2008年02月

2008年02月29日

物つくりと技術

b08e4cc9.jpg社会が便利になり、企業が大きくなると、システム化される。
それも高度に仕組みがつくりあげられる。
すると人はただ金を出せば、至れり尽くせりだ。ただ需要するだけ。
こうなると、自分ひとりでは何も出来なくなる。何も作れない。
しかし、実は一番面白いのは作ることなのだといいたい。
たとえば魚をつる。それだけでは半分だ。これをさばく。刺身や焼き物、揚げ物、漬け物など様々に料理しみんなで食べる。
蕎麦を育て収穫して蕎麦を打つ。これを目の前でさっと湯がき冷水でしめて食べる。
どぶろくをつくるのもいい。仕込んだら醸す。麹粒を頬張りながら飲む。うまいぞ。
そしてついには山小屋を手作りだ。土間もある。土だ。いいでしょう。
物つくりは、他にも様々な創造的な成果をつくりだす。
一人ひとりがこうしたちょっとした技術を身につけ表現できたら、世の中面白い。
竹田芳勝さんの山小屋にて。


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2008年02月28日

アジア基金と農

b8b140ea.jpg貧しいアジアの人びとが作る協同組織に、お金を預け運用する仕組みが作れないかという。
日本では銀行に預けても利息は1%からせいぜい2%程度、バカらしい。
それを、アジアの人びとに預ける。年7%程度でも助かるのだと。前グリーンコープ生協専務行岡さん。いまは顧問格で、報酬が激減し月給20万円だと誇らしい。
面白い。グリーンコープに対しては、日本の農民たちは意外に辛口だ。うまくいってはいないと聞こえてくる。
しかし、60歳を過ぎてなお社会に役立ち事業を回すという強烈な意思が健在だ。
だが、農は、自立し連帯をしていく。農は、真の意味で豊かだ。援助の発想をこえるつながりの仕組みつくりへ、もう一工夫必要だと思う。
それにしても、刺激的である。日本を変える思い。
生協のていたらくに活を入れる危機感。
写真は、新潟県阿賀野市の木崎争議の記念館から


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2008年02月27日

競争と評価

477800ae.jpg上司が自分を評価していないと感じたらどうするか。その上司と対立し力でまわりや外にアピールするか。あくまで上司と上手くやろうと努めるか。しかし、上司とコミュニケーションを取ろうとしても、なかなか上手くいかない。
さて、どうするか。この場合、先ずは自分のしていることの棚おろしだ。しかも、他人や外部からの評価を知ることも大切だと思う。仲間うちで仕事をしていると知らず知らずに好き嫌いがでてくる。誰も聖人君主ではない。当然、折り合いも悪いときがある。しかし、どの組織も問題を抱えている。少なくとも目標を立てて発展しようとする組織は。だから、いい人競争だ。個人的に損してもいいじゃないか。ダメなやつと言われてもメゲない。大きなビジョンを描こう。現実を着実に変えていきたい。
山形県庄内産直ネットワーク事務局白澤部長。農家のネットワークは、外から知れない苦労があるはずだ。


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2008年02月26日

黄金理論と誠実

0f714029.jpgアメリカの共和党保守派の長老ヘンリー・ハイド下院国際関係委員長の「黄金理論の禍」というスピーチがある。2006年2月のもの。アメリカブッシュ政権のネオコンに対する批判である。世界に民主主義を広げるという、だれもあえて表だっては反論できない黄金理論だが、それがゆえに危険であるという。
この理想主義と覇権主義の組み合わせ。これが危険だと。
ブッシュ大統領は、度重なる政権の危機についても「スピン」と呼ばれる世論操作で、問題をずらして乗り切ったてきた。それゆえ、いまや完全に人びとに見放される。狼少年状態だという。
「正直こそ最善の方策」という言葉がアメリカですらあると紹介する。
簡潔だが、深いアメリカの現実紹介だ。「今のアメリカがわかる本」渡部恒雄著。
椎名公三さん。元生活クラブ連合会のリーダー。理想と現実をしっかり見据え、遺伝子組み換えしていない原料調達やこだわり商品開発を実現してきた先輩。まさに誠実な人柄。理論倒れに危機感を持つ。


