2012年09月

2012年09月30日

台風前に一仕事、小田原たんぼ

一番電車だと田んぼ作業開始が七時になる。残念だがこれ以上は早められない。
台風17号が種子島南東に来ている。今日の午後には関東に接近する。時間との戦い。
中沢夫婦ももうすぐ来る。ヒエトリがどこまでできるか。
箱根山系は雲っている。富士山はかすかに見える。画像1


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2012年09月27日

資本主義社会でどう協同を育むか

大きさと小ささ
勝ち負けと助け合い
一人勝ちとみんな負け
自由と不自由
お金持ちとお金無し人

現代の世界は資本主義。資本とはすべての人間活動の元手。お金。これがゼロだと生きられない。よって人間活動はすべてお金を取得するためにデザインされる。すべての人が金のために生きている。

だが赤ちゃんは違う。子どもたちもものごころつくまでは違う。にんげんは必ずしも完全に資本主義にはなりえない。脱落。ハミ出し。ドロップアウト。すると社会から排除。生きられない。生きにくい。

ではどうするか。自分主義。自分を戦略的にデザインしたい。大げさだがこうなりたいと想うこと。強く念じる。これがスタート。

強くとはなにか。力任せに歯を食いしばって頭に刷り込むことか。違います。大きく空気を吐いて全身を脱力する。そして楽しいこと愉快なこと心が温まることを思いだす。幸せな気分。これを未来へつなげる。

でもそれは、他者から与えられたものか。自分が働きかけて共にしてできたことか。他者からならば、今度はそれを自分が誰かにしてあげること。自分からなら、その楽しさの細部まで思い出し描き直す。この時、自分のすべてを動員する。

すべてとは。あたまの上っ面だけではダメ。イメージ。映像。色つき。立体3D。さらに手触り感。匂い。音。声色。鳥のさえずり。虫の鳴く声。風のざわめき。
まるで映画の主人公。思い描く。想像力。

資本主義的思想。ここからの革命。自頭力。すべてを疑いひっくり返し再度自分なりに再構築する。自分を信じて思考実験。

いや私にはそんな能力は無いと思うかもしれない。だが人口のコンピュータに例えればヒトはみな同じハード。同じメモリを持っている。違いはOS。オペレーションシステム。要は能力をどう引き出しどう活用するか。その気持ちの持ち方。

本当か。手を見る。この指。手のひら。これがじつに精巧にできている。現代の最先端技術をもってしても再現できない。それも日々進化し細胞は生まれ変わっている。こんな凄いものをみんな持っている。装備している。ましてや人体。頭脳。素晴らしい。だが問題はそのことを自覚していない。無自覚。無知。蒙昧。

競争価値観は富の偏在。協同価値観はみんなで豊かになる。お金からの離脱。生活価値観の変更。自然からの学び。行動的観察。子どもたちに学ぶ。大年寄りに学ぶ。

さて、なりたい自分がイメージできた。どう実現するか。少しづつ。行きつ戻りつ。子どものころ、高い岩から海に飛び込む先輩に言われても、できなかった。怖かった。足がすくんだ。勇気を持て。でもダメだ。

どうしたか。勇気なんて無い。根っからの臆病者。それでまずは低い所に立つ。そこから海に飛び込む。笑われた。バカにされる。なさけない。でも少しずつほんの少しずつ高くしていく。このとき見栄をはっていきなりはダメ。自分でも分からないくらいの高さの差。

そう一夏のあいだに信じられない高さ。平気。慣れだ。こうして身体を躾けてデザインする。おもしろい。楽しい。無理はしない。

自分主義。協同のちから。画像1


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2012年09月26日

協同組合の協同事業と下請法違反

日本生協連が公正取引委員会より下請法違反と勧告を受けた。総額39億円にものぼる。何が問題だったか。

下請法は製造委託しているメーカーに対して、そのメーカーが資本金3億円以下という中小企業の場合に、弱い立場につけこんで不当な金品やサービスを強要することを禁止している。至極当たり前。

ところが問題は、生協の場合は生産者やメーカーと最初から商品開発を共にして、かつ商品カタログの作成や物流センター開発、情報システム装備などをその発展過程で相互に協力し共に助けあってきた。

とくに中小企業との商品開発は個性あるこだわりの商品では不可欠。従ってこだわる生協ほどこの関係が深い。これがプライベート商品(PB商品)と呼ばれる。つまりPB商品は生協にとって原料生産から添加物排除まで製造仕様をメーカーとの協同で生み出した成果である。

その協同の商品を組合員までお届けし、活用してもらう。その意見もクレームもまた生産に反映して改善につなげていく。農から加工、流通、消費までのフードシステムを協同事業としている。これは一般企業には無い。

資本主義企業の商取引はすべて利益優先である。CRSと言っても利益を最大化する企業目的。要は取引とは駆け引きだ。協同とはまるで異なる。

だから世界各国では株式会社と分けて協同組合法がある。韓国でも昨年成立。株式会社は資本を属人性から分離されて自由売買される。つまりお金がすべて。協同組合は逆に人の組織。お金をたくさん出そうが少なかろうが一人一票の権利。そして参加の原則。協同原則。これで動く。

