2009年01月

2009年01月29日

小池一郎さんの訃報に接して

8efc90d0.jpg調布生協の創立者である。1974年の創立時から1986年くらいまで理事長を務められた。一番、大変な時期だった。だいたい創立時は、金ない物ない人不足とないないづくしだが、みんな事業家というより運動家だったから。赤字続き。

調布市議会議員。社会党中国派。中国とはまだ国交が回復してない時期に訪中団長として渡り、毛沢東や周恩来と会談したことが自慢だった。

調布は、もともと戦前からの日本新布やジューキミシンなどの工場地帯であった。労働運動が盛んな土地。そんな地域で小池さんは、ジューキミシンで労組活動をし解雇されている。それから解雇撤回闘争をしつつ、市議会議員になった。

調布市議会は、1970年代には市長も議会も社会党が強く革新自治体と呼ばれた時期。そうした背景から、徹底した住民回りとドブ板選挙を得意としていた。社会新報も毎回自分で早朝から配達する。

生活協同組合こそ社会を底辺から変える組織だよ、と熱く語っていた。

その小池さんが昨年亡くなっていたと知らされた。驚いた。ほとんどの人が知らなかった。残念。

言葉にいい尽くせない思いが込み上げてくる。毎日、仕事が終わると飲みながら話をしてくれた。気さくで行動的な町の世話役だった。それでいて中国をはじめ海外連帯を大切にした。権威に逆らい大儀を大切にした。

小池さんがいなかったらいまはない。
まずは、感謝を捧げたい。たくさんの思い出が蘇ってくる。失敗や苦労の数々。いろんなことが。

小池さん、お世話になりました。本当にありがとうございました。安らかにお眠りください。


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2009年01月28日

湯浅 誠 「反貧困」ー「すべり台社会」からの脱出 を読む

655332f0.jpgBM技術協会の磯田事務局長からの指名でこの本を読むことになった。重い。なんか、まとも過ぎて息苦しい。

だが、読み進むうちに、これはすごい本だなと思った。この湯浅さんという人のすごさは突き抜けている。

団塊世代が革命だなんだと騒ぎながら、やがて時代に順応し、結構、組織のなかで競争したり、はては成り上がり、コスト削減だなどと言ってることが恥ずかしくなる。

格差社会や派遣切りなどの空騒ぎも、これを読むと企業社会とこの国の劣化こそが、ものの本質だということが嫌になるほどわかる。

そもそも貧困とは何か。

貧困と貧乏は違う。貧困は、労働と社会保険と社会保障の三層を破り、労働の場の選択が失われることで一気に死へと落とされること。生きることすら奪われること。このことが実に具体的な事例を持って描かれている。

セーフティーネットが機能していない。上層の労働の場の破れに落ちると「すべり台」のように、生きる場を剥ぎ取られていく。それも、世代を継いでだ。自己責任論にからめとられて沈黙して落とされていく。

振り返ってみると、僕たちは貧困の恐怖から逃れるために働いてきたといえる。
豊かになりたいというよりも、このいい知れぬ恐怖に駆り立てられて、働いているのだ。

だが、何のために。何を目指して。
湯浅さんたちは「もやい」の活動によって、実に具体的に「貧困」の現場で活動している。破れたセーフティーネットを編んでいる。
ここから、憲法や平和を語る。ここから人間を、社会を、この国のカタチをかたる。

1969年生まれ。この40歳前後の世代はなかなかすごい。長澤映さんや駒崎さんなど実に実践的な社会活動家が存在する。

団塊世代よ。自分たちの組織を守らないで、いま一度貧困に立ち向かっていこう。


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2009年01月26日

行動体力と防衛体力 薮川にて

3559ef3f.jpg岩手県盛岡市薮川だ。イーハートブー農場上野さんと三澤さんの未来塾メンバーたちとの恒例の冬遊びだ。
夏はジャズフェスティバルだが、冬はまた極寒のなかで寒さを楽しむ。
昨年からは、盛岡市内の若い渡辺さんも合流する。
マイナス15度。本州では一番寒い。それでもまだ、今年は暖かいようだ。

