2012年06月

2012年06月30日

日野原 一 さんを想う 「豪放磊落な自由人」

日野原一さんが逝ってから一年半がたった。その思い出集が発刊された。出版記念会に参加した。

呼びかけは下山保さん。パルシステムの創業者。初代理事長。編集長責任者は田中久夫さん。パルミート前専務である。

面白かった。豪放磊落なそのお人柄を、話す人、話す人、みんなが嬉しそうに語る。バカな出来事を話す。いかに想定外だったか。たとえばいきなり昼メシにビールを飲んだとか、学習会のレジメを忘れてきたとか。さらには高齢者送迎をすっぽかしてゴルフ場にいたとか。

しかし面白い。それぞれマージャンの下手さやゴルフのスコアの記録のゴマカシやを語りながら嬉しそうだ。楽しそうだ。

やっぱり圧巻は奥様。ひょうひょうとして気取らない。たんたんと語る。結婚はいきなり山梨の実家に騙されて連れていかれた。行ってみるとご馳走が並べられて逃げられない。思わず笑った。

新婚旅行は九州へ行った。ところが泊まる宿ごとに名前が違う。知り合いの保養施設にその人になりすまして泊まったのだ。情けなくて泣いていたという。しかし可笑しい。

夫を紹介してくれた川西さんを一時は恨んだ。ほんとうにいいかげんな人。

その話はじつに温かく愛情に満ちている。なるほどと思った。参加した人たちは、食なかった活動家や問題児が多かった。過去では殴りあいすらしたヤツもきた。

言葉だけの協同。口先の助けあい。理論が踊る。裏では対立。自分だけが正しいと。あいつは間違いだと。組織がギクシャクし硬直する。

だが、本当ははこういうバカな人こそ重要だ。じつはつないでいる。結んでいる。自分がバカになることで対立者を協同へと誘っているのだ。

みんなに馬鹿にされながら、語りつがれる。あのひとはこんなバカなことをした。懐かしい。愛しい。そういうバカになりたい。感謝を捧げる。



nobu23 at 05:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年06月29日

埼玉県加須 旧騎西高校に双葉町

驚いた。プルトニウムが各地で検出されている。福島県の地図上にプロットされたコピー用紙。「専門家たち」がセシウムとヨーソは軽くて拡散するがプルトニウムは重くて極周辺しか飛ばないといっていた。それがどうだ。くそー。

双葉町の井戸川克隆町長。小柄な好々爺の風貌。昨年原発事故発災以降4月からここ埼玉県加須の旧騎西高校に避難している。もう1年3ヶ月以上になる。この学校に住んでいるのか。手作り料理ができない学校施設。週一回だけボランティアが給食室を使い味噌汁を振る舞う。それだけだ。あとは普通パンや市販の弁当などだという。

町長はたんたんと語る。資料を広げる。水俣病の時のやり方だという。

瞬間、なるほどと思った。そいう言えば、国策株式会社窒素と政府を守るために動く。そっくりだ。マスコミと政府。そして国策会社。被害者を放置し長引かせて原因を撹乱し住民に分断を持ち込む。

瓦礫処理もなぜ現地でやらないかと静かに離す。そうか、誰が法外の処理料をせしめるか。復興利権を漁る。それが目的。ところがいつの間にか受け入れ拒否がワガママかのキャンペーン。放射能汚染問題へのすり替え。それもあるが利権屋たちをさも人道的かのような言いよう。全国にばら撒く。ばら撒きたい。なんのために。東京都が最初に瓦礫受け入れを表明。それを処理するのが太平洋セメントなど原発利権屋たち。出来レース。

なんでいつまでもこんな学校に避難生活をしているか。率直に感じていた。町長がおかしいとうわさされた。福島に帰ろうと住民から町長リコールがおこった。しかし町長は負けなかった。シコリを残したが。

住民を人体実験しようとしている。えっ、そんなバカな。いくらなんでもと思った。

さっきまで時事通信社から取材を受けた。アメリカ政府の発災直後からの放射能汚染マップの提供。それをこともあろうに日本政府が握りつぶした。住民を大量に被曝させた。隠していた。謝らない。避難先は高濃度汚染地域。恐ろしい。

フィールドだという。放射能汚染研究機関が喜ぶ。かってない研究ができる。そう書いてある。このリポートに。すごい。

みんな帰りたい。本当に帰りたい。だが汚染の実態を知れば知るほど帰れない。除染。危険極まりない。なぜ本当のことを知らせないか。

じつはさいたまコープ佐藤理事長に誘われた。コープさいたまとパルシステム埼玉、そして農協が週一回味噌汁など晩飯を提供している。騎西高校にはいまも250名がいる。このひは豚汁だった。キウリとキャベツのお漬物。発泡スチロールのお椀。ボランティたちと一緒にご馳走になった。おいしい。

パルシステム埼玉の坂本美春理事長、亀山裕二専務理事と一緒に伺った。ここに1年以上も住んでいるのかと嫌になった。日本はなんてひどいことをし続けているのか。そこに町長も泊り込んでいる。しかし町長からは疲労は見えなかった。覚悟とはこういうことをさすのだろう。静かな小さな巨人。

福島原発の3号炉はウラン燃料では無い。プルトニウム燃料だ。そうあの核燃料サイクル。その申し子。夢のリサイクル。そのプルトニウム原発が世界初の爆発事故を起こした。そして猛毒が飛散した。α線の破壊力。半減期の長さ。

ボランティアグループは、みんなチラシで自主参加している。学校の廊下の壁いっぱいに折鶴。たくさんの手紙。絵、が張られている。七夕の竹に短冊。昨年は読めなかったという。子どもたちが、おうちに帰りたいと書いた。涙と胸が詰まって読めなかった。と語るさいたまコープの「参加とネットワーク推進室・地域とネットワーク」部長福岡和敏さん。そして埼玉県ユニセフ協会の白石英二事務局長。さいたまコープの職員だ。すごいね。こういう人たちが暗黒の日本を下から照らして歩む。しっかりと活動している。

ガンジー翁は語った。イギリス帝国を力で倒してもインド人がイギリス人になるだけだ。権力に頼る末路。一人ひとりがインド人として尊厳をもちインドらしくあれ。アヒンサー。非暴力という強い人間原理。それを失って政権交代は無い。末路。



nobu23 at 06:46|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年06月28日

ある日の晩飯 食べる意味

玄米、小田原で栽培したもの。それに黒米。軽米町のキビ入り。

鮮魚鯵。塩降りだけで焼く。真竹の筍。小田原の鳥居ちゃんの竹藪のやつ。アクは無い。湯がいて冷蔵で保存。味噌汁に三陸ワカメと煮る。味噌は白州の見田さんんのもの。麹から造る。それと竹の子煮付。藪川の干し椎茸を水から戻しながら竹の子を一緒に入れて煮る。便利つゆを入れて三温糖を少し加える。

真竹の筍はいまが旬。干し椎茸の出汁が染み込みなんとも言えない。美味い。

枝豆。水をヒタヒタにして塩茹で。少し硬めでサッとあげて塩を降っておく。

納豆。カジノヤのもの。これを食べると他はダメだな。石塚家のは別格だが。

バカの一つ覚えのサラダ。キャベツ、レタスをテキトーに刻む。トマトもダイス状。塩を降ってギュッギュッと揉む。それにエキストラバージンオイル。パレスチナ産を振りかける。黒胡椒をガリガリと降る。最後にリンゴ酢で締める。

あとは、ビールで乾杯。うまいぞー。なんて幸せか。ぐはははは。



nobu23 at 06:00|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年06月27日

東京都生協連第62回総会

62回か。すごい。

日生協も62回だった。ところがよく聞いてみると、それより結成ははやいという。しかもそれ以前に似たような組織があったが、再編していまの連合会になったという。つまり日生協の下部組織ではない。独立のそれと並ぶ連合会。生協がつくった生協。

自分の年より長く続いている。日生協の浅田会長がコープこうべ出身で兵庫県生協連を知っている。全然違うという。規模も活動内容も。生協というとみんな消費者購買組織のイメージ。ところが東京都生協連合会をみると意識が変わる。

病院経営。福祉施設。といった医療生協。大学生の大学生協。政府の役人たちのつくった生協。農水省生協。東京都職員の生協。共済の生協の全労済。あと銀行、労働金庫。いろんな生協が集まっている。

東京都の200万世帯。31.8%。五割を超える自治体もある。パルシステムのライバルコープとうきょうも生活クラブも東都生協も一緒に地域で福祉や見守りなどに取り組む。いいでしょう。大震災ではNPO東京災害ボランティアネットワークと連携しいまも登米市拠点に南三陸町に通う。みんなで派遣。

先人たちのすごさ。ゴーイングコンサーン。持続する組織。どんなに素晴らしい企業も組織も30年が限界という。なぜか一代限り。世代を超えるには組織の性質を変えていく。変わるものと変わらないもの。DNA。場。ネットワーク。

