2007年07月

2007年07月26日

辰巳芳子先生

ec1baaec.jpgさて、どこから話せばいいか、困ってしまう。ひとは何故、毎日食べ続けなければならないのかと、いきなり問う。そんなこたあ、自明だと思いつつ、考えてみる。これは分からん。なんでこんなことを問い続けるのだろうと、それが辰巳芳子だ。会場で始めてあった。ギロリと睨まれた。不遜なお婆さんだなと思った。気難しいなと。しかしまたまた問う、なぜだと。ひとは、なぜ食べるのかと。それからおもむろに分子生物学の最先端「物と無生物のあいだ」福岡伸一を語りだす。生きるということの不思議と摂理を語るのだ。見劣りがするとこの国の男を叱る。腹をすえよと言う。食いっぶりの良さにこだわれと。食べることは、単にエネルギー補給じゃあないんだと。生命の作り替え、細胞の生まれかわりのためなのだと。だから明日へ食うことの意味をわかれと。根源的であれと。辰巳芳子先生、突き抜けた教えは感動をとおりこし使命をもたらす。素晴らしい出会い。共感し行動するぞ。


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2007年07月25日

田んぼ仲間

d40e3201.jpg最初は単に農業体験から出会った。しかし、数年たった、今年から参加された人もいる。籾撒きから田植えと草取り、そして生物調査と冬水田んぼと続けてくると、格別な仲間になる。特に酒を酌み交わすでもなく他で付き合うわけでもない。なのに感じる。作業日はメーリングで案内。出欠は皆が分かる。そしていつも、朝九時に田んぼに三々五々集まる。それからお昼まで一緒に農作業だ。だが、あまり根を詰めると翌日に響くし次の参加が億劫になる。だから、遊び要素を大事にして腹八分目、これが長続きするコツ。振りかえると小田原で始めて早七年だ。みんな田に入ると夢中で作業に没頭している。田のドロの感触、草いきれ、カエルやオモダカ。額に流れる汗。水面をそよぐ一陣の風。夢はひとり一反以上を耕作することだ。


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田んぼの面白ろさ

0b39cd7c.jpg苗を育ててから田んぼに田植えをする。もう当たり前だが、実は田んぼに稲をすでに伸ばした状態で植えることで他の雑草にハンデをつけて生育で負けないようにしたのだ。いまでこそ、除草剤を使うので、二葉の小さな苗が多いが昔は四葉とか五葉苗だったという。稲が育つとあとからでた草は、大きくなれない。何年も田を見続けてると、今度は、土の状態によって草の種類が違うことに気づく。それと土の色や柔らかさでも違う。そして、水だ。水の深さで出てくる種類が違うのだ。実に薬に頼らず栽培するということは、本当に面白い。詳しくは、またおいおい書いていきたい。


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2007年07月24日

北野げんねむさん

9ca8445e.jpg佐渡の野浦村に伝わる人形浄瑠璃は文弥人形という。古浄瑠璃として近松門左衛門を作者として昔の戦すら人情話として演ぜられる。人形使いのげんねむお爺さん、七十歳過ぎてなお激しい動きを軽くこなす。見事だ。MOAの有機栽培でお米を作っている。その田んぼの色は他と違う。トンボ群れドジョウも多い。そうして野良仕事を片付け、変身し、いにしえの物語りへと移っていく。芝居小屋の前は海、後ろは山々に囲まれている。さっと吹いた一陣の風とともに皆は物語りに引き込まれて行く。


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佐渡野浦の人形浄瑠璃

d549e0cf.jpg山本宋水、古浄瑠璃の義太夫だ。小さな集落野浦のはずれに伝承館という小振りの芝居小屋がある。岩でできた城ノ鼻と呼ぶ突き出た岬の向こうの根元にある。人形芝居は、語り部が回す。佐渡の三味線を奏でながら、遠く渋い声が物語りに皆を誘っていく。三味線は猫ではなく犬の皮、バチは厚いが津軽ほどではない。時に静かに時に熱く、激しくいにしえの情話が綴られて村の自然に囲まれた異空間を作り上げていくのだ。


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2007年07月22日

葬儀について

495248f3.jpg親父は五人兄弟だ。今から十年ほど前に、従兄弟の定夫さんから連絡があり、横浜鶴見のおじさんの家に行った。そこに、親父夫婦(母とだ)から始まって五人兄弟の夫婦全員10人と定夫さんと僕が集まった。そこで、皆で歌や踊れのドンチャンさわぎをした。ただし、そこは佐渡出身だから芸がある。みな芝居も歌も本格はだし。そのなかで定夫さんの存在感に反比例して嬉しそうに彼のお母さんがいたと思う。初音さんだ、僕も可愛がってくれた。だか亡くなった。先日、村の岩山の岬に行った。墓場があった。なんとも言えない気分。岩山を抱える松を見ながら、しかし豊かだと、思い、合掌した。