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2008年02月25日

自分を変える

695e7013.jpg毎日、何かに追われるように仕事し続けていると、時々不安な心理におそわれる。
大丈夫だろうか、抜けているのではないか。いまこの時も、大きな失敗の穴が広がっているのではないかと。
あるいは、自分は実はなんの役にも立っていないのではないかと。むしろ、知らずに迷惑をかけているのではないだろうかと。
しかし、いっぽうここまで組み立てたのだからと今度は強気になる。この繰り返し。
実は、様々な不安や妄想を抱えて、悩んだりしているいるのだ。
だから、人里離れて山小屋に夜居て、ぼうーとする時が貴重だ。
それも、薪をくべながら、遠い昔のひとりの原始人へ思いを馳せて自然にとける。
森と宇宙を感じながら。
ただ時をとめる。


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2008年02月24日

シンシンと降る雪と

880e06f7.jpg本州で一番寒いところが、ここ岩手県薮川だ。携帯電話もつながらない。夜はマイナス30度にもなる。
竹田芳勝さんの手作りのログハウスには、小さな土間と薪ストーブがある。この土間のストーブがいい。
土に触れてストーブで豚汁を煮込む。お湯を沸かして蕎麦を打ち蕎麦ガキを湯がく。ストーブを囲み、語りあう。もちろんテレビやラジオはない。
夜、ひとり起きてストーブで温まる。自家発電が消えると電気も止まる。明かりはストーブの炎のゆらぎと窓の外の雪明かりだ。
シンシンと降る雪。薪のはじける音。
森に囲まれ、自然にかえる。


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2008年02月22日

命への不安

9627308f.jpg簡単で便利なことは、助かる。すぐそばに、いろんなものがある。これが安く手に入る。これは、正直すごいことだ。日本には本当にいろんなものが溢れている。
このなかでの不安。いったん疑いだしたら大変だ。どれもこれも信用できない。あやしい。
そこで考えてみると、ものを作っている立場は強い。特に食べ物は。自分が食べるものに手が届いているのだから。自分で確かめる。すると他のものすらだいたい分かる。
だから、食づくりへの参加だ。商品を作ることに参加できることは権利でもある。知る権利だけでない。参加の権利。そのためには汗をかこう。考えて行動しよう。
パルシステムの商品サポーターグループ。単なるモニターではない。自分たちで課題を考えメーカーと協力して動く。その工夫された発表会にて。生き生きとしている。


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2008年02月21日

トキの野生化

7a285ae1.jpg佐渡の野浦という集落がある。せいぜい42戸の村だ。佐渡は小佐渡の新潟との対面の海岸沿いにある。
昔、まだトキが空を舞っていたころのこと。村には腰の曲がった年寄りが沢山いた。年を取ると皆、腰は曲がるものだと思っていた。
しかし、それは実は重労働のせいだった。腰を曲げ続けて働き続けたことが大きい。
中腰で一日中田んぼの草取りをしたせいだったのだ。それから、伸びる稲の間の雑草を取る際に、鋭い稲葉で顔を傷つけた。時に目すら傷つけて、夜痛んで寝れない時もあった。
年四回以上の草取り作業。辛くキツい。
そこに除草剤があらわれた。いっぱつ撒けばもう、草取りからは卒業だ。助かった。
ところが、田んぼは農薬で白く覆われ、ドジョウやオケラやタニシが沢山死んだ。そして、それをエサとしていたトキもまた滅んだ。
いま、この村で農薬を減らし有機栽培に挑戦する人がいる。六平家の臼杵春蔵さんとじいむ家の臼杵満さんだ。トキの復帰を夢見る「明日の・のうら21推進委員会。
二人も参加したささかみ環境創造型農業研修会にて。


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2008年02月20日

農民組織と地域

60d6e117.jpg山形県庄内地方、ここに農協と農事組合法人が対等に、環境創造型農業と産直交流を進める珍しい組織がある。
なにが珍しいかというと農協は有志や個人で勝手に集荷販売することを嫌う。すべてを農協に一元集荷一元販売するものだと思っている。
だから地域では農協と農事組合法人などは対立しているのがほとんどだ。ところが庄内産直ネットワークだ。庄内協同ファームJA庄内たがわ
ここでは、それぞれから役員を出し有機栽培米や特別栽培米の計画をたてて出荷している。それだけではない。環境創造をうたい冬水田んぼなどの学習を積み重ねているのだ。
個人個人が自立し販売し経営する農家の集まりと、農協にすべて任せるやり方。これが実はそれぞれ一長一短がある。自立と協同は、理屈ではひとつだが、現実は矛盾し悪くすると農の輝きを喪失し崩壊することとなる。いままさに、その危機にある。
だから、貴重だ。庄内産直ネットワーク
きっかけはパルシステムの産直交流だった。総会にて。


