2009年03月

2009年03月31日

白保の海と浜うり

566c8cc3.jpg石垣島の白保の海である。年に一度の海の祝だという。とくに女たちが海にでて磯で魚や貝を採る。

渚に石を囲い、引き潮によって魚を取る。魚垣と呼ぶ。かなり大きなものも取れる。

今から20年以上まえに、ここに空港を建設しようとした。石垣島のほとんどが賛成し推進、漁業保証すら支払われた。
ここ白保村の人びとは公民館決議で反対する。沖縄では公民館がいわば村議会だ。

真南風(まはえ)の夏目さんによると、このとき調査測量を絶対認めないと毎日まいにち監視し止めさせようとしたのが、白保のおばあたちだという。

面白いのは、監視しながら唄うことだと聞いた。ひとりが歌いだすと掛け合い歌い、また誰かが踊り出したそうだ。おばあたちは、踊り出すと実に身軽にひらひらと舞ったという。

他にもアダンの葉を刈り草鞋を編むひともいた。反対運動の緊張の中でも歌い踊り手作業をする。実に面白かったという。

宝の海、宝は珊瑚だけではない。海の中の地形にはすべて名前がつけられている。魚やタコや貝の動きも気持ちも知っている。山と海はひとつ。海と人はひとつ。

この白保の空港反対のリーダーの一人が魚住さんだった。
海を守り海と生きること。この持続可能なあり方を探って都市との産直モズクの販売に取り組んだ。
そしていま、石垣島の農業者も共感し有機栽培や若手農業者の育成に取り組んでいる。

沖縄の海、石垣島の珊瑚の海は豊かだ。だが、昔から見たら見る影もなく汚れているという。
石垣島素潜りモズク漁を見る。日本海側と違うのは砂地に他の海藻と生えることだ。玉石に絨毯のようにそれだけが生える海とは違う。しかし、太い。歯ごたえがある。
素潜りで手作業のために取り尽くせない。だから持続可能だとも言えるし海を傷めない。
豊かな海は豊かな人びとが不可欠だ。おばあたちの歌が聞こえてくる。


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2009年03月29日

沖縄 石垣島の仲新城閏さんのこだわり

5d0b6b5a.jpg石垣島は、三期作ができる。1月3日な初田植えをしたという。さらに「ひこばえ」で収穫した玄米さえ見せてくれた。

自分の種を開発する。仲新城さん。石垣島の著名な頑固もの。74歳。

西表島の野生化した黒米と四国の香り米を掛け合わせたり、黄金餅と別の種を交配させたりする。まさに独自米を生産するのだ。年三回だから普通の試験所が6年かかる新品種を2年で実現する。

自分で乾燥、籾すり、精米、さらに色彩選別機を揃えて包装する。自分で直売所などに売る。こうして100g400円の黒米が売れる。

どうすれば稲作が発展するか、いつも考えている。今の農協ではみんなダメになる。やり方を変えないと話す。
田んぼに行くと田字草がたくさん浮いている。これは絶滅危惧種。用水路には真シジミにカワニナ。真シジミも絶滅危惧種だろう。
上流で農薬散布しその器具を洗う人がいて怒ったという。まったくなにも考えない。

息子たちが継いでいる。機械の調子を見てくれた。シッカリものだ。

稲作を深めると面白い。水を考え土を考え稲を考える。やることは山ほどある。田んぼにどこからかジャンボタニシが増えた。拾い集めて処理している。取っても取っても出てくると嘆いていた。

