2011年11月

2011年11月29日

第21回BMW技術全国交流会 IN 博多

バクテリア(B)ミネラル(M)ウォーター(w)による技術。BMW技術。この全国交流会が博多のニューオータニ博多で開催された。300名の参加。

挨拶に立った前理事長生田喜和さん。昨年、20年を迎え今年は成人の第一歩、次の20年への歩み出し。そのためにこの10月に一般社団法人と法人化した。東日本大災害と原発事故で地域再生と資源循環のこの技術への社会的役割が高まった。これに応えて新たな若手に世代交代した。

その新理事長伊藤幸蔵さん。



nobu23 at 09:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2011年11月28日

ゴーイング・コンサーン 持続可能な組織

スティーブ・ジョブズが創ったもの。もちろん情報革命の大衆参加の核としてのPCのハブと端末機器。そして人々をつなぐ生産と自己表現を可能とするはーどとソフト。芸術と技術。革命的哲学とデザイン。そしてその創造的解決を生み出す組織。この組織のDNA。これは難しい。

さてパルシステムだ。産直だ、生産と消費をつなぐだ、農商工消連携などと口先では言ってみても、それを実現する商品開発、それを語りつなげるカタログ、そして利用し暮しに具現化する組合員活動が無ければ、スローガン倒れに終わる。これを実現するためには、文章で顕現された明示的方針だけではダメだ。ノウハウがある。暗黙知と呼ばれる言葉化出来ない体験的智慧が有るのだ。優れた組織ほどこれが積み重なっている。ところがこれは人に所属している。これが継承することが難しい。組織の盛衰をみると、だいたい組織の要衝にこうした人物がいて、そういう人が消えていつか組織が衰退していく。それが普通、分からない。本物こそさりげなく存在しているからだ。明示的な存在や肩書きのハッキリした人は別である。

さて、だからそういう人を大切にしたい。その隠れたノウハウを流出に任せず活かしたい。それが組織の真のノウハウを保持、継承すること。

大量生産、大量消費、価格破壊、価値破壊、競争原理からの転換は革命である。革命は人の生き方から始まる。威勢のよいアジテーターではなく、地味だが誠実で卑怯者ではない真の戦う人にこそ宿る。組織がそのDNAを失ったり、競争原理のウィルスに侵されたりしたとき、あっという間に崩壊が始まる。

一番大切にしたい真のノウハウこそ誠実である。



nobu23 at 10:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月25日

スティーブ・ジョブズの凄さ

スティーブ・ジョブズが亡くなってあらためていくつかの本を読んだ。彼が認めた公式のものが一番いい。特に第一巻がジョブズの複雑でエキセントリックな性格がみっともないくらい描かれている。そして二巻は革新的事業の展開。ウォルター・アイザックソン著、井口耕二訳。講談社。

ヒッピーで禅に耽溺する。インドへも放浪する。完全菜食主義。裸足でローブだけで歩く。そしてボブディラン。おまけにLSD。女性の妊娠と別離。子供の認知の争い。

そもそもジョブス自身も若い母親に捨てられ養子で育てられている。深い愛情への渇望とその逆の冷酷、残忍さ。その支配欲と涙モロさ。嫌なやつだ。それに比して共同創業者のウオズニアックの技術天才性と純真さ。

ジョブズの事業への関わりは三段階に分ける。第一段階はアップル創業とマッキントッシュ開発。そして自ら招いたスカリーCEO(ペプシから)に追い出されるまで。第二はコンピュータ会社ネクスト創業と映画会社ピクサー創業。ピクサーはあのジョージルーカスの映画会社のコンピュータグラフィック部門からである。ネクストはアップルでやりたかったコンピュターの徹底追求。これが機能に凝りすぎて事業的に失敗する。しかしピクサーはアニメーションの芸術家たちとコンピュータの統合による革新的な映画を創造した。ディズニーと組んでトイストーリーから始まるアニメのメガヒットを産んでいく。コンピューター技術による映像の革新。

第三段階はそのネクストがアップルに買収されるカタチでアップルに帰り咲く。そしてiPodからiTunes、そしてiPhone、iPadと続く革命である。

コンピュータにおける結節点

巨大化高機能化から小型化個人化。マイコンピュータへ

コンピュター業界は、ハードとソフトの分離と専門化とその低価格化が進む。これに対抗するアップルはハードとソフトの統合。当初はIBM帝国への戦い。続いてDELLの価格破壊コンピュータとの戦いである。同時にオペレーションソフトを占有するマイクロソフトとの戦い。GUIと言われるアイコンなど具象化デザイン化された使い勝手を重視する機能性。優れたシンプルな機能美。