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鮎釣り解禁

0a320e35.jpg岩手県に薮川あり、つい先頃まで玉山村だった。ところが市町村合併でなんと盛岡市になったのだ。反対だったな。薮川は宮澤賢治の世界だぜ。なんで軟弱な盛岡市なんだ。と思ったがすでに遅し。しかし、川は流れる。ここで。内水面漁協だ、要は川を守る漁協だ。鮎は大切にされ、だから解禁日が決められた。その日がこれだ。待ちにまった竹田芳男さん、鮎釣りの話になるとバカになる。彼は陸上ではよれよれのクセに川に入るとサマになる。だから、面白い。


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2007年07月20日

森のなかの隠れ家

4abf120d.jpg阿賀野市ささかみ村にあるペンションぽっぽ五頭。新潟県立自然公園にある。新潟の人びとには知られたハイキングの五頭山の入り口だ。ここはJAささかみとパルシステムとの農業体験交流のホームベースとなっているが、もちろん誰でも泊まれる。緑のど真ん中にあり、県立自然公園のなかのためもう建て替えは出来ない。ここでは森の人となることができる。


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2007年07月18日

磐越線の石炭列車

f19b52bf.jpg新潟駅からささかみ村へ乗り換えようとしたら、目にとまった。大きい。しかも、良く手入れされていて美しい。黒光りしている。圧倒される迫力。やはり違うな。新幹線がプラモデルから出てきて、へーと驚いて本当にこんな世離れした形でいいのかと思ったが、こっちはそれとは格段に違いどっしりとした存在感がある。これを動かす機関手は人間的にもやはり尊敬できる精神肉体が兼ね備えている方だろうなと納得してしまうのだ。新幹線もまあエラいが、なんとなく、頭だけで勝負しているような軽さを感じる。やはり、鉄道と呼び機関手というなかに、うち鍛えらるた肉体的存在感を持った安全への確信が実態を伴い、あたりをヘイゲイしているようだったのだ。よしよし。


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俺たちかが支えるパルシステム

8518d5e7.jpgパルシステム千葉(旧エルコープ)の市川センターで商品をお届けするコープアイのスタッフ谷口君だ。駐車禁止区域ではキチンと遠くに停車し鍵をかけて配達する。組合員へは丁寧に声かけ挨拶し、さりげない程度におすすめ商品の紹介もする。暑い日だったが、落ちついて安全運転に徹していた。振り返って昔は、本当に乱暴な運転、ずさんな配達だったと恥ずかしい。ただ商品知識や生協への熱い思いだけは負けなかったなあと思う。しかし、誠実な人柄からかやはり組合員からの信頼は厚く、常に共済など課題はトップの成績だという。


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有機農業推進法

8cd15b73.jpg昨年12月に成立した有機農業推進法は画期的だ。この手の法律は政府提案が多いなか議員立法で、しかも全会一致で成立している。これを進めた有機農業議員連盟の事務局長ツルネンさんの話を聞いた。彼は故郷フィンランドからヒントを得ながら環境と食のあり方をこの有機農業で実現しようと活躍した。


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再度梅干し

7ce0b1ec.jpg漬けこんだ梅と生産者の保坂さんの手。樽がプラスチックなのがいただけないが、これは講習会ゆえとガマン。漬け物石はいい。しかし、昔の人びとはそのままでは食べられない梅をこうして漬け込んで、しかも干すことであの梅干しに仕上げたなんて、つくづくスゴいと思う。だからカラダにきくんだな。


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梅干し

33adf08a.jpg梅の里、西が奈良だとすると東はやはり小田原だ。高野山や吉野山といった霊峰、東には箱根から富士山がある。山深い街道の入り口に梅の里はある。特に梅干しは巡礼者の疲れをとり、おにぎりを腐敗から守るチカラがある。この梅パワーを育む人びとが小田原産直組合。梅の漬けかたを教えてもらう。青い梅もいいが本当にうまいのは樹上で完全に熟しホロリと落ちたはかりの落ち梅がいいのだ。黄色くなり始めて香ばしい。これを塩だけ入れて重石を載せる。これだけ。あとは、染み出す汁に覆われてから取りだし天日に干す。まさに干す。梅干しの香りと味わいはこうして醸される。


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道具

cd6c17a4.jpg王が隠れると書いてそのまま王隠堂。すでに歴史だが、ここに保存されていた農具がまたいい。一般に道具を大切にする人は仕事ができる。道具は仕事の意味と面白さを現す。籾をとる千羽濃き、脱穀機の始まりだ。普通、使わなくなるとやがて捨てられるのに。こうした精神が農を守り都市消費者と交流を生み、やがて大きな農の一大拠点と育てていく。


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奈良に梅と柿の生産者あり

1c2cc5c7.jpg奈良県五条市、ここにその昔南北朝時代からの隠れ里がある。山並みは急峻だ。えっこんなところにといった場所に古民家がある。ここが王隠堂さんの家だ。山のほぼ頂き。遠く霞む吉野を望む。古いだけではない、昔の農具や武具も沢山あった。そして精巧な古空気銃があったのには驚いた。ちゃんと、木でできた空気ポンプもついている。農と武。歴史と梅。街道の深さ。王隠堂さんは大きな樽で梅を漬けていた。


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