話しだすと止まらない。弱るよと仲間のパイン生産者平安名さんが笑った。


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2009年03月27日

30周年の記憶 (株)パル・ミート

45d3f257.jpg山形県村山市のハム、ソーセージ工場と千葉県習志野市本社の2ヶ所で職員の記念集会が開かれた。

(株)パル・ミートは2月24日で30年を迎えた。

会社の寿命はだいたい30〜40年が多いという。これが創業世代がやめるときだからだ。世代交代がうまくいかない。創業世代の熱い思い。バカッパワーが伝わりにくい。

パル・ミートはどうか。これは、わからない。ただ、創業時の先輩社員が健在だ。あの頃の社長と正社員一名と定時社員2名のプレハブ時代を懐かしく語る。各生協のボロ事務所を愛おしそうに語る。これを最近入った職員が面白そうに聞いている。これだな。
こういう語り伝えを増やしたい。

会社や組織は、頭がいいとか要領のいい人がつくるのではない。
方針が優れているから発展するのでもない。一人ひとりの職員の総和のチカラでできるのだ。ひとり一人の思いが集まること。感動と共感が会社を動かしていく。

いい人の多い会社はいい会社だ。当たり前だが。
だますよりだまされる。損する。バカになる。誠実を絵に描いたようになりたい。

先輩社員のむしろ失敗談やヒドい環境での仕事振りに、若きリーダーたちは共感している。徹夜の仕事や無理をしたこと、とんでもない失敗談も飛び出す。いまは思い出だ。様々な苦労が楽しい思い出になる。

そうした思い出の数々と失敗の蓄積が歴史をつくる。そうして、先輩たちは消えてゆく。
それから、あとは君たちの時代だ。


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2009年03月26日

農商工連携のいくつかのパターン 農商工連携研究会

831efe8a.jpg農業者と商工業者のニッチトップを目指す商品開発に留まらず、地域の生産者の組合や法人、自治体が連携することで以下を通じた地域経済の活性化を実現。

アイデアやノウハウ、経験の浸透。地域内雇用の確保、農林漁業者の所得増加、観光事業や直売所事業の展開を通じた地域内消費の増大。

そのためにも農業現場発信型の農商工連携とは何かを問うこと。

研究課題として
’昔喊綮唆伴圓隆霑壇「経営力」
⊂暖饉團法璽困魴,蟲こす「販売力」
商品の魅力を向上する「商品力」
は携を促進する「地域力」

地域単位で農商工連携をする協議会組織を立ち上げて、生産、製造、品質管理、ブランド管理、マーケティングなど消費者参加型で構築すること。

テストを繰り返し必要とされる商品やサービスを体験交流とともに開発していく。

多様な成功事例と失敗の研究と討論を重ねる。

座長 門間敏幸 東京農大教授 経産省・農水省の農商工連携研究会にて。

雪に覆われる山形県米沢の山。


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2009年03月23日

田起こしと取材を受けるマサンバさん 小田原

c7af0235.jpg雨が降ったりやんだり。田起こしと畦草刈り、堆肥捲き。
セネガル人のマサンバさん。トラクターで田んぼを耕起する。
今日は、BS12チャンネルが取材でついてきた。アフリカ料理店で知り合ったという。

この田んぼは、湛水して「冬水田んぼ」にしていたが、隣の田主から苦情を言われ断念した。水が漏れてくるという。中畦をつくり防水したのにも関わらず。
下曽我の耕地整理された田んぼは、ほとんどがセメントの畦だ。水は漏れてもみんな一斉に水を入れ中干しし稲刈りする。だから問題がない。


ところが、これと違う農法をすると問題が出てくる。水だ。そして土の畦も問題になる。雑草が生えて種が飛び散るというのだ。
最初、隣が嫌がらせをしているのかと思った。あまりに楽しそうにわいわいやってるので少し腹立ててるのかと。それくらい文句を言われた。


畦の草刈りをしていると確かに草が生えないとラクだなと思う。草を迷惑なテキだと思うのだ。なければいいと。

こうして、いつの間にか効率至上主義で単純なコメ生産に陥ってきだしているのだ。
半農にもならない体験農業をしていて、これでは意味をなさない。
普通の農家に出来ない贅沢な農の楽しみこそ宝物。草との知恵比べもそれだ。
畦の草を見ながら、その種類の多さに驚く。カエルがあわてて飛び出してきた。冬眠をしてないのか。