冬のスポーツはスキーだが、ここ三年ばかりはスノーモービルにはまっている。バイクに似てるが少し運転が難しい。
雪の雑木林を駆け抜けて、放牧場にでる。そこは、別天地だ。山々の頂きが連なり、それからひときわそびえる岩手山を望む。
青い空、きらめく太陽と白銀の世界。寒さも忘れる。

岩洞湖のつるつる滑る氷上のワカサギ釣りもいい。カラフルなテント村。地元の知り合いの人たちに囲まれて、氷の穴から釣り糸を垂らす。たとえ坊主でも分けてもらったワカサギの素揚げが楽しみだ。

夜、山小屋のストーブを囲んで竹田さんの手料理で盛り上る。愉快だ。山小屋は人を素直にさせる。たくさんの冗談が飛び交って笑い声でにぎわう。

山で遊ぶことは、実は体力もいる。山小屋は、ストーブの回りは熱いが、火が消えるととたんに寒くなる。寒さにも強くないといけない。
体力には、行動体力と防衛体力がある。行動体力は、動くためのもの。防衛体力は、暑さ寒さや病気、ストレスなどへの対応力である。この両方が無くては楽しめない。これは、普段から鍛えること。
鍛えると言っても簡単なこと。冬も薄着、暖房はなるべく使わない。階段を使う。電車で席に座らない。歩く。走る。カラダは、甘やかさない。それだけで違う。気持ちいい。


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2009年01月23日

地域コミュニティー事業の展開 くすの木エコDAY中間報告

9da1df20.jpg東武鉄道日光線の杉戸高野台駅で毎月第一土曜日に開催されている。出店は30店ほど。
廃食油の回収とそれを使った発電機。竹細工と竹トンボ。鮭やピーナッツの薫製。すいとんなどこだわりの販売。地域の団塊世代が新興住宅街で町つくりコミュニティー事業に立ち上がった。

高校生のチンドン屋さんやNPOの紙芝居もでる。
ここからネットワークして面白い町にしようとしてるのだ。

パルシステムの埼玉セカンドリーグの取り組みである。セカンドリーグ支援室のモデル公募事業でもある。地域で自立して起業する人たちの場を提供しつなげていく。

また、この発表と一緒に昨年の「チャンプルーの会」と「みんなの食育」の活動も報告された。
この二つは、地域に着実に根付きながら広がっている。チャンプルーは、10年先のビジョンをつくり店舗も三店目だ。みんなの食育は、大井商店街のNPOつくりへと至った。
コメントは、山根さん、金筑さん、長澤さんに澤登さん。コミュニティービジネスの専門家だ。いまこそ地域コミュニティー事業だと励ます。

生協と地域。大きな組織となった生協が、地域コミュニティーに役立つために、みんなが参加して悩みぬく。面白い。


nobu23 at 14:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 事業・起業 

八丁味噌と言っても違うものがある 岡崎市八丁町の味噌倉二つ

ad8b3ad3.jpg二年物でないとこの味は出ない。二夏を越さなければ、という。
愛知県岡崎市の八丁味噌だ。

いまだに、大きな木桶でつくる。それに落とし蓋をして丸石を積み重ねる。河原の大きめの丸石だ。山型に積み上げる。

ちょっと見は、崩れそうだが、これは重心が内側に向くらしく、安定しているそうだ。田舎の石垣が、やはりこういうやつだっだ。加工してない丸石を積み重ねる技術なのだ。地震がきても崩れない。重さ三トンもある。

何故、こんな漬け物のようなことをするか。
大豆洗いと浸漬工程で工場長が話してくれる。大豆での味噌つくりは納豆菌との闘いだ。そう納豆菌とは枯草菌のこと。これは強い。このため、味噌がダメになる。それで、漬け物のように重石をして嫌気性を高め乳酸菌の助けを借りるという。
昔からの智恵である。江戸時代から続いている会社である。
全国味噌工業協同組合連合会では最も古い伝統をもつとしているそうだ。