徹底した価値の追求。一切の妥協を排する。ためにたびたび人を罵り傷つけ排除する。独裁者。クリエーターの特徴。マネジャーではなかった。しかしピクサーあたりから創造的会社を作っていく。

芸術と技術への畏敬。その追求。シンプルで機能的。デザインへの執着。デザインは物の本質を表現する。それを分かっている。

ハードとソフトの統合にこだわったアップルだけができたマイクロチップを介したネットワーク。そしてソニーにできなかった音楽や映画配信。無料化は芸術家の著作権を侵害し芸術を廃れさせるとあのヒッピームーブメントのジョブズが話す。世界を変える。これが変わらぬスティーブ・ジョブズの熱い情熱。世界を変える。

アップルのコンセプト「think different」そこに並ぶ顔、ガンジー、キング、ディラン、ダライ・ラマ、ピカソ、レノン、チャップリン、ファインマンなど。

彼はマイクロソフトのiPad偽版ズーンをこう語る。僕は年を取るほど、モチベーションが大事だと思ってきた。ズーンがお粗末なのは、マイクロソフトの人たちがアップルと違って音楽や芸術を本当は愛していないからだ。アップルが勝ったのは、僕ら一人ひとりが音楽を大好きだったから。

ジョブズとケンカして交代したディズニーの元CEOアイズナーについて。頭が良くて冗談も上手・・・・でも彼には暗黒面がある。自尊心に負けてしまった。と言う。彼は、おかしくなるリーダーについて、儲けるため、あるいは度し難い自尊心、妬みなどが暗黒面として指弾されている。しかしスティーブ・ジョブズの世界こそ矛盾的存在そのもの。そのただ中でとてつもない熱さを維持し続けた。

ジョブスは語る。アップルのDNAには、技術だけでは不十分だと刻まれている。我々の心を震わせるような成果をもたらすのは人間性と結びついた技術だと、我々は信じている。ポストPCの時代の機器は、ずっと直感的に、ずっと簡単に使えなければならない。PCなんかよりもずっと緊密に、ソフトウエアとハードウエアとアプリケーションが寄り合わされていなければならない。そのような製品を作るという面で、僕らは、正しいアーキテクチャーがシリコンはもちろん、組織にも組み込まれていると思うんだ。

では世界を変えるためになにを学ぶか。この天才に匹敵する集合知。それはほれ込むこと。愛すること。徹底的にこだわり続けること。深く。深く。

生産と消費、アジアと西洋、ハードとソフト、合意と反抗、孤独とコミュティ。自立と協同。競争と共感。



nobu23 at 07:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 読書 

2011年11月23日

体調について

この海外出張から帰って体調を崩した。久しぶりにお休みした。体力を過信するのはまだまだいかんなと思う。インドネシアは全食事はホテルか空港だったので食事などのせいではない。むしろ食べすぎかもしれない。なんでも美味しく感じるゆえ。

体調が崩れるとひたすら寝る。熱いスープで汗をかく。寝汗をかいて下着を頻繁に交換する。毒だし。

最近、風邪でダウンすることが減ったが、まだまだ免疫力は弱い。注意が足りない。内臓が弱い。腸もだ。

冬、外気温が下がる。なるべく薄着で対応するが、鈍感ではダメだ。温度差に敏感になり、かつそれに対応する身体にしたい。

大きな呼吸。吐く。深く吐く。長く吐ききる。



nobu23 at 18:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

2011年11月21日

アジア民衆交流について

会議場のホテルの周辺を早朝軽く走る。インドネシアのスラバヤは活気に溢れている。早朝からオートバイと車で溢れている。高速道路とその脇の幹線道路。そこからホテルの裏道に入ると狭い道とスラム街。迷路を行くと行き止まり。小さなどれが一軒でどこまでが一軒か分からない長屋。半裸の若者が怪訝な顔で見ていた。数回、行ったり来たりしていると、道を教えてくれた。板塀を開いて通り抜ける。

そして広い道に出た。そのまっすぐで広い道には大きな立派な家が並ぶ。車も大きな門の中に二台もある。衛星放送用かパラボラアンテナもついている。すごいな。日本でも大豪邸だ。それがズラッと並ぶ。

極端な貧富の差が現前にそびえる。その中間のやや貧しい街並みに小学校があった。母親がバイクで子供を送ってきた。子供たちは元気だ。なんか弾けるように元気だ。人間の子ども。

