2012年02月

2012年02月28日

社会、政治、国家、世界の変革

では政治や国家にどう関わるか。

現在の政治党派をあれやこれや批判したり支持するかどうかと考えても意味は無い。政治とは何かと考える。これはいうなら法律の制定と資源配分だ。財産の徴収と分配だと思う。人権の尊重や教育、外交などなど政府としての機能があるが、それを国民がどう使っていくかが大事だと思う。この場合、市民がバラバラになって一個人として関わると政治や行政を動かしえない。観客民主主義に終わる。マスコミが「代弁」してあれやこれや政府批判や議員批判をするが、何も変わらない。一国の総理大臣や大統領が昔のように機能しなくなってきているのは、社会が変わったからだと思う。巨大な企業の登場、金融経済の展開、官僚組織の高度な機能分化など。こうしたなかであらためて地域や個人が政府や国家への関与をどう強めていくかは世界の課題となっている。おおげさだが。

それは個人の組織化がどうなっていくかだと思う。地域で社会で。職業や地域への参画の有り方が問題となる。バラバラな個人の集合では機能しない。政治家が無能に見えるのは個人の問題でなく、世界の現象であり政治の構造の問題である。

そこで大切なのは仕事や収入や暮らしを協同して解決していく組織だ。社会の問題を誰がどう解決したいか、するかである。エネルギー、高齢化、働く場、病院や介護施設、教育、などなどの生活課題を協同で解決する組織集団があること。その組織が法的財政的要求を実現するために行動する。社会のテーマを協働で解決すること。こうして個人から集団活動となっていく。政治をイデオロギーから解放し生活課題とし、有るべき社会への解決のためとする。法律、税制、財政などをそのために機能させる。これは無数の個人と協同の組織が必要である。個人の社会化によって。

アメリカのTPP日本参加へのパブリックコメントがおもしろい。全米大豆生産組合のコメント。当初日本参加は反対だった。なぜならTPPで日本畜産が崩壊するから。すると飼料としての大豆輸入が激減する。だから反対。ところが米国政府の説得で賛成に回る。なぜなら日本の畜産が壊滅しても逆にアメリカの肉の輸入が拡大される。するとアメリカの畜産飼料消費が拡大すると。ね、はっきりしてるでしょう。これが国への政策要求の例です。アメリカは各団体が要求を政府に突きつけてそれを政府がいかに実現できるかで政府が役立つか評価する。要は要求実現のためにある。

国家は抽象的ではなく、自分たちのために有る。それは具体的な制度要求としてあり、財政的要求としてある。この場合、組織されない個人は圧倒的に不利。税金だけ取られて支配される。この構造を変えていきたい。政治参加とは組織的行為を具体的に暮らしのなかから積み上げていくこと。じつは組織されない多くの人々こそ損をしているのだ。毟り取られて貧しくなっていく。それを逆転させる。貧しい人々による協同行動を組織する。自ら要求を発信する。エネルギー、原発、放射能、食、職、医療、保険、環境など。それがじつは馬鹿にならないパワーを生む。平和と世界の共存もそうだと思う。



nobu23 at 09:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年02月25日

団塊の世代と政治へのトラウマ

1969年に東京大学がバリケード封鎖された。そして機動隊との攻防戦である。東大安田講堂はある種の権威の象徴。それは大学だけではない。それを色とりどりのヘルメットの学生たちが占拠して全国に呼びかけた。それがパンドラの箱を開けたように全国に飛び散っていく。

各地方都市でも無数の集会やデモがおきた。現状の政治や社会体制を否定して新たな社会、政治を生み出そうとする。すべてを壊せ。破壊こそ創造の一歩だと。できるだけ過激に。ラジカルにと。

おもしろかった。世界は義務教育で教えてもらった価値観とは違うのだ。世界は虐げられている。少数の富める人びとによって支配されて多勢の民衆は虐げられ搾取されている。奴隷とされている。いまこそその支配をうち壊そう。くびきを解き放ち無限の創造の力で、自由と平等と富の分配を勝ち取ろうと。

こうした学生運動とベトナム反戦を掲げた青年労働者運動が結合して日米安全保障同盟への反対運動へと盛り上がっていった。

じつは世界中で1969年は似たような動きがあった。スチューデントパワー。世界的な学生運動。有名なのは、フランスカルチェラタン。アメリカカルフォルニアのバークレー。ポーランド。

そのころは戦うことに意味があった。あっちでもこっちでも激論が交わされ集会がもたれデモが組織された。様々な党派が表れ無数のヘルメットが隊列を組んだ。

それが衰退していく。党派の論理。純粋な系統だった一糸乱れぬ巨大な党を建設せよ。それだけが世界を変えられる。邪悪な国歌を打倒できると。そうかと思った。そしてそうした党の建設には絶対に正しい思想と理論を身につけなければならない。間違った他の党派は打倒しなければならない。こうしてまるで排他的な宗教団体のように変質していく。

以前は口角泡を飛ばして激論し、集会で殴りあっても帰り道で出会うと酒を飲んだ。議論はしても人間同士。お互いを尊重した。それがダメだという。たとえ親兄弟でも敵は敵だ。考えを変えるか排除するか抹殺するしかない。こうして恐るべき革命党派の論理が支配していく。こうなると権力欲旺盛で他者を操作するに長けたヤツが党派を牛耳る。嫌なヤツだ。操作主義が横行する。そして論争に負けるとレッテルを貼る。曰く差別主義者、日和見主義者、右翼的。はては反革命。抹殺。

