2012年07月

2012年07月31日

明日へ帰る 東日本大震災の記録

本を出そう。記録を残そう。この記録本を出すことがあなたが理事長になった意味だ。

パルシステム協力会の三澤孝道会長からメールがあった。昨年の震災後の6月25日の「100万人の食づくり運動」集会。「いまここからはじめよう」と生協組合員と職員、生産者や食品企業や物流企業が300名ほど集まった。その集会の後である。

三陸の津波に流された水産加工場。飼料コンビナートが破壊されて多くの畜産が餓死を余儀なくされた。その生産者の戦い。原発事故の間際の養鶏場。強制避難と絶滅。

生協あいコープみやぎ職員の奇跡の生還。原発事故のなかの恐怖のなかの助け合い。福島の生産者の怒りとそして悲しみ。

不気味な余震が続き、原発事故の放射能汚染の広がり。事故の実態も隠されたままのあの6月。暑い日射し。そのなかでパルシステムグループの必死の活動が語られあった。

その記録を残そう。協力会三澤会長の呼びかけでパルシステム連合会とパルシステム生産者消費者協議会香取政典代表が編集委員会を結成した。

編集は(株)シータス&ゼネラルプレスの若狭谷さん。ライターは後田さん。発行は(株)マハラバ文庫。代表は増田レアさん。

人間は忘れる。それがいつか死の体験も極限の恐怖も時間とともに薄らいでゆく。いつか普通の暮らしにもどっていく。戻ることができたかのように、なにごとも遠い過去のようになってゆく。

私たちの失った記憶。いま現在も抜け出すことが出来ない人たち。今まさに進行する危機状況。

協同とはなにか。

大震災のただなかで、自然発した行為。人のために恐怖を乗り越え人のために夢中で行ったこと。被災地へ

直後から駆けつける仲間たち。

言葉より前に組合員へ訪問した職員たち。採算を考えずに食料をすべて分け与える役員たち。人は危機と死の体験の極限状況で協同する。

とつとつと語られる真実。これを読もう。深く読もう。読み刻んでいきたい。そうして、語り続けたい。



nobu23 at 07:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年07月30日

夏と蝉

あちぃね。茹だるような日々。

蝉のなきがら。なきがらはぬけがらに似ている。

蝉の一生。これが巷間言われているほど分かっていわけではないという。あの喧しく鳴くのはオス。伴侶を求めて鳴いている。

交尾できるオスはなんと地中に7年間いると言われている。アメリカクラスになるとさらに13年間も地中にいる蝉がいる。なんでかというと7年間と13年間だと同時に地上に存在する確率が低いから。こんな数学的確率が意味があるかとはおもっているが。

とにかく蝉のオスは大変だ。ひたすら泣きわめきながら一週間であの世いき。交尾できる可能性も低い。一説によるとメスは一回しか交尾出来ないそうだ。参ったな。

というわけで力尽きて死んで行く。文句も言わずに生き絶える。エライな。凄いね。合掌。あとは蟻達に食べられて生命を活かされる。



nobu23 at 09:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

2012年07月28日

埼玉ぱるとも会第3回総会

埼玉ぱるとも会だ。

規約によると、パルシステム埼玉とその前身組織を退任された役職員を退任した者が集い、相互の連絡と交流、その他の行事を通じ、会員の親睦を図るとともんに、協同組合運動の発展に寄与する目的としている。

年間で交流の場を数回設定。会報を4回発行。会費は年間で2千円。

今年度は沃土会見学と交流。埼玉散策「ぶら・さいたま」、セカンドリーグ埼玉との情報交換、などを企画している。

また現役でのパルシステム埼玉の近況報告と福祉法人パルの報告が、坂本理事長と亀山専務理事から報告された。



nobu23 at 14:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年07月27日

組織について

組織は一つでない。ひとりの人で地域自治会、町内会、マンション管理組合、同窓会、同級会などある。ほかにも田んぼグループや種々のサークルもある。

しかしやっぱり仕事の組織が人生に与える影響が一番大きい。

ではその組織がどうなっていたらいいか。自分のやりたいことをやれる組織がいい。生命に関われるものがいい。食べ物。農業。食品加工。物流、情報。社会運動。などなど。それを追い求め探求し極めたい。

人が多様でありたい。多様な役割を活かしたい。そういうと事業は一つの方針でしかやれない。だからトップの意思で全てデザインされる。とだけ思われる。本当か。

違う。機関。器官。これを考えてみる。組織の機能を動かすのを物体や社会集団でいうと機関。人体や生命体でいうと器官。これはもともと同じオーガニゼーションという英語の言葉。この翻訳。翻訳で異なる表現となった。

さてこの器官は、最初はいち個体から始まる。卵。これが細胞分裂する。この分裂過程で役割分担が発生する。同じ細胞。これが目となり耳となり口となり脳ができる。問題は現代社会が脳偏重社会だということ。何かというと脳科学。脳がすべてであるかに誤解する。過大評価。

だが脳は機能の一つ。いち部位。神経系。白子の塊をイメージすると誤る。むしろ全身に張り巡らされた無数の神経系ネットワーク。そのハブ。頭だけを取り出してイメージすると誤る。むしろむかしの火星人。蛸坊主。この手足がもっと細くなり網の目のように絡まっている。そもそも思考の源流は肉体記憶。痛みなどの反応。アメーバ。生命体の危機的状況。これへの反応。この記憶と行為。

組織もそうだ。多勢の細胞。神経系。情報ネットワーク。そのハブはじつは構成員一人ひとり。それが関係性のなかで独特の機能を担っている。

細胞が集合して器官を造ること。単細胞が生命の危機に遭遇する。たとえば粘菌。その危機の局面にだけ集まって集団を形成する。その過程で役割分担が発生する。器官を作り出す。凄いね。