さてまたスラムを行くとニワトリがいる。汚い道端でなにかついばんでいる。ヒヨコたちがぴいぴいと母親鳥につきまとう。少し離れて偉そうなおんどりがいる。

人は住まいも大事だが、住まいのために人がいるのではない。人のために住まいが有るだけ。暖かな小さな住まい。素朴だが頑丈な身体。あとは少し医療と教育が有るといい。

富める側と貧しさ。貧しいなかに、困難な逆境にある豊かさ。自然性。野生。それを学ぶ。僕たちが抜け出して忘れてきたもの。



nobu23 at 06:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2011年11月19日

APF(Asian People's Fund)互恵のためのアジア民衆基金 第二回総会

インドネシアのスラバヤで開催された。サンシティホテル。午前は理事会。午後からは総会。

アジアの民衆への融資事業。主に日本と韓国から寄付金と貸付金を出しそれをフィリピン、インドネシア、マレーシア、東ティモール、パキスタン、パプアニューギニア、パレスチナなどへ融資している。その出資者と借入者が相互に加入し総会を構成している。2010年度は集めたお金は6805万円、貸付金は2096万円、収支差額4709万円。

2010年度の融資した団体の活動は次の通りである。フィリピンは二つ。ATFI(Alter Trade Fundation )はネグロス・フェアトレード協会(NOFTA)での砂糖キビ生産者への融資。CORDEVへの融資は椎茸栽培だったが失敗した。

東ティモールではKSIに養鶏資金と養魚場への融資。

パレスチナでは二つ。UAWCとPARC。UAWCはオリーブ加工施設。PARCはデーツ(ナツメヤシ)加工工場の建設。最後にインドネシアのATINA(Alter Trade Indonesia)の労働者への小規模融資である。

こうした融資は単なるお金の融資に終わらせず自立への活動の共有と連帯そのものである。こうしてもう一つのあったかいお金の回す取り組みがすすむ。

この活動を進めているのがAPFである。中心には民衆交易をすすめる(株)Alter Trade Japan(ATJ)がある。



nobu23 at 13:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月18日

互恵のためのアジア民衆基金総会 IN インドネシア

アジアの民衆連帯をすすめる基金の総会。11月18日(金)にインドネシアのスラバヤで開催された。パルシステムのほかグリーンコープ、大地を守る会、生活クラブ、株式会社オルタートレード社(ATJ)などとインドネシアをはじめフィリピン、韓国、パキスタン、マレーシア、東ティモール、パレスチナなどから各団体が参加した。

前日、成田空港からインドネシアのバリ島のデンパサール空港でスラバヤ空港へ乗り換えにえらく待たされた。アシアン首脳会議でオバマ大統領が入るためである。空港機能はストップし運行時間はまるで知らされず8時間くらい待った。疲れた。

スラバヤのサマセットホテル。立派なホテルで会議だ。

早朝、付近をジョキングした。ホテルの裏はスラムの様な住宅街。それえを抜けると瀟洒な邸宅が並んでいた。



nobu23 at 11:24|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月17日

生きることとお金について

いま、失職したらどうか。

それが怖くて保身に走る。言いたいことを言えない。自分では間違っていると思っても行動することができない。そんな風になりたいか。それでいいか。いやだ。いつでも辞められる。失職できる。そういうことが可能か。

何が怖いか。お金が無いと生きられないか。今の日本では働かなくともじつは食べられる。いろいろ調べると部屋も食事も手に入れることができる。それは事実。

しかし問題はおそらくそう言う風に行動することができれば、そもそも困る状況にはならない。パラドックス。

先ずは自分のやりたいこと、楽しいことは何かをハッキリさせること。例えば農。あるいは食。これを極めたい。農の豊かさ。食のおもしろさ。そうだとするとそれに関わり仕事が続けられる環境をつくる。畑や田んぼを借りる。別に所有しなくてもいい。その耕作に仲間と楽しむ。一人だとつい成果だけを求めようとする。これがいかん。成果主義は農の深さを感じることができない。生命系の仕事は時間軸と身体性の異空間に入らなければ分からない。ドップリと浸かる。身体の隅積みと対話する。楽しむチカラ。

やりたいことことを続けること。続けられること。ここがポイントだ。そのために生きる。お金はその手段。逆ではない。

やりたいことことをやり続けられるかどうかは、自分が問題だ。本当にやりたいことを見つけること。夢中になって寝食忘れてもやり続けられるか。そして楽しむこと。成果だけを求めないこと。やること自体で楽しむ。

すると自分が愉しみ愉快になると不思議に回りも楽しい。豊かになる。人が集まる。するとお金が集まる。不機嫌な顔をして苛立っていたら集まらない。そりゃそうだ。自分もつまらん。