協同原則でなんでもできる。農業、漁業、商品販売、製造。医療、福祉、信用事業(金融)、共済などなど。

日本では協同組合法がない。あるのは業種ごとの縦割り法。漁業協同組合、農業協同組合、生活協同組合など。監督官庁もそれごと。そのため取引や法規制は基本が会社法や商法が適用される。

個配が郵便法に抵触するとか共済を組合から分離せよとか、信用事業を金融庁が監督しようとするとかである。

今年は国際連合の定めた世界協同組合年である。国連では各国に協同組合の認知と育成を呼びかけている。

協同組合の法的整備が整わないと企業論理で解釈される事例があとを立たない。しかし協同組合が自ら企業論理に身を落としてはならない。法的違反が即被害者や被害企業を出していることにはならない。

これで大手としか取引しなくなったら、それこそ中小企業との協同は壊される。被害者は協同の精神なのではないか。そう強く思う。画像1


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2012年09月25日

南オーストラリア州 の三人組

クリス・ウッド氏。元在日オーストラリア大使館勤務。福岡にいる時に平田繁實社長に出会う。彼が南オーストラリア州の州都アデレードの出身だったことで、NONGMO菜種産地確保の道が開かれる。
日本語は日本人より上手い。こ難しい漢字の言い回しも日常会話の常套語も軽々とこなす。アデレード大学出身。この大学は街の中にまるで公園のような広大なキャンパスを持つ。古い建築物で冬は凍るような寒さだっという。医学部が有名でノーベル賞受賞者も二人。最近ではピロリ菌の発見で注目された。

日本語はどうやって学んだか。13歳のときオーストラリア連邦政府首相ボブ・ホーク労働党党首がこれからはアジアの時代だと話すのを聞いて日本語を選択したという。ずいぶん早熟。この当時は日本人の教師が何人もいたらしい。なお奥様は日本人。オペラ歌手だそうだ。日本を好きなんだなと分かる。

このクリスが日本を良く知っていて、かつオーストラリアの農業と経済に通じている。通訳者でもある。こういう人の翻訳はありがたい。下手なスピーチでもカバーしてくれてみんな笑ってくれた。意訳以上。コミュニケーションの要。媒介者。フランクで気を使わせないが、じつは緻密で今回のスケジューリングも丁寧に立てて卒がない。

ニール・ポンティフェックス氏。カンガルー島の農民。193cmもある大男。アドレード空港に迎えにマイクロバスで来てくれた。我々はチャーターしたプロペラ機でカンガルー島まで飛んだが、彼はみんなの荷物をバスに繋いだ独特の荷物BOX車を引きながら、フェリーで後から合流した。以降、最終日にアドレード空港の出発までバスを運転。

食事どきにワインが出る。夕食も当然ビールやワイン。しかし移動がある時は運転手として一切手をつけなかった。飲まないのかと勘違いしていた。ところがホテル泊が決まると後は心配ない。美味しそうにワインを飲み干した。4日間の滞在中、移動はすべて彼が運転してくれた。彼はじつは4000haもの大農場経営者。家族で4世代。気さくで明るい。視察を切り上げるときに大きな声で皆を誘導してくれた。しかしスピードは出しすぎ。舗装もしない永遠と続くような農道を全速力でかっ飛ばす。ひやひやもの。じつは彼がKIPG社の会長なのである。ありがとう。

ダンカン・マクギルブレー氏。農民全体をまとめ日本に穀物輸出をするカンガルー・アイランド・ピュア・グレイン社(KIPG社)の社長である。実務トップ。もとはツードックを所有していたらしい。やり手。だが少しこのマークに似たかわいい感じ(失礼!)を受けた。日本にも来てパルシステムを訪問している。

ダンカンの広大な農場は、本土の南オーストラリア州のアドレード郊外にある。車で約40分。なだらかにうねる丘の上。しゃれたデザインの建物が事務所だ。ここでKIPGが稼動している。事務員は2名。マネージャーにダンカンの娘がいて今回の旅のアテンドをしてくれた。

ダンカンの苗字のマクはドイツ系だという。マクドナルドもそうらしい。南オーストラリアはドイツ移民が多く、この事務所のそばにオーガニックでバイオダイナミックスの乳製品工場がある。そこの経営者ヘルマット・ユーリースプランズさんも母親になってから、健康な環境で子育てをしたいとドイツからわざわざ来たそうだ。オーガニックで育てる牧場と契約してHTST殺菌による牛乳、チーズ、バター、ヨーグルトを生産している。味見をしたがチーズは塩が効いていた。科学薬品は一切使用していない。おいしい。

その近くに小さな町がある。ドイツ移民の街。ハーンドルフ。ほとんどが石と土壁でなんとなく田舎の素朴なたたずまい。街路樹が春の若葉をつけていた。やはりビールでお祭りを盛大にやるという。オーストラリアってドイツ移民も多いのだといまさらながら分かった。こじんまりとした町並みはほっとする。