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2008年02月19日

美味しいということ

3174b5c9.jpgまずご飯がうまい。水がいい。山裾に立つ家のありがたさで清水が湧きコレを使っている。お米は冬水田んぼ有機栽培。そこに、えごまを振りかける。ご飯の香りにもったないくらいだが、これがまた香ばしい。
味噌汁は、ドブロク作りの麹を使い甘く香っている。玉子は家の前の平飼い。いま取ってきたばかり。人参とゴボウをざく切りにしてキンピラ。煮豆とヒジキ。それから青大根のオロシだ。意外に辛みが無くむしろ甘味が感じられる。うまい。
ここでは、温泉旅館の腐ったようなマグロの刺身やボソッとするエビ天はまったく無い。
すべてが美味しく滋養に溢れている。
ささかみ自然塾農家民宿、石塚家。豊かな恵みに感謝。


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なぜダメになるか

2e8b23cc.jpg農協や生協が弱まっている。本当にダメになりつつある。
なぜだ。
新潟県阿賀野市のささかみで、前農協組合長の折笠勝治さんに話を聞いた。
組合員のことを考え、単協を主体に組み立てる。これを忘れるなと熱がこもる。終わりがないくらい熱く語る。すでに三時間過ぎてなおやまない。
今、全国に注目される「ささかみ」での環境と産直の取り組み。この熱き伝統の源流をさぐる。
戦前からの小作人解放の戦いがあった。木崎争議だ。
農民が社会革命に決起した。そうだ決起だ。地主と官憲が一体となり、ヤクザを使い暴力的弾圧や逮捕を繰り返した。そのなかで大げさでなく、血のにじむ戦いで不払い小作料を勝ち取り、一歩ずつ農民解放を戦い取ったのだ。
清廉で気高い農民魂。犠牲をいとわない連帯の精神。
だから今日がある。厳しく美しい先輩たちの輝けるいのち。
さて、いま協同はうつむき内向きになっている。冷静というより感動を置き忘れて、小利口になり下がる。組織防衛と自己保身だ。
そしていま、米は下落し、農業は衰退している。子供たちは農業から離れる。この現実の中で、農協は、生協は展望を打ち出すときなのだ。まさに見えない暗闇を突き進んで行くのだ。だが恐れない、そして熱いが侮らない。
みんなで時代の壁、国家の罠、組織の劣化をぶち破るのだ。人とひとの熱い思いをつなぐのだ。
マハラバ文庫企画。折笠さんと語るにて、フィールドワーク。


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2008年02月18日

環境と経済の共鳴

8704331f.jpg経済発展が環境を壊したといい、環境を守ることが経済と対立する、といった考えはとらないという。コウノトリの兵庫県豊岡市中貝宗治市長。
そうではなく、むしろ環境と経済を共鳴させ共に発展させるとする。このためには、何を取りもどすのか、どのように再生するのかと問うのだ。
そして、環境経済戦略を組み立てている。コウノトリを暮らしに受け入れるというわけだ。コウノトリを暮らしに受け入れる。共に生きると。
これは、違う。佐渡のトキ復帰のように、ミエミエのシンボル化と全く異なる。
生き方を問い町や村のあり方を問い、都市と農、地域と世界を問い直して構想している。小さな世界都市を目指し知の集積をするという。いろんな刺激的言葉が次々に出てくる。感動し涙がでた。
コウノトリが野に帰っただけではない。子どもたちの野生化計画も進んでいる。
聞けば植村直己さんの故郷として植村直己賞を毎年授与しているという。
21世紀、世の中の大改革の未来がすでにここにある。
ささかみ環境創造型農業研修会にて。
ささかみの石塚さんの糸みみず神社前。中貝市長、岩渕成紀先生、石塚美津夫さん。


