2008年09月

2008年09月30日

内山節先生と金融について語る

38f2d443.jpg日本には講があった。庶民金融として。

20から30人程度で毎月、会合を開きそれなりのお金を出し合う。いまなら一万円程度。これを入札で貸し出しする。一番、低い金額の人が落札する。

たとえば、20人で20万円を集める。そこに19万円という人と18万円の額を提示する人がいるとする。
この場合は18万円の人に貸し出しで落札だと。

そして18万円を貸し出し、返却は20万円にする。つまり利子は2万円で結果的に10%だ。

これが面白いのは、困った人や明らかに入り用な人がいる場合は、みながその人に落札するように振る舞うこと。

さらには、誰も入札する人がいない場合は、羽振りのいい金持ちの人がわざと低めに額を提示し落札するのだという。
病気の人や不幸なときはこれがチカラを発揮したという。

まさに、顔の見える関係だ。


これが農村部だけでなく都市部でも、左官屋さんの講や火消し講などがあったという。

京都の町屋などの商家の講は、金額も張り、まさに商業組合の様子だったようだ。


信用金庫や信用組合はこの延長上にできた。しかし、規模が大きくなると顔が見えなくなり大銀行に負けてしまう。

しかし、いくら知り合いでも他人にお金は出せない。というと、子どもの教育費や家族には出すでしょう。直接、渡している相手は他人でしょう。

いまみんなお金をどこに預けてますか。一番危ないのは銀行ではないかな。

地域の再生。人びとの活性化はお金の問題抜きにはすすまない。
だから、お金を助け合いの仕組みで回すことだという。

しかも、お金そのもののためでなく、人のために役立つように。

儀礼的なお金の使い方。お祝いなど対価を求めない考えかた。こういうお金への向き合いかた。

いま、アメリカ金融帝国が崩壊してゆく。恐ろしい勢いで皆を巻き込んでゆく。
津波が襲ってくるとはわかっている。わかったつもりでいる。


セカンドリーグののんびる取材にて内山節先生と。立教大学にて。


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2008年09月29日

トキ来る 佐渡野浦

a16b30dd.jpg昨日、野浦から電話があった。二人から。

ビッグニュースだと。この言いかたは中島君。NPOで活躍し、ついに野浦に住みこんでいる。
さきの放鳥の式典では、その前後で中国のトキの故郷洋県村長たちを連れてきた。野浦村の人たちとの交流だ。シンポジウムも仕掛けた。NHKとトキの視点で空からのトキの舞うルートを撮影し放映。

小佐渡の有機農業や農村文化の復活、村の活性化に取り組むヨソものだ。

もうひとりは、村の神社の宮司だ。秀明君。神社といっても普段は漁業と農業だ。でなんとかやっていきたい。海のことなら何でも知っている。

このふたりは、村でのトキの復活を願う人たちのなかでも、さらに耕作放棄田んぼをせっせとビオトープ化している挑戦者たち。

そう、トキが野浦に帰ったのを村人が見た。秀明君が見た。写真も取った。あとで送るという。

最初に八平田んぼに舞い降りたという。実家の田んぼだ。いまは親戚が耕作している。

どうやら村中がわいている。嬉しさにわいている。良かった。

村中が五割以上の減農薬減化学肥料栽培に取り組む。有機農業にも何人かすでに実績がある。
さらにビオトープ。

さあ、これからだ。トキが巣をつくるか。大丈夫か。すでに朱鷺の視点で考える人たちが誕生している。


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2008年09月27日

浅野史郎氏と福祉について

72d3a182.jpg障がい者と芸術は相性がいいという。

いつのまにか、大人になる過程で失う感性。これを持ちつづけて表現する。独創性にあふれる。
ベリースペシャルアーツだ。

スポーツもいい。スペシャルオリンピックス。知的障がい者のオリンピックだ。ここではディビョンという成績をグループわけしてメダルをとる。
だから、強い人同士、弱い人同士で競う。

スポーツの醍醐味は昨日の自分に勝つことだという言葉を引用した。

仙台では「とっておきの音楽祭」を毎年開く。スペシャルアーツだ。特殊ではなく特別だ。これを「とっておき」と訳す。

介護や福祉は、立派な人がやるのはダメだという。いやだな、なるべくやりたくない、という人。チャランポランに見える人こそ関わるのがいい。

コープさっぼろで助け合いグループの方が、やる気なかったのに、のせられていつのまにか家事を手伝った。
このひとりくらしのおじいちゃんに、また来てねと言われて嬉しくなり、つい通うことになる。

最初の入り口を低くして誰でもやれるのがいい。

これを仕掛けるコーディネーター。「だます」役割。お散歩おじさんたちの時間を子どもたちの登下校時間に合わせる。安全な街つくり。

障がい者施設解体宣言をした。普通の町にくらす。グループホームもつくろう。

人間がおもしろい。福祉やボランティアはおもしろい。
地域が変わる。町が変わる。社会を変える。政治を変える。この国を変える。

生協は無限の可能性がある。行政などに入りこめと呼びかける。

ジョギングを続け東京マラソンにでるという浅野さん。
東大落語研究会だったらしい。笑いを何度も取りながら深い話をしてくれた。


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2008年09月26日

松本孝博先生の告別式 相模中央教会にて

44a728d7.jpg理念とビジョンの実現こそ、事業をする意味だ。
と聞いたとき、頭を叩かれた思いだった。

生協について、最初は運動だけ。社会の矛盾と戦い変革するために生協はある。だから、物売りではない。利益主義ではない。と突っ張っていた。

ところが、小さな生協でうまくいかない。職員の意識もバラバラ。理想を語っても共有できない。経営的にも苦しかった。


あるとき、労働運動の大先輩からマネジメントを学べと言われた。マネジメント。

なんか資本家が労働者をロボット化し搾取する非人間的手段かと思っていたが、こういう筋金いりの方がいうのならと、いくつかの経営セミナーで勉強した。

それから、日生協の理念・ビジョンセミナーにでた。2泊3日で6回というかなりな内容だった。

そこで松本先生に出会った。19年前。
理念・ビジョンといってもリーダーがかってに描きみんなに押し付けても意味はない。みんなから引き出し集合して作りあげる。このやり方が重要だ。

