2009年02月

2009年02月26日

NPO小田原食とみどり 理事会である

d03726fb.jpgだいたい長く地域活動を続けられる組織は、運営がうまくいっていることが多い。
NPO小田原食とみどりもそのひとつだ
すでに8年が過ぎる。

だんだんと、参加メンバーの関わりが充実してきている。もちろん事務局機能も、当の本人たちが思うほど問題が多いわけではない。

まずは、理事会をキチンと開催し、方針の議論と運営の進捗点検など地道な活動の蓄積。そして、問題発見とその解決のための議論の積み重ね。特に、いろんなトラブルに正直だ。その問題点を記し議論を重ねて方針を決める。決して決めつけない。個人の問題だけにしない。

こういうNPOは、おうおうにして、ワンマン経営や分裂騒動が多い。それは、リーダーに率直さや信頼がかけることがままあるからではないかと思う。

ここは、ほとんどを女性たちが中心で運営しているせいか人的な不信感が少ない。男たちは、主に農作業が任されている。

田んぼ10枚、畑3枚、ほかに果樹園だ。やはり、農作業が好きで、土が好きでないと続かない。


いよいよ、13000haの畑を運営することになった。ミカン畑だ。
また、地元農家と本格的に縁農倶楽部を運営する。単なる体験ではなく働くことだ。
就農へのステップとして希望も多い。

農の現場を楽しみ、金銭的価値を超える豊かな自然と働く喜び。そして、本当に信頼できる仲間たち。村と都市を超える協同への中にいる。ありがたい。


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2009年02月25日

パル・ミート30周年記念パーティー

8c0b9cfe.jpg株)パル・ミートというのは、パルシステムの畜産専門会社である。30周年だ。これは長い。持続力だ。


いろんなことがあった。畜産の産直は一筋縄ではいかない。

生産者は、荒れ地を歩くような道をたどった。普通なら、挫折している。生協だって、平坦な道では無かった。生き物を食べること。それを商品として流通し、しかもこだわる。
この大いなる矛盾。

携われば、携わるだけこの矛盾に悩む。
例えば、豚一頭にはモモだけとかバラだけとかはない。生産者と提携して1万頭予定し、こうした部位ごとのバランスを実注文数で取ることは難しい。

しかし、こうした管理こそ、一頭買いから、生協組合員による全体の共同購入でバランスを取ることの畜産専門会社としての役割だ。
だが、2002年当日は、外国産の混入は防ぐも、産直産地以外の国産使用への管理はずさんだった。これが、産直への信頼を大きく損なってしまった。指定産地外原料使用問題。


このことは、こだわることへの意味を問い直すこととなる。
無理だったとあきらめるか。

違う。

自分たちの問題を問題として捉えなおし、どうすれば出来るのか考えることから組み立てなおす。

目指すべき目標が高いことは、いいことだ。この旗は下ろさない。しかし、出来ない現実をなぜ出来ないかと問い直すことから考え尽くす。

部位バランスを解決することは、部位による価格や規格や商品提案による日々のドラマがある。この丁寧なコントロールにこそ、技術がありおもしろさがある。

産直は、市場取引を超えようとする生産と消費のドラマだ。単に、商品担当の技術だけでは成り立たない。だからこそ、商品担当が商品自体に潜む問題を把握し明らかにして、生産者と消費者に問うべきなのだ。このことが組合員自らの問題解決を促すこととなる。

日本のこめ豚は、予想を超える注文がきた。規格を変えて小さくして分け合った。このことにクレームは無かった。

(株)パル・ミートのささやかな集い。歴代代表が参集した。生産者と加工流通も参加した。会員生協組合員代表も含めた、この個性的な人びとの集い。様々な難関を超えてきた。
いろんな人たちによる大いなる挑戦。多様性のチカラ。さあ、日本型畜産の創造へ。信頼と夢と現実と。


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2009年02月23日

農を核に産業を起こす 千葉県香取市和郷園木内一博代表

437c1ce2.jpgトヨタ自動車の張会長と話した、という。政府は、農業を保護したのではない。自動車産業を保護したのだ。
だから、農のためにトヨタの職員が米を一俵づつ買い上げるとお返しにはなるのではと。