土には数兆ものバクテリアがいる。身体にも同様のバクテリアがいる。植物は根を張りこのバクテリアと共生している。身体もまた腸や皮膚、口内などで共生している。バクテリアが生かしている。生命圏の主人公はバクテリア。その複雑豊かな生活圏のなかに素手でいきる。何も持たない。何も足さない。何もひかない。



nobu23 at 07:03|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 日記 

2011年11月16日

自分の弱さとつきあう

連日、会食が入る。もともと飲むのが好きなため、つい飲み過ぎる。マズイなと思ってもまた飲む。これは持たない。

軽い走りと玄米食をしていると身体が元気になる。すると酒が美味い。これで調子にのる。バカだね。

ではどうするか。

付き合いを悪くする。良い人ぶらない。飲むふりをして飲まない。ドクターストップと宣言してやめる。酒席は断わる。うーん、らしくないな。難しい。

しかし、こうして悩みながら飲みつづけることが一番良くない。ケジメをつけて切り替えること。思い切る。シフトする。自分を上手く載せて行く。できるか、できる。簡単にできる。

今朝、赤トンボを見た。写真を撮ろうとしたら飛んで行った。この初冬に飛んでいる。得した気分である。



nobu23 at 09:07|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 体調 

2011年11月14日

新潟県上越市 農地・水・環境フォーラム

新潟県上越市とJAえちご上越とパルシステム東京、連合会は食と農の基本協定を結んでいる。その上越市農業政策課の笹川肇課長によばれて農地・水・環境フォーラムの集会に行った。

農地・水・環境とは農水省が地域保全対策で集落単位で補助金を出している仕組みの名称である。これは集落の農業用水路や道路管理など人口減少と高齢化に対応して集落維持をすすめるもの。そこから集落の共同作業とさらに環境保全の取り組みへと進めんとしている。しかし手続きが信じられないほど煩雑で実際にはなかなかひろがっていかない。

ところがここ上越市は違う。100ほどの集落で推進協議会をつくり事務局を農政課におく。また集落営農を促進するため法人経営に取り組まれている。その法人経営の事例報告があった。

坪山の郷を守る会 代表 中川卓夫さんだ。法人化して農地耕作も引き受けて個別農家に再委託する。職員も雇う。息子も跡をついでくれた。農家民泊と農作加工品を作り販売する。どぶろくが凄い。昨年、全国どぶろく品評会で最優秀賞となった。通年醸造している。どぶろくの糖度と酸度のタイミングなど話すと止まらない。生物調査にも取り組んでいる。

笹川課長の戦略。集落営農を法人化で後押しして生産改革と販売戦略を立てる。そのために農水省などの政策分析を行い補助金などを徹底活用する。おそらく農地・水・環境での活用事例としては全国一番だろう。

直江津の駅前。かっては栄えていた商店街も見る影もない。こうした地方都市を支える農民がまず豊かにならないことには、商店も衰退する。第一次産業があって二次、三次がある。身体と心と同じ。土と水。これが生命を育む。逆ではない。



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2011年11月13日

松田 裕 新潟総合生協前専務を偲ぶ会

松田さんが逝ったのは7月だった。闘病されていて難病だと聞いていた。身体がいうことを聞かない。筋肉萎縮症のような難病のようだった。

その松田さんのフアンたちが偲ぶ会に集まった。長谷川均さんの呼びかけである。司会は堀井修さん、県の農業改良普及所を退職されたラジカルな農業運動指導者。

出身の新潟総合生協の企画ではなく、長谷川均さんの企画というところがいかにもそれらしい。本流からとはとても見えない。しかしなぜか絶対に参加して欲しいと要請を受けた。石塚さんらと一緒に参列した。

松田さんの経歴。神奈川大学出身。あの神大である。前パルシステム山梨前専務高橋勇さんが追悼文で武勇伝を紹介していたがその同世代。

それから労働組合福祉対策協議会、略称福対協をベースに活動される。そしてそこから生協に取り組む。生協の家庭班の組織化に奔走する。家庭班などと聞き慣れない言葉があるのは、総合生協がもともと新潟県県の労働組合から始まっているためである。労組の福祉部門で共済がはじまり、住宅不動産屋、購買事業へと進んだ。つまりは労働者というか企業の職員の福利厚生事業がはじまりだった。これがその境界を超えて地域へ出て行く。新潟はこうした労組の地域展開の先進地域だった。