八丁味噌という名でいろいろ出回るが、木桶で石積の二年醸造は、ここしかない。
合資会社八丁味噌と(株)まるや八丁味噌の2社だ。協同組合でブランドを守ろうとしている。

いまどきの味噌は、ほとんど温醸造と呼ぶ人工的な短期熟成。3ヶ月でつくりあげる。ホーロタンクで、コンピューター管理で四季を操作する。もう木桶すらほとんどない。

どこが違うかというと、味だ。人工熟成は熱に弱い。焼いたときの香りが違う。天然醸造は香ばしい香りがする。焼き味噌がうまい。
八丁味噌は、水分が少なく黒褐色。独特の風味でやや酸味がある。甘いシュークリームに意外にあう。素材を引き立てるのだ。価格は高い。やはり料亭など料理にこだわる人に絶対の信頼があるようだ。

確かに通常3ヶ月でできるものを、いまだにこんなに手をかけているのだから、この価格もわかる。

こういう味噌蔵を残していきたい。技術は、コスト削減だけに使われない。本物の味噌文化に触れる。


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2009年01月21日

魚食の伝統と漁協の未来

31917a2c.jpg世界はいま魚を食べるようにシフトしてきている。特に中国だ。
ところが、水産資源は悲しいほど乱獲がすすむ。日本沿岸も底引き網で何度となくさらわれている。

さて、三浦半島の先端部分に松輪漁協がある。いまは合併してみうら漁協松輪支所となっているが。その松輪支所が、間口港にひっそりと隠れるようにある。

京急電鉄で終点のひとつ前の三浦海岸駅で降りてタクシーで10分ちょい。2千円超。
地図で見たより少し遠いか。

年間3億ほどの売上。養殖はなく、ほとんどが一本釣り漁による。サバとキンメ鯛など。このサバが松輪サバといい、その筋では有名なのだそうだ。地域団体商標登録をしている。

実は、この地域団体商標登録を調査しにいった。

いくつかの店などで松輪サバを名乗る偽物が出回り、あわてて登録したそうだ。
ところが、そのあとはまったく管理していない。
どうしてかと聞くと、五十隻ほどの一本釣り船は全部漁協に水揚げし、漁協が一貫して管理しているという。だから、この漁協以外にはそもそも入らないというのだ。
それから、ほとんどを築地市場に出している。そのために高級魚としては扱われるが価格が変動して収入が激変する。高いときは、キロ五千円だが安いときは五百円にもならない。

それでも、後継者の若者はいるそうだ。大半は継いでいく見込みだという。良かったなと思った。

東京湾の出口のため潮が複雑に変化し定置網がおけない。そのため漁場の一本釣りで栄えてきた。サバは海遊し脂の乗った8月盆過ぎがうまくなる。黄色の筋が入る。これを選別して松輪サバとしている。

うまい魚をとり続ける漁師がいるから美味しい魚を食べられる。当たり前のことが、いま重たい。


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2009年01月19日

セカンド事業を展望する もうひとつの世界

4b6b7aa9.jpg世界は、国ごとの貿易競争ではない。多国籍企業と金融による富の偏在と多くの貧しさがある。
ゆえに、日本だけのナショナリズムでアメリカと対立するかに陥らないこと。
世界の人びと、いまは貧しく弱いとされている人たちとつながること。

自分たちが富を持ち自分たちが富を生み出していることに自信をもつ。

なぜ、農と食か。生命、自然と人間の関わりの本源に関わること。すべての生きる面白さ、芸術の根本に関わること。

人生の歩き方を、荒れ地とジャングルにとびこんでいくこと、冒険を好むことにする。常に不利な選択をしようとつとめること。

分かりやすい俗流経済学や知識に満足しないこと。本物の知識を漁ること。そのために、良質なネットワークに参加すること。マスメディアを批判して見ること。カラダで行動して考えること。