田んぼグループで今年の計画を練る。14家族で9枚を手分けして栽培する。
初級からの5家族も入る。
育苗も土作りからするし、黒米赤米もつくる。今年は、販売にもチカラを入れて知り合いにネットワークをつくる。
春がきてようやく始動する。楽しみだ。


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2009年03月22日

50歳過ぎた主婦だと雇ってくれるところがない。 パルシステム・セカンドリーグ実践起業塾

ed96e7f6.jpg何か人の役に立ちたい。自分を活かしたい。困っている人たちになにかしてあげたい。と純粋だ。事業計画自体はまだ不安が多い。

セカンドリーグ実践起業塾第四期生の事業計画の発表と講評会。
先輩起業家の澤登信子さんや金順玉さんらがアドバイスする。
インストラクターは山根真知子さん。
塾生は全員女性。

発表を聞いていると何か熱くなる。たくさんの何かしなければという熱い思いが飛び交ってゆく。

せっかく資格を取ったから活かしたい。雇ってくれないなら自分で起業するしかない。
こころとカラダのサポートをしたい。自然のなかで癒やしの場をつくりたい。

知的障害者の働ける場をつくりたい。自立への場を提供したい。
耕作放棄地でキビ畑をつくり雑穀と蕎麦で伝統料理のレストランをつくりたい。

色のチカラで元気になる。カラーセラピストを育成し、その人たちの活躍の場をつくりたい。
リフレッシュできるサロンを提供したい。
安全で安心、手づくり、女性が一人で入れるレストランをやりたい。

玉子かけご飯の店を農家直販所に併設してやりたい。
助けてと言えない人たちが集うコミュニティーカフェ。
生活雑貨の作家たちを応援したい。くらしを豊かにする若手の作家たちが生かされる場をつくる。

民間学童保育をする。遊ばせる技術や栄養指導を使い、高齢者と協力する。
耳つぼダイエットの道場を開きたい。生活習慣を変えるお手伝いをしたい。



さて、問題はこれからだ。まずは行動を起こしていきたい。
みんなで連絡を取りあい互いに励まし学びあい事業でもコラボレーションしたい。

パルシステムも役立つことができる。様々な方たちに呼びかけたい。
地域コミュニティービジネスのささやかな一歩。


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2009年03月20日

老いること 身体の変化

8bbf89bc.jpg老いてなお盛ん、というと何かいいイメージがない。
やたら盛りのついた猫かと言われそうだ。

だが、問題は50歳過ぎだ。だいたいここら辺までは、惰性で来られる。なにも気にしないで暴飲暴食、自堕落なくらし。これでいい。

ところが、52歳くらいからガクッとくる。体力は急速に衰えてみる影もない。まるで腐りかけの玉ねぎのようにフニャフニャになる。急に老ける。

さて、内臓はさらに弱っいる。動かさない筋肉はなお老いさらばれてゆく。下手をすると病気のひとつ二つは見つかる。
ここで初めて自覚する。老いたな。

で、どうするか。
筋肉を使うことだ。運動しなければいけない。といっていきなり体育会系にはなれない。日常的に簡単に運動すること。
呼吸を使う。

まずは軽く走る。ジョギングだ。毎日まいにち少しだけでも走る。すると、カラダが走れるようになってくる。当たり前だが。

それから階段を使う。とにかくエスカレーターなどは極力使わない。これが都会だと意外にいい運動になる。
地下鉄なんかはかなりの段数だ。

そうこうしていると、意外に体力がついてくる。もちろん若いときには比べられない。それでも、疲れにくくなる。
ただ注意するのは、今度は調子に乗って飲み過ぎたりすること。
これが健康を害する。
なにはともあれ、自前の移動スピードでヨタヨタと走っていると、いろんな景色が見えてくる。