人間は学ぶ。自然から学ぶ。模倣する。固体の欲望を素直に認めこれを対象化する。眺める。素でみる。コントロールするのとは少し違う。うまくのせる。

やがて組織の意味が見えてくる。

遊びや音楽が好きで好きでついにウォークマンやゲーム機が作られていく。そのために組織される。企業がある。支持される。売れる。みんなの企業。

これがいつの間にか企業それ自身が目的なる。組織を大きくしたり、経常利益をあげることが最大の目的になる。来る日も来る日も規模拡大と利益追求。それしか考えないリーダー。こうなるとエラそうに語ってはいても組織もそうなる。自己撞着。変質。つまらない組織。支持されない。売れない。ダメだ。

協同して素晴らしいことを目指すこと。苦労も逆境も楽しむこと。率直に生きること。偉ぶらない。バカになれ。仲間たちと仕事すること。これができる幸せ。感謝!



nobu23 at 07:20|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年07月26日

地域が豊かになること

美しい田んぼがある。春は水面に稲苗がそよぐ。夏はツバメ舞いシオカラトンボが飛ぶ。秋は黄金色に穂を垂れる。ハゼ場には稲が干されて、やがて脱穀の音。稲わらの匂い。

畑は春に畝。雨あとの若芽。土の匂い。夏は草取りと強い日射し。木陰の休憩。お茶とオニギリ。

秋は実り豊か。なにが美味いかというと採れたてに優るものはない。家の傍の畑から紅く実ったトマトを二三個もいでくる。それをサッと拭く。そしてそのままかぶりつきたい。ほんの少しの青臭さ。酸っぱさ。ほほの奥から唾液が滲む。甘い香り。もう一口。もう一くち。

キュウリは慣れないと茎と身にトゲトゲがある。慎重に太めで長いヤツを選びたい。まッ、小さいのも捨てがたい。これをもいで冷たい水につけて置く。そして布巾で拭く。それから皮をサッサッと雑駁にそぐ。粗塩を擦り込む。あとはそのまま味噌をつけてかぶりつけ。うまいぞー。

あとは枝豆。採れたて。片手鍋にザッと洗った枝豆を水ヒタヒタにいれる。塩は多めに入れて沸騰したら止める。味見。青臭さと甘みが出るそのギリギリ。少し蒸らしながら塩はほんの少しまぶす。ここで文句言う人もいる。塩分控え目。

さてタップリの枝豆。それも採れたて。香り高い。これを食べる。この場合、必ず美味しいビールが不可欠。ビールは夏だ。暑い灼熱の夏。日に焼かれながら野良仕事。汗だく。夕方、海に入ろう。ひと泳ぎ。夕凪のなか海を泳ぐ。

美味しいビールを飲むために人生はある。美味い枝豆のために生きている。新鮮なキュウリは人を元気づける。採れたてのトマト。人を幸せにする。まずは何がなくとも美味しいものが有ること。それを作ること。それを楽しむこと。こころからの幸せを感じる。まずは自分が楽しむ。幸せになる。あとはそのままに何も足さない。何も引かない。そうして身体のなかに自然を回復させていく。遠い昔、失った豊かさに気づかされていく。



nobu23 at 07:12|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年07月25日

パルシステム協力会異業種交流部会 講演会

パルシステムとは生協の組合員と職員だけの組織ではない。パルは仲間。仲間の仕組み。食と農。生産と消費。加工。流通。情報。コミュニケーション。などなど関係者で創造するシステム。パルシステム。

そのメーカーや物流、情報などの企業で構成するのがパルシステム協力会だ。

その異業種交流部会で講演会が開かれた。最初に立ったのは(株)流通サービス野村専務。生活物流と呼ばれる生協組合員への宅配を委託されている。配達をする職員は決して学校の成績がいいわけではない。問題を抱える人もいる。その人たちが事故も事件もおこさない。そしてお届けして喜ばれる。そして自信と誇りをもって生きる。その教育の要諦。毎日毎日、具体的でシッカリとした明確な指示。職員の悩みや何を考えているか気を遣い知ろうと努めること。要は人間力。キチンとできて当たり前。褒められることは無い。事件、事故を起こせば即取引を打ち切られる。そのなかで成長する。

続いて(株)カジノヤ梶社長。1986年ころ工場で洗浄していたら当時のタマ生協職員の小沢一郎さんが大豆を持ってきた。山形県西根農協と産直している。納豆を作ってくれないか。あちこちの納豆屋で断られたという。ここからがスタート。

大豆原料にこだわる。指定産地との苦労の連続。とくに納豆用の小粒大豆は生産が難しく割にあわない。嫌がられる。北海道などで契約栽培で安定取引になった。いま自社農場もやる。おもに職員の体験用。パルシステム神奈川ゆめコープとも今年から大豆栽培を共に開始した。津久井大豆。地域特産。食べ物はこういうこだわりの加工メーカーが有るから美味しい。価格だけのインチキでは持たない。納豆、全然違う。うまいぞー。

三人目は、カタログ製作のシータス&ゼネラルプレス田口社長。単なる商品案内製作印刷業者では無い。1998年に作られた個配研究会の主要メンバー。当時の下山理事長、中澤専務理事などと対等以上の理論提言を行った。

個配革命。チェーンストア理論を壊そう。杉山商品統括本部長の媒体提案。品揃え絞り込み。小山さんの3媒体制作指示。メーカーも組合員も参加した個配議論。そして革新的な個配が生まれた。だがもっと生活革新のシステムへリードをして欲しい。

最後にこの部会長(株)共和の畑山社長だ。紹介者のカツラやヤクザっぽい風貌に誤解を受け易いが、じつは元NECの技術者との危ない紹介もものともせずに笑いを取る。

パルシステムの回りに競合がひしめくという情勢把握のポンチ絵を見せていう。パルシステムは有料。お金を払って会員になる。この意味。つまり他では手に入らないモノを扱う。昔は日生協もナショナルブランド品も無かった。だが1%成長などと緻密な話しは無かった。3倍4倍だ。昨年対比。どんぶり勘定。そのくらいパワーがあった。