クリス、ニール、ダンカン、この3人で旅は豊かになった。オーストラリアの農民との交流。広大な菜種畑。その香り。黄色の花びらに飛ぶミツバチ。カンガルー島は水もそのまま飲める。美味しい。意外に寒くなかった。温度も最低で6度くらいだという。美しく静かな島。約半分が国立公園。希少な動物たちの島。ここから菜種はやってくる。
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2012年09月24日

ヒエトリ

始発の電車で行く。松田駅で御殿場線に乗り換えて下曽我駅に6時29分着。中沢君が車で迎えに来てくれた。
田んぼへ行く。やはり僕らの田んぼは稗が目立つ。稲が他の田んぼに比べて背丈が低い。しかもスズメにやられたのか稲穂がまばら。今年の収穫量もまた少ないと思った。

10時まで二人で黙々と稗取りをする。ヒエは背丈が稲より高いため目立つ。それを手で掴みながら根元をたどり、株ごときり取る。下手をすると稲穂も巻き込んで刈ってしまい悔やむ。これがなかなか難しいのだ。何年やってるのかといわれそうだが。

空はうす曇。時折、ほんの少しパラッと雨が来たかと思ったが気のせいだったようだ。稗取り日和。田んぼも乾いていて作業はしやすい。

精霊バッタ、アマガエル、などがいる。蛙はとくにかわいい。少しのろくヨタヨタという感じで稲の茎にしがみつく。足で抑える。そのしぐさ。

途中で、山本さんが手伝いに来てくれた。午後、用事があるため10時に作業を終えた。軽トラックいっぱいに稗と雑草を積み上げる。だが、まだまだ本の少しの場所しか片付かない。中沢君は明日も作業するという。

農作業は、成果だけではない。作業そのものを楽しむ。苦しさも楽しむ。ふとみるとこげ茶の赤トンボが僕らの田んぼの上だけに乱舞している。いつのまにか羽虫が舞っているのかもしれない。だが、うれしい。田んぼは生き物だ。それが楽しい。
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遺伝子組み換えの攻防 種の世界支配

パルシステムは基本は遺伝子組み換え原料を使わない。だが加工原料にまでなると難しい。いまはPB商品は徹底。
加工原料の難しさ。小麦、大豆、菜種が世界貿易機関での割合がほとんどが遺伝子組み換え原料となっている。特にアメリカ、カナダ、ブラジル。近年は中国すらだ。
天ぷらのコロモ。醤油。調味料の醤油の原料などいたるところに侵食している。
さて、遺伝子組み換え原料の菜種を日本が輸入許可した1998年に平田産業の平田繁實社長とのNONGMO菜種の調達にカナダにi行った。そこで確保したが、3年後にはカナダもGMO菜種に席巻される。
残った産地はオーストラリアとなった。

いやまて国産を増やせば良い、と思える。これも挑戦している。北海道の開拓者組合などや九州の水田裏作。必死で拡大。だが、まだ量が圧倒的に不足。あとは価格問題。さすがにまだ高価。扱ってはいる。イマイチ伸びない。

非遺伝子組み換え原料。NONGMO菜種。この調達に苦労しているのがパルシステムのPB菜種油を製造している平田さん。

最初、オーストラリアにいってからメドが立つまで5年かかったという。西オーストラリアでスタート。その頃はオーストラリア全体がGMO作物を禁止していた。タスマニア島にもいった。ところが価格と引取り量が半端じゃあない。強気で相手にならなかった。

南オーストラリアにもきた。カンガルー島にもきた。最初は相手にしてもらえなかった。

だが救世主が現れた。オーストラリア大使館勤務のクリスさん。彼が南オーストラリア出身だった。ここから関係が生まれる。

最初の男。ミスターグレッグ。今回の訪問したカンガルー島の最後に現れた。彫りの深い髭面。どこかの俳優のような味のある顔立ち。独特雰囲気。

グレッグと奥さんに会うなり平田さんは満面の笑みを浮かべてハグした。お互い戦友に再開したかのよう。

平田さんはいう。この男を信用した。見てくれ。と彼の手を引いて見せる。手のひらは節くれ立ち捻じ曲がった低木のようにゴワゴワしている。握手も溶接手袋としているようだ。しかも泥がこびりつき洗っても落ちない。ところどころ黒く汚れている。

平田さん。感極まる。
もう一人。ニール。画像1


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2012年09月22日

オーストラリアの南オーストラリア カンガルー島

15日(土)から21日(金)まで南オーストラリア州カンガルー島に視察で行った。

パルシステム自慢の菜種油の菜種の産地である。日本産ももちろん増やしているがまだまだ足りない。しかし最初のカナダ産は2000年代で遺伝子組み換えに変わり、追い出されるように当時非遺伝子組み換えだったオーストラリアの産地になった。

加工を受け持つ(有)平田産業の平田繁實社長が開発したもの。アメリカがモンサント社の菜種の遺伝子組み換えに席巻されていく1998年にカナダに非遺伝子組み換え菜種を調達しに行って以来、平田社長と同行したもの。

パルシステムからは、埼玉の坂本理事長、千葉の新村常務、神奈川の安藤課長と商務の丸山君、交流担当大我さんのグループである。カンガルー島までは、成田空港からシドニーへ約8時間超。シドニー乗り換えでアドレードまで2時間超。アドレードは南オーストラリア州の州都。そこからカンガルー島までは35分である。