早朝の畑の霜柱。
植物が生えていると出ない。土だけだと霜柱ができる。


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2009年03月17日

憂鬱な時代 そこを生きる 横尾忠則「見えるものと観えないもの」

44d6860d.jpg少し前まで日本経済新聞の日曜版に瀬戸内寂聴さんの連載があった。

文壇交友録だが、すべて今は亡き人たちの思い出である。
おもしろかった。

このときの挿絵が横尾忠則氏のものだった。これがまた、リアルで不思議な存在感が漂っていた。この絵を見たくて読むときすらあった。

ところが、なんと地方版だとこれがカラーではなくモノクロなのだ。日経の手抜きに腹がたった。金返せといいたい。

さて、リアルといえば、非常にリアルな非現実というものがある。これは、こういう世界が嫌いな人たちには、まったく受けつけないだろうな、というもの。

「見えるものと観えないもの」ちくま文庫。
対談集、淀川長治、吉本ばなな、中沢新一、栗本慎一郎、河合隼雄、荒俣宏、草間彌生、梅原猛、島田雅彦、天野裕吉、黒澤明。

あっちの世界、霊感、宇宙論は天使説、夢、狂気、非合理、神といった内容が平気で話される。
これは、夜、ひとりで読みたい。
電車の立ち読みだと、かなりチカラがいる。没頭するために。

いま、若い人たちに鬱病が多い。
カウンセリングに行くとすぐ薬を与えられる。セロトニン。脳内物質だ。危険だ。
脳は、ひとつの宇宙、お医者さんたちには計り知れない。巨大な化学工場であり弱電コンピューターといわれている。

ここに、ストレートに化学物質を投与するなんて、信じられない。非常に危険だと思う。複雑で有機的な機能だ。
むしろ現代社会の仕組みで憂鬱にならない方が、おかしい。と誰もが思っているだろう。だが、当人や家族にはそうもいってられない。深刻だ。

このようなときに、ぜひこの本をお薦めする。世界がどうなっているかは、世界に同調しないで、自分のなかの宇宙に素直になることでわかる。

自分を信じるというか自分のなかの「神」と出会い「宇宙」と交信することだ。

こういう話は、まともにするとたいがいバカにされる。
だが、実は神を失ったことが、生き方を失ったということなのだ。憂鬱な時代は、そこから始まっている。神の喪失。

だが、なにもどこかの宗教に入信たらというわけではない。そうではなく、神を発見してゆくことだ。
この秘訣が書いてある。すぐ読むべし。


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2009年03月16日

世界史を変えた不思議な作物 カルビー松尾雅彦顧問

66892826.jpg松尾さんは高齢に見えるが元気だ。熱く語る。
1492年コロンブスがアメリカ大陸を発見、それからアンデス原産の馬鈴薯がヨーロッパに渡る。
18世紀中頃マリー・アントワネットの胸元を飾る薄紫の花。
ヨーロッパの馬鈴薯の不作は、疫病を蔓延させ、アイルランドから新大陸に渡る。
プロシア・ロシアの台頭へつながる基礎食料であった。
現在は、アメリカの戦略的農産物となる。

世界の四大穀物(クロップ)は、小麦6.1億トン、コメ6.5億トン、とうもろこし7.8億トン、馬鈴薯3.2億トン。
この30年間に国内消費量は、コメは半減し、馬鈴薯は三倍増。
生産量は世界五位、北海道の生産量は、カナダを超えアイダホ州に匹敵する。

日本市場は、マクドナルドとケンタッキーフライドチキンのフレンチフライ以来激変し激烈な戦いが起こる。
北海道京極でモダン・ポテトプロセッシングが創立されたが一度も稼働せず終わる。

カルビーのビジネスモデル
〃戚鷓惑:農工連携1975年7.2千トン?2009年27万トン(7千ha)
技術革新戦略
発芽抑制、貯蔵管理システム。
用途品種改良
栽培改善と輪作体系(とうもろこし)
海外技術と連携(アイダホ州立大、ミネソタPRC、スコットランドSAC)
北海道で高等研究センター設立
アジア市場へ。
北海道VSオレゴン・アイダホ
成長するアジア市場で日米決戦