商品開発は無限だ。8の組み合わせ。累乗。とんでもない数字となる。原料は野菜、肉、魚。これも産地、種類など無数にある。調味料。香辛料。製造方法も無限だ。とことん美味しさにこだわる。ほかに無いモノ。そのためにアンケートは取らない。どこどこ大手で売れ筋だと持ち込むメーカーは当てにしない。そこで売ればいい。他に無いモノ。パルシステムでしか手に入らないモノを提案する。とことん美味しさにこだわる。

いまの食と農は崩壊過程と見られている。本当か。いやまだまだ本物を求めて苦闘している。生産にこだわる。お届けにこだわる。コミュニケーションにこだわる。そういう生協がある。



nobu23 at 08:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年07月24日

佐渡 野浦 伝統芸能の持つチカラ

時代の転換期。それまでの世の中の仕組みがうまくいかなくなること。

金融は本来、社会をつなぎ生産を育み人びとを幸せにするためのもの。だがいまや人びとを幸せにできない。不幸にする。人びとを競争させ、分断し、一部に富を集中させて生産活動をやれなくする。自然を搾取し壊し復元不可能にする。

いまや世界は自然を破壊し制御不能となり人びとはなす術もない。

こういうとき何ができるか。

できる。こういう状況だからこそ誰の目にも世界の終わりが見えてきた。

先ずは自分を変える。真逆の思想を体得する。するために修行を積む。積みたい。修験者。修験者でありたい。

身体を鍛える。鍛えるといっても普通じゃない。歯を喰いしばって頑張るのではない。遊ぶ。身体を持て遊ぶ。キツすぎない。ラク過ぎない。中庸。無明。未明。明方。その境界域を意識する。

階段を喜ぶ。畑の草むしり。田んぼの草取りを楽しむ。身体を観察。呼吸法。吐く。出す。出し切る。有機の田んぼ。生物多様性。トキの野生化。野性のトキ。有機農業者は芸能を楽しむ。芸能は身体性。カラダで表現する。身体で考える。身体思考。

転換思想。真逆。矛盾。偶然と必然。偶然を必然と理解する。全てをじぶんのために起こっていると考える。自分勝手。自己中心主義。モノは考えよう。

蹴躓く。倒れる。傷つく。負ける。落ちる。不便。疲れる。遅れる。失敗する。事故にあう。総ては自分のために起こっている。自分のせい。自分に良かれと試している。必然。これを溜める。眺める。愉しむ。

すると超能力が産まれる。能力を超えた不思議な現象が起こる。おもしろい。

社会を批判し政府を批判し他者を罵る。これもいい。だが問題は自分だ。自分にできること。これを行う。着々と進める。横着はダメ。

エネルギー。身体を使う。ラクはエネルギーを食う。熱。暑さ寒さ。慣れる。減らす。我慢してそのうち慣れる。気持ち良くなる。

食事を減らす。栽培。捕獲。調理。片付け。自分でやる。簡単。

冷水を浴びる。できるだけ冷たい水。軽く走る。修行。修験者。そのポイントは愉しむこと。習慣づける。無意識にする。

佐渡に仲間と行った。伝統芸能。文弥人形。ジャズダンス。春駒。もちろんプライベート。大交流会。カニ、サザエ、アワビ、枝豆。煮付け。美味しい酒。

朝、海辺を走る。花。防波堤に一輪。凄いね。



nobu23 at 06:38|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年07月23日

弘前のシャンソン

東北は冬厳しい。だから春が美しい。夏が豊かだ。祭りは勇壮。

音楽は豊穣。繊細で豪放でその矛盾する旋律。

詩。物語。情景。哀切と激情。芳醇な香り。シャンソン。

漣。シャンソン酒場。秋田漣。女性シャンソン歌手。小さいがカウンターも入れてボックス席と併せて30名くらいははいるか。酒場というより中規模のバー。ライブ。

秋田漣さん。熟年のシャンソン歌手。フランスへ行ったことは無いと最初に挨拶。しかしフランス語はできる。シャンソンが命と言いきる。CDのバック演奏で立て続けに10数局を歌った。

世界的なヒット曲に津軽弁で歌詞をつける。これがあっている。音がまるでフランス語。いや本当。

津軽の冬の厳しさ。貧しさ。だがその自然の素晴らしさ。人びとの純朴な愛おしさ。それを語り歌う。

歌の持つチカラ。詩の持つ共感。そしてリズムが生みだす情熱。メロディーの豊かさ。

翌朝、小一時間軽く走ってお店をまた見に行った。まだ6時。店は静かに古ぼけていた。弘前の場末のなんでもない小さなスナックである。

人生はおもしろい。まだまだ深いね。



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2012年07月22日

青森の弘前と音楽 津軽三味線

藤崎町と津軽みらい農協と常盤養鶏農協と協議会後に懇親会があった。その夕食の席で津軽三味線のライブがあった。

工藤万次さん。NHKでも出ている本格派。津軽三味線の三味線は棹が筒近くまで伸びて指が押さえられる。それで高い音が出せるという。これは昭和35年に開発さてたとのこと。それほど古い話しではない。それまでは義太夫用の三味線をつかっていた。万次さんが比較してくれた。

佐渡にも三味線はある。いとこの定夫さんが義太夫。その三味線は京都三味線と津軽三味線の中間の音が出るんだと教えてくれた。しかし良くわからない。だがまるで違う音色だとはわかる。

津軽三味線はロックだ。流れるような旋律に激しいリズム感。トランス状態。引き込まれる。波。打ち寄せる波。荒れる海。そしてやがて嵐はおさまり凪がやってくる。日も出てくる。