気高いスピリットを持ち、痩せ我慢をすること。金や名誉になびかないこと。恐れないこと。恐怖に向きなおること。


カラダを心地よく鍛え、呼吸を鍛錬し透明な心を維持し続けること。

一人ひとりが、事業を起こし、定年は無く、蓄積された知識と技術を社会に役立てること。ビジネス手法を活用し甘えず、顧客の評価と報酬にシビアになること。大企業よりも、人に喜ばれるコトを提供すること。

たくさんの決意がある。コトを始める。始めようとする。

セカンドリーグ宣言。いまやれることに全力で歩む。


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2009年01月18日

悩みながら一歩踏み出す セカンドリーグ起業塾

3f40b61e.jpg第四期がスタートした起業とは何か、業を使うと何か重たい。あるいは商売の業か。

いや、企画運営する山根真知子さんによれば、自分のやりたいこと、社会の役にたちたいこと、を持続可能にしてゆくことだという。自分の使命を実現することか。自分の業を始めること。

キャンセル待ちの方があきらめないほど関心の高さが寄せられた。しかし、定員12名で開始する。全員が女性だ。30代から60代まで。テーマも障害者自立から食、インストラクター、農や癒やし空間つくりなどだ。
何より、悩みながらコミュニティービジネスを立ち上げてみたいと意欲的だ。

インストラクターの山根さんは、この講座で起業できるとは思わない。自分次第だと、事前説明会でもハッキリ言い切る。

だが、どうしたらできるか講座終了後も継続して研究しましょう。サポートしますとつけ加えた。

面白いのは、第一期卒業生の橘和子さんの講義。どこから始めたかリアルに話す。自宅を改造しジャム工房で製造販売して起動に乗せた。昨年は、お店の第一号店をオープンした。「ママのじゃむ」だ。だけど、会社名は違う。(有)ウイウイ。やりたいことは、ジャムだけではない。農と町をつなぎ、地域を豊かにしたいのだ。
地元葛飾柴又商店街活性化委員会にも引っ張りだされている。
ジャムは、活動を支える核だ。次を見ている。
質問は、自己資金から家族のことなど実に具体的だ。

いま、やりたいことを自分がデザインして仕事として活動しようとする人たちが動きだしている。
雇われない働きかた。仕事観が変わる。
だが、これからだ。セカンドリーグは、もうひとつの事業を生み出していく。


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2009年01月16日

インターネット宅配の進化ーオイシックス 高島宏平社長に学ぶ

6c6d22d2.jpgなぜ食品流通に、まるで素人の私たちが参入したかと語る高島社長。立ち上げの理由とそのころの失敗と学んだこと。

私たちは意外に金銭欲は強くないんです。でも私たちがいて、その後に世の中が良くなったと言われたい。
食の安全が叫ばれることがおかしい。何も意識しないでも美味しいと言われたい。安全は前提で当たり前だと思う。

つくった人が自分の子供に食べさせる食べものを扱う。
美味しい、のために食質監査委員会を水野葉子さんら専門家と主婦で設置し全品検査をしている。

お客様のおいしい感動の言葉には、共通項がある。それは、子供がとか主人がとか自分以外の相手が喜んだことを書いてくること。食はコミュニケーションだ。

つくる人、食べる人の断絶。お互いが全然わかってない。そこに私たちの役割がある。ニッチ市場がある。
トマト農家は自分のトマトが一番優れてると思っている。お客様がおいしいというトマトを送ると、おかしいという。オイシックスのお客様がわかってないという。ところが、みんなでブランドテストするとわかってくれる。

私たちは食品事業はまるで素人だ。では、なぜ食品流通に関わったか。
サプライチェーンが長く複雑なこと。コンビニで食べる食に不安を感じてたこと。ITに親和性がいい。しかし、その当時アメリカで成功事例が無かった。前職がアメリカIT成功事例のローカライズで日本に持ち込む仕事で悔しい思いをしていたこと。