しかし労働組合生協にはやはり消費者生協と基本的違いがある。消費者という意味では組合員のほとんどが主婦である組織は、いいも悪いも食べることに真剣である。食品事業は手段ではない。目的そのもの。

労組の地域展開の手段では無い。これは運営の細部に影響してくる。労組の地域展開の良さは勿論ある。政治的社会的な見通しの良さがあるやもしれない。だが決定的に食べ物とその生産と消費の矛盾、そのダイナミックな解決が出来ない。つまり当事者として苦しむことも悩むこともない。所詮、本業ではないのだ。

新潟総合生協はにいがたわかば生協という小さいが真っ当な消費者、女性組合員による生協と合併した。これが本格的な地域生協へのテイクオフとなる。

だが、そこで松田さんの悩みは深まる。労働組合からの役員の指導性。知識とリーダーシップの豊かな彼ら。しかし事業経験だけが無い。事業経験とは頭脳だけでは積めない。まるで禅坊主か修行者か芸実家、アスリートのように心と身体と人びととのコミュニケーションが不可欠なのである。それができないと言っていることの素晴らしさとその行動の惨めな狭量性を職員たちの前にさらけ出す。事業がうまくいかない。するとますます職員をバカにして移動を繰り返し荒れる職場となる。

新潟総合生協がそうだと言っているのでは無い。極端化する僕の悪いくせだが、それほど労組と生協に難しい課題があると思う。それを松田さんは真正面から抱えた。

松田さんは熱い。しかも生活クラブをモデルとするほど理想主義だった。これはキツイ。

偲ぶ会は大勢の同志と松田さんファンが集まった。谷田英さん、家庭班で活躍された方の熱い活動の話は胸をうった。

その会場で、なんと40年ぶりに高校で暴れた同志と再会した。そして二次会ではその仲間も加わった。したたかに飲んで記憶がとんだ。松田さんの仲介かと思った。

帰京の電車で中島みゆきの「世情」を聞いた。《シュピレヒコールの波、通り過ぎていく、変わらないものたちと戦うため》

なぜか涙がにじんだ。



nobu23 at 21:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月12日

紀伊半島交流協議会総会

3ヶ月以上総会開催がおくれた。3・11大震災の後、落ち着きだして準備していたら9月の台風の豪雨と風でやられた。特に御浜天地農場はひどかった。畑が崩れ田んぼが埋まりいろいろ欠品をだしてご迷惑をおかけした。この11月に入ってようやく開催できた。司会の森本さん。

「大和当帰」やまととうき、薬草である。もともと奈良は古くから薬草栽培の中心だった。中国からの輸入拡大で廃れた。しかしここにきて中国が輸出規制をかけるため激減し初めている。奈良県は再び薬草栽培に力をいれている。就農支援事業とともに、リタイア世代の就農の受け皿として栽培する。これを軌道に載せたい。パンドラファーム和田社長。

大紀コープファーム代表王陰堂誠海さんはいう。紀伊半島で農に取り組む生産団体が連携して地域活性化を果たしたい。そのために加工品開発や交流を強めたい。



nobu23 at 13:02|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月10日

TPP参加反対運動とガンジー思想

TPPへの参加反対と叫び運動して何がいいか。

まず推進の立場で考える。自由貿易で豊かになる。競争が激しくなることで弱い産業が強くなる。世界が一つに繋がり地球人の経済になる。閉鎖的で排他的な日本が開国する。と経済産業省はいう。

さすがにそこまでこの論理を呑み込んで信じる人は、もはや少ないと思う。競争はTPPでなくともすでに激化している。その競争は主に価格でだ。地産地消や自給を考えている人は別だが、そういう人でも価格は重い。低価格には引かれる。しかし問題は関税撤廃よりも非関税障壁だ。この非関税障壁という名で基準や表示や規制の撤廃を迫る。撤廃しないと国家間訴訟になる。遺伝子組み換えや農薬使用、動物医薬品、金融商品規制の撤廃。アメリカ型の自由競争という名の無秩序。金のためならなんでもありの社会。銃保持の自由。人殺しの自由。貧乏底なしの自由。ええいボロクソにいいたくなる。抑えなくては。

中国や韓国を入れないブロック経済。排他的な経済圏。これが自由貿易か。

このことを承知で推進する人がいる。どうせアメリカがやろうとすることに反対しても無理だとばかりに。アメリカの支配は政府、外務省、経済産業省、内閣府から政治家まで浸透しているかもしれないと。マスコミも大手独占広告代理店を蛇口に締めあげている。賛成だ、推進だと。そうなら利口に先回りしてTPP参加を前提に考えようかと卑屈になる。奴隷根性。