北国の音。やっぱりすごいな。ライブはいい。

地域を理解する。深く捉える。食べ物はその食べ物を生み出す人が大切だ。その人を育む地域。村。町。土。空気。これを深く体得する。体感すること。そこから豊かな産直の底ヂカラが沸いてくる。



nobu23 at 20:53|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年07月20日

藤崎町食料と農業に関する基本協定 代表者会議

青森県藤崎町とパルシステム東京が中心となって協定が結ばれて年一回代表者会議が開かれている。

その代表者会議が弘前市の藤田記念館の「松風館」で開催された。

17億円、内訳は米4.9億円、7.6億円、青果4.5億円である。前年比102%。とくに米はつがるロマンは美味い。目隠しテストでは一番。

交流



nobu23 at 07:59|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年07月19日

ゲンゴロウ一族とガムシ一族

ゲンゴロウとガムシは似ている。ソックリ。甲虫類。ところが泳ぎ方が違う。上から見るとゲンゴロウは後ろ足を横に出して平泳ぎ。がムシは足を上下に動かし犬かき。ハッキリと違う。

東北大学の向井さん。この人が説明してくれた。生き物調査のインストラクター。すごいディープな世界。まず動くものなら何でも知っている。点のような小さな虫たちも。

田んぼにいる糸ミミズ。それに似たウスバカゲロウの幼虫。この違い。糸ミミズは土を食べる。土の中の有機物を食べる。これに対してウスバカゲロウの幼虫は肉食。プランクトンや屍骸を食べる。動きが違う。ウスバカゲロウはクリンクリンと丸いバネのような動き。爪楊枝で触るとクリンクリンする。肉食系の特徴だそうだ。元気があってよろしい。

日ばかり蛇。小さななにか獰猛な感じ。ヤバそう。誰が獲ったか虫カゴに入れている。向井さん嬉しそう。これは貴重。昔は猛毒が有ると思われていて、噛まれると一日ばかりで死ぬと言われた。実際は毒は無い。

いや田んぼの動物の種類の多いこと。たった15分。これで数十人であっという間に40種類も捕った。

クモも多い。いろんな種類がいる。忍者のように水の上も平気ですばしこい。アメンボ。トンボ。ザリガニ。ドジョウ。このドジョウも有機の自分の田んぼでは金色になるという人がいた。ええっ、ほんとうかいな。

向井さんはヒルをみてこの子達と呼ぶ。虫はみんなこの子なのだ。なんか好きだな。愛情が溢れている。

有機田んぼは生き物曼陀羅。それが食べたり食べられたりして循環している。生命の連鎖。つながり。

稲葉光圀先生は言う。害虫も増えて様々な虫たちが共生しだすとタダの虫になる。悪さをしない。農薬化学肥料で破壊すると一部が欠けて一部が増える。生態系のバランスが崩れる。それが重大な影響を与える。

多様性。21世紀のキーワード。昆虫もカタチだけの分類から食物、住まい、動き方、仲間の作り方(社会)、生息地など多様な見方がある。向井さんはオタマジャクシを透明なケースに入れて見せた。ほっぺがぷっくらとして可愛い。ゲンゴロウに至っては腹に泡の空気を抱える。

人間も同様。漫画憂国のラスプーチンで佐藤優氏の裁判が描かれている。大手商社員や外務省官僚がでっち上げ裁判で罪を認めるなか、彼だけは否認する。できないことだ。その佐藤優氏は言う。人間は内部から崩れる。壊れる。

新たな時代へ。大きな社会の転換期。人は社会の崩壊に遭遇する。自然破壊を目の当たりにしている。

そこに立つ。そこで生きる。豊かなミクロコスモス。それを知る目を持つ。感じる身体を持つこと。



nobu23 at 09:07|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年07月18日

生物調査と観察

生物多様性国際会議でフィールドワーク。

田んぼの生き物調査をした。

これがすごかった。



nobu23 at 22:14|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年07月17日

生物の多様性を育む農業国際会議 in 佐渡

日本、中国、韓国の三者で生物多様性国際会議。



nobu23 at 17:16|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

祝島と氏本さん

氏本さんが全農の稚内にある日本初のオーガニック牧場を辞めて故郷に帰ってから7年くらいか。全農を定年した河村さんとお邪魔した。

山口県柳井市の祝島。あの原発予定地の上関の向かいにある。

放牧豚。



nobu23 at 08:54|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年07月16日

「本場の本物」を世界ブランドに

世界各地にこだわりの食文化がある。日本はとりわけそれが多い。だが、グローバル経済はそれを押しつぶし廃れさせようとしている。

21世紀に入るとその度を越した均一化や金銭的価値にみんなが疑問を持っている。持ち出している。ハンバーガーやフライドチキン。こういうファーストフード。安いが腐らないおにぎり。

それに対して地域地域でその土地の気候風土で培ってきた食。食文化。これを大切にしたい。守り発展させたい。発展とは大量生産では無い。むしろ少量こだわり生産。だがその価値をみんなが認めて地域が活性化する。その地域で子育てもできて地域が豊かになること。これを目指す。



nobu23 at 06:17|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

「本場の本物」 in 大豊町

高知県の山の中、香川県との県境に大豊町がある。四国は山が高く険しい。その急峻な山肌に段々畑や石組みの田んぼがある。こんな山奥のこんな険しいところにどうやって開墾したかと驚く。

その頂上まであと一歩といったところに碁石茶の小笠原さんの家があった。大豊町碁石茶生産組合小笠原章富組合長。碁石茶が廃れたとき一軒だけ残った。ほんとうに辺鄙なところにある一軒家。この家の前のほとんど崖に茶畑があった。普通のかまぼこ状に揃えた茶の木も有ったが、ほとんどはそうではなく茶を茎ごと毟り取ったかのようにスカスカな茶畑。聞くとカマで茎ごと刈り取るという。

刈り取った茶葉は大きな釜で水を煮て蒸気を出す。そのうえに木桶で茶を入れて蒸すのだ。その蒸したものを木のムロの部屋で発酵させる。高床の部屋に「汚い」筵を広げる。この一見汚れたムシロに菌がついている。これが発酵を促す。厚さ40cmくらいでさらに上からムシロで包む。こうして一週間くらい。温度は40度位で調節。これは小笠原さんが感でコントロール。