アドレード空港を出ると大男が待っていた。ニールである。カンガルー島の菜種の生産者。そしてクリス。日本語ペラペラのハンサムな元在日大使館勤務のコーディネーター。このお二人には最後までお世話になった。
ニールはマイクロバスをアデレードまで持ってきた。大きなカバンなどの荷物をバスの後ろに連結した荷物車に積み込む。このスタイルでいつも移動。どんな距離もニールが運転する。彼はぶっ飛ばす。

さて、小さなプロペラ機に乗り換えてオーストラリア大陸を離れてすぐカンガルー島についた。美しい島。
クリス。ニール。そしてカンガルー・アイランド・ピュア・グリーン社(KIPG)のダンカン社長の3人とやや過密な日程をこなしていく。
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2012年09月17日

オーストラリアのカンガルー島

菜種油のNONGMO菜種の産地訪問。昨日夜8時30分に成田空港を立ち、シドニーを経由してアデレードでプロペラ機に乗り換えた。そして35分。目的地のカンガルー島についた。
生産者のダンカンさん、アニーさんらが出迎え。一緒に夕食を食べた。画像1


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2012年09月15日

根釧女性生産者交流会 in 早稲田奉仕園

北海道の根釧地方。ここの酪農家の女性たちとパルシステムが交流会を開催している。
牛乳もスーパに並ぶとどれを選ぶか迷うという。見た目白いから直ぐには見分けがつかない。しかし大きく違う。まずは大本の牛を知ること。

ミルクを出しつづける種類の牛がいるのかと本気で話すお母さんがいた。いいえ、牛も豚もヤギも猫も犬もみんなおんなじ。メスが妊娠して出産すると乳が出ます。これはみんな飲めます。ただ、やっぱり牛が一番なじんでいる。もちろん子どもを産まないと乳はでない。

牛の特徴を生産者が語った。乳房は4つ、乳頭も四つ。4つもある。しかし豚とは違って子牛は一頭しか生まない。牛の前歯は無く、臼歯と呼ばれる口の後ろの方の歯ですりつぶす。おもに草を食べるので、消化しにくく胃袋が4つある。4が好き。最初の一胃でバクテリアなどの協力で粗く消化すると口に戻してまた噛む。これを次に送る。こうして4つ目までで消化吸収する。最近、放牧しない牛が増えて草を少量しか食べさせないため、健康を害することも多い。ややもすると抗生物質漬け。ほかの肉牛などは餌に入れている。

根釧地区は、夏でも寒冷地帯。そのため通常の農作物ができない。それで牧草を育て放牧主体の酪農がほとんど。だから牧場のお母さんたちは大変だ。農家の一日と一年を生産者の山口千恵子さんと小澤香里さんが発表した。牛をいかに健康に育てるか。牛舎を清潔に保てるか。お母さんたちは奮闘する。

早朝3時には起きる。搾乳までの準備が大変だ。搾乳は午前6時。その後も清掃し片づける。朝食は10時30分。昼飯も兼用。晩飯は今は研修生がいるので午後7時30分だという。普段は9時30分過ぎ。お父ちゃんは食べながら居眠りをしだすという。就寝は12時だ。信じられない。

牧草栽培も大変だ。栽培、もちろんただの野草ではない。耕して種をまくのだ。一番草から刈り取り、サイレージという漬物にする。昔はタワーサイレージ。あの牧場の絵の2つくらいの丸い筒状のタンク。真空にして牧草を入れて嫌気性発酵する。文字通り漬物。これが牛が大好物で植物繊維も分解しやすい。いまはタワーは使わず、バンカーやロールサイレージ。バンカーは地上に積んで被せる。ロールは丸くビニールで巻く。

冬は極寒。たまに水道が凍ると牛も人間も大ピンチになる。生命にかかわるという。

牛を育て、清潔でおいしい牛乳を搾乳する。してくれる。そこが違う。大本が違う。
あとは、なるべく低い温度で牛乳を搾りたてを生かしてパックして都会に届ける。こんせん72牛乳。パルシステムのブランド。牛乳は日持ちや価格で選ばない。ほんとうのおいしさ。それがホルスタイン牛のもっとも最適な地域と放牧によって育てれる。そのためには酪農に生涯をかけるプライドの高い人々がいる。

ミルクの不思議。あれは母の血液。白い血液。栄養を母体から離れた子どもに与え続ける。
誕生しても子どもは母親につながっている。そのすごい価値。それをいただく。感謝。
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2012年09月14日

藤沢のすくすくパン豚 パルシステム神奈川ゆめコープ

捨てればゴミ、使えば資源。
日本は年間2千万トンもの食料廃棄物がでている。そして自給率は39%。なんてもったない。

神奈川県藤沢市に平川農場がある。農家養豚。平川伯昌さん、春海さんが運営している。ここに資源を大切にして自給率を上げる取組みがある。しかも豚肉を最高品質にする。開放豚舎。

パルシステムのパン屋さんが相手だ。「パルブレッド」こだわりのパン屋さん。天然酵母パンなどを作っている。この天然酵母は難しい。外気温などで酵母が影響を受けて発酵が生きて変動する。このため3%は余分にパンを作る。うまくいくとそれが廃棄対象となる。これをなんとか活用したいと話すパルブレッド鈴木隆専務。