ワークショップだ。環境分析(トレンド、機会、リスク)、主体分析(強み弱み)、理念(大切にしたいこと)、ビジョン(長期目標)と展開する。

それこそ小さな生協では時間がない。金がない。ないないずくし。そのなかで、思い切って松本先生にご指導を仰いだ。

毎月一日泊まり込みでみんなで議論し作りあげた。
面白いのは、不平、不満も全部書き出す。
それを、ひっくり返しあるべき姿に描くこと。
例えば、時間がない。これを、時間をつくるにはどうしたらいいか、とやるわけだ。
問題の課題化である。これをみんなの知恵で行動計画に落とす。みんなでつくるから、計画作成過程が共有されている。かつ自分たち自身の計画。

これを絶えず繰り返してゆく。職場の雰囲気が変わった。明るく意欲的になる。

松本先生は若き日、台湾で会社を経営し成功の後、倒産した。地獄を見た。自殺を考えるまでいった。
それから蘇る。帰国後倒産を知る経営コンサルタントで活躍。しかし、肝硬変、さらに胃癌宣告。

写真の著書。
セカンドライフ。人生のもうひとつの生き方。
会社勤めでないセカンドステージをどう生きるかがアドバイスされている。
人生を振り返ると・・・自分のなかに金鉱がある。自分だけの人生を豊かにいきるためにデザインしよう。

先生はキリスト者だった。20数年も教会で活躍されていた。
ーガラテヤの信徒への手紙
生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです。

最後まで、みぎわホーム理事長としてターミナルケアも含む介護に尽力されていた。

道路上で倒れたという。一瞬、坂本龍馬を思い出した。前のめりに生きて逝く。
何よりもその人生のあるき方をこころから尊敬する。


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2008年09月25日

自然を大事にすることー 幻視のなかのトキー 佐渡放鳥にあわせて

9da2a1b1.jpgトキを見たなんて、なんか絶滅時期よりズレてませんか。最近、見た見たとウソをいう人が増えて困ってるそうですよ。

エエッと思った。
見たつもりがいつの間にか見たと頭のなかでかってにつくりあげていたのか。
と不安になり調べてみた。
やはり見た時期はあっている。大丈夫だ。

さて、最初に見たのは、小さいとはいえそれなりに深い山を登っていくときだ。
村で一番辺鄙な山の奥にある隠れ田だ。
その途中で谷間からカン高いカァーッという声が聞こえた。カラスにしては音が高い。
ふと見ると下方にゆったりと舞っている。
首が長く鷺のようだが白い。
これが最初だった。

次に見たのは、その田んぼにいったとき。畦を歩いてゆくと突然、バタバタと羽音がして白い大きな鳥が飛び出した。
驚いて見る間に次々と飛び立つ。夢中で数えると八羽だ。
そのうち一羽は、広げた内側がピンク色。美しい。

青い空に並んで飛んでいった。

いつも思い出す。だが、繰り返し思い出すうちに誤って作りあげてはいないか。
本当だったのか。
不思議な気持ちになる。

これを飲みながら兄に話す。すると15羽だという。兄が見たのは15羽。

年は10歳違う。つまり10年だ。半減している。

その山の隠れ田も、いまは雑木林に戻った。いってみると段々のカタチが残り、上畦の山梨の木がまだあった。よく登ってかじったものだ。

野生のトキを見た人自体が絶滅しかかっている。トキをみた村人がいま野生復帰を目指している。

山と田んぼを復元しながら。悠然とまう野生のトキを。


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2008年09月24日

犬と猫の食育 鷲巣誠先生

5b85662f.jpgおおやかずこさん
食と商品開発の専門家。セブン&アイグループのアドバイザーである。

そんなおおやさんがパルシステムのファンになっている。
パルシステムの発行する犬と猫の専門チラシにアドバイスしたい。そこで専門家の方を招いて勉強会だ。

鷲巣誠先生(日本獣医生命大学)と鳥巣至道先生だ。

犬や猫の病気の原因はエサにあるという。
なんだそんなことかと思われるかも知れない。しかしやはり問題だ。では何が問題か。

酸化防止剤、防腐剤などの添加物。これで、肝臓や腎臓がやられる。腫瘍の原因だ。
しかも、内臓の菌相を悪くする。

劣悪な原料を超高温で殺菌し添加物で調理する。犬も嫌がる。

この超高温加熱がいけない。タンパク質が熱変性して悪さをする。しかしとにかく栄養学的にバランスを整える。やれカルシウムだ。やれミネラルだと。

ところが、肝心な酵素など生きた食べ物にあるものが無い。だから、病気になるというのだ。至極、もっとも。
そこで、どうするかというと、手つくりのススメ。
犬なら生肉、野菜、お米を1対1対1の割合で食べさせる。これで病気でも回復する。動物病院の臨床で実際に確かめている。たくさんの実例。