「継続する魂」
プロダクト・イノベーション。
72年サッポロポテト、75年ポテトチップ、95年じゃがりこ、03年じゃがポックル

プロセス・イノベーション
栽培ー農業システムの革新へ

グローバリーゼーションと地域主義の「節度ある共存」
自給率66%を目指す
中山間地は「美しい村」「改革は辺境から」農業はIT活用を。

美瑛町でNPO「日本で最も美しい村」連合を展開している。

アジア市場の端緒香港を拠点に、中国の馬鈴薯産地に投資し失敗。数十億円を損切りし社長を辞めたという。

地域社会への貢献は「つとめ」だ。農村は都市と違う。「つとめ」と「愛郷心」で結束。必然的に「美しい村」となるととく。

様々な示唆に富んだ講演だった。
日本フードシステム学会関東支部第3回研究会、東京海洋大学にて。


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2009年03月14日

有機栽培は広がらないか パルシステムふーど米部会

ac1910ad.jpg各地から集まり今年の計画を話す。
15ほどの産地が集まった。

困ったこと。
紙マルチを敷いたあと突風が吹いてダメになった。合鴨を野生の狐などにやられた。二年目から黒クワイがはびこりだし手に負えない。用排水が自由にならない。冬湛水ができない。堆肥と藁の関係か根腐れを起こした。
ヒエ米になった。機械除草だが、やはり最後はゴッドハンドになる。

せっかく有機栽培したのに育苗の土に抗菌材が入っていたため、有機でなくなった。

などなど、昨年初に計画した725トンが実際は700トンと減ってしまった。残念だ。簡単ではない。

例えば、山形県長井市の生産者は、まだひとりで有機栽培に取り組む。なかなか仲間が増えない。ヒエが多く、その大変さが身にしみるからだ。

ところが、失敗談を話すたびに笑いが起こり楽しそうだ。
大変だが面白い。

日韓で田んぼの生き物調査をしたJAささかみは、次第に面積を増やし若手も参加してきている。
田んぼが変わる。人が変わる。地域が変わる。


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2009年03月13日

反貧困を問題解決しよう 湯浅誠さんと佐野章二さん公開インタビュー 「のんびる」企画

67409aa0.jpg活動家になろう、という湯浅さん。

活動家とは爆弾をつくるとか、人の意見も聞かず、自分勝手な理論をとうとうとまくし立てることではない。
三役をこなしたい。
個別相談と社会的活動と政治的活動だ。
デモや記者会見のやり方などがわかりやすいといい。自民党議員を説得できなければ世論を味方につけられない。

社会運動の理想を各政党が競いあうくらいがいい。


見て見ぬふりは、都市を生きる人のマナーだとさらりと言う佐野さん。
散歩する近所の公園でブルーシートが増えた。都市計画をしている自分に、都市問題の解決で役にたてないか。例えば、ホームレスが放置自転車を集めて販売するなどはどうだろか。と大阪市に提案した。市の担当者は、そんなことをしたら大阪市にホームレスが集まってくると反対されたという。

野宿への対応は、夜回り、炊き出し、福祉、就労とある。このホームレスに仕事をつくるのがビッグイシューで有限会社がやっている。
12都道府県で三万部を売る。有給スタッフ12名、編集は3人、ボランティアは300人。
ソーシャルアントレプレナー(社会的起業家)だ。
イギリスが発祥。新しいのは、札幌の地下コンコースの4名の共同店舗。日本が初めて。
佐野さん
消費者は王様か。消費者も生産者ではないか。クレーマを生協は生み出してないか。
いま社会が壊れて一人ひとりが裸で、国家と向き合っている。
もっと多様な中間のコミュニティーが必要だ。生協のポジションは面白い。もっと開いて市民社会の当事者となってほしい。