新潟県阿賀野市ささかみ村から和郷園に交流にきた。成功している「風土村」の視察である。直売所と農家レストランだ。レストランだけでも月8百万を売り上げている。

(株)ささかみのメンバー三名できた。豆腐工場は黒字だが、ペンションぽっぽ五頭が赤字続き。これをなんとかしたい。

風土村では、ビッフェ方式で、西洋料理と地元の母さんの教えた地元料理を出す。いつも満員状態だ。
こういう活力を学ぶ。どうしたら、地域が元気になるか。まずは地元のニーズを掘り起こして地元の資源で組み立てる。

木内一博代表。農を突き抜け産業を起こす。守りに入らない。


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2009年02月22日

食料自給率向上にむけた耕畜連携会議 パルシステム

df9cc331.jpg米をエサにする。これは、田舎の年寄りは抵抗がある。バチアタリだと。しかし、アメリカのとうもろこしに振り回されるのは、もういい。するといかに水田を有効活用するかだ。とりわけ耕作放棄地で。

稲作からみる。エサ価格が40〜50円/kgとする。
いま、米一俵が13000/60kg(訂正)だとすると、200円/kgで問題外。
そこで、10a(反)当たり55千円の補助金がつく。
通常収穫量が8俵として10万4千円の収入だ。
これを5万5千円にして、一俵を2千円で販売すると8俵でプラス1万6千円で7万1千円となる。
エサ価格は、33円/kgだ。ただし運賃や保管料が更につく。
だが、一応計算にはなる。
これを、更に多収穫で17俵とし、更に稲藁まで販売して補助金削減までいく。
というプロジェクトを狙っている。
米は、とうもろこしや大豆より脂質は上等だ。オレイン酸が多い。
こうした取り組みは、日本を変える。変えたい。畜産も自給に挑戦するものだ。この自給ビジョンを消費者自ら参加し議論する。
流れに逆らう。問題山積み。
だが、ひとつ一つ解決を図っていきたい。

現在、日本の畜産飼料は、自給率が25%である。飼料のほとんどが輸入されている。

飼料の構成は、粗飼料と呼ばれる草や稲藁が約2割、穀類など濃厚飼料が8割。この粗飼料はまだ自給率が77%だが、濃厚飼料になると10%しかない。つまり9割は輸入に頼っている。

この半分はとうもろこしで、その9割以上がアメリカに頼る。

これを変えたい。変えよう。変えることが可能だ。
この国の農と食の改革を自ら参加して、多角的に議論してゆく。

稲作農家と牛豚鶏生産者と行政と消費者が一同で議論する。農水省からも畜産振興課から上原健一さんが報告した。


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2009年02月20日

土手の崩れと地肌 体調と休息

e4a7098d.jpg雨だ。

やはり、休肝日をつくろとして、飲み過ぎる。このモロさを言い訳している。

なにがダメかというと自分に言い訳することだ。わかっているとして実は、考えていない。流れ、流されていく。すると、必ずカラダにくる。内臓に負担がくる。

どうするか。しばらく休む。夜を休む。
じっくりと、体調を整える。内臓を引き上げて絞る。呼吸を整える。自分を励ましていく。

人生の後期は、ポンコツを修理し、磨き直し、だまし騙し使わなければいけない。
肉体の衰退はごまかせない。それでも、けなげな生命体は、なんとか崩れんとするカラダをつくり直そうとしている。
感謝である。


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2009年02月18日

日本人は思想してきたか 現代の探求者三人の話

6fb46065.jpgなぜ世界は行き詰まるのか。
このことを、人間の歴史と思想から考え、それも日本人として把握しようとする。

吉本隆明氏
政治と文化と考え、やはりそれからはみ出してしまうものを、思想と呼び、探求する。
外の制度と内部の個人の問題と、重なりあった混沌とした領域。

日本の古代からの思想は、思想を思想自体で体系的に述べているとか抽象的に述べているとかということよりも、何々についての思想、たとえばお茶はどう点てて、点てることはどう意味あるのかとかといった意味での思想。