もちろん自宅でも犬をかっている。こいつにこうして食べさせるとウンコが違う。固くコロンとしている。手でつまんでみる。床に痕が残らない。

次には、土食のススメ。動物は土を喰うという。
土のゼオライトはキレート作用があるという。無毒化だ。

さらにフミン酸。これは古代植物の腐植堆積土にある。
この腐植堆積土がいいという。
これで内臓細菌相が変わる。ウンコの匂いが良くなる。体臭で獣臭が無くなる。

そうして運動だ。筋肉が消化排泄するBCAAなどがある。運動しないとこれができない。

これはヒトも同じじゃあないかと考えさせられる。

アメリカなどでもこういうオルタナティブ治療が広がっているという。針治療もする。


一瞬、会場が驚きの声があがる。犬のウンコを口にくわえた。と思った。実は、カリント。そっくりだ。おかしいな。

お茶目な先生。還暦だというがとてもそうは見えない。


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2008年09月23日

帝国の崩壊 私たちの未来

600bf21a.jpg金融の破綻。
むしろ行くとこまでいっそのこといけばいい。と言われた。
なるほど、そういう考え方もあるか。

全世界に流通する通貨は5400億ドル、さらに帳簿上で流通するドルは300兆ドルに達するという。
実際の経済に必要な額はその40分の1だという。

国内生産はアメリカが10兆ドル、日本が4兆ドル。全世界の国家の合計が30兆ドルだ。
アメリカと日本で半分を占めている。
しかしわかっている流通額はこの何倍もある。

金融帝国が、お金がお金を呼ぶマネーゲームを繰り広げて、世界中から富を吸い上げて、人びとを破壊してゆく。

これに軍事とインターネットテクノロジーだ。
これがいま、まるで世界貿易センターのように、音をたてて崩れてゆく。恐ろしい。

世界は、ひとつにつながるために、帝国を生み出した。人間は、自然を克服するために金融を生み出した。

欲望を刺激することでパワーを引き出してきた。人間の欲望が未来を作った。
極貧の悲しみを抜け出してきた。

誰かが悪いのではない。誰かだけが邪悪なだけではない。

すべての人に問題が横たわる。競争と欲望こそ創造の源泉かと。ほら、毎日まいにち働くその動力源は、なんだと。

それでもいま、静かに、だが深く広がるもうひとつの経済。いや、経済という言葉ではくくれない。

人びとが人びと同士で結びつく。人のために役立つという心地よさで。

まったく逆の価値観をうちたてる。うちたてるために考え行動する。
さあ、見えるか。もうひとつの世界が。もうそろそろマスメディアを抜けだそう。


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2008年09月22日

嬉しいこと 豊かなこと 結婚式に招かれて

3411c857.jpgあつおくんとサリーちゃんの結婚式だ。

このふたりは、仕事仲間に止まらない、本当に素敵な仲間たち。

席に座るとカードがある。一人ひとりに話すような手書きのカード。そしてふたりのしおり「楓」。

ここでふたりのメッセージ。
ー吉野弘の詩集から
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだとうそぶいているほうがいい
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと気づいているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には色目を使わず

ゆったり
ゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい

ーこういう詩、出会いそしてふたりの新居がサラリと紹介されている。
いいなあ、本当に素敵な人生。
真っ直ぐにそうして豊かに、生きている。

よく遊び良く働き良く学び、良い仲間に囲まれて、楽しい。
たくさんの壁、苦しみ、怒り、涙を楽しいに変えて育んでゆく。みんなに幸福をわけてくれる結婚式だった。

ありがとう。


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2008年09月21日

ささかみ自然塾と夢の谷ファーム

8fc82e46.jpg鶏さんごめんなさい。と謝る二人。
ささかみ自然塾の石塚美津夫氏と薮川イーハートブー農場の三澤孝道氏。

夢の谷ファームは有機栽培の田んぼに加えて50羽の平飼いが始まった。耕作放棄地を借り上げて小屋と金網で囲ってある。
雑木はそのまま。ニワトリには快適らしく、人が行くと集まってくる。

半野生だ。だから鷹もやってくる。傷だらけの腕を見せて、さっき鷹をしとめたという石塚さん。

山羊も飼う。昼間は畦で草を喰み夕方、鶏と同じ小屋に入れる。元気もの。

田んぼ、エゴマ畑、ニワトリ、ヤギと懐かしい。遠い昔の正しい日本の里山の風景。

現代の人間組織のつまらなさに飽きて、里山の豊さに感動する。
なるほど、これではやめるな。いつか豊かなもうひとつの地域協同へ。


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2008年09月20日

朝飯と元気でいること

5ed44660.jpgお金と物がいくらあってもまったく幸せになれない。
無いと困る。困るがまあ仕方ない。

なにが幸せかというと丈夫なカラダと元気なこころだ。

さて、50歳までは惰性できた。暴飲暴食、運動しない。遅寝早起きストレス三昧。
ハッと気づくともうヤバい。太鼓腹。足腰衰えて横着がゴロ寝している。

健康診断は病気予兆で満たされる。高脂血症、高血圧、γGTP高いなどなど。糖尿病予備軍だ。

何が病気だ。さあ来いとイキがるまえに、疲れやすくダルい。ストレスに弱くすぐキレかかる。
被害者意識と妄想が高まる。こりゃあイカン。

そこで、はじめた。恥ずかしながらスポーツジムに通い、いろいろやった。

しかし、なかなか体脂肪も体型も変わらん。
どうするか。さらにいろいろやってみた。
ストレッチ体操、太極拳、気功と。最後にたどり着いたのがヨガだった。

このジムのプログラムのヨガがいいのは、いつ行って参加してもいいこと。自由度が高い。
これだと忙しい人には都合がいい。長続きする。

三年やると元気になる。疲れにくくなる。
一番変わるのは呼吸だ。イビキをかかなくなる。これは鼻呼吸に変わったから。
あと、気を整えるクセ。身体の内面を見るクセがつく。普段使わない筋肉を意識する。