OBたちも懇親会に参加する。うるさい高齢者。いばっている。退職した年寄りがエラそーにできる組織。歴史が違うね。多様性の共存。



nobu23 at 08:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年06月26日

パルシステム生協連合会第30回総会

感慨深い。30回である。

1990年に事業連合として法人認可された。それまでは各生協の協議会。首都圏生協連絡会議であった。首都圏の小さな生協の集まりである。70年代の初頭に労働運動や学生運動などの活動家たちが地域で地道な消費生活運動へとはいって行った。そして徒手空拳、なにもないところから農家や食品企業との連携が始まり商品作りへ生協組合員の加入拡大へと展開していった。そして小さな生協同士が学びあい助け合って連携し、生協の生協を作った。それが事業連合である。

事業連とは、生協が出資し人もの金を寄せ合う。そのことで小さな運営でありながら大きな生協や企業と互角以上に投資や運営が可能となるものである。それが1990年に生協法のもとの法人認可をうけて成長へと歩みだした。

総代会とは、生協運動の氷山の一角である。社会の表面に現れた活動記録。活動計画を総代議員によって審議され議決される。だがじつは膨大な年間の活動がありデータがある。短時間で決議するためには、その活動や方針議論の積み重ねが必要だ。それを理解していることが無ければ短時間では決議すら無理だろう。

したがって総会がスムーズに運営されるためには、その基礎となる事業や運動の日常的な積み重ねの共有が求められる。かつその前提として、その組織の理念とビジョンの共有が求められる。そして一年前の方針と計画。こうした組織運営が訓練されてないと巨大な事業運営に齟齬がもたらされる。

協同組合が株式会社に伍していくためには、それを上回る地道な教育と人材形成とあらゆる場面での信頼の醸成が必要となる。

いまあきらかに社会が壊れ始めた。増税。だが消費税を導入して歳入は増えたか。過去導入直後の一年間だけ増えたが、その後減っている。つまり消費税導入は歳入を増やさないのだ。事実を調べてみるべき。

ところが消費は縮小する。だれもお金を使うことに躊躇するようになる。これで経済はさらに低迷する。

経済が回っていくためには、社会のビジョンが求められる。未来への創造的意欲が求められる。その未来とは協同による心豊かな社会だ。共生の社会。物質的豊かさの崩壊。そこから立ちあらわれる協同し助け合う社会。

自然と人との共生。生物多様性の農的くらし。再生エネルギーの地域コミュニティ。貧しさからの解放。顔の見える関係による温かなお金の回し方。

パルシステムに期待される大きな夢。それを追い求める生産者と食品企業と加工と流通と情報産業。そのすべてが協同するパルシステムへ。



nobu23 at 09:09|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年06月25日

NPO小田原食とみどり 総会

リオプラス20会議に参加した岩渕成紀先生のメッセージを読みあげる齋藤文子事務局長。小田原食と緑の交流推進協議会総会とNPO小田原食とみどりの総会が開かれた。その会場でのこと。本来講演を予定していたが飛行機の都合でダメになった。ブラジルからのメールである。

NPO田んぼの代表をする岩渕先生は、宮城の被災した田んぼの復興に取り組んでいる。NPO小田原食とみどりは、その要請に応えて支援した。お金や支援物資。そして連携して復興に取り組む。

塩害に苦しむ田んぼや湖沼。海。ところが意外に生物たちは元気だという。収穫量はむしろ例年の1.5倍と増えたらしい。エエッと思った。あの深刻な被害の中で本当か。しかし大きな厄災は悲劇だけでないという。自然の復元力と生命の力を知らしめてくれると岩淵先生は語る。

リオプラス20が成果が無いと報道されるなか、岩渕先生のようなNPOやNGOが世界会議を開いている。生物多様性や生き物価値観のNPOやNGOが活躍する。自然や社会の新たなあり方、関わり方を提案している。

リオプラス20を読み解く。今日の各国政府や世界的大企業はもはや新たなグリーン経済を指導できない。やろうとしない。大量生産大量消費と資源争奪と自然破壊、人間破壊の経済を変えることができない。見ているものが違う。たとえばBS民放でインドネシア特集をしていた。インドネシアでは中産階層が増えている。チャンスだという。自動車やテレビ、はてはナプキン、紙おむつが売れ出している。日本企業が進出して大もうけが出来ると。成長企業になれると。そうなのか。それでいいのか。こういう価値観。

しかし新たなリーダーたちの胎動。破壊される自然を守る。農の深い価値をよく体得し身体的思考法を会得する。生物を観る。いのちとネットワークする。生物に学ぶ社会。再生エネルギー、ネイチャーサイエンス。江戸期の資源循環社会。地域経済。ローカルマネー。ゆい。協同の思想。金融経済や大企業的価値観の真逆。競争からの離脱。共生の価値観。

小田原地域でこの農と食の実験場。農の世界。深い食の世界。

薬膳講座。4万5千円もする講座に13名も参加する。食べる意味。肉体と精神と心。それを食がデザインする。すごい。

ハーブの学校。美しい生け花。ハーブを家庭に。おしゃれなデザイン。香りと花。美しい癒し。柔らかなその世界。

会議の前に、中沢君たちと田んぼの草取り。金ちゃん、片山君、高野さん。除草機も使う。まだ田植えから一週間。しかしいまが一番重要だ。小さな草の芽が出ている。ということは土に根が髭のように生えているということ。いまのうちにかき混ぜて浮かせる。中沢君は、稗がわかる。コナギよりも稗を取らなくてはと一本一本抜いている。



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2012年06月24日

ささかみ食と農推進協議会総会 除草道具

毎年、この時期に産地協議会総会が開かれる。産直交流から始まってそれを単発に終わらせない仕組み。生産者とメーカーと自治体が参加して都市の生協と協議会を組織する。単なる商品取引だけでなく、都市と農村をつないで「心豊かな共生の地域社会をつくろう」とするもの。

長期のビジョンを持ち毎年事業計画を策定し活動報告を共有する。大げさに見えてもこの組織化によって一歩づつ産直が前進していく。毎年、毎年、振り返りと新たな挑戦。

昨年は東日本復興プロジェクトとしてパルシステム福島との交流支援に力を注いだ。サマーキャンプや火祭り交流に招待し草取り稲刈り体験も受け入れた。

パルシステム福島の和田理事長が話す。16万人がまだ帰れない。いつ帰れるか分からない。長い戦い。見えない放射能汚染との。忘れないで欲しい。長い支援をお願いします。

ささかみは福島から近い。会津はお隣。そこに緑と農の豊かな拠点。原発と戦う。無茶な大量生産大量消費型自然破壊人間破壊の産業社会を変える。そういう協同のモデル。

NPO食農ネットささかみ。石塚美津夫理事長。長年の同志。有機農業への挑戦。

ものすごい泥おい虫の被害。緑の田んぼが白茶ける。稲の葉っぱを食べる。石塚さん、平気である。問題はないと。

オカメ除草具。田車の簡易版。軽い。しかも泥水を逃がす。これでみんなで草取り。稲作の有機栽培では最大の問題は除草。いろいろ工夫する。我が同志。



nobu23 at 06:57|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年06月23日

パルシステム生産者・消費者協議会 関東中部ブロック会議 in 魚沼

生産者と消費者でつくる組織。略称「生消協(香取正典代表)」。

俺らの野菜は安すぎる。いま高いレベルの農薬削減しているのに、新しい産地を入れるために低くするな。もっと生協組合員との議論の場を作りたい。各品目部会で方針を立てないと全体会で決めるだけでは意味が無い。組織の運営を主体的な参加型に変える。会議も教室方式ではなく丸テーブルでお互いに顔を見ながらやろう。

消費者幹事は一期二年では短すぎる。内容がわかってくると交代。議論噴出。

いかに生産者と消費者が直接話す場が少ないか。それも生産者同士が、栽培品目のちがいを越えた場がないかと思った。とくに畜産と果樹、稲作農家が一同に介する場が。

だからおもしろい。さらに泊まりで酒が入ると俄然生産者たちが生き生きしてくる。会議の場ではつまらなさそうにしている。酒席では思いっきり言いたい放題。いいね。

最大の問題。分断と格差。生産と消費。加工、流通、など各セクションが分断されお金でしかやり取りしない。顔の見えない関係。つなぐのはバイヤーや卸。これではいかん。

直接話す場がいる。その場を作り長続きする組織ができて数十年になる。世代交代。だが歴史を語り継ぐ。

城内農産。松田君。32歳。魚沼に就農した。もう10年以上。弟と二人でニ町半を全て有機栽培の稲作。なんと乗用チェーン除草機。もちろん人力も使う。ずっしりと重い。これか。