梅原猛氏
西洋思想は崩壊する。近代世界というものはやがて崩壊するんじゃないか。
近代の時間は直線的な時間であり、それは進歩史観に通ずる。
このように抽象化された概念で創り上げた世界はやがて崩壊するんじゃないか。

文学や宗教のなかに、大変精緻な思想が含まれるんじゃないか。

中沢新一氏
どうしてお茶の思想とか、お花の思想というふうな、個別的で具体的な表現の形態として出てくるか。

創造的な思想家は、自分の実感と普遍の体系との間というか、ずれというか、そういうところに立脚して思想をつくり出そうとしてきて、日本的な仏教とか日本化された儒教としてあらわれてきて、一番でているのが国家にかかわる問題なのだろうと思います。

目次
日本人の「思想の土台」
日本人の「思想」の形成
歌と物語による「思想」
地下水脈からの日本宗教
「近代の超克」から「現代の超克」

いま世界資本主義は、雪崩をうって崩壊している。何が起こっているのか。
世界が自壊するなかで人間の有りようが問われているのだ。

景気が回復するといった問題ではなく、新しい生き方や仕組みが問われている。
その構想力のための貴重な一冊である。すごい本だ。


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2009年02月16日

ささかみ村有機の里振興村民大会 内橋克人氏講演会

c2c50297.jpgささかみ村は、昔、減反反対で日本一低い減反率だった。そして、その反減反運動の大会を毎年、開催して団結を誇っていた。

いまは、有機の里振興に切り替えて十数年だ。毎年、有機栽培で優秀な人を表彰している。今年も三名表彰したが、うちお二人は女性だった。

笹岡小と神山小の五年生による学童農園のお米つくり発表の寸劇。恒例だが、やはり初めて田んぼに入った子が沢山いる。土の感触と生き物調査の驚き。農の豊さへの楽しみが素直に語られる。

さて内橋克人さんだ。硬派なこの人は、ブレない。一貫して新自由主義と市場原理主義を批判している。

とりわけ、日本が格差社会と貧困大国になった経緯を具体的に暴きだす。小泉純一郎改革と竹中平蔵、経済財政諮問会議の果たした役割を明確にする。

夕張市は見せしめだとし、日米協議で400億円の内需創出を強制された。このことの実行には日本企業の育成に使わないと約束させられて、作り捨ての公共事業を強制された。
こうして、膨大な公共事業投資が行われ市の財政破綻へと追い込まれた。

その結果、病院は無くなり、福祉や保育園の激減などもっとも悲惨な自治体に転落した。企業誘致も、補助金を使うだけ使うと、さっさと撤退してしまう。

こうした自治体のなかで、実は国の評価でいつもワーストワンがある。高知県だ。

この高知県が面白い。ひとり当たりの医師数や学校など福祉や医療などが実に手厚い。つまり、住民サービスはナンバーワンなのだ。国の自治体効率指標や競争施策に溺れない。
「みてみいや高知」
いま、問われているのは、こういう地方のあり方だ。

あのトヨタが一夜にして崩壊する。企業城下町は、破綻していく。これが、新自由主義の末路だ。

骨董品がまた騒いでいる。ブッシュのポチのポチが。息子を後継にして「構造改革」だ。金融改革として「国民資産」をただ同然に払い下げ、仲間でむさぼる。

この国を変える。
農こそ、新たな社会への核だ。社会的均衡が崩された。これを統合しないと自律的復活はなし得ない。

三つの自給を成し遂げよう。FとEとC。フーズ、エナジー、ケアだ。

高齢の内橋克人さん。華奢なカラダをピンと伸ばし微笑みながら、激しい檄を飛ばす。
多くの反対論者を論駁し、農と人びとへ慈愛の眼差しをむける。


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2009年02月15日

死生観 訃報を聞いて

be2a4186.jpgカラダとこころが丈夫なうちは、死が遠い天空の向こうにあるように感じる。

しかし、知人の訃報を聞くたびに狼狽える。深夜、ひとりでいるときに、ざわめきがやってくる。
強い雨風。窓を風が叩いていく。うっすらと暗闇の雨風のなかに、ぼんやりと灯りが見える。