さて、そうした流れの中で考える。圧倒的な帝国の支配から独立した国がある。それも非暴力で。不服従で。「アヒンサー」。それがガンジーである。

非暴力とはなにか。これを深掘りする。

非暴力とは人間の最も崇高な戦い。勇者の戦いなのだという。アヒンサーは消極的、否定的な倫理ではなく、積極的・肯定的な「愛」の行だという。「悪人に手向かってはならない。あなたの右の頬を打つならば、左の頬もむけなさい」さらにガンジーの不盗の位置づけ。他人のものを盗むなではなく、人間は自然を掠め取っていることを自覚すべきとなる。さらに富者が食べきれないくらい食べたり余らすのは、餓死寸前の人々から食べ物を盗んでいるというのだ。不盗は「無所有」「嗜欲の抑制」となる。足りるを覚えること。アヒンサーには二種類ある。「勇者の非暴力」と「弱者の非暴力」。己が無力の故じっと黙って我慢している弱者の非暴力。相手よりも力があるにもかかわらず、相手の暴力や非礼を宥恕(ゆる)し自己犠牲によって相手を目覚めさせ教化することだ。宥恕(ゆうじょ)は武人を飾る。

インドで暴力でイギリス人を排斥してもダメだとガンジーはいう。イギリス人のいないイギリスに落ちぶれる。問題はイギリスの考え方。イギリス発の文明である。他国を支配し農を破壊し収奪し奴隷化する。その近代文明。外国の山を壊して鉱物を摂る。そして反自然的な暮らしをする。このイギリス文明からの離脱とインドの回復。このために綿花を育て糸車を回し自給する。インドの暮らしを再興する。このことが真の独立だという。塩の行進。そして「クィット・インディア(インドを立ち去れ)」「非協力運動」称号・名誉職の返還、政府行事への出席拒否、公立学校からの生徒の引き上げ、裁判所のボイコット、軍人・教員・労働者の海外派兵拒否、選挙ボイコット、外国製綿布の不買など徹底して行われる。そしてついにイギリスが屈服していった。インドの独立である。ガンジーは最後はヒンドゥー教徒に暗殺される。なぜか。不可触民の解放とイスラムとヒンドゥー対立の解消を進めようとして双方から攻撃された。彼は真理への道を求道した。彼は虐げられ貧しく貶められている人たちとともにある。いつも熱い胸に眠る。



nobu23 at 06:56|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月08日

有給農業者 佐渡とささかみ

佐渡市野浦で35年以上の有機栽培を続ける北野源栄さん。78歳。文弥人形双葉座の現役。3kgもの人形を小一時間、軽々と操る。50歳台の漁師ですらついていけない。まるで忍者のからだ使い。有機栽培は岡田茂吉のあのMOAがベースである。しかし源栄さんはいつも現状に満足しない。どうしたらもっと良くなるかと研究している。

新潟県阿賀野市沢口の石塚美津夫さん。やはり筋金入りの有機農家。同じくいつも工夫を積み重ねる。

野浦で出会い話し込む。源栄さんが開発したフキ除草について。フキのアレロパシー。忌避力を使う。フキをミキサーで砕きその発酵液を希釈して散布する。これが効果がある。

これの使い方を話しあう。いつ、どのくらいの量を何回撒くか。田んぼの性格、水の温度などで違う。フキの筋が散布機に目詰まりする。このノズルを太くすると石塚さん。さらに田植時期はまだフキが芽吹いたばかりで小さい。だからいまの時期に採取して発酵でいいかと尋ねる。源栄さんはそうかと、それは効くと。話し出したら止まらない。

あんな凄い人がいるのかと感心しきりの石塚さん。いや野浦ではただの変人扱いだったというと驚いていた。石塚さんはどうだったかと尋ねる。そうかと黙った。

いや、いまや二人とも押しに押されぬ有機農家。地域のリーダーだ。農業の指導者は黙って実践を積み重ねる。やってみせる。見る目が無いとただの変人だ。それがおもしろい。

そして源栄さんの山の田んぼに行った。作業小屋は立派で精米機はもちろん色彩選別機も装備していた。凄いね。



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2011年11月07日

野浦大神宮 臼杵宮司長男 雅君結婚式

佐渡市野浦の結婚式。臼杵秀麿宮司のご長男雅君と早紀さんのご結婚である。村の神社で執り行われた。この野浦大神宮での式は、なんと26年ぶりだという。めでたい。

ちなみにその26年前のは定夫さんの結婚式だというからおもしろい。最近は簡略化されて結婚式場やホテルで通りいっぺんのもので済まされるが、さすが臼杵秀麿宮司は違う。こだわりが違う。