湯浅さん
消費者はいま一番強い。キャノンのプリンターのまえで派遣切りを語る消費者がいたらすごい。強い影響を与えることができる。
生協は消費だけでなく両方の役割、市民の役割を果たせる。
ノーという市民に。政治にも企業にも。

雑誌「のんびる」
パルシステムセカンドリーグ発行。
ひとりぼっちにさせない。ならない。つながることをつくりだす。地域コミュニティーの結び役になりたい。


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2009年03月11日

田舎にはない力をどう引き出すか 高知県の挑戦

81256d19.jpg高知県の尾崎正直知事。
有効求人倍率は、0.47%とダントツに低い。全国は0.84%四国0.83%。しかも、全国が2006年と07年に1.06%と1.04%と上回った時も全く動かず低迷のままだ。
県際収支(県外との出入)もマイナス6千億を超える。農業生産額も低いが食料品製造業はマイナス5千億超となる。
ここまでくると、もはや自発的な発展は難しい。だから、県あげて産業振興を組み立てる。「変わろう・変えよう・産業と暮らし」

高知の強み。食、自然と歴史、人。
改革のための3つの基本方向。地産地消の徹底、地産外消の推進、海外販路開拓だ。
農は学びあい教えあい、林は「森の工場」、水は土佐の魚だ。
中山間地の産業づくりは、賑わいづくり、小さなビジネス、拠点ビジネス、新たなビジネスづくりだ。これで、所得と雇用を生み出したい。

地域アクションプランの作成、7地域ごとのワーキンググループで練り上げる。

高知は、坂本龍馬を生み出した土地。急峻な山と海があり暖かく、しかし荒い。

三つのチカラを向上させたい。ぜひよそ者のチカラを借りたい。
商品企画力、加工技術の向上、営業力の向上だ。
農商工連携を探る研究会にて。


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2009年03月09日

コミュニティービジネスとは 永沢映氏とセカンドリーグ

0934ddaf.jpgあらためてコミュニティービジネスとはなにか、と問う。

地域生活者の必要とされることを提供すること。これはビジネスの本来の基本だ。でもこれが失われてきている。

いま、地域にはこうしたビジネスの需要は増えてきている。
ボランティアでは、うまくいかない。町内会とは違う。経済的リターンを得ながら喜びを持ってやりたい。

その地域コミュニティービジネスにとって必要なコーディネートとは何か。

コミュニティービジネスはひとりではできない。いろんな人がいてできる。こういう必要な情報や行政を紹介し支援すること。

地域コーディネートのポイント。
.廛薀鵐縫鵐偉
コンテンツ作り
方向性
ゴール
⊃雄牋蘋・発掘
モチベーション
プログラム
マンツーマンできめ細やかに
6Υ鏡
理解・コミュニケーション
立ち位置
行動力・信用力
一人ぼっちにならない

地域コーディネートの3つのパターン
…全体のブランド化さいたま市料理投票
⊂ι淵屮薀鵐媛
佐世保バーガー
8朕佑ら地域を
佐原の伊能さん


地域活性化のステップA:地域資源、課題の共有
B:CB種ピックアップ
C:プレイヤーとサポーターの役割
D:付加価値を工夫
E:中長期で継続しCB実施

永沢映氏の研修だ。
各地でコミュニティービジネスを仕掛ける。個と仕組みを考えながらフル回転している。
地球文化研究所で大地を守る会の藤田代表にお合いしたそうだ。
藤田代表は、いま連携できるのはパルシステムだと言っていたという。