有機の田んぼ。まばらな頼りなさげな苗が生えている。除草機が平気でなぎ倒すが立ちあがる。エライ。

若いハンサムな松田君たち。顔が毅然として身体に無駄がない。こういう若い人たちがいる。凄いね。負けてられない。

小雨のなか田んぼ巡り。遠く八海山が有るという。霞んでいる。魚沼だ。



nobu23 at 08:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年06月21日

パルシステム福島 第58回通常総代会

荒れ果てた地域に緑のオアシスをみつけたような場だった。総代95名のうち本人出席53名。町はずれの川のそばにある白い結婚式場。美しい会場。福島県いわき市。パルシステム福島の総代会。

和田佳代子理事長の開会あいさつ。浪江町のセンターが原発事故で使用できず、5000人が移動した。いまだに800名に連絡が取れない。

昨年は一ヶ月遅れてようやく総代会にこぎつけたが、事業計画はどうなることかと思った。なんとか3ヶ年計画を立てた。それがこの2012年度の2年間で前倒しで達成できそうだ。組合員の皆さんの利用が高い。信頼が寄せられていると感じる。脱原発、放射能汚染対策。エネルギー政策は私たちの思いを寄せた。

それにしても政府の進める三つの悪政。増税。復興もまだまだ手付かずなのに冷水を浴びせる。大飯原発再稼動。事故原因をどう考えているのか。安全をこれほどないがしろにしてどうする。そしてTPP。農を食を、そして医療、保険など暮らしを守りたい。地域の商店街もまだ再生の端緒についたばかり。

今年は国際協同組合年。みんなで協同する。私たちはこの地を愛しこの地で暮らしたい。

エネルギーも自分たちで選択したい。そして健康で暮らしたい。

今日は、総代会終了後、三羽良枝さん(NPO女性の健康とメノポーズ協会理事長)の講演があります。一緒にお聞きしましょう。

安斎雄司専務理事の議案提案。2011年度は予算は19億とエイヤッで立てた。赤字予算である。それが23億円。組合員さんの一人あたり利用が1回500円もアップした。パルシステムグループの協力のおかげ。さらに全国の生協からの支援金もいただいた。生産者への義援金とした。さらに再生可能エネルギーと節電で使わせていただく。

ながい復興支援と放射能対応に取り組む。そして健康問題をメインに取り組んでいきたい。

全議案が反対なしの満場一致で可決成立した。単に反対がないだけではない。参加者の必死さ。力を合わせてこの地域と暮らしを守り、子どもたちと家族とを守る決意がにじみ出ていた。

パルシステムグループも一つだ。そして全国の生協も連帯する。世界の人びとも注目し胸を痛めている。良心のたまり場。誠実な人びと。

平気で安全を壊し放射能を撒き散らし責任をとらず、ましてや原発再稼動。うそをつき事故をいまだに隠す。反省などけっしてしない。そうして多くの国民の願いを踏みにじる。そういう権力者、国、大企業。

だがくじけない。あきらめない。少しずつ少しづつ地味だが歩みを止めない。



nobu23 at 06:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年06月20日

台風一過 爽やかな空気

強い台風4号が通り過ぎた。夕べあんなに窓を震わせていたのに。今朝はカラッと空を塗り替えたように輝く青空。名残りに浮雲が漂う。まだ無骨な灰色の塊が残る。

道端には吹き飛ばされた葉っぱたちが散らばっている。アスファルトにへばりついている。

ふとみると近所のおじさんが早朝から掃除をしている。道を掃いている。嬉しいな。とくになんでもないように丁寧に塵取りで葉っぱたちをすくい取る。きっとコンポストに使うのだろう。照れ臭くないぞと思いながら、おはようございます、と小声で声をかける。すると顔をあげておはようございます。と会釈してくれた。

見ると60歳を超えているか。髪は染めているが少し染め残っている。スリムで自然体。ギリギリでは無い。あくまで普通の人。普通に振る舞う。これが凄い。

道端に生命は宿る。嵐の後にはいのちたちの戦いの後が残る。あの強風を凌いだ木々。だが散ってしまった葉っぱたち。

それをたんたんと始末する。何事もなかったように。僕はいつもそこを気にとめずに通っている。電車の時刻を気づかいながら通っていく。



nobu23 at 06:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

パルシステム千葉の総代会

パルシステム千葉の総代会。小田急線が遅れ京葉線が遅れて危うく遅刻しそうになった。会場は京浜幕張駅前のホテル。広く豪華。モニター画面も充実。

平野都代子理事長のあいさつはここからはじめようとの呼びかけ。総代に語りかける。包み込むような雰囲気。あたたかい。

議案提案は下地通太専務理事。総代会議案書が整理されてわかりやすい。資料集も必要充分なデータ。そして2020ビジョン。これはパルシステムグループの理念とビジョンとパルシステム千葉の計画。これもすっきりして見やすく理解しやすい。

簡潔で誠実な提案。20周年記念事業への質問へ資料にあると誤って答弁して、間違いに気付くと悪びれず訂正し謝罪した。これは意外に難しい。言い訳しない。開き直らない。

総代からの発言は震災復興への組合員参加をもっと企画して欲しい、再生エネルギーの取り組み強化、パルサービスセンターの対応のマズさといった積極的な発言。その中にはパルシステム神奈川ゆめコープ以来の伊藤さんがいた。懐かしい。元気そうだ。後で声をかけた。

新村常務の答弁も下地専務と同様に簡潔で誠実な対応。好印象。変に丁寧過ぎず悪びれず対等な発言に受け止められる。なかなかできないこと。会場からは反対は無い。

パルシステム千葉は震災、原発事故のなかで千葉で奮闘した。組合員の被害や不安に寄り添い一生懸命対応。そして地元生産現場に足を運び地産地消の商品扱いを強化した。さらに直営農場も準備している。放射能汚染のために農体験が減った。仕方ないけど残念だ。

お店の閉店。断腸の思い。最後の野田中根店だけはリニューアルし活性化したい。

もし注文が有るとすると事業計画が手堅くなり過ぎか。誠実であろうとやや冒険不足に見える。傍から見ると。

地域に根を張り地域と共にあゆむ。組合員が多勢活動に参加然れてはじめて生協だと下地専務は語った。いいね。



nobu23 at 03:04|PermalinkComments(6) 生協組織 

2012年06月19日

真夜中のヤモリ

寝苦しい夜

まだ6月なのに蒸されるように寝苦しい

キョッキョッというような鳴き声が外からする。ぼんやりと聞いている。鳥にしては夜なのに。と思った瞬間にふっと浮んだ。昨日ベランダで見たヤモリだ。トカゲにしてはガニ股。壁にへばりついていた。白っぽい。あわてて逃げた。あいつだな。

もともと布団をかけるような寝方はしない。作務衣のズボンとランニングシャツ。裸の大将。

敷布団からはみ出して板床を転がる。

なんか夢を見ていた。思い出せない。あちこちに固い物が積まれてぶつかっている。ゴロゴロ転がるが平穏はない。仕方ない。

右背中にその角が当たり目覚める。喉が乾く。口蓋の奥。のどちんこのあたりから食道付近。少し痛み。

起きて薬草湯冷ましを飲む。小田原の梅エキスを箸につけて舐める。鳥居ちゃんの作ったもの。これが酸化したカラダを癒す。ふう。

ヤモリ。夜に鳴く。複数の声。なにを話しているのか。

明かりをつけて枕元の本を読む。いつしか夢の中に移行していく。



nobu23 at 05:35|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

2012年06月18日

田んぼとブータンのGNH

小田原田んぼの田植え。

小雨の雨はあがった。午前6時に中沢君から一斉にメール配信。やります。まだ小降りの時。苗が伸びてしまうと心配だった。

仲間たちとお手伝い参加者で10名。いよいよ田植え。まず代かきのヘタさとすでに生え始めた草取り。そして二条植えの田植え機。石川さんに指導してもらって恐る恐る動かす。金ちゃんがおっかなびっくり動かす。曲がる。

田んぼはデコボコ。深い浅い。深いところは沈む。浅いところは土が見える。増岡君が平らにする。

園山さんも忙しい仕事をやりくりして駆けつけた。文平君、河西君、安達君、木村さん、お母さんが草取りと手植えだ。9時過ぎに集まり午後1時前までに終了。途中、鳥居ちゃんが小宮さんに言って中古の田植え機を一台持って来てくれた。ありがたい。みんなしろうと、はじめて使う人も多い。

田植え機を洗う。傍の水路からバケツで水をかける。草で軍手で洗う。そして山の倉庫に片付ける。

鳥居ちゃんが真竹を取りに連れて行ってくれた。園山さんちの力太くんが喜ぶ。

夜、真竹を剥いて玄米一掴み入れて湯がく。取りだしたら、便利つゆと少しの三温糖と干し椎茸で煮つめる。これが美味い。くりくりとしてほのかに新鮮な竹の香り。これは孟宗竹とは違う。好きだな。

BSNHKでブータンを放映していた。アグネス・チャン。ユニセフ。ブータンは王国。普通の国の国民総生産(GNP)を国の発展基準としない。国民総幸福量(GNH)を指標とする。国民が幸せになることを目指す。