午前9時20分からスタート。早朝のフェリーで駆けつけたが、両津で銀行で金を引き出す手間で少し遅れた。前日、ささかみで「NPO食農ネットささかみ」役員会があり理事長の石塚美津夫さんと一緒に参列した。彼は野浦村人の有機農業の師匠格。

村の小さな公民館から花嫁行列をして神社の境内に行く。境内には竹と縄で四角に結界が張られていた。浄めの儀式をする。そして神社にあがり式が始まる。

神主は各村からの精鋭の宮司が仕切る。臼杵秀麿君は今回は新郎の父上で拝謁側。

巫女が神楽を優美に舞う。雅楽。やけに御神酒を何度も酌み交わすなと思いきや三々九度だと隣の石塚さんの解説。なるほど。

村の人びとが神社を取り巻くように見物している。めでたい。

滞りなく式典が終わると、11時半に今度はバスで両津に向かう。ホテルで豪華披露宴だ。行く途中でビールと酒が積みこまれた。皆に祝い酒が振る舞われる。昼間っから酒だ。バスが中古のためエアコンが壊れて冷房かかっている。これが止まらない。初冬に冷房。寒いなかで乾杯した。ツマミに紅白餅、アンコ入り。なかなかいける。手作りのイカ焼きはもっと良かったが。

臼杵秀麿君、野浦村で子ども三人を育てた。大学にもやった。これがどれだけ大変か。小さな村では農業ではまるで食えない。7つの職業をこなす。農村文化協会の季刊地域で紹介されたがすごいことだ。宮司はほとんどボランティア。小さな船で漁業。市の除雪季節作業などなど。朝早くから夜遅くまで。しかし苦労臭がない。飄々として明るい。文弥人形双葉座座員。大きなワラサとと鯛、そしてカニを持ってきてくれた。

12時30分から4時までの披露宴。村人たちをおおいに酒を酌み交わしダウンした。午後6時から懇々と眠った。石塚さんもさすがにダウンしていた。



nobu23 at 06:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2011年11月04日

パルシステム茨城 みとセンター開所式

ちょっと見るとオシャレな美術館かと思った。角度を変えると自治体のコミュニティセンターに見える。新しい「みとセンター」である。この開所式に参列した。

お金をかけ過ぎると言われるかと小泉智恵子理事長はいう。でも誇らしい。喜ばしい。なるべく生協らしくないセンターにしたかったとこれは塚本昭二常務理事。革新的なセンターへ。形はできたあとは横田本部長が中身を作る。

昨年8月がら計画した。茨城県の福祉の町構想の桜の里。国立病院を真ん中に老人保険施設などが造られる。まだ宅地はこれからだ。その中心交差点に立つ。県と町の期待に応えて地域づくりに貢献したいと林一雄専務理事。地元茨城町小林宣夫町長は、この桜の里は縄文人の遺跡が出ている。何度も遺跡が掘り出されている。そういう土地なのだと語った。

コンセプトは、繋ぐ。人と物を、組合員と職員、生協と地域をと説明するのは三上建築事務所。L字型の長い方が物流センターだ。作業し易く床はペイントコーティングし導線も引かれてある。折りコン洗浄機と作業用にスポットエアコン。壁からの採光。

防火壁で事務棟と仕切る。その事務棟一階はガラス張りになった組合員活動ルーム。外はテラス式でバーベキューもできる設備がある。交流設備は凝っている。調理台は5台。ガス設備にこだわる。大きな寸胴に水が注ぎやすく蛇口を高くしてある。こういうところは組合員の意見を取り入れた。

パルシステム茨城は、3.11時点で三センターがライフラインが止まった。復旧まで苦労した。とくに断水がこたえた。新センターでは雨水の注水利用と井戸を掘ってある。電気が止まってもガスが使える。そしてソーラー発電も備えた。

福祉の里で地域の期待に応える協同の拠点として稼動する。周辺の住宅はまだ震災の爪あとが残る。屋根瓦が修理できず青いビニールシートが痛々しい。



nobu23 at 06:43|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月03日

福井県民生協の挑戦に学ぶ

優れた取り組みは座学や視察では学べない。知っている。そんなことは分かっていると言うだろう。では、見てきた、そしてその時は分かった気になった。で自分や組織は変わったか。相変わらずだ。全然学んじゃいない。