そうして熱は冷めておぞましく寒々しい光景がひろがっていく。敗北したのだ。自分たちがいかに俗物だったか。自己実現という欲望の果てにむしろ滑稽なほどに競争社会と他者への非寛容を露呈した。そして凄惨な内ゲバの時代をもって終わる。以来、政治やイデオロギー的組織へのアレルギーが溜まっていく。もうたくさんだと。悔恨。

フランスのカルチェラタン。そのリーダー達は違った。フランス人のアランジェスマルなどは、その後、反ドゴール主義でミッテラン社会党の参謀となった。そしてカルチェラタンのヒーロー、赤毛のダニエル。ダニエル・コンバンディは国外退去命令でドイツに帰り緑の党を創設した。緑の党は普通の政治党派では無い。単なる政治党派では無い。その環境政策は柔軟でかつ極めて社会的だ。

日本の段階世代が問われている。排他的な宗教党派を嫌うのはわかる。単なる政治運動を見限ることもいい。国家や社会への虚しい批判もしはしない。だが、3・11だ。大地震と大津波。そして原発事故。いま行動しなければどうする。生きてきた意味を問う。死んでいく前に行動しなければどうする。暖かく寛容で愛をもって行動しよう。こんどこそ異端を抱え違いを認め敵を包含して動く。共感。共存。共生の社会へ。愛と協同。協働。賀川豊彦。世界へ。



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2012年02月24日

恩師石崎先生 新潟高校時代

高校時代に学生運動をしていた。新潟大学に出入りして唯物論研究会に加わり、いっぱしの革命家気取りで議論していた。そして1969年に新潟高校で全校ストライキをしかける。産学共同粉砕、教育差別粉砕、日米安全保障条約の粉砕を掲げて。新潟高校では数十人の仲間がいた。それに新潟市内の高校からも参加した。いまから思うとじつに極少数の無謀な戦いである。

その実力ストライキで、夜中に学校に集まったときに異常な事態がおこる。大学生の部隊が大量に入ってきていた。知らなかった。彼らは鉄パイプなどで武装して本格的にバリケードを構築しだした。制止して追い出そうとしてもいうことを聞かない。図られたと思った。仲間には一人だけ別のグループのリーダーの高校生がいたのだが、彼が手配していた。まいった。うろたえた。

三階の指導部室で問題にして激論している間にも勝手にドンドンバリケードは強化されていく。そのときだ。階下から声が聞こえてざわめきがおこった。僕を呼んでいる。誰だと降りて行ったら、なんと新潟高校の石崎先生が単身で、素手で武装した学生をかき分けてきた。驚いた。

仲間があっけにとられていた。つかつかとすぐ目の前にきて、いきなり頬を叩かれた。さあ、帰るぞと一喝。一瞬、なにがおきたかと思った。そして冷静になるとこいつバカかと思った。しかしいったん先生には帰ってもらった。

それから、高校の仲間を集めて相談した。もう我々の意思は通らない。大学生部隊に乗っ取られた。出ようと話した。そして撤退した。夜半に。

早朝、連絡が入った。明方、機動隊が導入された。学生は逃げた。逃げ遅れたものが逮捕された。そのなかにあの高校生がいた。

今回、石崎先生に40年ぶりに再開した。懐かしくてうれしかった。変わらずにお元気だ。相変わらず目を覗き込むようにしっかりと話す。話してみると記憶のズレがわかり、知らなかったこともわかった。あのあと先生は逮捕を知って、校長にかけ合い警察署に単身でもらいさげにいったという。新潟高校だ、生徒をもらい下げにきたと。合わせてくれたが、もちろん出してはくれなかった。

あの朝、僕たちは高校に出ていった。なぜストライキを行ったかを説明したい。全校集会は騒然となった。集会の外の校庭で話し合いを開いた。それが膨らんでいく。そして呼びかけて逮捕者の釈放を求めてデモをした。150名ほどの学生服のデモ隊ができた。中央警察まで行って釈放を求めた。

石崎先生はその後が大変だったようだ。処分を巡って職員会議で激論したという。新潟高校の生徒を退学にはさせないと言い張った。一般的な暴力事件とは違うと。そのため反戦教師と烙印を押された。教員というのは事なかれ主義で卑怯なところがあると今も言う。生徒のことを考えていないと。多くが自己保身だけだと。

石崎先生とは、高校入学してすぐ親しくしていただいた。走りや体操で高度な技を教えてくれた。とくに水泳がおもしろかった。なにしろノーブレスで一気に50mを蒸気船のように両腕をぶん回してものすごいスピードで泳ぐ。みんな驚いた。フォームもへったくれも無い。国体水泳選手にスカウトされていたらしい。本来はテニスの選手。日本体育大学の恩師によって新潟国体の優勝請負人として送り込まれたという。あのジプシー請負人の第一号だと笑った。本当は大学の指導員と栃木の高校に就職が内定していたのだそうだ。それが定年まで勤めることとなった。

先生というには度外れた方。その石崎先生と再開できた。一生ものの関係だですねと話し合った。ありがたい。仲介したのは我が同志の豊岡君である。お互いにふけた。しかし彼の知的で優しいまなざしは変わらない。