しかし、やはり本質的領域で立ち上げたかった。それか、食だ。

立ち上げでは、記者会見で50社も集まり成功するかと思われた。だが、1日2件くらいしか申し込みがこない。それすら、身内の家族だった。

牛乳販売店を営業かけて門前払いうけたこと。農家からは相手にされず、昼間からお酒を飲みながらITを語り、結果、同情して出荷していただけたこと。立ち上げの話しでは、どんな苦労でも楽しかったという。だけど、もう一度やれと言われたら吐き気がすると話された。

NPO TABLE FOR TWO をつくった。先進国で一食につき20円を寄付する仕組みだ。ヘルシーでカロリーを減らし途上国に送る。会社は利益の3%を送る。

若きリーダー高島社長。日本にもこういう企業が生まれていた。
問題を深めて解決を創造する。進化する。

キーパーソン戦略会議にて。


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2009年01月14日

パルシステムの公開確認会報告会と生消協農法研究会

4086aa81.jpg食品の偽造事件などが起きない関係はどうあるべきか、それは食べるとつくるを結ぶことだ。そのひとつの実践がこれだ。

生協組合員の代表が監査人となって青果やお肉の産地に行き、生産団体の公開確認を行う。

監査手法を使うがただの監査ではない。生産者側からも積極的にプレゼンテーションが行われて、産地の思いや努力が語られる。それから、生産記録や出荷記録、現場調査などもしっかり実施されている。

監査するのは組合員だけでなく、他産地や農業試験センターや研究者の専門家も同席する。産地側は、準備段階から緊張している。問題がおきたら大変だ。取引に影響がでたらと、大変な苦労を重ねる。

だが、実際はどうだろうか。

2008年は、8ヶ所で行われた。産地の品種は米2、青果3、果樹、水産、畜産である。

北海道から九州まで、生産物だけでなく、農村地帯の状況や急峻な山あいのミカンやリンゴの圃場環境も見ることとなる。

リンゴ生産者が語る。最初は荒探しかと緊張した。しかし、これは産地の応援団だと。 励ましをもらったと。
さらに、オルタートレード(民衆交易)のインドネシアの粗放エビ産地での公開確認会は、外国インドネシアの人びととの交流が深まる。農村に伝わる伝統漁法と村の労働の創出。物から心へ。人と人へ。監査のあとの交流は言葉にできない感動があったという。
報告会でもインドネシアから代表が参加した。

いま商品偽造事件を防ぐためにシステム構築や検査が強化されている。ところが、無くならない。
それは、人間を単純化する悪しき経済学と社会学による。人間の物つくりの情熱は、お金だけではない。つくったものを感謝して食べる人がいて、感動がある。これが原点だ。
この人の喜び。社会性をしっかりと抑えて、実際に行動すること。つまり、交流のもうひとつのあり方が公開確認会と言えるのではないか。

公開確認会自体の参加者は700人程度だ。だが、そこで起きた変化と物語を伝えて社会に広げること。
時代は変わる。変えることができる。熱き農と食の物語。


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2009年01月12日

晴天の田起こし 耕作放棄地の復活

36528bfc.jpg朝、小田原も水が凍っていた。田道の水溜まり。高く澄んだ空に、箱根連山と富士の山。
NPO小田原食とみどり、田んぼの学校自主コースの仲間で田起こしをした。耕作放棄地をトラクターで耕す。問題は、石だ。コンクリなどの破片や大きな石が埋もれていた。なかには一升瓶を割って田んぼに捨てたものもある。

小田原下曽我あたりだと田んぼの脇は、舗装道路で一般車が通行する。空き缶なども少なくない。

土壌改良材として苦土石灰をみんなで撒く。カラダじゅうが白くなり、帽子をかぶらない髪の毛がゴワゴワになった。

石くれを覆う田んぼの端の土盛りを鍬とスコップで崩して取り除く。力仕事だ。慣れない仕事に息が切れる。

それから、豊年田んぼの半分に有機堆肥を手で散布する。今年は、現地の鳥居校長の指示に逆らい早めに撒く。ただ、田の半分は指示通りに田植え近くで撒くことにした。比較実験だ。