あと、喰うもの出すもの。特に出すもの。これはウンチだ。
型と色。だいたいこれで体調がわかる。ウンチだけは立派にしたい。見事だと誉めてやりたい。

で、朝飯だ。ひとっ走りしてつくる。玄米。カジノヤ小粒納豆。具沢山味噌汁。アジ自前一夜干し塩焼き。手作りラッキョ。うめてば豆腐。うまいぞ〜。


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2008年09月18日

今治市と食育 有機農業 安井孝さん JASMEQ総会にて

161a2cb2.jpgいやー、すごい。ここまで深い取り組みを市でやっているとは。
全国には、すごい人たちがまだまだいるな。
愛媛県今治市企画課政策研究室の安井さんだ。

パルシステムに商品を提供する中小企業の団体、中小企業事業協同組合品質安全推進共同推進センター(JASMEQ)の総会での講演会。

地域を活性化するのに農と食を基本に進めている。これがすごい。

まず地元農家で有機栽培のグループを組織し学校給食で使う。

それから子どもたちの農場でも有機栽培を実施し、しかもあの面倒なJAS有機認証を取得している。
子どもたちと有機農業だ。実際につくり食べる。生産者に感謝状も贈る。生産者は、やめられない。

食育プログラムがすごい。全国の食育専門家に協力していただき集中合宿で作成した。

食育の目標。買い物の技。野菜を食べる技。身体にいいものを作る技。実践する人間を増やす。

何を食べたかと何をだしたか、うんちにこだわる。給食で残食を子どもたち自ら減らす。
子どもたちが元気になる。畑を耕し料理を行う。ごはん、味噌汁、焼き魚と野菜お浸しをつくり食べる。

すごいね。今治商店街のおかみさんたちが地産地消費に取り組む。
地元スーパーが変わる。イオンもキャンペーンだ。小麦もつくる。
地域ローカルマーケットの創出だ。これを30年間だ。面白い。


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2008年09月17日

食の崩壊と私たちの責任

2090b7ad.jpg事故米のことである。残留農薬ばかりではなくカドミウム検出などの安全基準に違反したものだ。

これは隔離されて工業用に、例えばノリに使われている。はずだった。
農水省の米流通管理で行われてきていた。これが、崩壊した。米で、崩壊した。

米は、日本の主食である。米は、農業の中心である。農村の中心である。食料自給率の柱でもある。これが、信頼を失った。

パルシステムでみると、お米の流通は全て生産からトレースできる。ここまではいい。
さらに作付けから収穫までの確認と記録、それから籾管理、精米工場。ここからの流通まで関与する。
残留農薬を調べる。そうして組合員まで届ける。
組合員代表が公開で確認会も行う。田んぼの生物調査も行っている。

それでも不味ければ、クレームとして受け付け対応する。

有機栽培米は、ふーどのお米として年間契約した組合員に届けている。特別栽培米も紙面で購入するだけでなく、組合員に年間契約をしてもらう。
こうして、文字通り顔の見える関係を構築してきた。
ここまでやる。主食としての米は、大丈夫だ。

ところが、今回は酒米原料だ。せんべい原料だ。それから、米粉だ。これは大変だ。

酒米で田んぼから把握し管理できているのは、ふーどのお酒がある。これ以外は普通の流通と変わらない。

ただし、データ管理レベルは深い。メーカーや原料仕入れ先まではわかる。
せんべいも一部こだわり品はわかる。また、扱い品は全てデータ管理は同様にしている。しかし、このレベルでは、防御しきれているとはいえない。
管理強化ではダメだ。
ふーどのお酒のように原料米、精米工程、酒蔵そして流通まで押さえる。これが必要だ。コストがかかる。高い。

事故米の不正会社名公表を受けて詳細な調査をしていく。
判明したら直ちに対応する。

米粉の加工となるとさらに複雑だ。例えばお菓子の型取りの粉などもある。
これも把握する。しかし、ものすごく複雑。原料のまた原料、さらにその先を調べてゆく。

本来、信頼がベースにある食品製造の関係が崩壊した。このときの調査と対応の難しさ。厳しさが立ちはだかっている。

日本は、大きな曲がり角にいる。私たちに何ができるか。事実を明らかにすること。
食つくりの基本にたち続けること。

ある日の晩飯。自分たちが作った玄米がおいしい。つくる、ぜいたく。豊かだ。うまい。


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2008年09月16日

インターネットとコミュニケーション つながりについて

3fa46b0c.jpg昔はインターネットは魔法の箱だと思った。
最初は、ひとつの文章をダウンロードするのにも、電話線に接続して20分もかかった。
それでも、最新の文章が手に入ると嬉しかったものだ。
立花隆のインターネットの世界の紹介などワクワクして読んだ。