だが貧しく教育も行き届かない。仕事も無い。若者の失業。そして車や携帯電話の普及。都市化西欧化の波。苦悩する。だが目指す指標に誇り。教育に力を入れる。

ブータン。世界が注目する。壊れる世界が。



nobu23 at 07:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年06月17日

日本フードシステム学会大会 in 日本大学生物資源学部

大学の雰囲気が好きだ。それも世間と隔絶されたような独特の雰囲気のあるキャンパスが。本来、就職活動や成り上がり競争とは無縁の知的好奇心の溜まり場。一切の世俗から離脱して真理の探求のみの場。そのあらゆる人びとのための場。なんである。そういう空間。憧れている。

若い時、学問が単なる競争と選別、労働力養成所と転落した高校に幻滅した。予備校化したそれに出会い憤った。憤慨した。非人間的学習化。学問とは真理追究、深い人間性養成の場であるべきと。そういう生っちょろい理想主義。真理原理主義。以来、資本主義的な生き方が大嫌い。

さて、実態はどうあれ勝手に妄想を広げて理想を追い求める。そこで学会に所属。一日中、こ難しい学者の先生たちとの議論を楽しむ。

今回のテーマ。フードシステム研究のニューウェーブ。座長は佐藤和徳(岩手大学)と浅美淳之(京都大学)。そして報告は4つ。おのおの報告者一人に共同討論者二名が報告する。まずその趣旨を学会誌の大会誌に記載しておく。それをベースに発表していく。12名が座長解題も入れてギッチリ約7時間超に渡って報告が続く。かつ翌日の個別報告もある。

刺激的だったのはやはり斎藤修会長(千葉大)。いま地域に注目する。グローバル化のなかで地域だ。それも農を中心とした展開。その実践例と可能性。そして課題提起。これは使える。地域の疲弊。高齢化。衰退化。これは変えられる。

さてニューウェーブとは何か。大きな時代変化。それに伴う研究の変化だ。

消費行動。食は本来健康のため。ところが所得格差で健康破壊が広がる。医療費が増大。毎年3%1兆円。破綻に向かう。

食の安全。信頼システム。生産現場、流通、小売り、消費者までの関係によるリスクと危機。

食品企業のグローバル化。とりわけ日本企業の東アジアでの展開。円高局面。ATF、EPA、など貿易協定などとの関係。

6次産業・農商工連携。地域ブランド形成。農を核としたクラスター。地域マネージャーの育成。人・もの・金の再構築。

何が刺激的といって、やっぱり単なる事業や運動という実務だけではおもしろくない。やはりそれが意味すること。生協が社会的にどういう価値があるか。パルシステムにどういう価値があるか。問題は何か。課題は何か。学問的に鳥瞰する。

大いなる変化。大震災。原発事故。EU危機。超円高。TPP。大増税。すべてはつながっている。

それにしても学問的な方法論。言語体系。おもしろいが普通の言葉に翻訳が必要だと思った。難儀である、ふーッ。



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2012年06月16日

日本生協連第62回通常総会

日本生活協同組合連合会の総会。江東区のホテルイースト21。500名弱が参加。

生協はいま変わりつつあると思った。もちろん震災で。もともと真面目な人びとの組織だ。でもそれがデフレとスーパーとの過当競争に巻き込まれて二流の流通業かと口汚く言いたくなるようだった。しかし違う。

とくに三陸の岩手と宮城。そして福島。この地の人びとの助け合い協同する柱となった。みやぎ生協は地域の過半の人の組織。だから最優先で復旧、復興の先頭に立っている。地元の食材。塩を被った田んぼに塩害に強い仙台白菜。それを全量買い上げる。南三陸のカキ養殖の復活プロジェクト。地産地消の本格的展開。仮設住宅へのこまめな組織化。それを全国の生協が連携する。そうした取り組みを最優先する組織。そのマネジメント。それが組織のありようまで変える。変わっている。何かが起きている。偉大な変化。

福島は変わった。長期の放射能との戦い。16万人が避難生活。これほどの避難民は戦争を上回る。福島県生協連合会は語る。だが97%の福島県民が残った。放射能汚染の不安と恐怖と戦っている。設備も人もお金もまるで足りない。安心して暮らせる福島を取り戻す。全国書名。子どもたちを毎週避難させ深呼吸して遊べる子供プロジェクト。体内被曝を測る。ホールボディカウンターの設置。網の目の放射線量調査。除染活動。まだまだ人もお金も足りない。助けて欲しい。

その福島県民の気持ちに冷水を浴びせ逆なでする動き。大飯原発再稼動。福島県民はすべての原発を廃炉にしたい。使用済み核燃料棒の安全な除去。事故の収束はおろか原因さえわかっていない。それなのに、

生協は政府と株式会社以外の巨大な人びとの組織だ。出資してみんなのために役立つ。地域・社会に役立つ組織。これが社会が破壊されようとしたときに底力を発揮する。協同の心。

賀川豊彦。愛と協同。日本が変わる。その底流。地道で派手ではない。だが決して後戻りしない動き。偉大な潮流。



nobu23 at 06:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年06月15日

三好礼子さん in. パル静岡

三好礼子さん。エッセイスト、自然回帰型生活びと、国際ラリースト。だと書いてある。株式会社フェアリーテール。

18歳でバイクで日本一周。3万キロ。野宿や見知らぬ方に泊めてもらうほとんど無銭旅行。バイトで稼ぎながら。

女らしいという言葉がある。どういうのか男らしい女性。武道の身体を持った知性的な方だ。独特のオーラ。

パリダカールラリーに何度も出走。最初は43歳で挑戦。撃沈。どうしたら完走できるかと先輩に聞く。足下の砂を読むこと。この答えが解るまで時間がかかった。毎日の生活の基本ができること。大きなことは小さな生活ができないとできない。

アフリカの様々な国と山と砂漠を走る。常に死と隣合わせ。一瞬で吹っ飛ぶ。

アーリット。ニジェールの都市。ウラン鉱石がある。アフリカの都市を走る。友人がたくさんできた。だが内戦。翌年には殺されていた。ウラン利権。内戦の原因。その恩恵は日本とつながる。世界はつながっている。

現在54歳。離婚していまは共同生活者といる。静岡県朝霧高原。美しい富士山。犬。ロバ。山羊と住む。カフェはその連れ合いが経営するとうまくいく。自分がやっていると全然ダメ。彼は山羊の乳を絞りチーズも作る。お肉にもする。

東京にいた時は、ほとんどの病気をした。食事もジャンクフード。痔も患った。それがこちらにきてすべて無くなった。一日一日剥がれ落ちるように治っていった。自然と大地。

でもなんでも食べる。あのオニギリの佐藤初女さんが泊まっていった。有機野菜とかこだわりますかと聞く。いやいただけるものは大切にいただくという。そうかと思った。

富士山一周トレイルランを主催。180kmを三日間で走る。元はスイスアルプスのモンブラン。この166km走破。世界トレイルラン。

宇宙から見る。私はプレアデスから来た。世界一という響きがいい。富士山トレイルランも今年5月に2千人参加で行った。8割が完走。71歳でハーフ完走。82km26時間。苦しみの限界を超える。

バイクの乗り方を参加者に実践指導。田んぼが大好きで一日中田植えをしても腰が痛くならない。体幹が若いと言われた。

すっくと立つ。片脚立ちでブレず平気。何時間でもいける。やはり身体が違う。

中学校時代の絵と文を見せる。すでに砂漠を夕日に向かって走る図。不思議だ。アフリカを走りながら何度も来たような初めてでない気がした。ご縁。感謝。これを大切にしたい。



nobu23 at 06:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年06月14日

パルシステム静岡 第7回通常総代会

生協の総代会運営は手続きや規則が厳密である。長い歴史によって、また法的な有効性などによりキチンとした議決が求められている。そこは事業を伴わない自治会などとの違い。

パルシステム静岡は設立して5年を過ぎた。この6月から丁度6年目に入る。感慨深い。最初に立ち上げたのは上田由紀さん。副理事長。一人からの出発だった。賛同者を集め設立発起人を集める。大変だったろう。そしてパルシステムグループの連帯のおかげで今日まで発展した。組合員1万5千人。事業高17億円。

商品活動も活発。大きな商品展示会も開催し、生産者「野菜くらぶ」と組んだ初の産地公開確認会も実施した。そして地元生産者やメーカーさんと「有・機・食・人」グループを立ち上げている。地産地消、交流に力を入れる。味噌作り交流や田んぼ取り組み。

そして商品開発チーム「お魚お助け隊」が苦労をかさねついに新商品「おさかなナゲット」をリリースした。パルシステム6月4回から発売開始。魚臭さが少なく美味しい。子どもたち向け。

地元ホールアース自然学校との共同企画「おいしい里山物語」「里山ようちえん」など組合員の自然体験企画を充実させてきた。

上田さんは語る。今年は田んぼは三反で田植えをした。荒れた土地を耕して田んぼにした。酒米にしてこだわりの酒を扱う。

さて、岩元一豊さんだ。この総代会役員補選で理事となり、第一回理事会で専務理事に選出された。2012年度は組合員1万8千人。20億円。黒字化を実現すると力強く挨拶した。