死の向こうに見えるものは何だ。まったくの真空か。無の深淵か。恐怖と絶望か。圧倒的な窒息感。

不思議なことに、ただの静寂がある。満ち足りた無がある。なにもなく、すべてがある。
暗闇と光が交差し、無とエネルギーの収縮と爆発が瞬時におきている。

死は、凄まじい生である。生は、静寂な死である。

ゆっくりと体内に宿り魂に宿り、精神を浸す。

君よ。怯えるな。
恐怖に狂おしい欠乏感に。
震える夜に。
爆発的なエネルギーと絶望と収縮のパワーと。そうして、静寂。

死と生の不思議な充実を。
その突き抜けた感覚へと。
真っ向から、まっしぐらに感じて眠れ。


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2009年02月13日

日本のこめ豚 本格的な飼料用米生産の展開

46f99a72.jpg秋田県JAかづので「飼料用米ならびに有機栽培米学習会」が開催された。
主催は、ポークランドこめ豚協議会である。会長は、ポークランドの豊下さん。

ここ鹿角市と小坂町でJAかづのから誕生した(有)ポークランドは、十数年まえに豊下さんが農協課長を辞めて若手とつくった会社だ。これをバックアップしたのが当時の神田組合長。すごい革新的な挑戦をしたものだ。
いま、日本型畜産モデルにチャレンジし飼料の自給に取り込む。指導するのは東京農大信岡先生だ。全農も実践研究を続けている。

なにより、軽米町飼料米生産部会のように水田農家との連携が嬉しい。地元JAかづのも飼料米の種別栽培実験も取り込んでいる。

ひとくちに飼料米と言っても、作り捨てと呼ばれる補助金目当ての劣化。生産コストと販売のバランス。畜種ごとの給与方式の開発など課題は山積みだ。そもそもアメリカのトウモロコシに頼ったのは、安く扱い易いという時代の流れがあったからだ。これを変えること。簡単ではない。

秋田県鹿角市と小坂町から、こういう農の改革が着実に進められている。


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2009年02月10日

真の革命 貧困との戦い

c30156a1.jpgインドはガンジーを生み出した。ガンジーの偉大さは、政治や社会の変革を、人びとのこころとからだの改革として平和と自立を希求したことだと思う。

絶対的な権力と暴力を前に、不服従という内なる闘いと祈りを広げた。それは、例えば、糸車だ。イギリスによる綿花栽培と収奪。そして洋服の販売に抵抗し農民の自立を表現した。非暴力として糸車を回し続けた。壊されても壊されても回し続けた。この闘いの質が、人間性のあり方を問いかけるものとなってゆく。

大英帝国が民衆を暴力で弾圧したときに、人びとが暴力で反撃し始める。そのときガンジーは断食で呼びかける。非暴力だと。

人間の外在化した欲望と他者への侮蔑は、また、虐げられた人びとをも蝕んでいく。
貧困は、戦争と暴力の温床となり、歪んだ社会を拡張してゆく。

さて、インドから独立したパキスタン。さらにそこから独立したバングラデシュ。
ここに、モハマド・ユヌスが誕生した。
このユヌス氏の実践と思想こそ、あらたなガンジー思想だと思う。
人びとを貧困に閉じ込めることから解放する。自ら自立し世界を変えることができる。
人びとの無限の可能性を信じる。口先ではない。まさにやってみせる。実現する。700万人もが自立していく。しかも、貧しさと富の頂点をつないでみせる。ビル・ゲイツも救われる。

世界の矛盾を、自らのうちに取り込んで引き受ける。そして、貧しい人びとと共に行動し変革を実現していく。
彼には、もうハッキリと見えている。貧困の解決が。来るべき世界が。