それから一旦取り出して広げる。そして今度は木桶に重ねて密封する。その上から蓋をして漬物のように漬け込む。これが二段階での発酵。最初は好気性発酵。続いて嫌気性発酵である。謙気性発酵は乳酸菌。

この後に天日干しだ。木桶から取り出すのに刀のような道具を使う。蓋をあけて上から突き刺して四角く取り出す。それを外で別のムシロを広げて並べる。これを上から見ると碁石状。これが名前の由来だという。

乾燥したら完成。しかしお茶で飲むとけっして美味しいものじゃない。変だと思った。たしかに乳酸発酵で体にいいのは言うまでもない。しかし味がなあと思った。良く聞いてみると、じつは本来は茶粥のお茶だという。なるほど。瀬戸内海はあまり水が良くなかったという。それでお米を茶粥で食べた。これはじつにあう。茶色の粥。そして少しの酸味と香ばしさ。これは美味しい。

碁石茶。この手間隙かけた幻のお茶。取り残された技術。これを守る。これをつなげて増やす。

大豊町は碁石茶生産組合を第三セクターで法人化し支援する。大石雅夫社長。小豆島から大豊町まで全工程をマイクロバスで運転してくださった。山の上の山荘梶が森。天体望遠鏡。大雨の中の晴れ間に奇跡的に土星が見えた。

深い山々。霧の峰。先人たちがその神々の住む山に生きてきたあかし。碁石茶



nobu23 at 06:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

「本場の本物」地域伝統食品ブランド推進委員会 in 小豆島

「本場の本物」地域伝統食品のブランド認証に関わり7年になった。農水省が推進していたが、例によって昨年から補助事業としては無くなった。

しかし財団法人食品産業センターの事業として継続している。事務局長の二瓶徹さんの文字通り献身的な働きによる。そのブランド認証された各団体による推進委員会の第一回研修会が香川県の小豆島で開催された。

今回は小豆島調理食品工業協同組合鳥居弘明理事長、小豆島醤油協同組合富田孝之専務理事、螢筌泪劵疑⊂松‖析瑳卍后⊂豆島商工会塩田洋介会長、など草々たる伝統食品の振興に関わる人たちと町役場が受け入れてくださった。

小豆島というと、オリーブか古い人は映画「二十四の瞳」坪井栄著、木下恵介監督、高峰秀子主演、が思い起こされる。瀬戸内海の小さな島。オリーブはなんと100年前に政府がモデルとして導入した3ヶ所のうち小豆島だけが残ったもの。日本人の性格を反映し果肉だけを精選してじつに透明感溢れる素晴らしいオリーブ油が出来る。

二十四の瞳は、映画村が保存され映画の舞台となった懐かしい時代の村が保存されていた。木造の古い校舎。小さな二人がけの小学校勉強机。大石先生の自転車。

なぜ、小豆島に醤油がと思った。じつは大阪という巨大な胃袋とその奥の京都。瀬戸内海は重要な物流大動脈。その拠点として古くから醸造が盛んだった。その蔵街が残っている。そして「こが」と呼ばれる大きな古い木樽。これがすごい。

木樽のある倉庫は独特の発酵臭。天井は酵母菌だらけ。ここまでくると発酵は安定し、腐敗菌などはすめない。宝である。しかし木樽のタガの竹を編める人がほとんどいなくなってきているという。困ったことだ。

佃煮。この醤油を使った佃煮が盛ん。佃煮はそもそも大阪の佃村が発祥だという。家康がこれによって救われたことがあり江戸に行ったあとで、村人ごと江戸に呼んだ。その人たちが住んだ場所がいまの佃島だ。佃煮はそういう歴史。関西が発祥。

この佃煮にこだわる。

小豆島の人口は3万2千人。なんとか島を盛り立てていきたい。そんな思いがこもって「本場の本物」を町の核に育てたい。

塩田会長はじめ社長たちが挨拶した後、懇親会ではオリーブの歌と二十四の瞳の主題歌を歌った。清廉な歌詞と純情なメロディ。おじさんたちの意外に純真な歌声にこころがほのぼのとした。



nobu23 at 06:01|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年07月11日

生命のおもしろさ

習慣付け

身体を馴染ませる

呼吸

楽しむ

身体を変えるおもしろさはやってみるといい。昔、寺下さんに教えらた。僕と同じ年齢。それがフルマラソンを4時間台で走破する。どうやったらできるか聞いた。すると毎日徹底的にいっさいエレベーターやエスカレーターを使わないことだという。

えー、そんなことかとその時は思った。やってみると生半可なことではできない。エライことだ。事務所は7階。毎日まいにち絶対に階段を歩く。東京の電車の駅は長い階段が多い。地下深い。これも歩く。全て歩く。

自宅から駅まで1.5km。これを軽くジョグする。いまごろは汗ビッショリ。駅から事務所までもジョグする。このジョキングがまたタラタラ走り。注意するのは呼吸。吐くこと。吐き出す。ここに意識して肛門を締める。無意識にできるようにする。習慣付け。

新しいことに挑戦する。最初は慣れない。ギターもそう。だが練習すると弾けるようになる。繰り返すと次第になんでもなくなる。このクセをつける。

おもしろがる。面倒だと思わない。嫌なことを、嫌なことこそ楽しむ。そして習慣にする。

毎日まいにち軽くやる。気負わずに楽しむ。すると一ヶ月で変わる。意識が無意識をつくる。

積小為大。二宮尊徳。



nobu23 at 07:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年07月10日

地域のイメージ

思いっきり高齢化。村のほとんどの家が60歳代から90歳代。でもその村の家は立派である。昔のようにあばら家やトタン屋根なんてほとんど見かけない。それでも雨露を凌げればいい。