格式ばった総代会が終了すると、総代さんや職員、来賓たちで弁当昼食。そして午後は映像による一年の振り返り。震災復興支援活動やサマーキャンプなど多様でいきいきとした取り組み報告。笑顔。

「お魚お助け隊」発表。そして三好礼子さんの講演会。総代の一人。おもしろかった、



nobu23 at 11:03|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年06月13日

総代会のシーズン

総代会シーズン。

生協は協同組合。協同する組合である。協同とはなんだろうか。

あまりに有名すぎて好きになれないコンサルタントがいる。それもアメリカ人。だがこの資本主義の「勝ち組」の指導をする人に不思議に協同の本質をみる。スティーブン・R・コヴィー。著書「第3の案」。

二項対立から第3の案へ。間違っている人、そのグループ対自分達正しい意見。あるいは間違った邪悪な役員達対弱く正しい犠牲者の自分達。ひどい政府とその被害者の自分達。だから相手をやっつけろ。批判して打倒する。組織の幹部や自治体や国家の官僚や政治家はロクなやつがいないとする。つい口汚く罵る。

こういう構造。こういう自分の陥りやすい態度。思考法。これが問題。

正か悪。正しいか間違い。敵か味方。仲間か余所者か。黒か白か。こういう考え方では問題解決しない。むしろ問題を拡大し亀裂を生み出す。最終的には殺し合い。戦争。いや大げさではない。

協同すること。相手を考える。なぜ批判をするか。なぜ暴走するか。必ず原因がある。それも恐ろしいことに自分にある。じつは自分の問題だったのである。なぜか。

世界はすべては自分が感得している。思考実験。いま自分が目が見えなく耳が聞こえなく皮膚などのすべての感覚が途絶える。あるいは地下深い洞窟に閉じ込められる。すると世界は消える。自分の心のなかにしか視えなくなる。

現実の世界。なんという素晴らしき世界。で、再構築する。世界を捉え直す。同じように見える現実。これが違って見える。

協同への道。疑心暗鬼。不安。恐怖。自分たちだけは助かりたい。エリートパニック。それと向き合う。見つめる。

やがて敵が見える。敵ではない。ただのおじさん。ただのおばさん。普通の人びと。おもしろい。

腹のたつ言い方。理不尽な決めつけ。根拠の無い発言。反対のためのいいたて。つい頭にきてこのクソナントカと罵りたくなる。表でろ!と言いたくなる。これがいかん。これでダメになる。溜め。いったん落ち着く。大きな呼吸。ゆっくりと吐く。受け止める。自虐。

大きな組織。多様な生き方。問題の存在。やることはいくらでもある。楽しもう。おもしろがろう。怯えず守らず排他しない。感謝。生きている。じつに豊かな人生。分かち合い。



nobu23 at 08:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年06月12日

議論と実践 と多様性 副島隆彦著「日本の秘密」を読む

副島隆彦著「日本の秘密」がおもしろい。戦後日本の軌跡をアメリカとの関係で読みとく。

大雑把に言えば、マッカーサーとニューデーラーたち。コッポラ監督のベトナム戦争を描いた地獄の黙示録。あの原住民に君臨するカーツ大佐。これはマッカーサーがモデルだという。自分が王となり理想国家を建設する。その優れた神官たちがアメリカのケインズ派ニューデーラーたち。そして平和憲法と軍事同盟と地位協定。これで従属国の永続化。

ただしマッカーサーを追い落とすCIAと冷戦構造。アメリカの政争。アメリカの政治潮流。これがおもしろい。西洋思想史の凝縮。

リバタリアンとネオコンの違い。ネオコンはトロッキー主義から。世界革命。ソ連スターリン主義の打倒。ライス国務長官の卒論はソ連赤軍の研究。ほかにも代表的論客は学生時代第4インターだ。

リバタリアンはアメリカ開拓時代以来の農民思想だという。国家などいらん。自分で身を守り武装し生計をたてる。福祉も余計だ。一歩間違うと排他的地域主義、アナーキー。

こういう潮流に対して自然法主義。そしてヒューマンライツ(人権派)。さらにアニマルライツ(環境保護派)これらがある種原理的に徹底化し政治潮流を対立的に形成されているという。

さて日本は吉田茂を頂点とした官僚政治と党人派と分ける。吉田学校。吉田茂は複雑だ。もとは外交官でイギリスヨーロッパ派。しかしアメリカ占領でアメリカ派になる。面従腹背。

対して政党人脈。鳩山一郎、石橋湛山など。政権握るもロシア平和交渉と外国との等距離外交で失墜。似てるな。

問題は全学連と安保闘争。田中清源。CIA。島成郎。ヤクザの抗争。山口組と田中清源。全学連資金問題。要は世界革命が、いつの間にか岸政権打倒の一転に変わる。政争の具。とされる。

たしかに姫岡玲二こと青木昌彦が安保闘争に敗北してアメリカに留学するシーンがある。当時まだ海外渡航もドル安保有も許され無い時代。それも有名な全学連指導者が大使館に出入りして渡航し大学に入る。超優遇策。

ただしそうだとして全学連うんどうのおもしろさは変わらない。政治史観は時として指導者論になり政治思想史論で括られる。これがいかん。するとアホな民衆と優れた思想家による政治や国家論に転落する。そうだろうか。

副島隆彦は思考実験としておもしろい。タブーを破る。自衛隊の存在。福祉国家論批判。アメリカ従属論。差別論。「欺瞞的」に見える種々の正論を論駁する。これが刺激的。劇薬。

インドにヨガがある。日本に禅の思想。それは身体と心の統合。知識は誰のためにあるか。

すべては自分にある。肉体という宝石。宇宙。

大衆とはだれか。大衆を操作する人は大衆に操作されている。無自覚なエリート思想。だがおもしろい。



nobu23 at 09:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 読書 

2012年06月11日

宮本常一と中島明夫君 in 佐渡

宮本常一は日本民俗学の巨人。中島明夫君は現在佐渡に住むNPOトキの島事務局長である。佐渡市野浦に単身住みついてトキを調べる毎日。新潟大学の技術事務員として単年度雇用で糊口を凌いでいる。

中島君から雑誌「あるく みる きく」(株)近畿日本ツーリストの発行。編集「観光文化研究所」の終刊号をもらった。

宮本常一が主宰した観光文化研究所(略称観文研)。これは日本各地を歩き記録したフィールドワークの達人がそれに師事する若者たちとつくったもの。ここからいろんな学者や研究者が育った。この号でも内海愛子が書いている。日本の侵略とアジアにおける影響をつぶさに調査し記録し告発した。

さて、宮本常一の方法は自分の足で歩き回る。カメラひとつ。あとはノート。これだけ。そして聴く。聞く。よく聞き引き出す。あんな人がと思う人におもしろい真実の宝の山が眠っている。それを引き出す。彼が歩いた道のりを赤線で引くと日本地図が真っ赤に染まったという。

佐渡へは百回以上来て「私の日本地図 佐渡」を表している。これは佐渡人も知らないことが詳しく述べられている。宮本常一の民俗学調査はもともと対馬調査から始まっているがたしか九学会共同調査だったと思う。要は歴史だけでなく自然、鉱物や文化など幅広い知識をもってみて歩いた。

歩くとは何か。知りたいという好奇心。おもしろいことないかというわくわく感。カラダを動かしたいむずむず感。これは車で電車で飛行機で動くとかなわない。これは移動。歩くとは感じること。カラダの足の短さで。山坂を越える。田畑をきざむ。集落を縫う。小川を渡る。家並みにはいる。浜を散策する。海岸を見渡す。目と耳と口。皮膚。鼻。五感が働く。すると六感が稼動する。

書くこと。記録すること。フィールドノート。簡潔。落書き。日時、場所、人、写真、出来事。走り書きで記録しておく。人に話すように書く。レジメで箇条書き。立派な文書や偉そうなことは書かない。伝えたいことを絞る。自分が読者。未来の自分に残す。

歩くこと。考えること。考えるとは物語を生み出すこと。たくさんの物語を知り共感して自分の物語を紡ぐ。そこにもここにも年寄りがいる。人生の達人たち。こういう人は哲学を持つ。言葉化しない経験の宝庫。おもしろいぞ。

白隠さんの言葉を良寛さんが筆にしたもの。静岡沼津の松陰寺にて。白隠さんが仲の良かった良寛和尚。お互い変人同士。



nobu23 at 06:51|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年06月10日

佐渡 野浦にて

あいにく雨だったが、中島君とトキを見に行った。佐渡のトキ野生化訓練センターの裏当たりで、広美 が飛んでいる三羽を見つけた。遠い。良く確認出来ないが羽が心なしか薄い赤に見える。途中で出会ったカメラマンたちも三羽確認したという。