地産地消と組合員参加で神奈川県周辺で資源循環の取り組みを進める、とパルシステム神奈川ゆめコープ吉中由紀理事長の挨拶。

その農場主平川さんの挨拶。パンを豚に食べさせる。じつは豚はパンが大好きだ。先を争って食べる。しかし当初の実験は大変だった。パン一個づつ袋を破ってそのまま食べさせていた。手間がかかり家族総出で働いてもダメでパートさんを雇っていた。経費もかかった。
それがパルブレッドで製粉化し、それがさらに専門業者で製粉加工するように出来た。今は飼料タンクに投入し自動給餌になった。価格も安い。いまは実際の活用は飼料全体の15%から20%近い量。一日1,000〜1,500kgほど。組合員へは10%以上と表示しているが。確実に使えるようになった。

間違いなく豚肉は美味しい。脂の質がいい。パンは小麦だ。そもそも小麦は豚の大好物。しかも発酵したもの。カラダにいい。

豚舎を見た。もちろん近代的起業養豚とは違う。病院のような滅菌のウィンドレス豚舎ではない。臭いもある。率直にいうとボロである。しかし繁殖用の親豚は外に自由に出れるようになっている。オス豚もいた。3頭。ごつく大きな雄豚。これはなかなか見れない。自前の雄豚だ。

そして沢山の子豚。肌がきれいだ。突然、平川さんがその子豚を拾いあげた。注意しているのは野良猫だ。ええっ、そんなことがあるのか。猫は天敵だという。困ったもんだ。

パルシステム神奈川ゆめコープ藤沢センターの経営会議の組合員三名が話す。このエリアで平川さんと交流に取り組む。子豚も食べれないかとたくましい。
そして「藤沢のすくすくパン豚」の名付け親の組合員さん。美味しいパンをムダにしないこの取り組みは、とっても嬉しい。思わず応募した。これをもっともっと広めたい。

豚の産直生産者、首都圏とんトン協議会北見則弘会長が言う。アメリカの旱魃。飼料暴騰は人間の食べ物の危機につながる。自給をあげて食べ物を守りたい。畜産危機をともに乗り越えていきたい。

神奈川県藤沢市。この大都市近郊に農家養豚が営まれている。平川さんは神主でもある。この辺の御岳山信仰の御岳神社だ。自宅敷地内にある。すぐ近くに丹沢山系の大山神社。箱根と富士山。修験道の聖地だ。ここに神主である養豚家がいる。
生命と祈りを共に大切にする。2012-09-14 06:17:50 写真1

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2012年09月13日

コミュニケーションの大切さ

媒介者はハブになる。いやノードだという方もいる。つなぐということ。
コミュニケーションのやり方。嫌な人、自分という他人、好みの人、関心の薄い人。
なにか社会的活動に意味があるとすると、嫌いな人、敵側、対立する人とのコミュニケーションがもっとも重要だ。これを避けて他所で批判し似た者同志で徒党を組む。相手をやっつけたい。バカにしたい。これがコミュニティを破壊する。宗教じゃああるまいし同じ考え方じゃ変だろう。違うからこそおもしろい。

ではどうするか。飛びこむ。相手の内側に。気持ちに同化。相手を知り理解するなんてもんじゃあない。同期する。そこからその奥から感じる。なぜ感じ方が違うのか。おもしろい。
一番難しいのは自分とのこと。自分の中の天邪鬼。横着で快楽好きで自分勝手でデタラメ。こういうとそのままだ。恥ずかしい。

こいつとコミュニケーション。どうするか。
だまし騙しやる。えーと自分の脳がコンピュータだと仮定する。そのOSにクセがある。これを使いこなさなきゃあならない。これが大仕事。無理難題。
入力装置を考える。目、視覚。耳、聴覚。鼻、嗅覚。皮膚、触運動覚。これを脳内で処理。このときヒトは言語を使う。

ノームチョムスキー。生成文法。普遍文法。これをあるに任せると天邪鬼が猛威をふるう。自分で自分を消費する。破壊する。若い時は体力がある。これで何とかバランスをとる。しかし社会性が出てくると大変。苦しむ。悩む。落ち込む。うつ病。地面に穴を垂直にあけて頭から落ちて窒息する。あるいは海深く潜り酸素が無くなる。また鉄板の上で焼かれる。逃げ様のない自分の破綻。これをコントロールする。しようとする。

自分の騙し方。褒める。自分を褒めながら、労働させる。それも苦し過ぎない。楽過ぎない。その中間を意識する。楽しむ。呼吸に注意。吐く。深く吐く。
OSを意識。クセを掴む。入力のクセ。視覚優位か聴覚か。いや触運動覚か。そしてもっとも楽しい状態を覚えておく。そして嫌な時こそ、その意識を使う。イメージ。身体。無理にでも笑う。声を出す。すると身体から意識へ入力される。無性に楽しくなる。運動もいい。入力を変える。意識が変わる。土中で宇宙。海底で世界。鉄板を平気で歩く。超能力。
脳は出力される意識と深い記憶の海とがある。深い無意識。この凄いパワーをどう引き出すか。無意識に働きかける。