確かにすごい。いまの時代の情報がいくらでも手に入る。
例えば、資源問題などだ。
基礎データや論文などがいろいろ手に入る。
それでも、今のネットの状況を例えると、道路は整備され高速道路もできた。すごい性能の車もある。
しかし、まだ皆が運転に慣れてないように見える。
あるいは、運転はできる。だが旅の面白さや可能性を知り得てないように見える。
つまりチカラを使いこなしてないと思う。

自分ができると言っているのではない。
単に個人ができてもあまりスゴくない。

みんなの体験や考えることが、つながりながら協同して進化することができると思っている。

暮らしを営むのに、これまでは会社や町内会など何らかの組織に属している。
これは、変わらない。だけれども変わる。

もっと、問題に即したつながりが濃密にできる。くらしの困ったをどうにかする可能性が生まれる。豊かなつながりができる。

いまセカンドリーグで様々な小さな起業を模索する人たちが増えている。
しかし、みんな悩む。お金のこと、事業のこと、問題山積だ。

このとき、みんなの励ましや知恵を集められないか。さらにはお金も出しあえないか。

GDPの不思議。三人がそれぞれ10万円を持っていると仮定する。持ち続けたままならGDPはゼロ。
ところが、AさんがBさんに10万円を、BがCに同じ10万円を、CがAにと回してゆく。
個人に取っては同じ10万円のやりとりに見える。
だがGDPは30万円となる。生産額は変わる。

なぜなら、三人はお金をやりとりする間にサービスや商品を動かしていくからだ。

つまり、事業とは見知らぬ他人に売りつけることではない。
知り合いがお互いに助けあい問題を解決する仕組みのことだ。

基本はそこにある。知り合いが喜ぶ商品やサービスや情報を共にやりとりする。
しかも、随時。いつでも。お金と共に。

こうして、多次元で多様な知恵と体験が、まるでガンダムの戦闘パワースーツのように集まる。
みんなを防護し強化してゆく。ゆくはずである。

ヒルガオ、美しい。
植物たちのネットワークのなかで生きる。生かされる。


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2008年09月15日

残暑 ヒエ取り 小田原にて

3b537de0.jpg
NPO小田原食とみどり、田んぼ自主コース。
17家族と個人で参加している。借りてる田んぼは5枚。うち一枚は今年は大豆を作った。全部、有機肥料で無農薬。JAS認証はしない。

素人の楽しみと体験だったが、すでに8年目となる。
毎年、結局ヒエとコナギとの闘いだ。
今年はコナギは少ない。大丈夫だ。

ところがヒエが元気だ。ヒエは目立つ。近所から文句がつく。ヒエの種が自分の田んぼにくるという。
謝りながらヒエを刈る。あるいは穂を抜く。
田植え以降、深水で抑草するといいと聞くが、その水がママならない。区画整理圃場で水管理されている。
欲しい時にもらえない。また、近所に不在のため毎日の水管理ができない。

それでも、稲は育つ。田んぼによって株が力強く育つもの、ひ弱なものとバラつく。

神丹穂も植えた。美しいピンク色の穂。隣の黒米朝紫と絵になる。>bae07f51.jpg


五時間夢中にやった。のどがカラカラで水を飲み続ける。
夜、疲れはてて寝る。


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2008年09月14日

どうして自然はすごい大木を育てるか

2c5735fb.jpgいつも不思議に思ってることがある。木のことだ。大木のこと。

畑ですら、たとえば白菜を育てるのにも大変だ。土壌肥料の過不足を調べる。足りない物を足す。でないとダメになる。塩たれる。

植物を育てる。栽培する。この栽培がまた簡単ではない。肥料が足りないと萎縮したり虫にやられたりする。
どうにも出荷できない。

ところが、ただの土地だ。この木が大きい。街路樹ですらみごとだ。
誰も堆肥を与えない。誰も農薬で守らない。ただ、自然のままだ。そのままにある。

不思議だ。農薬の技術ではどうなんだろか。
驚くようなみごとな木を見る。


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2008年09月12日

思想と作法 内山節の哲学

7397aa6a.jpg金融の暴走と破綻。戦争とテロ。政治の混迷。この時代に問われる生き方。
哲学者内山先生から学ぶ。

ー以下引用ー
哲学に関わる者たちが悩んでいること。哲学や思想は論文形式で書かれるものだと思われていた。
この形式を用いると論理的、合理的方法ではとらえられないものが切り捨てられてしまう。

「深い」ものは、むしろ非論理、非合理なもののなかにある。
それならどんな文体で表現したらよいのか。最近の哲学はそんな悩みを持っている。

上野村は、誰もが自分の考えを持っている。しかし、村人が「自然の思想」という文章を書くこともないし演説もしない。

たとえば、山=森と付き合う作法をもっている。
それは山菜や茸の取り方の作法だったり、山の木の切り方の作法や猟のときの作法だったりする。
その作法のなかに村人の自然観や自然と人間の関係のあり方が表現されている。