アジアは偉大な精神を生み出していく。とりわけインドやバングラデシュの地域において。これは、矛盾の極北にあるからかも知れないと思う。


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2009年02月08日

JA−IT研究会とはなにか

ab1d91fa.jpg会長は今村奈良臣東大名誉教授である。副会長が黒澤さん。JA甘楽富岡を活性化した人。農業と農協をどう元気にするか行動している。

JAで元気な活動をしている各地から報告がある。今回はJA佐賀の水田米生産方式を野口組合長からの報告。神戸六甲農協の前田常務からの消費者を准組合員として総合農協を再確立する挑戦。そしてパルシステムの産直の報告をした。

JA花巻やJA富里市など様々な面白い動きをしている農協の人びとが集まっている。

社会の大きな変化の荒波のなかで、農と食の新たな挑戦が続いていく。


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2009年02月06日

地域コミュニティービジネスのプロデューサーに必要な資質 永沢映さんの講義

6d37296f.jpg地域コミュニティービジネスは、時代とともに進化していく。変化しないとすぐマンネリ化に陥る。
成功していると思わるところでもプレイヤーが自己満足になりやすい。

だから、プロデューサーの役割が大切だ。役割には、このプロデューサーのほかプレイヤーとサポーターがある。三つは、重なることもあるが大まかには役割が違う。
プロデューサーは、コーディネーターとかファシリテーターなどという場合もある。
中間支援機能だ。

さて、演習を始めた。三人でワークショップをする。テーマは、日本の食だ。これを、否定の立場と賛成の立場とコーディネーターの三つに振り分けて議論する。なるべく対立させて議論しコーディネーターがバランスをとりまとめていく。
これを役割を代えてまたやり、さらにテーマを変えてやる。

地域コミュニティービジネスの現場では、様々な人びとがいる。これをコーディネートすること。この演習だけで実は何時間もやるらしい。

なるほど、チームごとにかなりの議論が深まってまとめがだされた。プロデューサーの役割は大きい。様々な議論を引き出し知恵とパワーを集めていくこと。人びとのやる気を集めること。

だがこういうと、プレイヤーの役割を軽視するかにとられるとまずい。プレイヤーこそ最も大切なことは論を待たない。
実は、テーマによって人は、三つの役割を演じていく。すべてで違う役割を演じていく。王子と乞食の立場を。その人として同じ立場を演じていく。


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2009年02月05日

香川本鷹の振興と香川県の諸島活性化

f4aabdda.jpg糸川桂一さん。香川県の西讃農業改良普及センター普及員である。どうしたら高齢化し耕作放棄地が拡大する瀬戸内海の島々を守れるか。試行錯誤している。

そこで、野菜の地産池消に取り組んでいく。この場合、品種が問題だ。地元産の固有種が絶滅している。ほとんどがなくなった。

島を見てまわるうちに、わずかに残った唐辛子を見つけた。頑固に守り続けたじいさんに頼みこむ。種を分けてくれ。
叱り飛ばされながらも手に入れて栽培拡大を図る。
ここに、謎の兼本社長(株)エフエススピリットから連絡が入り、ついにパルシステムと連携が始まった。

この唐辛子が香川本鷹という。強烈な辛さではなく落ち着いたもの。すでに江戸時代からこの名がでてくるらしい。以来農家がほそぼそと栽培し続けていた。

唐辛子は、地元の名士平賀源内も研究していたという。
平賀源内は面白い人で食べ物の色と効能を研究していた。

JASMEQ(中小企業事業協同組合)理事研修会にて。
地域活性化と食と農を考える。地域には面白いキーパーソンがたくさんいる。


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2009年02月04日

河村さんと木下さん 農村地域活性化をしかける

2f68cb70.jpg山口県柳井市に定年後に戻り、農業と地域活性化に、様々にかかわる河村郁生さんだ。

そして岩手県軽米町に山本町長に請われて単身赴任し町起こしに活躍する木下侃さん。

共に、全国農業協同組合連合会の本部で指導的に働いていた。だが、そとから見ると全農組織では異能の人だった。機能の縦割り、権限の囲い込みなどの組織では珍しい人だった。巨大組織で官僚化に染まらず、縦横無尽に働いた。