二時間半はぐるぐる回るように探した。耕作放棄地に水が張られビオトープになっている。

夜、その中島君と宮司の臼杵秀麿君と家で飲んだ。後から宮司の嫁の鈴子と定夫さんが合流した。定夫さんは土砂降りのなか田んぼの水路や河川の氾濫を警戒して見て回ったという。

イカの刺身。飛魚刺身。イカの丸煮付。とりわけ美味かったのは鈴子のアジフライ。宮司は大好きでこの時期は毎日でも食べるという。

93歳になった母。小食のせいか元気だ。広美を嫁さんと読んで喜んでいる。頭はまだまだボケてない。自分で起きて杖をつきながらもトイレは自分でする。オシメも自分で替える。ヘルパーさんが洗濯、掃除と風呂に入れてくれる。食事も作りおきしてくれている。ありがたい。

前に一度だけ母が兄の新潟の家にひきとれたことがある。家は不在になった。そのとき突然、実家が遠く感じた。実体がかすれるように薄れた。村が遠のいた。やはり母の存在は大きい。実家と村。その存在感。

翌日曜日には佐渡を後にする。雨が晴れた。小佐渡の山に雨雲がかぶさっている。船が岸壁を離れる。母を残して帰京する。海は霞んでいた。



nobu23 at 18:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年06月08日

静岡と白隠禅師

白隠慧鶴(はくいんえか)。臨済宗中興の祖、一万点もの禅画を残した江戸時代の禅僧。そのお墓が静岡県沼津市の松蔭寺にある。たまたま岩元君とパルシステム静岡の総代組合員訪問の途中で見つけた。

狭い路地の酒屋の塀に地下水の無料水道施設があった。地元の人がペットボトルを大量に持ち込んでいる。声をかけると冨士の沸き水でとても美味しいという。そこで酒屋に話を聞きにいく。高嶋醸造。なんと「白隠正宗」の純米絞りを売っていた。いいね。すると近所が白隠さんのお墓があるという。その松蔭寺を訪ねた。禅寺。独特の雰囲気。古い修行場もあった。白隠さんは不思議な人。ぶっ飛んでいる。特に食と呼吸法と絵がおもしろい。

さて、パルシステム静岡の総代会が迫っている。課題は本人出席を増やすこと。協同組合は利用と共に運営参加が大切だ。ややもすると便利な企業としてしか利用していない組合員も多いと思われる。

組合員の権利。このパルシステムという組織と事業は組合員の出資で成り立ち組合員の運営参加で行われる。出資すら商品利用の単なる条件として「貯金のようなもの」脱退すれば返されると加入時説明される人もあると聞く。これは違う。杓子定規のようだが、出資金は協同組合資本となる。出した瞬間から例え名義は本人でもお金は組合財産となる。破綻すれば返さない。協同財産。

で、組合は年一度、組合員に総会か総代会を開いてその活動と決算状況などを報告する。これは組合員が協同の力で運営する権利で有る。本来、凄いことだ。私的資本企業はそんなの無い。株式会社も株式を圧倒的に所有していればほぼ勝ってにできる。協同組合は一人一票制。属人性を保持している。

だからいくら商品を利用するためと加入の敷居を低めても、それだけではダメだ。丁寧に組合運営を説明し参加を求める。運営参加で組合運動をつくっていく。

というわけで岩元君と組合員訪問。挨拶し一年の活動報告と総代会へのお誘いをする。

訪問してみるととても気さくにお話をしてくださる。家にあげてお茶も出して下さる方もいる。お肉やハムは人気だ。便利つゆも納豆、豆腐も評価が高い。お魚の冷凍品は新鮮なものにまける。これは課題。総代会への出席はほとんどの方が了解してくれた。楽しみである。



nobu23 at 12:10|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年06月06日

恐慌のイメージ 地域を守る

ギリシャ危機

EU危機

世界連鎖 大恐慌 そのイメージと課題

NHKのBS放送でギリシャレポートを見た。かなり前のこと。ELEというNGOで国の債権を監査する会が活動していた。若い人たちが大学を出ても就職先が無い。年金ぐらしの父親の年金も減らされる。生きていけない。こうした若者たちがギリシャの国債がなぜあそこまで増えたか、不良債権化したかを調査している。そのレポートだった。

国債とは政府発行の大量の借用書。要は借金だ。これがどこで拡大したか。どこから借りたか。これを調べている。

ギリシャは2001年にEUに加盟し一気に国債市場が活性化した。そして2004年のアテネオリンピックの公共事業で莫大な金額となった。実態はドイツの銀行からの借入。ギリシャ国債を保有するのはおもにドイツの銀行。不良債権はドイツに溜まる。これをEU中央銀行に寄せる。不良債権をEUで買い上げる。

アテネ前市長。大量の放置した建設予定地。当時、法外な高額で市当局が購入した。債権発行。いまは膨大な不良資産となっている。公共事業が誰のために行われたか。市民のためだったか。そしてその公共事業の債権の購入はドイツから。かつ公共事業の受託はドイツのゼネコン。というやったりとったりの実態。素抜きでむしられる。

そして2008年のリーマンショック。一気に暴落。不良債権化。そこに2009年に政権をとったパパンドレウ首相が、前政権の債務残高の粉飾を暴露した。これで国債の格付けが暴落。破綻。現在は、IMF、ECB(欧州中央銀行)、EUののトロイカ管理。〆把稍其發琉き下げ、賃金カット 8務員の削減、を飲まなければEUの支援は一切受けられないと迫る。

究極の自由貿易。EU。ドイツの一人勝ちの実体。こうして金融が経済を破壊する。マネーがマネーのために経済を組み立てて、役にも立たぬ債権市場が踊る。そして破綻。現実の企業が倒産しモノが回らなくなる。人が働く場を失う。ギリシャ人が怠け者なのではない。イタリア、スペイン、フランスへの波及。

いまヨーロッパは大量の失業者で溢れる。25%。働く場が無い。金融が一人勝ち。ドイツが一人勝ち。結果、EU全体が沈没していく。そしてその渦に世界が引きずりこまれる。銀行の破綻。取り付け騒ぎ。すでに起こっているヨーロッパ。

沈没の大津波はなんと善良で弱い人々に襲いかかる。原発事故のように。なにも悪いことをしていない。電気の恩恵も無い。そういう福島県飯館村。ギリシャ危機からEU危機。そして世界恐慌。この大津波は避けられない。そのとき当の仕掛け人たちは売り逃げる。金持ちたちは安全圏に避難して資産保全。悠々自適。

だが、関係無いと思われた僕たちに大不況が襲ってくる。これはハッキリしている。分かっている。つもり。しかしとは言え来るまで本当には実感出来ない。津波のように。信じられない。

ではどうするか。どうしたらいいか。

離脱と地域通貨。

通貨を解さない経済。物々交換。人的サービスのボランティア交換。人人交換。

新しい価値の誕生。畑田んぼ、食糧生産。自給圏。エネルギー生産。労働とサービスの自給。医療と教育の自給圏。

意識的なグローバル経済からの離脱。地域モデルの創造。

本格的な現在貨幣からの離脱模索。パル通貨。ポイント制。産地との物々交換。人人交換。そのイメージと実際。挑戦。チャレンジ。行動。やってみること。楽しむこと。おもしろい、来るなら来い。素手で立ち向かうこと。仲間たちと。



nobu23 at 06:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年06月05日

簡便ご飯 自分流

炊飯器は少し贅沢なやつにしたい。メーカーは選ぶといい。玄米炊きが付いているもの。タイマーも便利。いや、俺は陶磁器だとか鉄釜だというならそれはもっといい。

さて、玄米はやはり無農薬で化学肥料はもちろん使って無いものが必要だ。それはやっぱり外殻の微量要素部分に溜まるからね。ここはこだわる。そんなの無いという人は言ってくれ。安く分けます。小田原の田んぼ。意外にうまいぞ。

いまの炊飯器は優秀。軽くすすぐだけでいい。ギュッギュッと研いだのは昔の話。昔は温度も湿度も放りぱなし。春を過ぎると外殻の糠分がカビてくる。それが不味い。カビ臭くマズイ。だから精米して良く研いだ。糠分を落とす。とくに外殻を削ぎ落とすと白米の外側の薄い糠分は蜂の巣構造になっていて、その底に肌糠がへばりついている。ねちゃねちゃするやつ。これが本当の微量栄養素が有るところ。旨味成分なんだが、黴びたらいかんともしょうがない。それで昔の米研ぎ名人はこの肌糠を綺麗に取った。そして磨いた白い米を食した。これはこれでいい。ミネラルやビタミンなど微量栄養素が抜けてしまうが。仕方ない。

いまは保管倉庫のレベルが違います。温度も湿度も最適な状態。だから夏場でもクレームがこない。味が落ちない。むろん比較すれば新米のうほうがうまいが。もちろん。で、研がなくていい。ゴミを流す程度。