村の公民館はどこでもこれまた立派である。集会や芸能やイベントに何不自由しない。

ほどほどの田んぼや畑もある。少しだけ農を愉しめば食べるに困らない。本や映画やニュースも世界中のものが即刻ほぼタダ同然で手に入る。いまや村は世界につながっている。

美しい海も見える。夏は泳ぐといい。魚も海藻も貝だって取りたい放題。お金はあまり無い。無いからかえってゆったりしている。なんでもかんでもお金に換算しない。する必要が無い。

惜しげもなく魚やイカやサザエをくれる。トマトやキウリも食べ放題。タダで畑も手伝ってくれる。面倒を見てくれる。

村じゅうが家族。村じゅうが仲間。だけど道普請や祭りのルールは厳しい。これは甘えてはいけない。しかしどうしても出れない場合は責められない。分かっている。

たまには都会でハメを外す。映画館も美術館もライブも観たい。大丈夫。ものの二時間もかからずに行ける。結構安く観れる。

そう考えてみると、いまのニッポンはいいところだ。高層ビル、高級外車、ケバい街並み、ブランドデパート、しゃれげなお店などなど。もういいや。なんかつまらない。

いまの贅沢は田舎ぐらし。自然に囲まれおいいしい空気をたっぷりと吸う。夏の草いきれにまみれる。その匂い。その音。そして夕凪につつまれる。懐かしい未来。

さあ、田舎暮らしに憧れたらみんなで行こう。完全移住なんて考えなくていい。ショートステイから始めること。ほとんど旅費だけでできる。滞在費は都会の一日の何分の一しかかからない。

田畑で遊び、田畑で学ぶ。歌を歌おう。詩を詠じよう。絵を書こう。そして豊穣のなかで身体を馴染ませていく。



nobu23 at 07:28|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域 

2012年07月09日

日記

ブログは日記

農は価値転換の近未来

地域で豊かに生きるということ

ブログは、自分のために記録する。自分が読者。未来の読者。半公開の意味は緊張を持つ。甘えない。感情のハケ口にはしない。自分観察。思考記録。考え方整理。

読書記録。特別の著書についてまとめておく。その著書が世界を解析して自分の生き方に影響を与えたもの。おもしろかったもの。変な考え方であること。

金融を頂点とする世界のあり方は世界を破壊する。それはハッキリしている。ではどうするか。どのように対峙するか。

井戸を掘る。深める。

お金への価値観を変える。お金は道具。主体は自分。じぶんとは肉体、精神、そしてその統合。他人との関係。仲間。社会。そのあり方を変える。これはそう簡単ではない。だいたい失敗する。ではどこから手をつけるか。

基本は他人と過去は変えられない。説教してもダメ。批判してもさらにムダ。エラそうに世界を解説したって何の役にたつか。議論することは好きだが。それはいいが。きっと考え方だけ普及しても変わらない。現実を変えないと。

それより自分と未来は変えられる。自分が先ずは変わる。自分は変えられる。肉体改造。精神改造。人間改造。変えていく。これがおもしろい。

逆転価値へ。階段を好む。長い坂道が好きだ。事故をおもしろがる。落第もいい。評判悪いことは刺激になる。批判にさらされる。転落。破産。一文無し。逆境を楽しむ。素手で生きる。何も無くなること。

丈夫なカラダ。タフな精神。どういう苦境でもおもしろがる。現場。現人。現環境。生。直接。一次。矛盾力。変人パワー。

そうしたことを実現するために、少しづつ試す。中庸。極端に、一気にそこへ行かない。徐々に無理なく歩むこと。積小為大。

田んぼに愛着する。なんの変哲も無い田。身体を馴染ませる。皮膚感覚。時間を変える。あきることなく触れる。匂い。音。味わい。

農はほんとうに好きになった人が分かる。そこから新たな豊かな価値が生み出される。豊穣。世界の終わりに。



nobu23 at 06:25|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 日記 

2012年07月08日

小田原の田んぼ 草取り

作業開始は7時40分ころ。終了が9時少し過ぎ。約1時間半である。このくらいだとラク。ほとんど朝飯前。

9時には中級のグループが集った。セネガルのマサンバさん。もう何年も一緒にやっている。彼は11時には用事があって引き上げるにで、すでに7時半には草取りしていた。よくやる仲間。

中沢君たちが頻繁に草取りしているので、そう多くは無いがやはりコナギの芽とヒエの幼生が見える。ほっておくと直ぐ草だらけになる。

今日は一人の作業なので、手押し除草機を回す。エンジンはすこぶる快調。畝間を掻き混ぜていく。

岩渕先生、ごめなさい。先生には得意になって除草機購入を報告したら、こっぴどく叱られた。輸入燃料に頼るエネルギー浪費だと。気が咎める。しかしまだこのレベル。

雨は上がった。箱根山系に厚い雲がかかっている。深い青色の山麓。田んぼの上空にヒラリと二羽のツバメ。足下は小さな青蛙。

田んぼの長靴を忘れて靴下で歩く。ニュッとした感触。かえって気持ちいい。けたたましいエンジン音を気にしながら稲の畝間をゆく。腰を伸ばし呼吸を整えてゆっくりとゆく。

土の香り。虫の気配。里山に溶け込む。農を愉しむ。



nobu23 at 10:34|PermalinkComments(0)TrackBack(0)  

2012年07月07日

理念について

組織にとって理念とビジョンが大切だと教えてくれたのは、故松本先生だった。

理念、なんじゃそれはと思った。組織ともなると建前が必要なのか。無くて困るのか。ぐらいだった。

ところがみんなでつくるという。えっ、こんなの誰かが考えて後は叩きあっていけばいいのではないか、と思った。それでも仕方ないのでこれを作ろうとした。

じつはこのみんなでつくるプロセスが大事だと分かったのはだいぶ後になってからだ。ワークショップ。この手法だ。まず5、6人でグループ化する。司会とタイムキーパーをそのなかから選ぶ。誰でもいい。それから理念を出し合う。自分たちの組織で一番大切にしたいもの。大事にしたい考え方やあり方を書いていく。ポストイットカードを使う。そこに各自が書く。このとき書く作業は相談しないこと。話し合わないこと。一人が数枚づつ書いていく。何々をどうする。何々がどうありたいか。