自分とのコミュニケーション。もう一人の自分。2012-09-13 08:57:12 写真1

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2012年09月12日

媒介者について

たとえば農について。これを食べる側に伝えたい。どうするか。媒介する。
農産物。これはなにか。

土である。種。この種が土を食べて育つ。水を飲んで育つ。だから土と水によって農産物は育っている。なんでもないようだがこれがすごい。つまり土と水が良くないと農産物は良くない。

美味しいとはどういうことか。センサー。食べ物が良いかどうか高度な検査装置で判断している。鼻。口に付属する。口に入れる物を匂いで感知する。超高感度センサー。口。舌。甘さ、辛さ、苦さ、塩分濃度、酸度などなど。これまた超高感度センサー。

これで何を感知しておるか。植物と動物。その健康さ。鮮度。あるいは発酵の旨さ。人体への最適性。細胞有用性。美味しさというすごさ。楽しさという深さ。
食べるを深めると農を識る。農を理解していくと食べる意味がわかる。

媒介することは、知ること。つながり。もともとのネットワーク。地球。生命圏のつながり。それを理解する。もともとつながっていること。これを体感する。

知る。知らない。分からない。知りたい。見る。聞く。歩く。走る。広がる。つながりを分かっていくこと。媒介者になる。2012-09-12 09:05:54 写真1

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2012年09月11日

物売りの原点

フーテンの寅さん
寅さんは町工場のタコ社長をバカにして、いつもケンカする。仮にも社長だぞ。それをフーテンがバカにしている。
寅さんは、だがけっして居候ではない。誰かにたかって生きているワケではない。
あのカバンの中には現金があるのだ。町から町へと渡り歩くが生活には困らない。いつでも稼げる。
寅さんの職業はテキ屋さん。門前市で売る。タンカバイ。たんかを切りながら売るアレである。
さあさあ寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。と威勢良く口上を述べてバナナなどを売る。客との掛け合い。お寺の行事の市場。それを盛り上げる。織田信長などの楽市楽座。信長の常備軍。近代的武装技術。鉄砲と鉄の軍艦造船。当時世界一の近代装備のおおもとは市場にある。

門前市。ここに生産者や商人が集う。交換。物流。商流。情報。人のつながり。スーパーやコンビニの失った物語性。劇場性。いまこれの復活。これが求められている。物を沢山売る場でなく、価値の創造。価値の伝達。

タンカバイ。は芸術。声(音、リズム、言語)、パフォーマンス(形、驚き、美しさ)、そして人間。
技術。物だけを売っているのではない。楽しさ、面白さ。異空間。別世界へのワクワク感。物語。自分たちが誘われるカブク世界。これが原点だ。この技術がないとおもしろくない。マンネリ。見る人をただ安いかや便利だけで買わせようとする。つまらない。

美味しいということ。食べること。この深い物語をワクワク、ウキウキ感を演出し買う楽しさを演じる。情報産業。
モノが無かった時代。並べればなんでも売れた時代。そのときは対面で能書きなんか要らなかった。黙って速やかに買えることがサービス。しかしモノは氾濫しモノあまりの時代。モノは単なる使用価値では売れない。陳列の豊富さでは喜ばない。どういう価値か。自分とっての意味。それはワクワク、ドキドキ感。おもしろさ。楽しさ。

じっさい渥美清はタンカバイを演じると並のテキ屋さんもタジタジだったという。変人。芸人。偉大だ。一見そうは見えない。よせやいとでもいうだろう。

商人道。商がいつのまにか販売高という結果だけを気にする衰退をしてしまった。そうではない。物を買う楽しみ。それをどうしても欲しいと思える価値。これを生き生きと伝える技術。

人の営みはワンダーランド。自然と人のダイナミックな可変性。その面白さに携わる幸せ。深いその意味。2012-09-11 06:30:35 写真1

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2012年09月10日

真夜中にて

自分は、いずこからきて、いずこへいくのか。なにものか。

じつはいつから生きてきたという意識が生まれたか、わからない。自覚がない。気づいたらもう子どもだった。そこに意識をたどってみる。これは無から生じたか。いや、母親から生まれたといわれている。そうだろうと思う。しかしいつ生命となったか。いつ自分となり、生まれたというのか。分からない。

そして僕は何処へいこうとしているのか。死んだらなにもなくなる。ほんとうにそうか。探ってみる。
飯を食べる。この飯はいずこからきた。この米は。

この米は小田原の田んぼからきた。みんなで収穫して脱穀した。そこからだ。そのお米はどこからきたか。おととしの一粒の種から苗が出来る。その種を落として稲は枯れる。この種は水と土から芽がでる、そして育つ。苗が育つ。大きくなり沢山の実をつける。そして稲本体は枯れていく。無くなる。

稲は枯れていく。だが、無くなったわけではない。田んぼの、あるいは畑の、そしてほかの場所で、微生物に食べられる。分解される。この微生物を繁殖させて、それがまた別の生物を育てる。有機物は循環する。