生協こそ、地域コミュニティービジネスそのものだ。
いま、各地で再び新たなパルシステムが始まる。


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2009年03月07日

歴史の記憶と生産者消費者協議会20周年

683e1f2c.jpgパルシステム生産者消費者協議会が結成20年を迎えた。
もともとの生産者消費者交流会からすると倍くらいの年月を重ねている。

しかし、一口に20年と言っても何を感じるかだ。

記念フォーラムは、結成に携わり苦労された濱口廣孝元理事長と、パルシステムを大学院生時代から研究してきた顧問の谷口吉光秋田県立大学教授が講演した。

同じように話されたこと。パルシステムの巨大化で起きる矛盾を現実的に解決する仕組みを生み出してきたということ。小さな個人農場から任意組織、農業法人、そして巨大農協と普通なら、どちらかに選択され切り捨てられるのが、それをしなかったこと。

地域別生産者組織と米部会、野菜部会、果樹、畜産、鶏卵などの品目別部会という場であけすけに議論されていること。
時には、大衆団交のように激した議論が今でも行われることなどだ。

やや、懐古趣味や思い出話になるが仕方ないか。

当日の参加者は500名ほど。参加者の過半数は、過去を知らない。

一番大切なこと。
生産と消費のそれぞれの「現場」の分断を超えること。
共に結びあい共感できる、問題の共有を図ること。
そのための対等でオープンな場がたくさんできること。
あちこちに生まれること。
生産は消費であり、消費は生産である。どちらかということはない。

世界の崩壊は、あらたな始まりを意味する。対立と競争と戦争から、共存と共生と共感へと展望をしていく。

独裁を廃し、「正しい」理論を振り回さないこと。異論反論を歓迎すること。奇人変人を好むこと。「バカ」なやつを大切にしたい。
何よりも、行動と実践の積み重ねと信頼を大事にすること。
仲間を大切にすること。困った人を切り捨てないこと。共に悩むこと。
そういう場でこれからもありたい。


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2009年03月06日

「政策」を討論する生協 パルシステム

b1adfa78.jpg政策というのは政治でやるので、生協には向かないという人もいる。
そうだろうか。

辞書によると、政府や政党の基本方針の他に、個人や団体が目的を達成するための手段としてとる方法となっている。
この目的とそれを達成する行為を運動と事業でなさんとするのが、本来の生協らしい姿だ。

煎じ詰めれば、ただ物を売るだけを目的にしてはいないか。


年度の開始まえに討論する。

政策討論で大切にしたいこと。現実の矛盾を正面から見ているか。逃げてごまかしていないか。パルシステムの問題点がさらけ出されているか。

目的と目標が、高い理念に裏打ちされて明確に掲げられているか。時代に流されていないか。

このことを、様々な関わりをもつ関係者の参加で、あけすけに議論されているか。
つまり、誰か優秀な人が上からだす「正しい」方針を丸暗記したりしていないか。

これを、検証するのは簡単だ。異論反論がでて熱くなっているかである。話しが自分たちの実践と言葉で語られているか。笑いが取れるかである。

発言が相次ぐ。
いくら理想を熱く語ったって、周辺の委託会社の職員には届かない。
100万人の食づくりで「お米を食べよう」との呼びかけは、ちっとも響かない。
自給率のことなんて中学生だって知っている。だからどうする。

まだまだある。一日中の議論が時間が足りないように感じる。朝までバトルがほしい。
組織や運動を空洞化しない。官僚化をさせたくない。

政策討論集会自体のあり方もその方法のひとつだ。問題の共有化と行動方針の再設計のために議論を集めていく。


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2009年03月04日

3月の雪 生き物たちの萌

27db416b.jpg日本海側から来ると、冬の関東平野はまるでいつも春にみえた。晴れ渡り暖かい。

面白いのは、遅い3月に雪が降ることだ。むこうでは3月は、雪が溶けだして春の兆しがしてくるときだから違和感があった。

なごり雪か。

植物や動物たちは、20度を超える気温と0度に下がる寒さ、雪に見まわれる。暑さと寒さを極端に繰り返されて、鍛えられる。こうして徐々に本当の春に向かっていく。

民主党小沢一郎代表の公設秘書が逮捕された。

政治資金の調達ということが人びとの個人の政治意思に結ばれてない。
企業政治の枠を超えられないのか。あるいは、宗教的意志でなければお金は集められないのか。お金を集めること、このことに実は政治のあり方がある。みんなが意志をもって出さなければ無理だ。