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2012年02月21日

沖縄海邦総研 農商工連携

再び沖縄。こんどもコープ沖縄の石原修さんの仕掛け。沖縄県庁の玉那覇さんのバックアップで沖縄県海邦総研が主催した。農商工連携の研修会。

今回はコープ沖縄の比嘉さんと大城さんとお二人の副理事長も出席されていた。沖縄物産企業連合の山城社長、JAおきなわからも参加されていた。

沖縄の魅力は深い。とくに農産物と食品がおもしろい。しかしじつはこのところ、本土からの移住者が増えている。それも若い人が多い。

WEB関係、出版社、テレビ関係から沖縄タイムスも来ていた。沖縄県は大量生産、低価格路線はあわない。やはり生命感じ溢れる強い香りの農産物がいい。島らっきょう、ゴーヤ、ナーベラーからパイン、ゴールデンフルーツやシークワーサーなど。そしてもちろんモズクなど。パワーがある。



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2012年02月20日

東京湾の漁師たち 船橋市漁協と浦安漁民

放射能検査は行っている。出ていない。今後は検査頻度をあげる。海底の土と海苔、貝。漁場に注ぐ江戸川放水路が問題だ。釣り師たちは知っている。潮目や溜り場。そこに汚染物は溜まる。だからそこの調査と対策をすすめている。検査して問題あれば対応する。と語るのは大野組合長だ。

大野さんの話は深くておもしろい。アーノルド・トインビーの引用も飛びだした。俺は東大出だと言っていたが、いまはハーバード卒だと言っている。灯台からハーバーだ。わっはっは。筋骨たくましい。見るからに海の男。巻き網船団の親分。

浦安からはホンビノナス貝漁に同乗させていただいた。ホンビノナス貝とはハマグリを大きくしたようなもの。アメリカから来た。船のバラストタンクの水に混じってきた。強くて東京湾に繁殖している。生で食べてみると結構美味い。

理事の濱田さんの小降りの漁船で2kmも沖に行く。暖かな小春日和。風は無く穏やかな海だ。湾岸のビルが乱立している。遠くにスカイツリータワーが見える。これがランドマークだ。

やがて漁場に着くと、大きな鉄カゴに木の棒をつけた貝採り具を降ろす。それを錨を下ろして50m程度ロープを伸ばして巻き上げながらバックする。この船のロープに引かれ後退する力で収穫する。ツメを出したカゴで引く。上げるときに泥をすすいで見ると貝が入っていた。

畑のように四角く整列して棒が立っている。これが海苔養殖だ。海苔は太陽の光を受けると種をつける。この種が貝殻の中に入り込み芽を伸ばす。これを人工的に貝殻に芽をつけて水槽で伸ばしてロープにつける。そして芽がロープに活着したときに冷凍保存し海に張るのだ。衛星写真でみると東京湾に畑が見える。海は干満の差がある。この干潮時には水面から上がるようにしてある。これが美味いのりだという。しかし茶色がかり価格は低迷する。黒い海苔が高い。

江戸前。東京湾はじつは生物多様性がすごい。浅瀬は生命のユリカゴ。遠洋の魚たちも浅瀬が無かったら繁殖できない。だから東京湾の猟師たちの危機は、海の生命の危機でもある。

海面を無数の鴨が漂っていた。船が近づくといっせいに舞い上がる。大騒ぎをしながら低く旋回していった。マハラバ文庫あったかキャッチボール企画



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2012年02月19日

セカンドリーグという方法

セカンドリーグのシンポジウム。日本青年館。パネリストはパルシステムの各生協のトップ。埼玉セカンドリーグは亀山裕二専務理事。千葉は平野都代子理事長。神奈川は吉中由紀理事長。そして準備中の茨城は小泉智恵子理事長である。茨城はコモンズの安久正倫事務局次長も参加された。

埼玉はセカンドリーグを外につくった。外部化した。行政と企業、大学などとの連携。パルシステム埼玉から業務を委託する。それで人件費を賄う。委託業務は6件もある。そしてNPOなどの支援をしている。相談は39件も受け付けている。なかなか事業課題の解決にまでは至らない。しかしふじみ野国際交流センターと行政窓口の電話通訳システムなど。アトピーアレルギーフォーラムなど成功事例も出てきた。自主事業も行う。朝市開催などだ。行政との連携が板についてきた。

千葉は生協自体をコミュニティとする。セカンドリーグは2010年に立ち上げた。もともとNPO支援センター千葉を作っており、それをさらに広げた。市民の自立を支援する生協の教育的機能。震災は個別支援も大切だ。これは一律公平では出来ない。地域のNPOなどとの連携が大きな役割を果たす。今回はセカンドリーグ支援室が大きな役割を果たした。あって良かったと思っている。のんびるはまだまだ少ない。もっとサポーターを広げる役割を期待する。と平野理事長。

神奈川は市民主体の地域づくりに生協の培ってきた助け合いのノウハウを活かしたいと吉中理事長。それを外部化しサポートする基金を作れないか。ピースボートの震災復興に貢献したパルシステム。その名前がドキュメンタリーに出てこない。でもそれでいい。そういう地道な支援活動こそ大切だ。目に見えない価値を大切に一歩づつ小さな活動を積み上げていきたい。