ではどうするか。自分流に料理しお好みに使う。所詮、自分の経験と知識でしか理解できない。自分の限界内でしか分からないなら、その通りに自分らしく解釈をして実践を積み重ねる。それからもう一つ、徹底して真似る。隅から隅まで真似る。訳は分からなくても真似る。するとその本当の意味が見えてくる。

さて、福井県民生協。竹生理事長の話。福井県は70万世帯。あと10年もすると10%は減る。県民が減る。すると成長を前提にした戦略はできない。縮小均衡へ事業が向かう。それしか無いか。

そこで出てくるのが事業ネットワーク戦略だ。年間50万円以上の利用組合員。そして40万円、30万円と分析してみる。すると30万円以上の利用組合員で全対の21%。約2割。その2割の組合員の利用高が69%、約7割を占める。そして共済加入や試食会参加、学習会などへの割合も高い。この組合員たちが生協を支えている。高い利用者はコアカスタマーと呼ぶ。しかしこれを偶然ではなく生協運動への理解と共感へと組織していく。その理念や方針を共に協同する仲間へ。これをロイヤルカスタマーと呼ぶ。

そのためには店と宅配と共済、福祉を重層的に活用する。組合員の利用動向を理解する。CRMを装備して分析する。

組合員代表と言いながら、利用のまるで低い総代が文句を言う。その発言と生協への本当の関わりを分離して分析する。すると事業の問題と運動の問題とが見えてくる。ここを課題として考えていく。

アンケートへの答えは、回答者の思いが入る。それと実際の行動は違う。行動の現実からアプローチしていく。そうすると重層的ネットワークが形成される。これを事業ネットワーク戦略とする。縮小するマーケットでの真のチカラ。



nobu23 at 06:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月02日

日本生協連 全国地域生協 事業経営課題討論集会

基調講演は矢野和博統括専務理事

事前配布したレジメに批判があった。事務局が書いたのだろうが、方針が無い、事実の羅列だと。しかし私が書いた。悩んでいる。そのままに。

本部の機能とは組合員接点の問題解決。そこに会員本部と連合会本部が共に連携する。会員本部が連合会本部に要求をだす二重構造ではない。組合員への役割分担で無いと回らない。

刺激的だった報告。

コープ神戸本田英一組合長。三期に分ける。第一の創業期は90年前1921年神戸・灘購買生協誕生。第二は1945年敗戦の廃墟で。そして第三は1999年、経営再建計画着手。しかしいまだ再建のメドたたず。縮小均衡で苦しむ。職員・組合員と話し合う。夢が無い。いい話ができない。そのなかで基本を生協らしい事業と掲げた。昔は事業は実務者に任せて運動は組合員がやるという分担。いまは運動と事業が一体でないと存続すら危ぶまれる。いま大企業病に侵されている。私達の世代は創業経験が無い。造られた組織を細分化し高度化した。だが、起業は別だ。苦しんでいる。率直に語った。

すごかったのはコープ東北サンネット事業連合。菅原藤人共同購入運営本部長だ。大震災で全国の生協が支援に駆けつけてくれた。5月には前年比を超える復旧。いま仮設住宅が万個ある。そこにイベント車二台で訪問している。また路地が瓦礫がある。ジャイロキャノピーで回る。折りたたみリヤカーも作った。

震災で宅配の可能性が良く分かった。まだまだいける。しかし流通大手が参入してくる。負けられない。そのために効率を徹底する。



nobu23 at 06:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2011年11月01日

村で生きること

昔の禅の教えに最高は空になるというものがある。それを会得するまでが大変なのだが、さらに会得してその上がある。それが普通の生活をすること。農薬、漁業、商い、運送などなど。

村の人びとをみるとそれがよくわかる。満志さん。80歳半ば。少し腰が曲がるも健康そうでかくしゃくとしている。畑仕事に精をだしている。畑の土手の急斜面をものともせずに草刈機を回す。心配するこちらより上手いものだ。体力も違う。

畑の脇に育てた自慢の新種の青い蜜柑をくれた。青いが美味しいのだと言う。大きいのを取れといった。

バナナに竹で覆いを組み立てる。年に一、ニ日霜が降りる。テレビの天気予報でわかる。そしたらビニールシートをかける。パッションフルーツなど畑は多彩な作物が栽培されていた。

80歳半ばのおじいちゃんである。かなりな広さの畑を耕す。楽しそうに働く。一人で畑で働く。夏も冬も。

美しい。その充実した人生。お酒が好きで歌も出る。替歌で語る。豊かな旅を。

野に咲く花は美しい。媚びずへつらわず素直に咲いてそして枯れていく。そういう生き方。そのすごさ。



nobu23 at 08:27|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域