農の作法が村人の思想を表現している。

思想は、その思想を表現するのにもっともふさわしい文体をもたねばならない。

生とは、死とは、生命とはを昔の人は知っていたのではないか。
つかんでいたのではないか。

豊さとはさまざまな物語が生まれていくことだ。
ーと書かれている(抜粋)−

内山先生の本
「地域の作法からー創造的であるということ 下」農文協 である。大いなる時代の転換期は混沌でもある。
経済も政治も。

この時代には、マスコミにはのせられない。
テレビや新聞の論調では、分からない。
しっかりとした生き方が問われている、と思う。深い。


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2008年09月10日

ママのジャム 葛飾柴又でオープン

a175b0cc.jpg楽しい開店祝い。

柴又商店街にある。
柴又駅は京成電鉄の小さな駅。チンチンと踏切が鳴る。これを渡りどこにでもある商店街を通る。左手の提灯の飾り付けをくぐり抜けてバス通りを渡ると門前街。

その入り口左手三軒目。かわいい小さなお店。これがママのジャム1号店。

柴又商店街ブランド委員会があるという。
その委員長さんが駆けつけてきた。
橘さんと出会い、そのジャムへの思いや熱意にうたれて相談に乗ったと語る。
お店を開くのに不動産のことは、小学生どころか赤ん坊程度の知識しかない。これは大変だ。専門家の不動産屋さんを紹介した。

その不動産屋さんも挨拶する。橘さんは夢を追う夢子さんだ。こんな人はそういない。
あんまりお金をかけない場所を探して酒屋さんの倉庫を見せた。
それなのにこんなにきれいにして心配だ。

その酒屋さんも挨拶する。あのボロのガラクタ倉庫が見違えった。生協とも取引したことがあるが品質管理はとてもうるさい。

さて、この倉庫の改築費用の捻出が問題。
実は、亀有信用金庫がきていた。信用保証協会が橘さんの借入審査で持ち帰り、担当者がジャムを食べてこれならいけると無担保で貸してくれた。

つながりはまだまだある。
向山さん。あの愛しのルバーブの生産者。ルバーブといっても菖蒲の茎のようなものらしい。固くてとても食えたものじゃない。こいつに惚れて30年前から実家の長野に通って栽培している。
仕事は都内である。
橘さんのおかげで交通費を賄えると喜ぶ。

へーと思った。ルバーブか。それを30年も。変わった方だな。面白い。

パルシステムのセカンドリーグの仲間も駆けつけた。
キッカケの起業塾。講師役の山根さん、堀池さん。そして小山さん、跡部さんなど。
みんな嬉しい。愉快だ。料理もうまい。
ギュウギュウに狭い。

橘和子さん。
ご主人とお母さんもお元気だ。子どものころからの同級生たち。一見人生の歩き方で年齢が同じとは思えない。
ママのジャムのスタッフもいい。女性たちが元気で若々しい。


産直の素材でこだわりのジャムをつくる。
地球を耕す。地域を耕す。人をつなげる。

大変を楽しいに。困難をみんなで分かち合う。


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2008年09月09日

東北の夢 畜産王国から循環型地域の建設へ

a8955f45.jpg秋田県小坂町のポークランドグループ豊下勝彦社長である。
70町歩の広さに年10万頭もの豚を飼育している。

33歳で鹿角農協のプロジェクトによる一大畜産王国建設に関わり農協出資の会社の社長に就任した。

このプロジェクトは全農を巻き込み数十億の投資となる。
鹿角農協組合長は神田庄司さん。東北の畜産拠点を作ると熱く語った。

そのためには、屠畜場を若い人たちが誇りを持って通える場所にする。町の真ん中に綺麗な食品工場として建てると反対を押し切って建設した。
ミートランド。

当時最高の施設。設備はデンマークから輸入した最新版。
一頭ずつ苦痛が少ない処理方法。まさに外観は食品工場そのもの。若い職員たちも明るく見えるのは気のせいか。


そして、交配から分娩育成、肥育と一貫した養豚場を建てる。
この社長に農業若手職員を抜擢し過半数の株を持たせ独立させた。農協は退職した。

当時、社員は確か十数名。平均年齢は27歳だ。

いろんな苦労を乗り越え今や97名もの大規模経営となった。

発酵敷料とバイオベッド。大群飼育。個体識別管理システムなど様々な挑戦を行う。
飲み水にこだわり地下水をいったん岩石とバイオリアクターと微細な酸素で活性化。
さらに、畜舎に噴霧する。

糞尿もBMW技術で堆肥化し良質なために自分たちで使用する。
販売も好調だ。

豚を出荷するだけでなく耕作放棄地を開墾している。
まずは100町歩へと堆肥を撒き無農薬で人参を作った。良くできている。ナマでかじると甘い。

数百町歩の耕作放棄地が広がる。土地はいくらでもある。
ここに有機栽培で野菜を作るという。

養豚場の周辺にある4つの集落と座談会を定期的に開く。以前、反対されて大変だった村。今は、運動会などや廃校活用など頼られる存在だ。

飼料米を使い日本の米豚として売る。
自分たちでも栽培している。
菜の花プロジェクトも参加し圧搾絞りのナタネ油を作る。
家庭から回収しBDFでトラックを走らせる。

有機の農業学校を開設したい。若い人や団塊世代を受け入れたい。その準備を進める。

東北の農業王国建設へばく進する。この豊下さんを抜擢した神田組合長はすでにいない。心臓病で亡くなられた。だが、まるで乗り移ったかのように大いなる夢に向かう。平均年齢37歳の職員たちと共に。