茨城の小泉理事長。水戸の商店街は昔はにぎわった。人ごみを掻き分けながら歩いた。いまはぶつかることも無い。こうした地域の衰退はお金だけの問題ではない。つながり、信頼、コミュニケーション、助け合い、たまり場が減ったこと。これを解決したい。地域の問題解決は住民自らだ。そのとき重要なのは行政との連携。そして人だ。ひと、活動家をつくりだす。現在コモンズと新しい公共の場を設定している。そして行政訪問を行っている。これをセカンドリーグで活かす。

地域の問題を、単に政府や自治体の問題解決に期待しない。逆に住民主体で解決する。このときビジネス手法が役立つ。厳格な理念、ビジョン、事業計画とマネジメント。会計。組織運営など。こうしたコミュニティのためのビジネス。これを個人や団体で協働しながら地域を創造していく。パルシステムセカンドリーグである。



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2012年02月18日

道具へのこだわり 肥後象嵌

肥後象嵌2012ワークショップに呼ばれて参加した。錦織弘昭さんの企画。錦織さんはデザイン・プロデューサーで世界的なデザイナーをこき使う。デザイナーをデザインする。何年か前に和歌山県海南市に呼ばれた。海南ビエンナーレというデザインコンクールの審査員として。デザインなんてド素人なのに引きづり回された。フェアレディZをデザインした川崎さんやAQUOSシリーズの喜多先生などと審査した。おもしろかった。デザインは情報の見える化。だらだらとした文章より伝わるものが多い。

さて、肥後象嵌だ。これもなんだいそれは、というレベル。無知。まるっきりのシロウトだ。それが一流の象嵌士に話をする。困った。

いまパルシステムは道具にこだわったカタログを作成している。「イキル!道具」そのコンセプトは日本の伝統工芸を大切にする。そのことで暮らしを豊かにする。地域の伝統・文化を守る。森林や環境を守る。

暮らしを豊かにしたい。それはお金ではなく、食と生活用品の本物へのこだわりにある。いい道具は造り手と使い手を結び共に支え合う。

佐渡の村の葬式。料理長は男である。百姓。それが包丁を何本も持ち使い分ける。魚、サザエ。大根など根菜類、菜っぱと。都会帰りの寿司職人もかたなし。見事に料理する。普段は決して金なんかまるで無い農家だ。これが豊かさ。

道具について。イチローや松井のバットやグローブへのこだわり。これは選定だけでない。手入れ。野球の試合が終わると一時間以上バットやグローブを磨くという。この道具たちは身体の延長にある。そして身体の機能を高める。優れた身体使いは優れた道具を使いこなす。

家庭でもそうだ。豊かさとは何か。深く気高い道具によって豊かな生活空間と台所を生み出す。良い食べ物は良い道具で料理される。良い道具は長持ちし世代を超える。結局は安くつくのだ。

ものづくりは身体を鍛え心を豊かにする。宇宙空間と時間を蓄える。肥後象嵌だ。



nobu23 at 13:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年02月17日

緊急時の太陽光発電 パルシステム福島

パルシステム福島の安斎専務が見せてくれたのは地元いわき市にあるメーカーの太陽光発電である。これで10kwで7時間持つ。太陽光発電器はシート状で普段は巻いている。蓄電池がコンパクトだが重い。家庭用。

会議室の天井に自然光に近い蛍光灯があった。これを指差してLED照明だという。よく見るとガラス様の筒の中に白い発光部が見える。このセンター、本部を全部切り替えた。

仮設住宅に対面販売をしている。浜通りでも寒さがキツい。皆さん、ぜひ浜で流された跡を見にきてくださいと組合員が話す。大震災の後も数えられないくらいの大きな余震が続いている。原発事故もまるで収束の兆しさえ見えない。そこで生活している。

家に一級障碍者の父がいる。58歳で突然そうなった。母も病気がち。また来るといわれる大地震の備蓄は大丈夫か。放射能対策はどうなっているか。不安の声が続く。そこにパルシステムは商品力とつながる力と組織力の掛け算だと組合員理事が紙に書いて掲げた。

暮らしを守る協同の力。福島にいるとその切実さが迫ってくる。そこに協同がある。なにをしなければならないか。それは明確だ。あとは即断即決。行動力。スピードだ。

いわきマラソンを4時間40分で完走した安斎専務の静かな力。大いなるリーダーシップ。



nobu23 at 08:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年02月16日

農と都市の交流 その2

交流が続かず増えず金も回らずと嘆くところもある。なぜか。

なんのために交流するか。そこがハッキリしているといい。心の底にある本当の目的でだいたい実現する。そもそも自分がいやいややっている仕事に誰かを参加させることはできません。自分でおもしろくもない人生を生きていて、他人に仲間になれといっても、それはイヤだといわれる。当たり前。

まずは自分で楽しむ。なんでこんなにおもしろいことをやらないのか不思議なくらい。このおもしろさを語ろう。自分の身体を知ること。身体で面白がる。土と水と空気とバクテリア。植物と動物。その無生物と生物のマンダラ。これを理解する。というか体得する。感じる。感得する。これは時間をかける。頭の表層では分からない。

放射能検査は時間がかかる。なぜか。一秒当たりの原子の崩壊過程でのガンマ線を計測するから。これは金属探知機とは性格が違う。プルトニウムを測ることがなぜ難しいか。α波線だから。ガンマ線は無い。α波線は短い。紙一枚も通せない。ではなぜ危険か。ある種の条件を与えると核分裂の連鎖反応を爆発的に起こす。もう一つ、体内に取り込むと細胞のDNAをジワジワと傷つける。これはガンマ線が突き抜けて行くよりヘタすると怖い。もちろん強力なガンマ線は恐ろしいが。てなわけで放射線はエネルギーと時間の相関関係。ただしケタ違いだが。