そして水はメモリが有る。それにセットする。あとは炊飯時間が普通より長くかかるので、炊き上げ時間を予約する。なお、玄米に黒米も混ぜておきたい。すると赤飯のように赤く染まる。これがいかにも美味そうになる。ぬかかかかか。

あと一歩という人は軽米町の雑穀を入れる。木下さんから手に入れる。これで完璧。雑穀に豆類が混ざっているとまた香りも違う。こうして炊飯器が勝手に夜明け前にグツグツと音をたててくる。香りが漂う。幸せ感が漂う。ぐはははは。

ご飯は出来上がった。さて味噌汁が欲しい。これも実に簡単。まず出汁パック。なに、パックというからバカにしてはいけない。パルクラスになるとこれが本格的。煮干や鯖節や干し椎茸だかが適度に砕いて入っている。紙パックも未晒し。これを水から放おりこんでおく。具はなんでもいい。ジャガイモと玉ネギ。スライスして水から放り込んでおく。煮立ったら味噌を溶く。この味噌にこだわりたい。手前味噌。なければ玄米麹の有機大豆・小麦の味噌。それもなければ天然醸造なら何でもいい。この天然醸造が大事だ。最近のスーパーの安売り味噌。この工場を見るとがっくりくる。すべてホーローのタンクでなんと3ヶ月で仕上げる。温醸造という。コンピューターで管理し人工的に発酵させる。それで足りなきゃアミノ酸調味料を添加する。いんちきくさい。

天然とは単に普通に味噌をつくること。大豆、小麦、麹、塩、水、これだけ。これを仕込んで発酵させる。発酵は様々な麹菌や乳酸菌のチカラ。一日の温度変化で複雑な菌叢変化を起こす。微妙な温度、空気の抜け具合、部屋の常在菌との関係。一つとして同じものは出来ない。こうして一年の変化を遂げる。これが最高のハーモニーをかもし出す。これを使いたい。食べたい。

サラダと浅漬け。超簡単。キャベツをさっと洗い千切り。ピーマン、トマトを細かくしておく。テキトー。それに塩をふりかけて揉む。ややしなっとしたらオリーブオイルを垂らす。そして黒胡椒をがりがりと振りかける。すこし酸味が欲しかったらレモンを絞るか。なければ米酢でもりんご酢でもビネガーでもいい。それぞれ微妙に味が変わる。これがおもしろい。

浅漬けは塩だけでいい。塩はミネラル塩ですね。塩の味。きゅうり、人参が旨い。キャベツもいい。少し放っておく。シャキシャキ感を残す。

贅沢を言わせてもらえば藪川の行者にんにくが欲しい。あとカジノヤの納豆。中粒経木入り。そして梅干。これで完璧。ぐはははは。



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2012年06月04日

管野栄子さん、原発と味噌、三波石、神泉、有機栽培と醸造蔵

管野栄子さん。飯館村の味噌作りグループ。古い納家に木桶。雀も出入りするような土壁の小屋。そこに美味い味噌があった。2010年のグリーンツーリズム訪問時。いまは仮設住宅に住む。

までいなライフ。美しい村づくり日本で表彰された直後に、警戒区域でもない飯館村が高い放射能汚染にやられた。下手すると事故現場周辺よりも高い汚染。見えない恐怖。修験者の聖地虎取山も汚染された。キツメのハイキングで登頂した記憶。

菅野さんは語る。何日も泣いた。なんでこんなめにあうのか。そして思いたった。泣いていてもしょうがない。行動しなくては。宮城県の山の中に二反歩の畑を借りた。ニンニクを作る。放射能には免疫力。ニンニクはいい。

何十年かかろうと必ず帰る。なんで自分たちが、から自分たちだから課せられた役割という思いに変わった。行きすぎた日本。これを立ち止まらせる。立ち止まって考えること。どういう風に生き残るか。生きていくか。動かなければ分からない。堰を切ったように話す菅野さん。語る。

増田レアさん。マハラバ文庫代表。この味噌の里親プロジェクトの呼びかけ人。美しい飯館村、そこの味噌のすごさ。決して絶やしてはならない。味噌種にして里親になり育てていきたい。つながっていきたい。

(株)ヤマキ角掛さん。有機大豆、小麦の国産原料生産からこの天然醸造の発酵蔵での味噌醤油の生産。こだわりの御用蔵。それが福島の支援で味噌作りだ。避難所への支援や募金のように具体的な応援はわかりにくい。味噌作りがなんで支援か。味噌の深い意味。自然の凝縮。だからこの味噌を大切に育てたい。

さて、この螢筌泪で角掛さんのご指導で味噌の天地がえしをした。菅野さんも参加する。埼玉県上川町。山深い谷合いにある分校跡地。そこにヤマキの研修所がある。その倉庫から3月に仕込んだ味噌桶を取り出した。参加者全員が輪になって手をつなぎ祈りを捧げる。そしてフタをとる。おおっ、思わず声がでた。美しい。それは濃い山吹色。この香り。見れば味噌に白い粒、シトシンだという。このシトシンは美味しい。深い。少し味噌を手でとり舐める。豊穣なそのなかにやや塩味がある。まだ未熟だと角掛さんはいう。キウリがほしいな。

手袋をしてかき混ぜる。ゆっくりと三回ほどこね回す。空気を抜いてビニールで再度密閉する。フタを落としオモリを載せる。重石はペットボトルに水。あるいは袋入り塩だ。桶10個。すべて微妙に色が違う。多様性こそ天然醸造の面白さ。

埼玉県上川町となった神泉村。ここは三波石層の露見地だ。神流川と下久保ダム。水。清水。神の泉という。だからここに有機の醸造蔵をヤマキは作った。天皇への献上蔵。包丁人四条司家が日本古来の発酵食品にこだわる。国産原料と天然醸造。

夜、NHKスペシャルを見た。日本が作った世界最速スーパーコンピューター「京」。第二位の中国の4倍。そして米国IBMの人工知能。これで未来はシュミレート出来るという。人工心臓も生き物のようにバーチャルに鼓動する。人工知能は機械学習を通して全米のクイズ王に勝つ。相手にならない。そして膨大な人類の知の集積をする。その上に超能力を発揮するという。超機械の未来。そうだろうか。

原子力とはなにか。大地と岩石に沈降されたウラン。それを分解分離し単体として取り出す。精製し中性子操作で核分裂を起こす。もともと宇宙の壮大なパワー。その沈静化とマグマによる攪拌と混濁による生物圏の誕生。その超エネルギーを還元して引き出す。

なぜ放射能は怖いか。生物を破壊しつくす超高エネルギー。制御不可能なミニ宇宙。生物層はエネルギーの最適化を図る。宇宙創成のような核分裂や核融合をもてあそばない。原子力平和利用。これは平和か。知恵なのか。

味噌。真逆。還元からの逆流。複雑性のハーモーニー。分離分解整理ではなく、混合混濁連携協同、共生態。その生命的エネルギー。

放射能の無毒化。単体ウラン単体プルトニュウムと結合。岩石との結合。悪魔のパワーを沈静化し眠りにつける。大地に閉じ込める。

矛盾。イカロスの翼。太陽を目指す僕たちは、その業火に焼かれて墜落していく。そこからのフェニックス。バクテリアと岩石と水。味噌という壮大なシンフォニー。



nobu23 at 06:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年06月03日

小田原下曽我の田んぼ 田起こし

田んぼに行けるとはなんて贅沢か。それも自宅からわずか一時間半。それで別天地だ。借りているとはいえマイ田んぼ。しかも気のあった仲間たち。

最近、中沢君の方が田主になりつつある。田んぼの作業工程を組み立てている。いや、作業者から仕事人へ。農をしている。面白くなってきた。

農の面白さは作業員では分からない。仕事と作業の違い。まるでベルトコンベアーの流れ作業のように仕事を分解しその部分のみ指示されて労働する。こんな非人間的作業ははやらない。いま組み立て工場でも一人組み立てラインがある。つまり仕掛けから工程、そして完成まで全部一人でやることで作る喜びと困難性や事故品の責任までを負う。そこに苦しみながらの喜びと発見がある。

ところが最近の農体験は至れり尽くせり。雨さえも降ったら、ハウスで真似事ができる。決して危険な目にもスケジュール以外の突発性の事故は起こしません。そのため、あれもダメ。これもダメ。事故を起きしたら誰が責任とるの。

さてNPO小田原食とみどりには自主田んぼ制度がある。これがいい。自主と言っても苗作りやトラクター管理、田んぼ借り上げなど色んな下準備は事務局がお膳立てしてくれている。本当にありがたい。その上で任せてくれる。だから行ける。

草ぼうぼうの田んぼ。草刈り機で中沢君が払う。金君と菊地さんは他の田んぼに手伝いにいく。河西君は周辺整備。あとで鳥居ちゃんが石川さんに言われてモアを貸してくれた。丸い草刈り版の着いた機械。動かしたら途中でぬかるみ使えなくなった。やっぱり単純な除草機がいい。