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2008年02月16日

人に役立つ

5446cbc9.jpgお金をどうつくるか。人からもらうしかない。みもふたもない言い方だが、結局他人からいただくことになる。
そうすると、今度は逆に出す側に回ってみる。お金は、どういう時にだしてもいいとなるかだ。物を売るときはまだ比較的わかりやすい。いいかどうか比較し易い。問題は、サービスなど無形のものの提供だ。
例えば、農体験のインストラクターや家事援助などだ。そもそもみんなお金がそうある訳じゃあない。少しでも出したくない。しかし、もし考える以上の何かがあれば、出しても損した気分にならないと思う。提供されるものが、自分の常識を超える何か、そうういう価値が有ればだ。
そう、お金をいただくためには、予想を裏切る感動が必要というわけ。だから、提供するものが、常に、受ける側にワクワクする創造的価値を感じさせるようにしていければいいのだ。
これは、自分がまずワクワクしなければできない。
だいたい、すぐ作業に陥りマンネリ化する。絶えず、これを批判し常識を打ち破り面白いものを発見すること。
これが出来れば、お金は集まる。


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2008年02月15日

毒を食べる

07c85aa8.jpgフグ刺だ。肝も付いてきた。この店くらいしか許可されてない。
さすがに、安全とわかっていてもビビる。なにしろ猛毒だ。しかし、ここまで来たら喰うしかない。と一気に頬張るとネットリしたなかにほのかな甘味がある。うまい。しかも、少し崩してわさび醤油と混ぜて、お刺身にまぶして食べるとこれが美味しい。フグ刺なんて、高いだけでどこがうまいんだろうと思っていた。ところが、少し身厚に切られて白身だと分かるくらいのものを食べると、コリッとしたなかに、旨味が確かにある。
なるほどうまい。こんな猛毒のキモをよく食べる気になったものだと妙に感激しながら頂いた。


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2008年02月14日

コミュニティービジネス

06d8180a.jpgいま時代が大きく転換する。今までのやり方ではうまく行かない。会社任せでは、暮らしが豊かにならない。行政任せでは地域が崩壊しそうだ。高齢化に対応できない。企業社会、他人任せの社会は崩壊の瀬戸際にある。
だから様々な人びとの地域での多様な活動が始まっている。いろんなグループやNPOや社会的起業をしているのだ。
だが、ここに大きな問題がある。それは、お金がないことだ。そして人を動かせない。動かしてもすぐケンカして分裂し解体する。要は経営能力の不足だ。
経営というと人間味のない非情な計算かのような誤解がある。そうではなく、逆だ。人とお金を活かす技術だと思う。特に、理念の高い人ほど身につける工夫が必要だ。金にならない価値から、金には代えられない価値へと意識を変えるのだ。
島田紳助氏の「ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する」というあざとい名前の新書がある。なんだタレント本かと思わず一読して見ると、これが経営の一番大切な考え方を本当に表している。面白いぞ。


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2008年02月13日

田んぼの作業

a3cac4eb.jpg農体験などというと、自然の素敵さとか気持ちいい汗とか思われるが、実際はすぐ飽きる。
田植えも稲刈りもせいぜい30分もすると、もういいやとなる。ましてや草取りは大変だ。手作業だと、取ってもとっても無くならない。いやになる。
現実は、農家の作業のほとんどが今は機械化が進み、乗用で運転だ。楽チンというわけ。
ところが、これが生き物調査とふゆみず田んぼに取り組むと変わる。
田んぼの土ひとつまみに、小さな虫たちや糸ミミズを発見する。他の田んぼと比べる。
それから、稲を観察して稲刈りまで、成長を見てみる。毎年これが違う。
見る目だな。田んぼを見る目が違ってくる。すると、面白くなってくるんだ。
それから、仲間だ。時々集まっては、騒ぐ。勉強する。そういえば昔の村は、田植えや稲刈りは一大イベントだった。家中、村中が田んぼに集まり大勢で仕事して、昼飯を食べ、すべて終わるとこんどは村祭りの準備をしたのだった。
便利になって失ったもの、今これの再発見。面白さと豊さ。
機械が作るものと壊すもの。