さて農だ。農は業となると難しい。なぜなら生命を金銭価値に変えようとするから。いまいのちはただのようだ。ただ。水も同じ。空気もだ。さすがに土地は高い。だが今なら田舎に行けば安い。ただ同然。ただし都会から遠い。遠ければ遠いほど安い。

真逆の思想。

ただをねらう。カラダを使う。つまらないことをおもしろがる。ひとりを楽しむ。時間をかける。ムダを愉しむ。なんとなく愉快になる。不思議がる。ひとに求めない。ひとに分け与える。金を出す。金は貯めない。ただ出す。バラまく。あれば有るだけ使う。

逆境が楽しい。病気がおもしろい。走ろう。苦しくなる寸前が快感だ。エンドルフィンとセロトニンを自己操作する。ぐはははは。



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2012年02月15日

農体験を深める

農業を楽しむ。愉しむ。

これはいままでの都会の思想と真逆と捉える。もちろん都会的思想でやっている人も多いし、それで別に問題はありません。自分自身のこと。

まず身体を使うことを厭わない。毎日、朝早くから仕事をしよう。暗いうちから作業を始める。寝坊はいかん。朝飯前の一仕事。

続いて何でも一人でできること。畑も田んぼも基本は一人で全てやれること。もちろん家族や仲間が一緒だが、まずは自分でやろうとすること。しようとする。出来なくてバカにされても、やろうとすること。

すると一連の流れが理解される。種から苗。苗から花。実へと。そして加工し食べる。売る。この基本形を体得したい。会得したい。

ホンダやトヨタ。聞くところによると、技術者はどんな高度な自動車も一人で解体して組立てることができるという。これが基本。基本技術が会得されていないと高レベルの分業にハマってしまい、部分でしか問題が分からなくなる。しかし自動車は所詮自動車。移動手段。

信州の味噌造。いまや巨大装置産業だ。大豆と麹や塩など原料を入れて、後はコンピューター制御で3ヶ月で味噌ができる。文字通り人工味噌。しかしこだわりの企業はいまも全従業員に手造り味噌を一緒に造る。大豆煮や麹造り、味噌玉など。寒干しもやる。本物の美味さはやはり手造りで深める。これを大量生産に応用する。機械化する。つまり事業の原型を大切にする。この基本が分かっていないと味噌製造装置のレベルアップどころか故障の原因すら理解出来ない。

生協も同じ。拡大営業をやったことの無い人。対面販売が出来ないもの。これが無店舗で商品案内だけで売れると思っている。巨大装置。高度システム。部分でしか問題が理解出来ない。

ではどうするか。

農と食を究めたい。知りたい。体得したい。そのおもしろさ。その豊かさを会得したい。



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2012年02月14日

ささかみモデルについて

農と食をつなぐ、この誰でもわかる取り組みが意外に難しい。いろいろ議論されていても大体が机の上の議論に終わる。それよりもみんなで実際に行動することが大切だ。しかし、農業交流での継続には多くの課題がある。

その一、費用の問題である。とりわけ遠方との交流で交通費と宿泊費などがかさむ。しかし遠方ほど逆に交流が必要だ。都市圏の消費者との交流が。そのためにはどうするか。本来は交通インフラを公共機関としてユニバーサルにどこでも誰でも行けるようにすべきだ。ところが日本では移動にかかる金が高すぎる。30歳代の夫婦が子供二人で一泊二日で行くと軽く10万円を超える。これでは行きたくともいけない。

そこでささかみではJAとパルシステムで農産物販売に賦課金をかけその貯まった分を補助費として出す。こうして費用負担を減らす。つまり交流コストを捻出し負担する。補助金は箱物ではなく交流費に使えば100万もあればかなりいける。

その二、交流がマンネリ化する。農体験と言うとすぐ田植え、稲刈りだ。確かに収穫祭などおいしい体験は人気がある。しかしそれだけでは飽きる。あまりリピートしない。そこで交流に専門的な組織を作る。NPO食農ネットささかみだ。すると石塚理事長はじめ通年的に農体験の受け入れ態勢を構築する。個人的な魅力も加味されるが、受け皿を費用負担も含めて準備することが大切。いろんな農と自然の面白体験を企画する。それにはその土地の魅力をいつも発見する人がほしい。写真なども有効。

マンネリしない工夫には生物調査も効果的。同じ田植え、稲刈りでも田んぼの生き物を調査したあとでは違って見える。田んぼを田んぼとしてしか見えないとどこでも同じとなり、遠くへは行かない。生き物も小動物だけ無く雑草の種類もいい。これでいろんなことがわかる。その土地ならではの植物、食事、暮らし、文化がおもしろい。

その三、農産物を食べること。その交流した土地の食べ物を食べることでその土地を食べる。農産物は土と水から育てられる。要は土だ。そして育てる人だ。これを毎日食べることで、その土地、その地域との繋がりを実感できる。それには食材と同時に地元料理も大切だ。ささかみでのっぺ汁を食べたが、これは同じ新潟でも具材も味も違う。石塚宅では畑の雑草がご馳走だ。スベリヒエ。自然の納豆もある。ごろごろして粘らない。藁すぼ納豆。うまいぞ〜。イチゴの手作りジャムも出た。さわやか。