もし焼かれても、分子や原子に還りまた再構成される。原子の運動。分子の連携。
世界の空気は世界の人々にシェアされている、というコマーシャルがあった。ひとは生まれた瞬間から他の人の吸った空気を吸っている。たがいに無意識に吸いあっている。身体をめぐり血液となりエネルギーを産出し廃エネルギーとなって出て行く。

空気をシェアしている。これは人だけだろうか。生命体。そのすべてがシェアしている。葉緑素がひとの排出したものを吸収してまた酸素を生み出す。循環する。循環させる。空気でこれだ。ましてや命は。DNAは。
地球上のすべての生命体で同じだという4つの暗号。ヌクレオチド。これで世界は作られている。一切の生命はみんな同じ。おなじ暗号を使用しているという。すごいね。

地球上の、地球の原子。その原子を分子化して遺伝子が作られている。いつのころからか。遥か昔。気の遠くなる昔。星のカケラ。生命体は星のカケラから。ひとは星のカケラから。

それからずっと同じ暗号。その記号で命はつながっている。遠い時間。そして広い空間。生命体。ひとは同じ空気を吸う、シェアしている。ひとはすべての生命体とシェアしている。つながっている。

不思議な暗号。不思議な世界。

つい、自分がただひとりの孤立した肉体だと錯覚してしまう。そういう誤解。孤独という誤解。宇宙に漂っていても単体にはなりえない。
毎日吸っている空気。毎日飲んでいる水。毎日食べている生命体。すべてシェアしている。星のつながり。波。深い音。光。眩いひかり。

大いなるいのち。その生命圏。原子運動。分子連動。その結節点。ハブ。ネットワーク。そこに自分がいる。存在。ここにいる。ただいる奇跡。いたというつながり。いなくなる奇跡。一瞬の時間。永遠のつながり。

道端の切り株。死んだくせに蘇る。死んで、生きている。凄いね。2012-09-10 04:29:19 写真1

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2012年09月08日

「本場の本物」審査

地域伝統食品をブランドとして認証する。この作業をとおしてその食品の持っている品質、技術、文化、地域を整理して社会に発信する支援を行う。日本には各地にその土地ならではの素晴らしい食品がある。それが廃れようとしている。もったない。
さて、今回は9品がエントリーした。
いずれも究極のこだわりを目指してはいる。伝統の味噌、灰干し魚、椿油、「そば」、藁づと納豆、干し柿、高菜漬け、寒干し大根、油揚げなど。
たとえば寒干し大根といっても、1000m以上の高地。こんなところに村があったかと驚くような山里。そこで大根を作る。耐病総太り青首大根。思わず聞き返したがこれが品種名。青首大根だが先から根っこまで太っているという。誰かが聞いたら怒り出すような名前。ホントだ。
大根を栽培するのもなんだが、これを寒さで腐らないように引っこ抜いてまた土に埋める。そこに大雪が積もるが腐らない。どころか糖度がのる。甘くなる。これを輪切りにして大鍋で煮る。
そして芯を突き刺して並べて軒下に干す。夜は零下20度にもなる。凍る。昼はお日様に照らされて溶ける。雪国では照り返しで意外に日中の陽射しは強い。
すると干しあがって亜麻色になる。触ってみる。カチンカチン。なまじの切り干し大根とは違う。比べてはいけない。
この滋養にあふれる寒干し大根。これを戻して煮付けによし、辛子マヨネーズでn食べる。何とも言えない。うまい。
といった素晴らしい食べ物。だが村は衰退している。これは70代以上のお母さんたちが作っている。この間、ようやくマスコミにも取り上げられるようになった。若い人がひとり入った。50歳代だ。
日本の各地に残る宝物。これを大切にしたい。していく。2012-09-08 07:40:47 写真1

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2012年09月07日

すこしだけ秋の気配

2012-09-07 07:59:54 写真1さすがに夜はすこしだけ寝苦しさが遠のいた。もともと扇風機だけの暮らし。寝れないくらいのたまらん暑さは、そう何日も無い。
いたたまれないほどになると、お風呂の水に浸かる。うとうと。身体が冷えたらまた寝るのだ。板場に転がりながら寝る。狸。
夜中まで騒いでいた蝉もようやく静かになった。ときどき忘れんなよとでも言うように微かに聞こえる。
青白い月が高くなって、真夜中の白い雲もスカイブルーの空に映えている。
夜は心を透明にしてくれる。透明の世界。
深い呼吸。
月は、時間と空間をつないで静かにただ浮かんでいる。繋がる月。
時空を漂う。夢をみる。

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2012年09月05日

戦後史の正体 孫埼享 を読む

なぜ菅首相は突然第3の開国を言い出したか。
日本の首相はなぜこうもコロコロ変わるのか。それも政策というより個人的スキャンダルで。マスコミと特捜部の仕掛けの源流はどこからか。
こうした日本の政治を理解し語るのにアメリカとの関係は不可欠である。

第二次世界大戦での日本の敗戦の日はいつか。連合国とはどの国か。
1945年8月9日天皇が徹底抗戦派を抑えてポツダム宣言受託を決定し、15日に受託をNHKラジオで流す。しかし戦争の終結はポツダム宣言を採択したアメリカ、イギリス、中華民国、そしてソ連によって日本の降伏を調印した9月2日だということ。無条件降伏。東京湾で戦艦ミズリーリ号甲板上。