そして時間になったら、今度は一人づつ順番にそれを発表する。そのカードを一枚づつ並べて出していく。それから議論する。このとき、質問はいいが決して否定しない。否定的な意見は出さないこと。

個と全の問題。作業と合意を、個人と全体で交互に行う。個全、個全である。そして次の段階では並べられたカードのグルーピング化を行う。類似の言葉をまとめていく。キーワードに注目する。まとめたらマジックでそれぞれ囲う。そして関係図を作成する。

最後にグループの理念へとまとめあげる。集合し代表できる言葉で簡潔にまとめる。これがこのグループの理念とする。これを模造紙に整理し書き上げる。グループ名とメンバー名を書く。そして日付も記入する。

この後は、各グループの発表。時間を守る。その際、質問と賛意はOK。否定的な意見は出さない。ここが味噌。じつは深い意味が隠されている。

組織は一人ひとりの存在を活かす。生かしたい。となれば絶対に否定はあり得ない。全て肯定。だが肯定して組織はやっていけるか。まとまるか。

まとまる。いける。殺さない。ありのままでじつは上手くいける。それどころか素晴らしい組織を生み出す。

このやり方。ワークショップ。あるいはカード化とグルーピング。ブレーンストーミング、といった方法。これはもともと人類学からきた。文化人類学。川喜田二郎。京都大学探検部に所属していた。今西錦司が体長。今西先生のもとで中国東北部やヒマラヤを探検した。そのメンバーにはすごい人たちがいた。川喜多二郎のほか西堀栄三郎(南極探検)、梅棹忠雄などなど。京都学派と呼ばれる創造性溢れる人たち。

要は、組織は人だ。人は自分だ。自分の意見とは人の意見の集合に過ぎない。また感情に左右される。じつは偏狭な感情。好き嫌い。恐怖。褒められたい。威張りたい。偉く見られたい。こういう感情が意見を左右し間違う。

人は、自分が大切だ。自分のことしか考えない。それでいいのだ。その素直な可視化。見える化。そしてそれを大切にして物事を創造する。それが組織の素晴らしさ。すごさ。

じつにおもしろい。しかし長い文だな。反省。



nobu23 at 09:11|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年07月05日

死命力 と人間のカタチ

生命力への感動。

生きる。生きている。このことの芯をしっかり感じること。生命の素晴らしさを体得すること。これがいまの時代は失われている。虚飾に彩られ、はては精神世界が封じられ孤立と孤独に崩壊してしまう。そのときに、感ずること。

細胞 卵細胞 粘菌 協同場

人間 肉体 心 人格形成 自然

心が壊れること 死と生命力

小川洋子の著書のなかに人間への驚きと感動を述べた文章があった。子どもの頃の記憶。自分の手を見つめて、その凝縮された機能の不思議に勘当して、宝物をもっていると実感したという。変なこども。

人間は肉体が誕生しても人間にならない。そこから人類の歴史をおさらいして人間に育つ。犯罪学者福島章によると、狩猟時代、栽培収穫時代と食料確保の長い歴史。その歴史を固体が再構成する。長い歴史過程。それを個人史で凝縮して子どもから大人へ成長していく。社会性を身に付け人間に育つという。

小さい時は残虐性がある。トンボや蛇を捕まえては殺す。猫や犬を飼う。その死を痛む。こうして花を育て生き物を愛してその死に出あって人間が生まれていく。人間は肉体だけの誕生ではなく社会性を身に付けて誕生していく。人間になっていく。

さて、その肉体もおもしろい。卵がある。精子と結合すると分裂が始まる。いくつかに分割されると細胞間で役割分担が始まる。相互に連携しさっきまで同じ一つの細胞だったのに目になるとか骨になるとか任務分担しけっして間違うことはない。そうして人体ができていく。この多細胞の組織化。この原型は粘菌だ。森に住む。単体でアメーバーとして活動している。それが乾燥したり食料が枯渇すると、集合しはじめ役割分担が起きる。きのこ状になる。胞子を作り遠くへ飛ばす。それまでは単なるアメーバー。ただの分裂で増殖する。

さて、固体細胞と多細胞体。多細胞はまるで完全な通信を行っているかのように見事な連携をして肉体を構成し生きて活動している。しかも福岡伸一によればその肉体は日々死滅し生成して生まれ変わっている。数ヶ月で全部入れ替わるという。分子マーカーをつけた食べ物を食べると肉体のどの部分にそのマーカーがあるかわかるという。そして数ヶ月で死滅し排出される。

さて、精神だ。心だ。こころが社会的活動で形成される。多細胞生物のように。するとこころが社会に操られる。競争社会。お金社会。すべての価値観が与えられて生きてゆく。それが世の中。その世の中の都合の悪い人間になると壊れる。壊される。

どうしたら壊されず生き生きと生きていけるか。こころを育てる。精神世界をできるだけ自然のナマの状態にさらす。なにも足さない。なにも引かない。生命の場にさらしておきたい。

肉体は毎日毎日、毎秒ごとに滅びる。死を意識的に組み込んでいる。そうでないと生成しない。死は共にある。生命力が有るなら死命力もある。死を抱え込む力。誰でも持っている輝ける闇。宇宙と生命圏。

ヒッグス粒子の発見。仮説どうりの発見。それでまた迷路へと誘われていく。



nobu23 at 06:32|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生命 

2012年07月04日

パルシステム協力会第23回通常総会 in 熱海

パルシステムの協力企業で組織する。会長は三澤孝道共生食品社長である。全て企業で幹事会を組織し一つの委員会と四つの部会を運営している。

熱海後楽園ホテル。出席は441名。とくに組合員交流委員会は各県8ヶ所と東京9会場で商品展示会を開催しのべ19,051名の参加があった。カタログだけのパルシステムにとって展示した商品とメーカーの直接の説明の場は貴重である。メーカーさんも生協組合員の声を直接聞く場として活用されている。