パルシステムはしっかりと協同する。


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2008年09月08日

岩手県軽米町と木下侃先輩

b6d6e169.jpg第4回岩手県北地区地域循環型農業の取り組み検討会が、二戸JA新岩手会議室で開かれた。

二戸地方振興局や農協だけでなく、鶏の(株)十文字チキンカンパニーや軽米町などで構成する。

ここで、飼料米や自給率向上、地域産物の取り組みなどが話された。

岩手県は言うまでもなく農業王国、稲作畑作はもちろんりんごや桃などの果樹、そして畜産だ。
しかし、価格が低下し農業収入は減り若者離れ耕作放棄地拡大と日本農業の衰退をモロに表している。

いま、もがく。様々なチャレンジが始まる。雑穀、放牧短角牛、抗生物質不使用鶏、そして有機栽培と資源循環だ。変わったところでは雑穀焼酎もある。

これらをパルシステムと協同で取り組んでゆく。この仕掛け人が木下侃さんだ。

全農大消費地販売推進部の型破りな人だった。巨大全農の縦割り組織を平気で横グシをさす。役員にも物怖じしない。突き抜けていた。

定年以降、子会社にいたが飛び出して軽米町に単身赴任した。

アパートに住み自炊しながら軽米町を歩く。町お越しのお手伝い。畑も借りて栽培する。山歩き農家巡り森林組合にも働きかける。

衰退する田舎が好きだ。軽米町の熱き山本賢一町長や川原木賢一議会議長と新たな様々な取り組みを仕掛ける。議員さんが飼料米生産者として先頭に立つ。

いま、東北は変わろとしている。まだまだ微々たる動き。普通、これはまだ見えない。だが、静かな大きなうねりが胎動する。


nobu23 at 06:50|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 事業・起業 

2008年09月06日

生産者に消費者がカンパするということ

0896fc5d.jpgたかが2千8百万円を危機にあえぐ生産者に贈ったって、パフォーマンスじゃないか、と言われるかもしれない。
だが、価格を上げても追いつかない。
それほど急激な価格上昇。

台風や豪雨被害ならカンパは分かるが、エサ高騰では通常事業範囲の問題ではないか。

これが普段ならそのとおりだ。しかしこの一年間はむしろ一過性の天災の方が楽だといえる。
廃業が拡大している。いや、廃業すら借金でできない。追い込まれている。


ともあれ、一口300円緊急カンパには実に多くの生協組合員からの支援が寄せられた。

普通、300円の商品なら1,0000万円でヒット商品だ。それがカンパでそれを倍する額だ。驚いた。溜まったポイントを贈った方もいる。

組合員代表の授与式。新農業委員会の齋藤文子委員長、中川緑副委員長が畜産各種代表に贈る。

今年、離農に追い込まれた生産者もいた。廃業だ。暗闇のなかで先が見えないという。こういう事業実態の改善には遠く及ばない。

だが、畜産はなくてはならない。いつもおいしい肉や卵や牛乳をありがとう。という感謝のメッセージが大量に届く。がんばってと伝えられる。

これが嬉しい。
なぜ、続けるのか。続けられるのか。
経営危機に問い続ける。

では、他の食品企業の危機に同じように対応するのかと問われる。これは難しい。だが、消費は生産なくしては有り得ない。
消費が意志をもち、あるべき生産と流通をデザインするならともにすすむ。
ひとごとではない。何かしなければならない。金による市場に任せては無責任な巨大企業に食い荒らされる。
こだわった真面目な生産と共にすすむ。生産と消費。
協働とはもともと利害対立に見える関係で行うもの。コラボレーションだ。


生協に農業委員会がある。飼料高騰に生産者と消費者がともに議論しあう。

日本に畜産は必要か。必要なら、アメリカ依存をどう脱却し自立的なあり方を目指そうとする。

自給率、資源循環、アニマルウエルフェア、耕種農家連携、そしていのちの食べ方。パルシステムは問い続ける。


nobu23 at 08:19|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  | 

2008年09月05日

荘子の心

81858813.jpg干丹 教授である。

誰でも苦しい時がある。こころが何かにとらわれてやりきれない夜がある。

それは、無自覚の権利欲だったり、名誉欲だったり、あるいは嫉妬だったりする。
厄介だ。手こずる。


しかし、この因果となる爬虫類の脳こそ生命力の源泉。これがないと意欲自体を失う。これにとらわれてすぎると我を忘れる。

では、どうするか。
うまくこの欲望と付き合うことである。
抑圧はいけない。切り捨てもダメだ。かえって圧縮されてとらわれる。

放ちながら、前に進める。例えば、禁煙だ。もう一生吸えないなどと思うといけない。
自分の感情を抑圧するクセをつけるといずれ爆発する。変なところで。これが当たり前。

むしろ、いつ吸っても構わない。しかし、百害あって一理なし。
迷惑もかける。かつ、ニコチン中毒はサルの実験でも軽い。簡単に止められる。
気持ちをうまく切り替えてゆく。あとは、自分をよく観察するだけ。

荘子の一番面白いのは胡蝶の夢。
うたた寝をしている。ハッと気づくと蝶が一匹舞っている。そのとき荘子は、夢を見ていると思う。さらに、自分は蝶で、今の自分を見ているのかと思うのだ。

自分と蝶の瞬間の入れかわり。シュールだ。
そう人生は、自然と自分のいったり来たり。自分のなかの自然を慈しむ。
そうして、呼吸とともにこころを解き放て。


nobu23 at 07:41|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命・自然・宇宙 

2008年09月04日

マザーユニバースとチャイルドユニバース

f12573f1.jpg宇宙について思いを馳せることが好きである。ほとんど数学的なことが理解できないにも関わらず。

佐藤勝彦東大教授の本「宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった」署名のとおり、ある意味とんでもない本である。トンデモ本かと思った。