田んぼは全部で8枚になる。一つの田んぼを、一回自分で田植えからすべてやりたいと石川さんが言う。それで、一枚は完全にまかせることとなる。他にも家族グループでやる人がでるかもしれない。出れば任せようということになった。販売は、NPOで請け負う。いよいよ自立した田んぼ耕作が始まる。

ただし、みんなの協同作業は残し協同と自立を平行していく。助けあいと自立で農を楽しむ。小田原では、田んぼを貸したいという農家や売り出しもでている。いまなら、田んぼ耕作参入のチャンスだ。あと数年で農地法が変わり商社の本格参入が予想される。そうなれば、貧乏人は農から締め出される。いまが最後のチャンスだ。

ただし、農の仕事を身に付けること。野良仕事を楽しむこと。土の香りを好きになること。晴天、箱根連山、富士山、曽我丘陵、鳥の鳴き声と虫たち。


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2009年01月09日

ヨガについて 価値観の転換を図る

03f5f37b.jpg人間の脳は、脳科学者に言わせると三層になっている。一番外側の大脳新皮質が人間らしい脳だそうだ。
ということは、ほとんどが動物脳である。こいつは、直接欲望で動きわかりやすい。
で問題は、この脳のバランスだと思う。強い動物脳がヒト脳を操作しょうとする。これを、逆に飼い慣らすことだ。

ココロとカラダの統合である。この技術がヨガだと思う。

例えば、呼吸法。
吐き方にもいろいろある。口から大きく一気に吐く、これは脱力。全身の力を抜く。弛緩だ。意外に弛緩させることが難しい。現代人には。実はカラダは緊張しっ放し。するとガタがくる。

逆に、力をためる呼吸法は鼻からだす。喉の奥を締めて音を出しながら吐く。ダースベーダーのように。これで丹田を意識する。
他にもハッと短く強く吐きながら腹を思いっきりへこませる爆裂呼気がある。これは、結構体力を使う。

呼吸が何故大切か。
自律神経がカラダをコントロールしている。心臓や血管やリンパ節などだ。免疫系も。ところが唯一自律神経で動いているのに、本人の意志で動かせるものがある。
これが呼吸だ。この呼吸をコントロールすることでカラダに働きかけ脳を動かす。

普通、ココロは表面上の動きしか意識していない。深い意識下のうねりは統制していない。できない。こいつがヒトを実は支配している。これを、把握し動かすこと。

価値観の転換は、そう簡単にはできない。本を読んだり文を書いたりの座学だけではムリだ。
カラダを動かし脳を変えること。ココロとカラダを自在にコントロールすることが第一歩だ。これが難しい。

だが、この入り口がヨガなのである。
気孔法、太極拳、座禅などなどはここから発達していった。

石垣にも草が生える。草は石を溶かして根をはやしている。すごいね。弱いが強い。強い。


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2009年01月06日

貧乏人の貧乏人による貧乏人のための社会 2009年において

0086f470.jpgなぜ貧乏か。金がないから。
金はどこからくるか。みんなが少しずつ持っている。金持ちはみんなから少しずつ集めて沢山の金を持つ。
では、貧乏人はどうするか。貧乏人同士でお金を出しあえばいい。お金持ちには渡さない。貧乏人のための金融事業だ。一般銀行に預けない。必ず搾取されるから。
貧乏人銀行でお金を見える化する。どこからお金が入りどこに出しどうなっているか。
はっきり分かる。協同銀行だ。

貧乏人の仕事はどうするか。
貧乏人のために役立っ仕事をする。
例えば、貧乏人の飯をつくる。米を育て収穫し籾擦りし届ける。少しのお金を貧乏人が払う。貧乏人もこの過程に参加しお金をいただく。すべて貧乏人同士で行う。金持ちを介在させない。協同生産。協同労働。協同消費だ。