そして総合的な交流。会社設立、NPO、協議会と組織的恒常的な関係を作る。こうしないと単発、短期的で終わる。やはり中長期的なビジョンを描き、単年度の事業計画を作成して取組む。ここで個人から多くの協同の取組みへと積み重ねられる。こうした課題を明確にして取り組んでこそ、継続的発展が可能となる。お金を回そう。人を回そう。熱き思いをカタチにする。行動する。さあ行ってみようか。



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2012年02月13日

北の農民 南の農民 inささかみ

石塚美津夫NPO食農ネットささかみ理事長と二日間共に参加した。11日は新潟総合生協生産者協議会主催。12日はJAささかみとNPO食農ネットささかみの主催である。共に星寛治さんと山下惣一さんによるお話である。一日目はコモンズ代表の大江正章さんが司会され、二日目は石塚さんによる三者の鼎談である。

山下さんはささかみの大雪を見て羨ましいという。百姓はこれでなにもしないでいいと。休める。これに星さんは、いやいや大変だと応える。リンゴの木の雪下ろしが二回、ブドウ棚は四回の雪下ろしをしたという。記録的大雪だ。米沢はマイナス17度にもなった。放っておくと雪で木が壊れる。除雪もする。

山下さんは佐賀県唐津の北向きの集落に住む。漁業300、農業300の600軒の大きな村。農業は職業では無いという。職業は選択できる。じつは若いとき二回ほど田舎を逃げ出したことがある。そのつど親父に連れ戻された。そして農業をしている。6月で76歳になる。故郷は選べない。農業は選べない。

若い時に農村社会学者の山本陽三先生に農業を発展させろと檄を飛ばされた。しかしなかなか変わらない。しかし今度は大島清先生と出会う。彼はむしろ遅れた農村社会ほど美しいという。腹が立った。外から学者は好きなことを言う。やっぱり自分で考えるしかないと思った。自分の考えを書いて述べる。

星さんがいう。グローバリゼーションのなかニューデール政策が挫折している。農業保護はアメリカの輸出補助金が50%もある。EUは90%を出し日本の補助金は農産物価格の16%しかない。いま震災で被災したことを利用しショックドクトリンで一気に構造改革しようとしている。農産物価格を破壊し農村を解体する。フランスなどの知識人が脱成長の経済を語りだした。未来をどう構想するか。

山下さんは安ければそれでいいのかと問う。高い農産物を輸出すると言うことは、安い農産物を一般庶民に食べろと言うこと。中国、韓国などアジアの高所得者に日本の農産物を売り、そして安い農産物を日本で食べろと言う。そうなればほとんどの農村はどうなるか。しかしいま農村がブームになりつつある。若い農業者も増えている。企業的な民間活力か、そうでない農を愛する村づくりか。脱成長が問われる。

星さんは、ささかみで農協とパルシステム、新潟総合生協が作り上げてきた交流のモデル。これこそ未来を語っているという。今年は国連の国際協同組合年だ。競争的価値、生き残り戦略か、それとも協同か。共感と共存の豊かなFEC自給圏を目指そうという。食、エネルギー、ケアの自給だ。

ささかみ笹岡小学校の子どもたちが稲作体験を発表した。下手な学芸会のように。手作りの紙でできた稲苗。たどたどしい作業説明。そして最後に全員整列。意外に大人数の子供たちに会場がどよめく。将来農民になりたいと手を挙げた子供が何人もいた。おもしろい。大雪のなか村の未来が語られる。



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2012年02月10日

佐渡の地震 大雪

佐渡でまた地震があった。

夜、宮司と定夫さんに電話した。下から突き上げるようにドンときたという。でも大丈夫だった。むしろ大雪が降り続いていて、このほうが大変だとのこと。宮司は夜中11時から一晩中大型除雪車を動かしている。さすがである。定夫さんは実家の母親を面倒見てくれ雪かきもしてくれている。感謝。

対岸に柏崎原発がある。活断層の上にある。二年前に事故を起こし危うくメルトダウン寸前だった。冷却水循環が止まった。原因不明。なにをしてもダメだ。避難が始まったら偶然にも動いたという。最悪の事故は回避された。偶然で。これは新潟日報でドキュメントされた。

気になることがある。この柏崎原発の建設反対運動に若い時に関わっていた。そのとき学者とのシンポジウムで、専門家が話していたことを克明に覚えている。すでにあの頃に活断層があると指摘されていた。それから地震発生と大雪になることも。そのメカニズムは簡単だ。原発は、毎秒膨大な温排水を垂れ流す。すると海水温度が上がる。海水温度が1度上がると膨張し海底の水圧が低下する。そのせいで海底の地殻が動くというのだ。地震がおきやすくなる。

まさかと思った。その時は反対する為に極端な仮説を出すもんだと。マユツバものと思った。しかしさらに大雪と大雨説。海水温が上昇すると蒸発する水分が多くなる。それが降るのだという。これは分かる。そして確かに大雨と大雪が多くなった。中越水害も起こった。