なにせ、どんどん宇宙が生まれいるというのだ。われわれ以外の宇宙が。

しかし、これはれっきとした宇宙論研究の国際的権威の学者の説である。現代宇宙研究の成果をできるだけ分かりやすく書いてある。
アインシュタインの相対論や量子論、ワインバーグとサラムの統一理論などを発展させたものだという。

そして車椅子の天才ホーキングだ。無から宇宙が生まれる。これが精密な理論の結果だという。そう言えば、リサ・ランドールの第5次宇宙論も同様に別宇宙の存在を述べている。

宇宙がまだまだ別に存在すると言って何の関係があるのかと言われるとそうかとは思う。

だが、違う。様々な宇宙。無限に広がるだけでなく、多様に存在すること。この面白さ。

宇宙論は古代からあった。昔の人も宇宙を構想した。宇は空間、宙は時間。このコスモロジーはそう変わらない。現代はこれを観測的実証の時代だという。生命と宇宙。


nobu23 at 07:54|PermalinkComments(4)TrackBack(0) 体験日記 

2008年09月03日

農業と技術について

0d65b397.jpgBMW技術協会磯田事務局長。

農業は生き物と自然と人の関係を表す。
今まで肥料は窒素、リン酸、カリの三大成分で作物をコントロールしてきた。

しかし、鉄が問題だという。生物が自然を利用しようとすると鉄から始まりマグネシウム、カルシウムなどの微量栄養素が使われるという。しかもフルボ鉄。

この場合、地球のマグマが火山として噴出しこれらを岩石として生み出した。

さらには、ここ秋田県鹿角では大陸形成の過程が進行し南の珊瑚礁の岩礁も岩をなしていくという。
生命はこの岩と水を利用し微生物を繁茂させる。ここから植物が誕生するというのだ。

だから、その土地にある様々な自然こそ資源だ。これをこそ肥料として意識して活用すべきだという。


農業を考えると奥が深い。命の成り立ちと地球が結びついてくる。これは、宇宙のダイナミックな躍動と結局結びついている。

BMW技術協会常任理事会が秋田県鹿角で行われた。
ポークランド豊下社長が受け入れる。厳しい飼料高騰のなか養豚を拡大している。豚糞を活用して堆肥をつくり有機栽培のキウリをつくる農家と連携する。
バイオベッドとして木屑を発酵させ敷料とする。豚をいかに快適にするかだ。
飲水は、岩石とバイオリアクターを通す。
糞尿は、BMW技術で肥料をつくる。そして田んぼや畑と連携する。

昨年から菜の花とナタネ油を搾油する。圧搾法一番絞り。使用済み油は回収し燃料とするBDF装置をつけた。
へこたれない。逆境をチャンスにかえる。豊かな東北を構想する。この養豚場にはたくさんの若者が働いている。

農は豊かな地域つくりをリードする。これを支える技術体系。本物の技術は広がりを持ち進化してゆく。決して排他的ではない。
多くの人を単純に納得させ感動を生み出す。説得力がある。見ればわかる。


nobu23 at 07:13|PermalinkComments(1)TrackBack(0) 体験日記 

2008年09月01日

藪川のナメコ ジャズフェスティバル

e9af2ef4.jpg毎年、8月の最終土曜日に開かれる。ジャズフェスティバル。村の有志と手作りで個人参加。

岩手県盛岡市玉山区藪川。本州一寒い開拓村。

ここに農場を開き蕎麦畑を営む。その名もイーハートブ農場。共生食品三澤孝道社長。
こだわりの豆腐つくりから国産農産物生産に乗り出した。酪農家がやむを得ず放棄した山を耕す。


しかし、ここでは普通の野菜が採れない。田んぼも冷たく厳しい。
この農場長が上野さんだ。まだ若いのに安定職の農協を辞めてきた。

ひとりで何でもやる。蕎麦畑はもちろんキノコ栽培。椎茸、マイタケ、天狗茸など様々な種類。

以前も書いたがもともと山菜取りはプロ級。

ナメコだ。マイタケなどは、原木を100℃で4時間も煮るそうだ。雑菌の滅菌処理だが、こいつはそれをしなくてもいい。
切った木の切断面に菌をふりかけ面どうしをくっつけておく。菌が定着したら地面に並べて埋めておく。

するとこうしてナメコが顔を出すのだ。面白い。しかもそこらで売っているのと違う。太い。大きくなる。原木はいろんな木を使う。桜の木が美味いという。


さて、ジャズフェスティバルは地元盛岡のグループを主に銀座のバーの歌手の卵も参加する。地元の若手、ややトウがたっているが藪川ボーイズが半裸身で登場して喝采を浴びる。

しかし、途中ドシャブリの雨にやられた。その名も地域活性化センターのホールに移り地元の人とさんさ踊りを踊る。
難しい足捌き。なんと33通りもあるという。現在踊れる人は16種だと。覚えにくいがその分楽しい。

開拓村は道沿いにはなく、山の中に点在する。確かに建て屋は質素に見える。
厳冬期にはマイナス30度にもなる。こんな何も栽培できない山によくぞ入ったなと思う。大変だったろうと。
だが、その昔日本で一番美しい秋に出会えると語った人がいる。宮澤賢治。

美しく深い山並み。こういう村こそ豊かになるべきだと思った。


nobu23 at 07:04|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 事業・起業