教育は。
これも貧乏人による貧乏人のための教育をする。貧乏人がいかに金持ちにダマされないか。金持ちの価値観にとらわれないか。貧乏人の価値観と技術を教える。

医療は。
医療も医者のための薬屋のための医療建築医療設備医療技術屋のための医療にダマされない。
病気の人による病気の人のための医療を行う。価値観はすべて病人のためにある。病人を励まし病人が元気になり病人を助けるお手伝いをする。薬はそのお手伝いだ。
いまは、あまりに医者の論理が勝ち過ぎている。
病人の価値観に立つ。病人の医療。協同医療。

こうして、貧乏人の貧乏人による貧乏人のための社会が成立する。
これは観念の遊びか。見果てぬ夢か。

実例。生協。何千億円。何兆円もの事業をしている。ここにはお金持ちはいない。
もちろん生産者やメーカーに多少の小金持ちはいるとして問題ない。
すべて少額のお金を回すことで成り立っている。結局、みんなが自分たちでやること。協同の社会。

モハマド・ユヌスの闘い。


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2009年01月05日

激動の年 どう生きるか

1d76d0cd.jpg2008年が行くと、アメリカを頂点とした資本主義の崩壊についての論調が出揃ってきた。
グローバル資本主義、金融工学、新自由主義、市場原理主義、軍事産業が旗色悪い。
小泉首相や竹中大臣の時代のマスコミはどこにいったかというほどだ。こうなると、ミルトン・フリードマンなどシカゴ学派を擁護する論調はないかといいたくなる。
ただし、シカゴ学派がチリのピノチェト大統領としたこと、ブッシュ大統領としたことは忘れない。

それはともあれ、問題はマスコミによる解説に踊らされてはダメだということ。自分のアタマとカラダで考えないといけない。自説で語ろう。

何が問題か。

どんなに恐慌がきても戦争には反対すること。アフガニスタンでも派兵には反対する。
世界の人びととは、国の立場ではなく、人として友人として付き合うこと。主義主張、宗教をこえて。

大不況には、人びとの人びと自身による食と職をつくりだすこと。大企業や政治に頼らない。自ら、職と食べることを力を合わせてつくること。

お金も物も情報も、みんなで持ち合い協力してつくりあげること。
農と食。食品企業。流通、情報システム。信用事業とほぼやろうと思えば可能な環境にある。

問題は、平和と貧困の解決だ。これを、競争原理から協同原理へと転換すること。負けるが勝ちの論理だ。
強くなければ、人を蹴落とさなければ、人から奪わなければ、豊かになれないという市場主義を抜けだすこと。
価値観の転換は、むしろ日本でも、廃れる田舎にこそ眠っている。都市の貧しさのなかに眠っている。寒さのなかに震えながら眠っている。そこから、学ぶ。はじめること。


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2009年01月03日

佐渡にて 正月を過ごす

8585187a.jpg春駒、ハリゴマという。元旦に若い衆が家々を踊りながら練り歩く。各戸の無病息災と豊年を祈念し野浦弁で語り舞う。
十数人で笛太鼓、仮面はリアルな「ひょっとこ面」。これは下手すると顔面神経痛のようだ。

こちらは、家で迎える側なので落ち着かない。この時は、野浦大神宮の宮司の臼杵秀昭君がきていて、一緒に一杯やっていたので楽しかった。気楽だった。お酒を振る舞い、リンゴなど貢物を渡す。

春駒は、これでも一時廃れてなくなっていた。これが復活してすでに二十年か。村の若い人たちが復活させた。
このなかの踊り手が突然、久子さんと母に呼びかけた。実は、ディサービス山ゆりに働いているという。「せいむ」家の若い人だった。
母の通うディサービスセンターだ。本当に、お世話になっている。普段、不在の分、なおさら感謝している。

飲んで食べて過ごす正月である。


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