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2008年02月12日

考えていることーメモ

190ee49c.jpg創造とはなにか。現実の矛盾、問題の解決。
価値とはなにか。他にない関係性。モノもヒトも。
では、創造力はどこから生まれるか。
異質なこと、あるいは矛盾のなかで、もがき新たな関係性を構築することから。
問題から逃げたりカワしたりする利口者からは生まれない。苦しみあえぎながら発見していくものだ。
こうしなければ、ミネルバの梟は微笑まない。

まだ残雪。


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創造について

bf69fb32.jpg確か以前、配達するものは価値創造ができずコストをいかに下げるかだけだと言った管理職がいた。だからアルバイトで短期でいいと。しかし、本当だろうか。
逆に発表に立った彼はいう。組合員にお届けしている食べ物の価値に気づき、組合員の利用に学び、組合員の困ったに役立っことができる。自分たちの仕事に自信と誇りを持てると。事実、組合員のひとり当たり利用が少しずつ高まったと話す。
東京マイコープエクスプレスの山本拓馬君。
そして、仕事を見つめ深い人の価値を発見する協同のあり方をサポートする兼子厚之氏(NPO地域と協同の研究センター)。
パルカレッジでのひとコマ。若い職員が次々に生き生きと熱く語る。楽しい。


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2008年02月11日

宗教と現代

e95465c2.jpg宗教というと何を思うだろうか。日本では古い慣習や伝統や神社やお寺。まるで遺物。世界では、戦争と原理主義。
だが、実は今ほど宗教の存在の捉え直しの必要な時はないと思っている。例えば、空海だ。密教だ。
この瞑想法に「月輪観(がちりんかん)」があると言う。
軽く坐り、目前に月輪をイメージした輪を描き、これを見て、真言を唱えなから、この月輪を自分の身体に取り込み、そして宇宙大に広げ、また取り込む。この瞑想法により、身体と宇宙の一体感をつかむのだ。からだが宇宙と一体になり空になるのだ。
「深い縦穴に落ちたような感覚」、「深鍋のなかで煎られる感覚」などの神経症に掛かったとき、要するに絶望感に恐れたときに、これが効く。
現代ほど、社会や組織が高度化して、個人がバラバラになっているときはない。だからこそ、生き方が大切だ。とりわけ自分のこころのコントロールが。
「密教的生活のすすめ」正木晃、がいい。
雪のベランダ。冬枯れる。


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2008年02月09日

組織の内と外

54a71e07.jpg組織の内にいると、組織のルールに従うだけではない。その世界に埋もれる。まるで、そこでの評価がすべてのように感じられ、良くないときは、自分が外されているのかと不安になるのだ。ところが外から見ると、まったく逆にそういう人でも厚い組織に守られて安穏とそして傲慢にもみえる。この内と外とを眺めて行き交う柔軟な思考をしたい。これは弱い立場に立つことではじめて可能になると思う。と言うか人はみな裸になれば弱い自然物でしかない。みな死ぬ。死からの逆算思考だ。
道路脇の残雪。生き物のように造形する。


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2008年02月08日

無力感とパニック

d0846af8.jpg自分の知らない知り得ないところから、もし、毒入りの食べ物が入っていたらと恐怖に捕らわれているのかも知れない。
恐怖を、恐れるこころを整えるのは難しい。たとえ、万全に管理されていると証明されても、事実毒が入っていてのだ。どうすれば、安心を取り戻せるか。予防は可能か、犯罪だとしたら防止できるか。出来る。
しかし、結局、気持ちの先は「祈り」だろうか。不安を解消する遠い道のり。
科学のチカラを持ってしてはこころを動かせない。
安全は科学的管理だけでは作れない。ひとがつくる。ひとがこわす。このひとの世の複雑系。

大宰府天満宮の近くの路地裏にある祠。小川の氾濫をいさめる。治水でなく祈り。河岸整備して、なお神々に祈る。


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2008年02月07日

農はどこに向かう

18544ad1.jpgBM技術協会の石澤直士理事長。
養鶏でエサにお米を使い自給率を高めようとしている。
「むつほまれ」のほか飼料用に開発された多収穫米「べこあおば」などだ。今年はまだ300羽だが。これから拡大していく。
オカラと米ヌカ、リンゴカスなど食品残サも5%をこだわりの「ふーどの卵」で使っている。これは発酵技術により良好な結果となっている。
しかし、まだまだだ。暴騰する飼料価格の前に立ちすくむ。自給飼料に転換するチャンスとはいいながら、やはり国内飼料はコストがかかるのだ。
ここが正念場。


