹いたから早々に試奏を切り上げる。リガチャによって、こうも違うのか・・・と思う。

●セルマー スーパーセッションE(自分のヤナギサワのリガチャ)
※写真上から2番目
さすがセルマー吹き易い。今使ってるC☆より表現力がアップしそう。自分のリガチャを使えたので違いがわかり易い。好感触。

●バリ ハードラバー62(付属リガチャ)
※写真上から1番目
げっ、噂通りコルクの奥の方までスコっと刺さるぞ。なんだこの吹き難さは・・・吹き方が変わると音が変わる感じ・・・手に余る。でも面白い。

●ポマリコ クリスタル?(リガチャはロブナー)
※写真一番下。品名をちゃんと聞けなかった(正しいか自信がない)
マウスピースより、ロブナーのリガチャがなんだかうれしい。ロブナーの影響かソフトな音&少々詰まった感じで若干吹き辛かった。

●メイヤー ラバー6(付属じゃないリガチャ不明)
※後で持ってきてもらったので写真なし
ヤナギサワメタル同様、たぶんこれもリガチャがダメで素直に音が鳴ってくれません。残念。

時間がおしていたので、このへんで切り上げる。ここでも店の人に正直な感想を述べた。セルマーのスーパーセッションは結構よかったんだけど、どうせ買うならEよりオープニングの広いFかGにしたかったので、店の人にあるかどうか聞いたらなくて、やはり「検討します」と言って店を後にした。

総括すると、今回の試奏で、単にメタルが欲しい病は払拭されたかな。当面自分が求める音は、今吹いている音の延長線上にあるソプラノサックスらしい明るい音で、そこに道具がもつ表現力アップ性能をプラスするという考え方。テクニックもないのにかなり偉そう。まあ、それはそれとして練習すればいいさ。そして今回訪れた楽器屋さんは、趣向は違えど2軒とも、本当にいいお店だった。

そしてまた、今月25日、タイミングよろしく新大久保に行く機会がある。新大久保にも行きたい楽器屋が何軒かある。また楽器持って行きたい気持ち満々。今回たぶんリガチャがよくなくて不発だったメイヤーも気になるし、セルマースーパーセッションのFとかあったら買っちゃいそう。楽しみ。