政権交代という試練、アメリカ批判という試練の前に、再び冷水が浴びせられた。

社会を、国を変えようとする人びとの意思はまた観客へと遠ざけられようとしている。

政治の原点、人びとの人びとによる人びとのための政治へ。

鍛えられるのは自らの働きだ。


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2009年03月02日

新たな多数派の思想を形成する100人委員会とNPOあったかキャッチボール

0f63cad1.jpg哲学者「内山節」氏の呼びかけである。

呼びかけ文から
「これまでの延長上に未来はない」
現代世界は自然と人間の等身大の世界にこそ大事なものがあるのだということを忘れてきました。
自然の力、人びとの労働の力、地域の力、そしてそれらが結びあうとき生まれる力。ここにこそ私たちの社会がつくられていると実感できる等身大の世界を創ることが、私たちの課題になっているのです。
「委員会」はこの課題に向かって歩む人々の場でありたいと思っています。
「委員会」はいわゆる組織をめざしてはいません。
それぞれの時空で活動し、その成果を持ち合い、学び合い、再びそれぞれの時空で活動する。そんな結びあう場でありたいと思っています。


実に多様な人々が集まった。農業者、林業者はじめ主婦、福祉、地域NPO、鉄鋼企業、蒲鉾など食品企業、大学、生協、経産省、農水省、日銀など書ききれない。

手狭な会場いっぱい150名を超える。

一人一分スピーチ。
これがまた、みんな一時間は話せるような人たちで中味が濃い。

キーワードを拾う。
森林文化、一人称、生命活動、地域コミュニティービジネス、多数派という言葉に違和感、ネットワーク、ゆい、かがり火、小文字で、シュタイナー、自由学園、出会い、原点、持続可能なものつくり、ふるさとの森つくり、自然農、手つくりのお茶、廃校、まほろば、美術、協同組合、公益、耕作放棄地、限界集落、憲法、無駄と無用の価値、美しさ、ローカル、文化財を未来に、自創自給、社会デザインなどなど。

さて我が「NPOあったかキャッチボール」だ。第3回総会。20を超える「産地へ行こう」企画。少ない人数で、収入も足りないなかで必死に、農と都市を結ぶ。
めげない。楽しんでいる。


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2009年03月01日

株式会社という産直 豆腐生産 蠅気気み

b553e25c.jpgJAささかみとパルシステムが産直提携してから、単に米や農産物以外に、加工品などもっと食品の取引を拡大できないかと考えた。そこで、大豆を使った豆腐を農協は提案し、それから様々な苦労があって豆腐工場が実現した。

で、問題はその運営である。そのために株式会社を設立する。JAささかみが半分以上を出資し残りをパルシステムと豆腐会社の共生食品と地元生協の新潟総合生協が分担した。協同の会社である。

実際に運営してみるといろんなな問題が起きる。例えば、品質管理である。微生物コントロールに神経を砕いた。賞味期限をいかに伸ばすか、パック後殺菌をやめられるか。
県内2つの専門検査機関と提携し克服した。これを維持管理しつつ毎日、菌数把握しレベルアップを図る。すると実は味も良くなる。他社品とのブラインドテストを繰り返している。

例えば、豆腐の販売と製造能力の誤差である。あるいは、大豆価格の乱高下である。
これを生産と消費のバランスをいかにコントロールするかである。

わかったこと。
作ると食べるをつなげることは矛盾があること。だからこそ、つながることで問題解決が始まっていくということだ。

会議終了後、石塚さんの田んぼにいく。
冬水田んぼに、山赤蛙の卵があった。水田の水は、失われた湿地の役割を果たしている。カエルも喜ぶ。


nobu23 at 09:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 事業・起業 |