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2008年02月06日

鏡と祈り

15649ef0.jpgアメリカの未来学者アルビン・トフラーパワーシフトという本で、権力の源泉を日本の三種の神器で説明している。
剣と勾玉と銅鏡、つまり暴力と富と知識だ。
これが人間の歴史とともに次第に暴力から知識へと占有率が変わっていく。
鏡はこの知識、あるいは技術の象徴だと。

大宰府天満宮。菅原道真公を祀る。知られるように学問の神様。拝んでいるのは、まさに鏡だ。
そしてトフラーは、「富の未来」において21世紀は富のあり方が変わるといった。お金から貨幣に代えられない価値を認識する時代だと。
本当だろうか。


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2008年02月05日

生産者として消費者として生活者として

efb163da.jpgこういう場があることが幸せだという。女性はなかなか外に出られない。いのちをまき、いのちを育てている者同士が集いあうこういう場を大切にしたい、と楽しそうに挨拶する山下和子さん。
長野県のリンゴ生産者だ。アップルファームさみず。有機農業にこだわる生産者だ。
長野の生産者仲間たちは県の歌を歌い踊る。都市の生協組合員も、商品事件などに胸を痛めながら、しかし、食べ物の原点を見る。楽しんでいる。
パルシステム生産者消費者協議会の女性生産者交流会にて。


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2008年02月04日

技術の面白さ

fea9d405.jpg九州の平田産業有限会社。
ここは菜種油を絞っている。普通、サラダ油というとコーンや大豆かと思う。菜種か、古いな、と思われるかも知れない。ところが、これが油分が多く、しかも質がいい。リノール酸などの不飽和脂肪酸が一番含まれている。このため昔から使われてきた。だから圧搾法だ。コーンなどは化学物質の薬物で抽出するが菜種は物理的にできる。要はローラーで絞る。この一番絞りだけをお湯を混ぜ合わせて分離させ、ゴミやその他を取り除く。
圧搾法自体は、まだ国内で他にも残っているが湯洗いはほとんどない。
このこだわり。手間ひまがかかる。

レンガ組の煙突。足場を建てず、内部で板を渡して足場にし、上まで組んだら、その板を降りつつ抜いて、そこの穴をレンガで塞いで完成という優れものだ。地震でも倒れない。職人技。平田産業有限会社


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2008年02月03日

中国人と日本人の考え方が大きく違う

008f6440.jpg確かに大変だが、腹をこわしただけじゃないかと、普通の中国人は思ってしまう。それがこんなに大騒ぎになることをなかなか理解しにくいと。日本は入国や留学の選定でも記録記帳など書式を重視する。物事を几帳面で約束したことをまもる。中国では、これが違うと。だから、日本への入国審査は、むしろ逆に書類よりも人物や家族や社会関係で確かな人を選ぶという。国際交流友の会、苗健理事長(Myou Ken)。福岡で日本語学校を経営し、人的交流に力を入れる。じばらく中国への反発は避けれないと。おそらく中国人が経営することにはご苦労が絶えなかっただろう。しかし、着実に日中交流を全国に拡大していく。中国と行き来している。日本食が大好きだと笑う。


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2008年02月01日

受付にはウグイス給仕には山兎

7baf946e.jpgこころを転がしたり跳ねたり膨らませるのに詩がいい。ガラでもないが詩はいい。
例えば高村光太郎だ。
山のひろば
…自家発電で設備も上々、
世界の人等と短波をかはして、
なんでも語りなんでもやるというのですか。
受付にはウグイス給仕には山兎、
守衛さんには月の輪の熊さんに来てもらひ、
大に愉快なポラノのひろばにするのですか。…
とうたう。

「少年に与ふ」もいい。
…まづ第一に毎朝起きたら、
あの高い天を見たまへ。
お天気なら太陽、雨なら雲のゐる処だ。
あそこがみんなの命のもとだ。
いつでもみんなを見てゐてくれるお先祖さまだ。
…と続く。

いいでしょう。昔の詩なのに、未来型だ。
山ではないがある日の茗荷谷の雪化粧。


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