これが本当の戦争終結。エエッと思った。知らなかった。戦争の真の姿はこのひとつを見てもごまかされて違った解釈を日本の国民はしていると思った。

しかし連合国最高司令官はアメリカのマッカーサー元帥。彼が戦後の日本を支配した。当初は軍事、政治、経済の体制の破壊。二度と戦争できなくする。そして民主化をGS(民政局)が進める。しかしアメリカの世界戦略の変化。中国革命、朝鮮戦争。それを受けて日本の再軍備。戦争犯罪人の登用。G2(参謀第2部:情報部、後にCIAに再編)による冷戦への同盟化。それによる日本の政治や軍隊の変貌。官僚組織の変化。

日米間の政治と軍事。孫崎氏は外務省情報局長だった人。いわゆるインテリジェンス(スパイ)のトップだ。そしてイラン大使、防衛大学教授という独特の経歴。この戦後史の正体では、アメリカの世界戦略に翻弄される日本の姿が映し出される。たとえば鬼の特捜部とは、戦後GHQのもとの「隠匿退蔵物資事件捜査部」が前身である。旧日本軍関係者の「お宝」を摘発しGHQに差し出すこと。CIAと密接な関係。

首相の退陣。マスメディアと特捜部。マスメディアは、電通などの広告代理店の歴史を調べるとわかる。もともと戦前の戦争動員広報の総元締め。これが朝鮮戦争で復活する。さらに読売新聞と朝日新聞の論説の中心者の経歴とつながり。

いま外務省情報局長だった方が、戦後史の正体を書き、これがベストセラーになるということ。8月31日の国会議員の超党派の反TPP会議でも孫崎さんが講演されている。こういう時代になったということ。

ただしアメリカの政治は複雑でもある。軍産一体の巨大権力が戦争と情報と虐殺を続けるが、一方でNGO,NPOなどの市民の自由な戦いも大いなるパワーを持っている。国家間対立を超える人々のパワー。戦争に対する非暴力と自立と協同への道。

キング牧師。ガンジーの思想。賀川豊彦の思想。
2012-09-05 07:37:13 写真1

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2012年09月03日

シャプラニール40周年記念パーティー

バングラデシュの支援と連帯で40周年。NGOとしては日本では草分け的存在。早くからバングラデシュの貧困の解決に取り組まれてきた。
パルシステム埼玉、東京、神奈川などが連携してカンパや学習会に取り組んできた。パルシステム静岡の岩元専務理事は養鶏技術の連携でバングラデシュまで行き、かつバングラデシュから日本へ産直養鶏場での研修受け入れをセットしている。ずいぶん昔の話。

さて、代表の挨拶のあと、大橋正明理事が挨拶した。さっきダッカから成田空港に帰国した。ダッカでも質素だが充実した記念パーティーがあった。モハメド・ユヌスさんからもメッセージが届いた。聞くとノーベル賞受賞のずっと前から連携していたという。いまは政府との関係が悪化。来年選挙の年。ユヌスさんを恐れているようだ。

NGOは持続性が大きな課題。資金や人材など苦労されると思う。いまの時代、政府が弱まりグローバル金融によってますます格差と貧困が拡大していく。このときこうした格差、貧困、人権問題、戦争を無くす戦いこそ本当に求められている。この取り組みを40年。凄い。

生協の目的。生協は自分たちの利益や自国のみの食の安全を確保すること自体が目的では無い。この実践モデルを、参加と協同により実現し推進すること。このことを通して人びとが平和で差別が無く、心豊かに共生して暮らせること。これが目的なのである。理念。

NGOやNPOは社会の矛盾に立ち向かう。格差や貧困にまっすぐに向き直る。けっして他人のせいにして済ましたり、政府のせいにして目をそらさない。批判だけでは何も変わらない。ではどうするか。

具体的に当事者に必要な物や資金や事を当事者の自立と取組みに対して支援する。そのためにその支援者を募り連携していく。このことを通して具体的に問題を白日のもとにさらして社会の問題としていく。個人や地域の問題をみんなで考え、我がこととして協同し解決を図る。これが社会を変える。世界を変える。このこと抜きにいくらグローバル金融を批判し帝国を罵っても変え得ない。ダメだ。

格差、貧困の解決。商品化、サービスのあり方を変える。生産と消費を変える。この関係のあり方を変える。具体的に実践して変える。やってみること。NGOは国を変え世界を変える。

そのために、一方で世論や教育を変える。意識を変える。他人が不幸なシステムはみんなが幸福になり得ない。戦争は防げない。

さらに社会的ルール。政治。国の政治とは、社会ルールを法律として制度化すること。資源の再配分。税金と財政支出。暴力。教育制度。これを政策提言(アドボカシー)と新たなサービスと商品の開発。具体的に問題解決の事業化を行うこと。

生協とNGOとの連携。NPOと生協。じつは生協こそ国内最大のNGO,NPOである。社会を変えること。写真は会場での寸劇。
2012-09-03 07:45:15 写真1

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