毎年、佐渡に帰ると海に入る。素肌で泳ぐ。すると海水温度の違いが分かる。昔はお盆すぎにクラゲが下手(へた)にやってきた。下手とは磯辺のこと。浅瀬だ。こうなると子供たちは海に入らない。これが7月下旬におこる。早くなった。海水も暖かい。肌で分かる。これは温暖化のせいだと思っていた。しかし柏崎まで越前くらげがきておかしいと思った。佐渡の海にも流れてきた。大きな越前くらげ。

新潟中越地震。中越水害。佐渡の地震。大雪が毎年続く。これはおかしい。



nobu23 at 11:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年02月08日

宗教について 五木寛之「親鸞」を読む

五木寛之の親鸞がおもしろい。激動編。親鸞が越後に遠流の刑になってからの物語。その周辺の人物像の造形。生き生きとした庶民的語り。こ難しい宗教論よりよほどリアルに宗教の原理が伝わる。昔、村に来た紙芝居屋さんのようだ。登場人物になりきれる。漫画の源流。映画のシーン。

さて、ではそこに描かれる宗教とは何か。

それは乱世の世界。貧しく弱く病者や乞食、売春婦など底辺の世界。河原に生きる流れ者の世界。そこに降りていく。そして里山の世界。物語。

それは自己との葛藤。真理の探求。そう真理とは何か。生きることの意味を考えること。僕たちは何処からきて何処にいくのか。なぜ死ぬか。死とは何か。

一人ひとりその意味は違うと思う。だから真理は一人ひとりに有る。その肉体、その心。そしてそれを取り巻く人びと。家族。友人。地域。社会、自然。その複雑なネットワークの中心に人はいる。その豊穣の海に生きている。その豊かさを感じること。それとも海は孤独な断絶の暗黒と映るか。その違い。同じ現象をまるで違う受け止め方。心のありよう。それは人の心の動きにある。身体の中に有る。

宗教はいつも原始的であらねばならない。単純でわかり易くある。ただし頭脳ではなく肉体的感情的で有ること。原始脳によるもの。激情的にある。

そして協同とは何か。

自分と他者の真のつながりを意識すること。他者の痛み、苦しみ、哀しみを感ずる。しかしどうすることもできないこと。その痛みを抱える。それに進んで近づいていく。

無力さと非力。抗うこと。一歩づつ歩む。泥の中でもがく。少しづつ手探りで進む。やがて朝が来る。神殺しの現代。失ったのは神だろうか。



nobu23 at 06:09|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 生命 | 読書

2012年02月06日

腸と免疫について

腸がおもしろい。腸は内部の外部。身体を一本の筒だと考えるとイメージがわく。多細胞生物で最初に器官ができるのは空腸生物。言わば筒だ。これに神経ができて運動中枢神経系が発達していく。

この腸は植物でいうと根っこである。栄養の吸収口。植物が根っこで栄養を吸収する時はバクテリアと共生して活動する。同様に腸内でバクテリアを生存させて共生して活動している。つまりバクテリアの住みやすい環境を作り共存する。それも小腸と大腸では異なる菌をかっている。菌を育成する。適度な水分や酸。そして繊維質などの食料。ヒトはすべての栄養を消化管で吸収する。胃から肛門まで。各部位でバクテリアの種類と出す消化液が異なる。人体が栄養とはいえ外部のモノを内部化する接点がこの腸である。そのため常に人体への影響を監視する免疫系が集中している。約6割とが言われる。おもしろいのはどうやら腸内細菌を識別し有害菌を死滅させ有用菌を育成しているそうだ。

脳腸相関。腸は脳が苦しむと異常をおこす。心が病むと腸にくる。極度のストレスは腸捻転などの障害を引き起こす。従って常に心を平常に保ち極度の怒りや悲しみや苦しみを制御することが必要。そうでないと免疫系が破綻する。

脳腸相関は腸が主導することも多い。腸の状態がいいと元気になる。もっと単純には腸がカラになると空腹指令が脳にでる。腹減ったと思う。腸からの指令。

その腸の細菌では植物乳酸菌が大切だ。乳酸菌というとすぐヨーグルトを思い浮かべる。あれは動物性乳酸菌。どこが違うか。乳酸菌とは糖を分解して乳酸をつくる性質の菌。いろんな種類がある。かつ菌叢をつくる。複雑な各種の菌の集団。環境によって複雑な変化をする。それがミルクなどの動物性の糖に住んでいるモノを動物性乳酸菌という。植物で住むのが植物性乳酸菌。ミルクなどの糖と違い植物に住むものは強いという。過酷な環境下でも生きる。

植物乳酸菌の代表が味噌、醤油、漬物だ。日本人の食べ物の代表。

1960年代と比較して大腸ガンが9倍に増えたという。その主な要因が食生活の変化とストレスの増加だと言われる。要は腸の問題。

ガンを減らすためには腸が大切だ。植物乳酸菌を大量に摂る。食物繊維をいただく。そして明るく元気になる。これだな。

さて、では腸の状態がいいかどうかを毎日調べる方法がある。うんこだ。糞。これがバナナ状でかつ浮くのが望ましい。良いうんこを作ること。免疫力。人生は深い。デゥイ・マサンバさん。セネガル出身。祝いの歌



nobu23 at 07:50|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年02月02日

カゴメ(株)総合研究所にいく

日本の農と食を豊かにする。それには農産物を生鮮品として生産するだけではダメだ。生産された野菜や穀物が売れること、そして全量無駄なく捌けることが必要だ。

そのためには、まずその生産者や栽培方法や圃場などの理解と共感を通した消費者の理解が不可欠である。そうしてファンを作りリピーターを創造する。すると売れる。

だが、それだけではダメだ。やはり加工品の開発によって豊富な食べ方の提案がいる。生鮮品としてだけでは収穫期だけの扱いとなる。加工品開発によって通年的に使うことができて生産も安定する。

