NOBORU’S気ままなDiary

NOBORU’Sのお悩みな日常生活

十四歳の遠距離恋愛

日記のタイトル見て、「何?何?なんかしたかNOBORU'S!?」
なんて思った人いたかどうかは、さだかではないが・・・。
昨今のニュースで中学生監禁事件とかあったりして、話題としては微妙ですが。


最近読んだ本のタイトルです。

「十四歳の遠距離恋愛」嶽本野ばら

この本、面白い描写もあるのですが、ちょっとせつない気持ちにホロっとさせられましたね。

主人公の仲葦(なかよし)さんは、ロリータファッションが好きな中学生。
休日はロリータファッションで街を歩く。
ところがそれがクラスでうわさになってしまい、仲葦さんは、浮いた存在に。
ロリータについてクラスメイトがあれこれ仲葦さんに聞いてくる。
そんな中、これぞ今じゃいないだろうという柔道着を帯でくるんで背負って登校してくる藤森君が、あれこれ仲葦さんに言ってくるクラスメイトに「みっともにゃーことあらすか!」と一喝。

あ、この物語の舞台は名古屋で、藤森君は名古屋の人でも使わないような名古屋弁で話す。

そうこうしているうちに、仲葦さんと藤森君は付き合うことに。
正直に「好きだ」と告白した藤森君。仲葦さんもまんざらでもなく、何回かデートをするが、藤森君が東京に引っ越すことに。

そこから遠距離恋愛が始まるのだが、仲葦さんの切実な思いがせつなくて。

本には、名古屋から東京まで各駅でいくには、どこで乗り換えて、青春18きっぷをそれも金券ショップに行けば安く手に入れることができるなど、けっこう細かく書いてあって、そこは軽く読み飛ばしたんだけど、中学2年で小遣いが少ない仲葦さんにとって、お金をやりくりしながら何回か藤森君に会いに行ったりした。

ある時、柔道で試合せずに負けたと電話かけてきた藤森君。元気のない声で。
仲葦さんは、「今すぐ会いに行くから」と、すぐに自分のお気に入りの洋服をコメ兵(名古屋にあるブランド品を買い取るお店だそうです)に売ろうとしたが、未成年のため買い取ってもらえず、もうあるだけのお金で電車に乗ってしまう。当然東京までの電車賃には届かない。
結局、切符の拝見で車掌に無賃乗車として捕まり、藤森君と会えずに。

付き合っていたことも親にばれて、連絡を取り合ってはいけない、と言われ、そのまま時が流れて・・・。

この物語の設定が2000年なので、今ほど携帯は普及してなくて、ポケベルがアイテムとして出てきましたね。

この物語の最後は数年後という設定になって、仲葦さんは別の人と結婚するんだけど、あの頃、藤森君に会うために一生懸命だった自分。今付き合ってる彼にできただろうか、など回想していく。

今でこそ、携帯で連絡取り合ったり、話ししなくてもLINEでピロローンとコミュニケーションが取れてしまう時代。
当時はなかなか連絡が取れないというもどかしさが、またドキドキ感があったりして、ある意味「古き良き時代」なのかな、と思ったり。

ちょっと自分の説明がアレなので、よくわからなかったと思いますが、久々にまたホロっとする本に出会いました。

自分も仲葦さんくらいに思われたらいいな〜。
そんなちょっとせつない「恋愛小説」ですね。

万寿子さんの庭

自分は、コンスタントに図書館に行って、本を借りて読んでいる。
読書はいろんな考え方とか視点を発見する上でよいのかもしれない。

ここ最近、読んで感動した本があるので、簡単に紹介したい。


「万寿子さんの庭」黒野伸一著

この小説は、新卒社会人20歳の京子さんとその隣に住む万寿子さんというおばあさんのお話。

親元を離れ、一人暮らしを始めた京子さんは、出勤の時、いつも隣で庭の手入れをしているおばあさんに会う。
そのおばあさんが万寿子さん。
会釈したが、冷たい素振りを示す万寿子さん。そのうち万寿子さんは、京子さんの事を嫌がらせをする。
京子さんの背中に張り紙を張ったり、公衆の前で京子さんのスカートをめくったり。
京子さんが気にしている斜視を「寄り目」と言ったり。
京子さんも負けじと「このクソババァ!」と罵倒したり、と。

買い物に勝手に一緒についていったり、庭の手入れを強要する万寿子さんに対して、いやいやながら手伝っていくうちに、お互いいろいろ話すようになり、気が付けば、京子さんは、万寿子さんと仲良くなっていた。

京子さんは、会社の同僚との人間関係、ちょっと気になるご近所の同年代の男性の人。
いろいろ悩むこともあったが、万寿子さんと話をすると心が落ち着くのだった。

一緒に旅行に行って、万寿子さんが体験した戦争の話。戦争で死んだお兄さんや妹のこと。その妹が京子さんに似ているということ。
京子さんは、万寿子さんを友人として、これからも仲良くしていければいいな、と思っていた。

ところが、万寿子さんは、認知症の症状が現れる。それは、現れたり、正気に戻ったりとして、なかなか定まらない。
京子さんは、会社を何日も休んで万寿子さんを介護する。ただ体力的にも精神的にも限界に達していた。
だけど京子さんは、ある意味取りつかれたように万寿子さんを介護する。

ある日。正気に戻っていた万寿子さんが、京子さんに遺言を渡す。
「私はもう先が長くないから」と。
「万寿子さん、馬鹿なこと言わないで!もっと思い出たくさん作ろうよ」と泣き叫ぶ京子さん。
その後、万寿子さんは、正気に戻ることなく、娘さんが万寿子さんを引き取ることに。

・・・万寿子さんがしたためたその遺言の中身とは?・・・


まあ、これからどうなるのか、ということですが、万寿子さんを友人として向き合った京子さんがけなげで。
もしかしたら、高齢者の方は、自分たちを年寄扱いしないで、世代を超えて友達を作りたいと思っているのではないか。
万寿子さんとの出会いが、京子さんの新しい一歩を踏み出したんだな、と。
いろいろ考えさせられる。そんな小説でした。

もし機会があれば読んでみるとよいかもしれません。
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