ほかに物流部会のエコドライブ運動。事故ゼロ運動などの報告。品質保証部会のHACCPリーダー講習会(JASMEQ主催)の報告。環境部会のエコ・リポートの発行と脱原発と自然エネルギー学習会。岩手県葛巻町のエネルギー自給の視察報告。異業種交流部会の講演報告があった。2011年度まとめと2012年度活動方針と予算の決定に続いて、総会特別アピールを三澤会長が読み上げた。「脱原発」社会への転換に向け様々な活動に積極的に取り組むとの決意である。

講演もセットされた。上甲晃さん。有限会社志ネットワーク代表である。いまをときめく松下政経塾の塾頭だった方。なんだ松下政経塾かよと思った。いまさら訓話を垂れられてもな、と思った。

ところがおもしろかった。目力。極貧国バングラデッシュの子どもたちにあって日本の若者にないもの。目の強さ。これは生きる意志の強さである。

松下幸之助が政経塾を立ち上げたのが85歳のとき。そこに派遣されよう落とした。自分は単なる電子レンジの営業マン。政治のことなど選挙すらロクに言っていない素人。断ろうとした。松下翁はシロウトだと断ると、人間誰でもはじめはシロウトだという。政治を変えるためにはいまの政治を知らない人が良いという。いまの政治は良くない。良くない政治は知らないほうがいい。

そこで松下政経塾は、シロウトに徹しようとした。永田町に行かない。いままでのプロの政治家の話は聞かない。そして松下グループから金も人も一切応援してもらわない。

上甲さんがおもしろいのは、やはり松下幸之助との話。松下翁は経営の成功に3つの恵まれた条件があったという。学歴が無かった。貧しかった。カラダが弱かった。この三つの無かったが成功の鍵となったという。普通は逆でしょう。

そこから経営の秘訣は、問題の発生とそれへの取組みにこそあるという。順風満帆のときこそ危ない。倒産するような事態でこそ革新が起こるという。悪いことをネガティブ情報をこそ拾えという。

幸之助翁は耳が異常に大きかった。それは良く人の意見を聞いたという。じっと目を見つめてしっかりと話を聞く。話ベタというが聞きベタといわない。しかし本来は聞きベタこそ問題。

成功のコツは、「難有」。難にこそ有る。逆に言えば有り難い。

「すべては自分の考え方ひとつ」、インドのマザーテレサ。死を待つ人々の家。路上生活者が200万人。コルカタ。腐敗する病人。その人を抱き洗い盛装して見送る。そのマザーテレサ。上甲さんは会いに行く。どうして汚れた乞食を抱けるか。するとマザーテレサは言う。乞食ではない。キリストだと。キリストが現れていると。

会社の土を変える。どうせ自分なんかではない。自分が替わる。自分だけは変える。自分から変わっていく。せめて私ぐらいはと変えること。

すぐれた組織は美しい。駐車場すら整理されて人のためによくしていく伊那食品。地域のために有る。すごい人たちはすぐそこにいる。



nobu23 at 07:39|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 生協組織 

2012年07月03日

種子島にて

種子島はやっぱりすごい。何が凄いかというと生命力である。

田んぼのヒエ。普通、ヒエを抜いたら畔に投げておく。そうすれば枯れる。ところが広美はビニール袋を準備しそれに入れろという。最初はなにをバカなと思った。ところが畔を歩くと変だ。ヒエが生えている。抜いたヒエが畔で蘇っている。引き抜こうとすると根がしっかり生えている。驚いた。

もっと凄いのは竹だ。田んぼに鹿が来ないように電柵に似せて白いビニール紐を張ってある。その杭替わりに竹竿を使っている。この竹が凄い。普通に切ってある。ところが田んぼに刺してあると枝に新葉が出てるのだ。普通、切った竹は枯れるだろう。それが新芽じゃなくて葉が出てる。いや凄い。

だから畑の雑草は抜くだけではダメ。ビニール袋に入れて完全に枯れさせないとまたはびこる。とにかく草の勢いが違う。佐渡クラスの生易しいもんじゃ無いのだ。

さて、海だ。まだ泳いじゃいないが、引き潮なので貝取りにいった。海辺の岩。渚。小さな貝がうじゃうじゃいる。これがまたすごい。

小さなシッタカ貝。これがほとんどヤドカリ。見えているのはヤドカリだらけ。当然美味くない。だからちゃんとしたシッタカ貝を探す。それでよく見るとナガラメの小さいヤツがいる。これは嬉しい。ちなみにナガラメとは鮑じゃなくて、トコブシだ。その小さいヤツ。本来、漁協に叱られるかも知れないもの。特した気分。

この磯がまた違う。佐渡クラスの海辺の生物とは異なる。なんか毒々しいくらいの原色とキカイな態様なのだ。すごいぞ。

いちいちすごい。ナマコが浅瀬で干上がっている。黄土色のヌメヌメした物体がドテッと窪みに干上がっている。このヤロメである。恥ずかしくないのか。

さらになんか虫がいた。ムカデを細くしたようなヤツ。これをカギで触ってみるとうごめく。よく見ると何本か動いている。あちゃー。その何本かに中心がある。丸い中心がある。つまり放射状に広がっている。不気味だ。こいつがさりげなくあちこちにいる。

またヤドカリだってよく見るとただ者ではない。緑色。ケバケバしい緑色。手は赤い。安物のネオンじゃあるまいし毒々しい。どうしたんだと思わず言いたい。変じゃないか。

顔を上げると海が広がっている。強い日差し。だが風が吹いている。遠くに白波が見える。

僕たちは夢中になって貝拾いをしている。種子島にて。



nobu23 at 07:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0) 地域