パルシステムではこの食品加工メーカーとの連携を大切にしてきた。食品加工の技術は農産物の良さを一層引き出す。小麦、大豆、そばのようにそもそも加工を前提とした農産物もある。メーカーにとっては大小を問わず、問題は技術とその思想である。

カゴメは売上高1800億で研究開発費を25億も取っている。1.3%。職員2000名のうち約200名が従事する。その研究の思想。健康寿命を延ばすこと。健康寿命とは単に寿命を延ばすだけでなく、元気に活動出来る寿命のこと。そのために有用な食品を開発していく。総合研究所には、10年後のカゴメ像を描き、技術的成長エネルギーを供給し続ける使命がある、と語る児玉弘仁所長。取締常務執行役員である。

カゴメにとってなにが大切か。いい原料、いい技術。畑は第一の工場であるという。フィールドマンと呼ぶ営農指導を担当する人が契約農家を回る。トマトジュースは世界で初めてカゴメが開発したと言う。知らなかった。本当か。契約農家とは圃場単位で出来不出来に関わらず全量買取。栽培計画から施肥農薬管理までする。ただし個別農家との契約の間に農協が入る。農協との契約を基本とする。

カゴメは全世界のトマト原種の7500種を保存している。本館から分離し火災の類焼を防ぐための特別棟で冷凍保管する。DNAの保存。そしてそれで常に原種栽培を行い交配による品種開発を進めている。研究所は農場があり同時に栽培も行い栽培技術も開発している。

カゴメ工場が併設されている。トマトの加工とニンジンの加工を見た。搬入から洗い、選別、皮むき、加工、絞り、充填と一貫生産。ただし搾汁原料も使う。ジュースは逆浸透膜がおもしろい。浸透の原理の逆により水分だけを除き濃縮する。原料トマト、原料ニンジンの品種と栽培で美味さを追求し、その美味さを活かした加工を追及する。

植物乳酸菌もすごい。2000株を保存している。吉永小百合がすすんで協力したラブレ。はじめて植物乳酸菌を使用した飲料。ヨーグルトなどの動物性乳酸菌との違いは、植物繊維などの過酷な条件で育まれるため腸まで生きて届くという。研究所と主任研究員矢嶋信浩さん。著書もいただいた。「味噌、しょうゆ、キムチ植物乳酸菌で腸内改革」主婦の友社新書。

農と食の本来の活性化こそ未来の世界を作る。そのためには、すごい農とそして食品加工のすごい世界が必要だ。カゴメはおもしろい。東京支社長浅野正心様に感謝。



nobu23 at 06:44|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年02月01日

心の二重性と走ること

瞑想で空になる。これができない。様々な想念が湧き上がりデタラメに飛びまわる。トイレの便器が汚れていたこと。街角で見かけたホームレスのおじいさんの壊れた靴と汚れた髪の毛。妙に色っぽかった女性の後ろ姿。スラリと長い足の若い男の先の細い革靴。日陰の残雪。昨日の職員の話した不満。事業数値や組合員の声などなど。

あれもこれもしなければと焦る。あれっ、大事な約束をまたすっぽかしたかと不安になる。とこういう時には走る。それもゆっくりと走る。ジョキングなどとも言えないくらいヨタヨタと動く。息を吐く。吸わずにまず吐く。吐くことだけを意識する。ものの20分もすると身体が変わってくる。妄想を抑えない。なすままにして放っておく。吐くことを意識し身体の状態を意識する。少し、ほんの少しだけ負荷をかける。キツ過ぎない。苦しくなるチョット前に緩める。楽過ぎない。こうして苦しいと楽チンの中庸をキープする。これを毎日20分だ。途切れ途切れでもいい。気づいたら走る。決して無理しない。毎日だ。

腕立て伏せ。一回に5回だけやる。5回以上はたとえできてもやらない。いまの自分の腕の筋肉ではこれが適量。無理はしない。その変わり毎日やる。一日に気づいたら何度でもやる。決して身体を鍛えるとか大げさに考えない。日常に溶けこむ。当たり前にする。

階段もそうだ。すべて階段。エレベーターなどは基本は使わない。長い階段にあうと嬉しい。ステップで毎日5百回を日課にする人がいるという。必要無い。階段でいい。階段はすぐ500段くらいいく。

あとは日常生活をなるべくすべて自分で体を使う。皿洗いなんかとてもいい。風呂の掃除は一級だ。一切横着をしない。とにかくよく動くこと。すると妄想が気にならなくなる。心配事や気に病むことが少なくなる。明るく元気になる。

寝起きと寝る前が大事だ。自分に指示する。もう一人の自分を見つめる。だらしなく横着な自分がかわいい。文句ばかりですぐ怒る自分がいる。どいつもこいつもバカばかり、と傲慢ちきの自分。・・・で暗示をかける。

呪文。マントラ。ぎゃてい、ぎゃてい、はらぎゃてい。はらそうぎゃてい。ぼーじぃそわか。ぐはははは。



nobu23 at 07:47|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記