パルシステムとは、豚産地ポークランドや鶏産地までっこチキンとの出会いと産直提携。ささかみ食と農協議会の目立たぬバックアップ。酪農危機には、各本部超えて相談に乗ってくださった。

まさに、本来の協同組合。農業すべてを愛する人だ。外部の生協にも誰彼ともなく分け隔てなく親身になって対応してくださった。こういうと当たり前じゃあないかと言われそうだが、そうじゃあない。組織の規模で対応は異なり、差別されるのが普通なのだ。当たり前だ。

そうしていま、農村地域に入ると若い農業者や定年帰農の支援に走る。都市との交流に走る。なかなか動かない人びとや地元農協や行政に働きかける。

河村さん、あのお人柄は、みな放っとかない。いろんな人たちが訪ねてくる。遠くも近くも。昨年、ご病気をされた。心配したが元気になられた。まだまだ若々しい。

面白いね。大勢のネットワークは、肩書きがなくなってから深まっていくと言われた。なるほど。愉快だ。


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2009年02月03日

豚田兵と氏本長一さん 山口県祝島の復活

9b034f91.jpg祝島なんて聞いたことがない。だが、そこに氏本さんがいる。故郷に帰ったのだ。
北海道稚内で日本初のオーガニック肉牛牧場長だった。

祝島は海から小振りの山が突き出ているような島。周囲12kmしかない。島民は500人ほど。岩だらけの急斜面にところどころに田畑がある。
これが放棄され荒れ果てていた。

放牧豚の威力は、実際に見るとほんとうかと驚く。ススキ、セイタカアワダチソウなどに覆われた山肌が、豚によって段々田畑として見事に蘇っている。すごい。

運動する豚は、ほどよくスリムでヘルシーだ。東京の西麻布のレストランで内蔵まで出荷するという。
豚は、鼻先で土を掘り返し根まで食べる。土も喰らう。だから、内蔵が健康で病気がない。普通の豚は、内蔵罹病率が三割以上ある。ここは無い。だから、ウンコがコロンとしており、手で持てる。臭くない。

豚田兵たちには、ご褒美に島の人たちから、野菜クズなどが提供される。だから、ほどよく太っている。

島民とともに、蔵を改造してコンサートもひらく。
氏本さん、定年前の牧場時代より若返っいた。何よりも熱い。向かいの上関の原発建設に反対している。瀬戸内海をこれ以上壊させない。


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2009年02月02日

日本型畜産と耕作放棄地の解消 山口県柳井市 齋藤貴之さん

db2940e8.jpg齋藤貴之さんだ。34歳、夫婦で繁殖牛を64頭を飼っている。山口県柳井市伊保庄。段々田んぼや畑に牛を放ち、雑草を食べさせて蘇えらせている。

農家が高齢化し耕作放棄地が増える。見た目もあらわに荒れ果てている。そこに牛を放つ。電気牧柵で囲う。電牧はソーラー発電で完全に賄っている。
繁殖牛はおとなしく搾乳牛と違い、放っておくだけでよい。
夜になると自然に畜舎に帰り他の飼料も食べる。

驚いたのは、急斜面で雑草繁茂してすでに藪状態だった農地が、田畑となって蘇っていたこと。これを見て、信じられない思いだった。すごいな。

衰退する農村地域、それは荒れ果てた農地からまざまざと伺える。これを、再生しかつ畜産を興隆させること、この二つの未来を見通している。
大切なことは、農の戦略を単に所得だけで考えず、地域再生といった視点から見通していること。
彼の牛は、次に9ヶ月あと放牧肥育するこだわりの氏家さんに渡される。

そうそう彼は、ほかに30町歩を受託し、うち5町歩を飼料米を作っている。これは、大変だ。小さな段々田んぼだから、なんと500枚以上もの田んぼになる。これを夫婦二人で作っている。

こういう若者が地方にいる。まだまだ捨てたものじゃない。


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