再び鳥居ちゃんがヒモ除草機を持ってきてくれた。金属板のもにのより柔らかな草には効果がある。

さて、田んぼの周りを刈ったらトラクターで耕やす。みんなで使ったせいかオンボロだが調子はいい。みるみる耕していく。

午後2時に終わる。中沢君は来週また水入れたのち代掻きをするという。土曜日煮石川さんが水を入れてくれる。ただし水利権問題もあり水は思うに任せない。

「弥生」で梅おろし蕎麦。大根おろしタップリに梅干し。梅干しを崩してつゆをいれ盛り蕎麦を浸けて食う。ひっ辛い。うまい。疲れが取れる。

その後、鳥居ちゃんの梅畑に行く。出荷で大わらわ。一時間半ほど仲間で手伝う。梅の大きさ。M、L、LLの大きさ。もぐ時の選別用に黄色のプラスチックゲージがある。小型のプラスチック板に基準の穴が空いている。これに梅を当てて通らなければいい。大きければOK。

お金が絡まない作業。これはこれで楽しい。いや、金が絡まないから面白い。

夢中になって取っていたら、あっという間に時間になった。引き上げる。

ほどよい疲れ。やっぱり小田原はいいな。楽しい。鳥居ちゃん。田んぼに悪戦苦闘しているとさりげなくフォローしてくれる。まだ早いといいながら真竹のタケノコ探す。あちゃー、取ったのを忘れて置いてきた。バカだな。

梅をもいでいると、落ちたモノは拾わないという。最近、放射能を勉強している。落ち葉や土壌に溜まるらしい。あっ、でも調べているがここは全くでない。おそらく曽我丘陵の陰になっているからかもしれない。

小田原は絶滅危惧種がたくさんある。小田原メダカ。田字草。関東タンポポ。そして関東ホタル。そういえばそろそろ蛍の季節。

だが交流はなにより人だ。管理のやかましい監視ではつまらない。やっぱりいい加減な面白さ。寛容な豊かさ。鳥居啓宣さん。



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2012年06月02日

玄米を食す

玄米、また自然食か。分かったよ。身体にいいんだろう。それは知っている。だけどマズい。

なぜ玄米なのか。

栄養学の陥穽。落とし穴。

粗食の意味。

アメリカの発見。マグガバンリポート。

理想のウンコ。なぜウンコか。

血液と免疫系。

腸の意味。管。腸と血管。

腸内細菌。共生。毛細襞。

幕内秀夫。山梨県と東京都の境の山の中に棡原がある。そこは長寿村と知られていた。水田がなく急峻な山間部に小さな畑だけで暮らしていた。主に雑穀や山菜をたべていた。それがじいさんばあさんが元気で日本一の長寿を誇った。ところが戦後の食生活改善運動で栄養バランスが悪い劣悪な環境と見なされて食事を変える。肉、卵、牛乳などを食べようとした。結果、むしろ戦後の世代が早死にする。不思議な現象が起きた。幕内先生はこれを調べた。

雑穀や山菜で長生き。牛乳や肉や卵で病気がちになる。このポイント。それは全体食。全て丸ごと食べる。雑穀は玄殻ごと食べる。この殻の部分にビタミンやミネラルは詰まっている。リンゴやナシも種周りや皮にビタミンやミネラルがある。だから皮ごと食べる。

アンデスの山岳民族でトウモロコシしか食べない人たちが居るという。それなのに栄養不足にならない。なぜか。トウモロコシの実だけではなくその実が着いていた芯も擦って食べる。エスキモーがビタミン不足に陥らない。魚もアザラシも内蔵ごと食べる。血も肝臓も生で食す。ぜんぶ食べる勢い。全体食。

魚の身だけ食べる。リンゴの皮も種周りも省く。肉だけ。牛乳だけ。肉食民族。スペインの祭、マタンサ。豚一頭、丸ごと食べる。血も。サラミ。全て使い切る。全体食。しかも野生の運動で痩せぎすの豚。肉食のレベルが違う。

アメリカのマグガバンリポート。1977年。上院特別委員会の報告書。医療費高騰で国家財政圧迫。その打開策。国民が医療にかからないこと。健康。国民の健康を増進させる。国家プラン。病気になる人の生活習慣を変えること。二つ。運動と食事。運動は軽く持続可能なもの。食事はある国をモデル化。それが元禄以前の日本。米と一汁二菜。その米は玄米だ。そして80年代に穀物と野菜の摂取量が日米間で逆転する。意外。アメリカは移民国。貧しい移民が常に流れこむという。じつはそうした貧しい層が肥満でハンバーガーとコーラを飲む。

腸のこと。腸は体内にある外部。クラインの壺。外から内部に通貫する管。口からお尻へとつながる外部。自己と非自己。免疫。食べ物が口から入り胃や腸にある。これはまだ外部。それを胃液や腸液で溶かし腸内細菌のチカラで分解して吸収する。腸内細菌。そして血管に入り全身に配分される。血管の血液が栄養分として各地の細胞に運ぶ。細胞はそれを受取りDNAで新生細胞に増殖する。一方、時間とともに死滅させた古い細胞は汚物として血管に運ばれ肝臓や腎臓などで解体分離されて腸から排出される。余熱や排水は全身表面からも行われる。

この代謝機能は毎日毎時一瞬も休まず続いている。この人体への原料である栄養の取り口で排泄口が腸である。そこは共生態。バクテリア。腸内細菌群。細菌叢。

ガンは血液のこの機能が劣化すると起きる。腸がポイント。

免疫とは何か。多田富雄。自己と非自己。非自己の認識と自己への組織化。それを拒否するものの排除、排出。免疫力はむしろ過酷な環境が強化する。暑さ寒さ。飢え。痛み。活動。

さて玄米だ。全体食。消化の悪さ。それは植物繊維の多さ。消化されにくい植物繊維が大腸に届き腸内細菌のエサとなる。乳酸菌を取るだけでなくエサも届ける。

理想のウンコ。バナナ状で「浮く」こと。これは植物繊維を増やしバクテリアを良い菌叢にすること。

山あいの貧しい村。雑穀を食べ野良仕事にせいをだし、そして信心深い。鳥と虫と風と住む。光と音と香りに敏感。聴けないもの。嗅げない匂い。見えないものを見る。超人たちの平凡。



nobu23 at 08:50|PermalinkComments(2)TrackBack(0) 生命 

2012年06月01日

「農・菜・土」第2回総会

「農・菜・土」とは埼玉産直協議会の名称。参加団体は有限会社沃土会、南埼玉ネットワーク、パルシステム埼玉、パルシステム連合会、株式会社ジーピーエスと、賛助会員として株式会社パルブッレッド、株式会社ヤマキ、全農パールライス東日本株式会社、農事組合法人埼玉県産直協同、丸和油脂株式会社などが加わっている。この第二回総会が開催された。NPO食農ネットささかみの石塚美津夫理事長の講演も行われた。交流の先輩。

目的は、生産者と消費者の交流を推進する取り組みを通じて、地産地消を推し進め、埼玉県内の農業と環境を守ること。

では何をしているか。

田んぼ交流。5月のオリエンテーションから10月の稲刈りまで7回、延べ363人が参加。南埼玉産直ネットワークで。子供がこんなに泥まみれになったのは始めて。収穫祭で生産者の顔を見ながら食べるのは美味しさがさらに増えます。との声。

沃土会の担当する指導は畑交流で二つ。「畑の学校」は5月から7月まで3回、132人。暑さと害虫で農業の大変さを知りました。自宅で虫にキャアキャア騒ぐ娘が、土の中の幼虫を見て「カワイイ、これ虫さんになるんだよね」と発言、びっくりした。

もう一つ、「わくわく農園」。これはユーアイコープ時代からの取り組み。7月から9月は毎週、その他は隔週で29回もやる本格的なもの。延べ640人が参加。沃土会の矢内おやじさんの厳しい指導で本格的な野菜各種の播種から定植なども覚える。

こうした交流のプログラムを「農・菜・土」は企画し推進する。参加者は主に子育てでわんぱくで元気な子供を育てたいとやってくる。虫とのふれあいも感動だ。そしてもうひとつ自分自身が農業に触れたい。できたら作物を育てたいとやってくる。このとき指導者が大切だ。沃土会の矢内じさまは有機農業の大家。文句なし。

では生産者のメリットはどうか。消費者の顔が見える喜び。これは基本。さらに農産物が売れること。この点、沃土会はパル埼玉独自品が800万円、南埼玉産直ネットワークはお米630万円を販売している。まずまず。しかしパルシステム全体では1億7千万円と前年比89%。厳しい。

「農・采・土」代表の矢内克志さんいわく、突然の雷雨と雹まで降った。被害が拡大。放射能検査で検出されないのに埼玉というだけで売れない。風評被害。これを何とかしたい。

各地に生産者と消費者の協議会が活動している。願わくば全国民が必ず農体験を毎月1度はできたら世界は変わる。食べることは、つくること。



nobu23 at 06:33|PermalinkComments(0)TrackBack(0)